Wednesday, October 26

シングルマザーのクリスマス

昨夜は、久々にオーストラリア人の友人と夕食をともに。
2ヶ月前にお引っ越しをしたということで、彼女の新居にお呼ばれしました。
ちょっと個性的な雰囲気の彼女、だいぶ年上の方ですが、なぜか最初に出会ったときからとても親切にしてもらっています。

いつもどおり、地図をにらみつつのドライブ。2回ほど間違えましたが、間違ったことにすぐ気づきUターンできるようになったとは、我ながら偉い!と自画自賛しつつ、到着。

おうちがかなり暗かったので本当にたどりついたのか不安でしたが、彼女はキッチンにいるということで、シャワー上がりの彼女の息子、年よりは落ち着いてしっかりしている15歳の男の子が慌てて迎えにでてくれました。大人っぽく見えるけれど会話をするとやっぱり子ども、という感じの12歳の女の子と3人の家族の普段の食卓に混ぜてもらった感じです。こうして呼ばれるおうちは、どこもとても仲の良い家族です。

お引っ越し前のおうちに呼ばれたときは、大量のアルバムを見せられました。その中で印象的だったのは、Christmas gathering albumとでもいうのか、クリスマスに、家族、親戚、友人などと集まったにぎやかで楽しそうな写真を集めたもの。20年以上分あったでしょうか、彼女の家族の変遷を定点(定期?)観測できます。気になったことがふたつ。ひとつは、「真夏のクリスマス」。オーストラリアは南半球、その後も常夏の国なので当然といえば当然ですが、クリスマスツリーやデコレーションにサマードレスというのは、何とも不思議な感じです。まさに、サーフィンする水着姿のサンタクロース、のイメージです。もうひとつは、家族が増えたり、減ったりしていること。増えるのはよいのですが、最後のほうの写真には欠けている人がいる様子。

プライベートなことで聞きづらいのですが、今はシングルマザーの彼女。4人いるうちの2人の子どもたちと一緒に暮らしています。残りの2人も独立しているようです。

この時期、既に話題は次の休暇、つまりクリスマス休暇。子どもたちは、うれしそうに今年のクリスマスは初めてのヨーロッパ、ドイツ旅行を予定していると話してくれました。お姉さんの1人も合流するということで、今年のクリスマス写真は、彼女と3人の子どもたち、友人で過ごすWhite Christmasということになるのでしょうか。ドイツは相当寒いでしょうが、子どもたちは、「クリスマスらしいクリスマス」を経験できるでしょう。

きっと、いろいろあったのだと思いますが、子どもの学校や生活費を考えて、仕事の契約を更新したという彼女、そのたくましさに感心します。去年、上の2人の子どもたちも遊びに来たということで、彼女と4人の子どもたちとで撮った写真。その笑顔は本当に素敵でした。仕事やこちらでの生活の愚痴をこぼしながらも、彼女のがんばりは子どもたちに支えられているのだなぁと感じました。

今年、彼女のアルバムには、また、明るい笑顔のWhite Christmas写真が加わることでしょう。
こちらに残っていると、クリスマスらしい雰囲気すら感じられず、寂しいですが・・・。

1 comment:

chestnuts said...

thonちゃん

本当に母は強しという感じです。
thonちゃんのアルバムをいつか見られるのを楽しみにしてます。

宗教色がでるとダメなせいか、クリスマスらしいものといえば、クリスマスツリーもどき、サンタクロースなどの飾り物程度しか売っていません。それすら、最近までは売られていなかったそうです。