Tuesday, June 30

アジア出張

 明日から短い出張です。

 とりあえず、出張前に、洗濯機問題など、いろいろ解決してよかったです。

Monday, June 29

交詢社 & BRB

 東京三田倶楽部に初めていきました、とお話ししたらお誘いいただきました。

 知らないどころか、読み方すら自信がなく・・・。交詢社は、1880年(明治13年)に福澤諭吉先生が提唱し結成された日本最初の実業家社交クラブなのだそう。英国のジェントルマン・クラブのイメージだったのでしょう。いまだにメンバーは男性のみだそうです。ビルの建て直しがあり、外観は普通にモダンで立派という程度で、特に目を引くことはありませんが、隠れ家のような出入口でエレベーターを降りると何ともレトロな雰囲気。こんなモダンなビルの中に、こんな空間があるとは!と本当にびっくりしてしまいます。ホテルとは違う、クローズなメンバーが集う独特の空気。ダイニング、バー、サロンなど。一部しか見ていませんが、どのお部屋も重厚な家具や調度品やハーフティンバー風の天井、「酒場」などのカタカナでない表記など、趣向を凝らした歴史を感じさせる素敵な雰囲気でした。こちらのバーでシャンパーニュをいただき、その後、BRBへ移動。こちらは行ってみれば東京三田倶楽部と交詢社の間のような感じ。グランドピアノがあり、ソファが並ぶ、明るくてゴージャスな雰囲気。こちらでチーズ、サラダ、ピザなどいただきながらワインを。BRBは敷居も高くなくて、女性もメンバーになれるそうです。

 実は、こういう場所が結構あるということにびっくり。特に交詢社はとても貴重な体験でした。

Sunday, June 28

Petit House Warming Party 第一弾


 お引っ越しして2週間。なんとか、だいたいは片付いてきたということで、ごくごく少人数でHouse Warmingの集まりを。

 注文したものが届いて組み立てたり、お買い物したりしているうちに、準備を始めるのが遅れてしまったため、あまり時間がかからないサラダ系やワカモレ、肉巻きなどでごまかしてしまいましたが、久しぶりのお料理も結構楽しく、最後はゲストにもお手伝いいただきながら、無事、Charles PelletierのBlanc de Blancsで乾杯。お持ちいただいたワイン、ル・オー・メドック・ジスクール2005もとても美味しかったです。チーズを用意していなかったのが残念でしたが。とても楽しい時間を過ごせました。スペース的には問題ないのですが、テーブルが小さくてイスも少ないので、少人数がちょうどよいかも。

 これからしばらく、週末はHouse Warming Partiesが続きそうです。

Saturday, June 27

日本酒の会 第2回

 お台場で汗だくになって宝探しをしたあと、夜は日本酒の会。
 
 第1回と同様、日本酒を持ち込んで、お料理の方は、お店と恵比寿の中華Hoiさんで準備いただいたもの。あとから参加された方の分が写っていないので、これで全部ではないですが、これだけでも相当の本数! 全部味見ぐらいはしたい、ということで、少しずつ。でもペースは割と早かったので、途中で休憩を挟みつつ、最後の方は一口だけ、などにして、だいたいは全部飲んだかしら・・・という感じでした。個性が強すぎるものはやっぱりちょっときつかったです。中には20度というものも。すっきりした辛口は確かに飲みやすいけれど、飲みやすすぎて危険、という面があるのと、コクや日本酒らしさがあまりないので、確かに印象は薄れやすいのかもしれません。そうはいいながらも、やっぱり、さっぱりとしたものがよかった気が。それより、最後のほうに出していただいたカバにほっとしてしまったので、やっぱり日本酒よりワイン・・・なのですが。

 お料理は、煮物と天ぷら、それに、黒酢の酢豚、柚胡椒を使ったシーフードと野菜の炒め物、フカヒレラーメン、夕張メロン。白酒に近い日本酒もあって、実は、中華料理に日本酒のマリアージュはよかったです。中国ではワイン人気はかなり高まっている一方、まだ日本酒はあまり人気がないですし、日本の中華料理でも日本酒を置いているところはあまりないと思いますが、結構楽しめそうです。


 実際はとてもおいしかったのですが、一部携帯で撮った写真は、やはりきれいでなく、おいしそうなのがわかりません・・・。


 歩いて帰れる幸せ!をかみしめつつ、ご近所にこういう素敵なお店があってよかった、と改めて思いました。

冒険の書 Code Alice @お台場

 お友達の会社の福利厚生イベントのようなものにお誘いを受けて参加。

 お台場での宝探し。よいお天気過ぎて歩き回るのはちょっとつらかったですが、なかなかおもしろかったです。中・高校時代のメンバーだったので、当時、オリエンテーリングが学校行事でもあったことを思い出してしまいました。

 イベントは、渡された「冒険の書」のストーリー、指令やヒントに基づき、お台場のあちこちに隠されているヒントをみつけて、最終的なキーワードを見つけて、その発見までの時間を競うもの。「私の瞳に映る、嵐の日にも雪の日にも消えない火の下に隠した・・・」などのヒントは大人でもかなり悩むものも多かったです。頭と体を使いつつ楽しめるという感じでした。お台場は初級だそうで、こちらの宝探しをやっている会社、全国何十カ所でも同様のイベントを企画しているそう。本当にいろいろな会社があることにもびっくり。

 Zestに集合してランチをとりながら、結果発表。3位で商品までいただきました。会社のイベントで、かなり補助も出していただいているようなのですが、部外者で参加させていただいたのに楽しんでしまいました。お台場の地理も少し頭に入った楽しい1日でした。

Friday, June 26

東京三田倶楽部@帝国ホテル

 勉強会の事前打ち合わせ@東京三田倶楽部になぜかお声をかけていただき参加。食育、農業などをテーマに講演されるということで、最近、檜原村などにお邪魔した流れもあり、関心そのものはありました。

 帝国ホテルに三田倶楽部というのがあるというのは聞いたことがあったのですが、初めて。出身なのに来たことがないの?といわれてしまいましたが。打ち合わせにはほとんど貢献できていなかったと思いますが、とりあえず、三田倶楽部初体験はなかなかおもしろかったです。

 会員数は900名ぐらいで、なんと、定年(!)があるそう。最近65歳にのびたとか。定年がないと、若い世代が会員になれないからというのが理由だということでしたが、やはりこういうところの会員になる方というのがそもそもある程度の地位等ある同窓会的なものが懐かしくなる世代が中心、という気がしますが。バーカウンターの「当直」制度というものもあって、帝国ホテル内というすごい場所にありながら、独特な雰囲気を醸し出しているところでした。打ち合わせのあとは、ポルトガル料理のお店に移動の予定が、結局、そのままチーズ盛り合わせ、ナッツ、カツサンドなどをつまみつつ、ビールやワインをいただきながら次回のテーマにとどまらない幅広いお話をさせていただきました。

 

Thursday, June 25

Baru恵比寿

 白金バルの姉妹店。

 いろいろとお店を知っている方たちの集まりに、少し遅れて合流させていただきました。黒豚が売りのお店。スペアリブ、ホワイトアスパラ、ホウレンソウの入ったちょっと変わった形のオムレツ風、ソーセージなど。来る前にこれもまたちょっと珍しいから、と、エビを中心としたモザンビーク料理をつまんでから来たのですが、どれもワインにあうものばかりで結局しっかりいただいてしまいました。パンもお料理もおいしかったです。タパスもいろいろあるようなので、次回はタパスを試すのもよさそうです。

Tuesday, June 23

トルティーリャ手作りお料理教室

 広尾のお料理教室。相当久々に復帰です。

 メキシコ料理というのは、食べに行く機会もそれほどは多くないですが、作ったのは初めて。

 メキシコに行ったときの印象で結構辛い、というのは認識していました。なんと、辛さの単位、スコヴィルなるものがあるらしく、ハラペーニョやハバネロなど、辛いモノほどものすごい数値がついているそうです。ちなみに、世界一辛いといわれるハバネロは300,000スコヴィル! でも、最近、これより辛い唐辛子が発見されたとか。


 豆のサラダ、トウモロコシの粉と小麦粉でトルティーリャの皮を手作りして、メインとなる漬け込んだカジキや牛肉を焼いて、トマトのサルサ、アボガドのワカモレなどのディップ、ソース系を。基本的にメキシカンはそんな凝ったお料理ではないので、シンプル。市販されているものも多いので、実は、メキシカン・パーティーはかなり簡単にできそうです。皮の手作りは結構こねるのに力がいって大変そうですが。辛いのはちょっと・・・といって、いつもどおり、辛さ控え目にしていただいたので、実は私ですら物足りない感じでした。メキシコ系唐辛子はそれほど大量にいれなければ意外に大丈夫かも、むしろおいしくいただける・・・ということを発見。

 コロナをあわせていただきました。ビールは苦手ですが、ライムをたっぷりしぼったコロナは飲みやすかったです。

 これからまた、House Warmingを兼ねてHome Partyをすることが増えてくると思うので、メキシカンは結構お手軽で試してみる価値あり、かもしれません。

Saturday, June 20

「事業経営と政治・・・最終目的は一つ」

 いつもパーティー、イベント参加ばかりだったので、本当に何年かぶりの勉強会。

 民間企業の営業で毎日職場に行くのが楽しくてしょうがない毎日から、父の会社を継ぎ、さらに第三セクターの公募社長に就任、さらに県知事選に出馬までした方のお話。サラリーマン生活から、経営者に、そして政治の世界へ。テーマに沿って、大変興味深いお話を伺いました。タクシーとバスの許認可の違い、顧客の求めるサービスを追求していくための努力、そしてそれが結果に結びつくことなど。

 とにかくパワーとエネルギーがあふれた方でした。常にチャレンジ精神を持っていらっしゃるところにも感銘を受けました。お客様の視点の大切さ、挨拶重視など、学ぶことがとても多かったです。お引っ越し後片付け&生活立ち上げのさなか、大変おもしろいお話なのに、たまに意識を失いそうになる自分と戦いながら、でしたが、またこういう勉強会にも出席していこうと思います。

Friday, June 19

鴻運 新店

 中華料理に相当詳しい方のおすすめのお店での集まり。
 
 だいぶ遅れてしまったのですが、円卓を囲むかなり濃いメンバー。しかも、かなりの人数を1卓におしこんでいるので、すし詰め状態。いろいろな分野で活躍されている意識の高いメンバーなので、議論もなかなかすごかったですが、とりあえず、遅れたもののお料理を満喫。


 手前はマコモダケと豚肉の炒めたもの。歯触りがよかったです。奥はサービスででできたもの。見たとおり卵なのですが、普通の卵料理よりも軽い感じ。トマトの酸味がアクセントでおいしかったです。


 お店の売り、というナス。普段揚げ物はあまり好きでないのですが、これは本当に後引き。からっと揚がっていて、スパイスも絶妙。


 豚肉。黒い!と思うほどじっくり煮込まれたもの。とろっとして、でも、濃厚すぎず、ぺろっといただけてしまいます。


 見た目も美しい、鶏肉や野菜を包んだもの。皮も独特でした。


 冬瓜。ちょっと塩味が濃いめですが、お酒のおつまみにはぴったり。


 これはいちばん気に入った空豆と高菜。あっさりとして、いくらでもいただけます。

 まだ、ほかにお魚などもあったそうです。本当にどれもおいしく、中華は油っぽいし、似たような味付けや調理法が多いから、と思ってしまうのは、まさに頼むモノがわかっていなかったのね、と思わされます。

 新橋駅近くの、まさに中国家庭料理、という感じのお店。にぎわっているのは納得、のお味でした。

Thursday, June 18

trattoria Pietra

 以前確かここはBisognoだった気がするけれど、逆だったかしら、と思いながら、新しいおうちからもっともご近所エリアのイタリアンへ。

 コンクリート打ちっ放しのインテリアはどことなく見覚えあり。やっぱり、ビゾーニョだったところでした。そういえば恵比寿1丁目のイタリアン・バルがビゾーニョという名前になっていて、あれ?と思ったことを思い出しました。ビゾーニョ移転後、新たにオープンしたお店でした。遅い時間から伺いましたが、アラカルトで、白レバーのパテ、気まぐれサラダ、鴨ラグーのピーチ、鰯とウイキョウのパスタを。自家製パンもおいしくて、大満足でした。ピーチというのがおうどんのようなパスタの種類とは知らなかったです。鰯とウイキョウのほうも、ショートパスタで初めてのタイプだったのですが、名前が覚えられず・・・。メインはいただきませんでしが、デザートはしっかり。サービスの方の感じもよくて、かなり遅くまでバーのような感じでも使ってください、とおっしゃっていたので、ご近所としてはうれしいです。

 雰囲気もよく、落ち着けるいいお店でした。

Wednesday, June 17

マジックシアター六本木

 今まで、バーなどでテーブルマジックは見たことがありましたが、ライブでステージマジックとクローズアップマジックを見られる場所があるということで、連れて行っていただきました。

 チャージなど結構するのかと思いきや、かなりお手頃価格。チャージ込みで飲み放題、お食事付き、という価格設定。もちろん、お料理や飲み物のクオリティにこだわってはムリですが、非日常な雰囲気で、間近でマジックを楽しめる場所、としてはなかなかよかったです。

 ステージマジックは、カード、リング、ヒモなどを使ったもの。脱出など、大がかりな演出はなく、食べ物もあるからかと思いますが、ウサギが跳びだしてくることはありませんでしたが、現代風にスクリーンやモニターも利用したマジック。楽しめました。

 ステージの合間に、バーカウンターのようにしつらえた別室で、グループごとにテーブルマジックを楽しめるのですが、これもなかなか。カードやカップを使った定番マジック系なのですが、とにかくびっくりしたのは、選んだカードがお茶のペットボトルの中やキウイフルーツの中から現れたとき・・・!

 マジシャンもギャラリーが多い方がやりやすいでしょうから、盛り上がりそうな大人数のグループで行くのがおすすめ、かもしれません。

Tuesday, June 16

お引越し祝い

 お引っ越し祝いに贈られてきたお花。

 ガスの開始手続きをしていなかったり、洗濯機が入らなかったり、慣れたエリアとはいえ、結構ストレスと疲れがたまりますが、ちょっと癒されます。
 

Monday, June 15

恵比寿生活再開! Le Bistro

 お引っ越しは本当に大変。

 ちゃんと準備したつもりがいろいろと抜けていたり、思ったものがぴたりと収まらなかったり、まだ居場所が定まらないモノたちが、フロア中にあふれています・・・。ガスの手続きをしていなかったことは大誤算。洗濯機は返品。お引っ越しの回数はそれなりにあっても、家電や家具をそろえたり、手続きを全部自分でやることは結構少なかったので、しばらくは落ち着かないかも。さすがに疲労困憊状態。

 生活が軌道に乗るまでは時間がかかりそうですが、とりあえず、お食事はしなきゃ、ということで、恵比寿から離れている間の新規開店レストランへ。「炭のビストロ」で、メインは炭火焼きと煮込み。ルイビ豚という珍しい豚さんなど、こだわり食材を使ったお肉系メニューが充実したビストロ。ワインも結構揃っています。

 おすすめのルイビ豚のテリーヌ、新ジャガを使った温かいサラダ、鴨のコンフィと自家製ソーセージのカスレをいただきました。うまく好みを伝えられなかったため、オーダーしたメルローのボトルがあまり好みでなく、ちょっとボトルはきついかも・・・と思っていたら、グラスでも出しているものなので、といって他のものをおすすめしてくださり、ボトルを取り替えてくださいました。行き届いたサービスです。山小屋のような雰囲気のインテリアも気に入り、また、おいしいフランス田舎料理とワイン、楽しみに来たいと思いました。

 また、恵比寿復活で、いろいろとお店開拓していきたいと思います。

Sunday, June 14

恵比寿へ

 しばらく離れていましたが、明日から恵比寿生活、復活します!

 いろいろとモノをそろえなければならず、しばらくは片付かないし、あれもない、これもない、という状態にはなりそうですが。

 

Friday, June 12

Black-tie Dinner @ オークラ

 なぜか今年は周年イベントが多いようで、留学していた英国の大学はなんと800周年!先日、中・高校の100周年記念行事でしたが、こちらはその8倍古いというのは、すごいことです。

 ホテル・オークラにて、Black-tie。日本だとこういう本当にフォーマルなイベントが少ないので、うれしいです。せっかくだからドレスも新調したいと思っていましたが、お引越し直前ということもあり、新たに購入するのは断念。また1回だけでたんすの肥やしになるのは目に見えているし、これ以上荷物を増やしても、とあきらめました。

 ホテル内の美術館、大倉集古館でカクテル。もちろん、普段はこんな使い方はできないので、特別。集古館のバルコニー部分にて、ドリンクとカナッペを楽しみました。そんなに広いスペースではないので、かなりの混雑。展示は山口伊太郎遺作「源氏物語錦織絵巻」展。刺繍ではなく、すべてが織物というのが素晴らしかったです。この方の作られた帯は1000万円ぐらいは軽くするとか・・・。下絵を正確に写し取った繊細な作品。本当に驚くべき技術です。

 その後、曙の間に移動して、フルコースのディナー。英国風のユーモアのセンスあふれるスピーチや、もとchiorメンバーの男性陣によるアカペラも。
 
 No camerasということでしたが、最後は結局みんな持ち込んでいたカメラで撮影していたので、とりあえず写真はデザートのマンゴームースをはさんだチョコレート・ミルフィーユのみ。ホタテとエビのアントレ、コンソメスープ、お魚は鯛、お肉はビーフ、Chablis Hotel Okura、Hotel Okura Clos Sainte-Anneをあわせて。お食事もワインもおいしかったです。


 お食事のあとは、Baron Okuraに場所を移して、チーズとさらにワインを。ポートがなかったのがちょっと残念でしたが。

 やっぱり、おしゃれしてのお出かけは楽しいです。久しぶりの華やかなイベント、満喫しました。

Thursday, June 11

第1回銀座新潟塾

 新潟といえば米所。お酒も有名だし、おいしいものがいっぱい。ただ、観光地、というイメージはあまりありません。新幹線で2時間。気軽に行けるところですが、意外にスキー以外ではほとんど行っていないかも。映画「降りていく生き方」の関係もあり、最近、新潟のことが何となく身近に。おもしろそうなお話が聞けそうなのでセミナーに参加してみました。

 セミナーでは、みつばちが取り持った新潟と銀座のつながり、新潟の観光への取り組み、稲作、野菜、農家レストランなどまで多角経営を行いつつ、交流や体験の受け入れ、ビオトープ開設まで幅広く取り組まれている農家の方のお話、さらにパネルディスカッション、と充実した内容でした。今年、新潟では、夏に水と土の芸術祭が行われるなど、様々な新たなプロジェクトもあるようです。農業を中心とした体験交流型の観光というのは、食の安全保障、食育への意識が高まる昨今、まさにこれから成長していく分野かも。生産者の顔が見えて、生産者も消費者の顔を知っているという信頼関係。自然と共存しながらの農業。交流が広がっていくことで、地方と東京がより近くなっていくという印象を受けました。

 第二部は、新潟のご自慢の食材を楽しむ会。有名な越乃寒梅や〆張鶴はもちろん、佐渡の北雪、真野鶴などの地酒、ワイン、お米、珍味、トマトなど。日本酒は2,3種類試しましたが、どれもかなり口当たりがよく、お酒という感じがほとんどしないほどすっきりとしたものも。輸送しにくいためまだあまり流通していない越後姫というイチゴもいただきました。それほど大粒ではないですが、とても甘かったです。今度はやっぱりゆっくりおいしい食材を楽しみに、新潟に遊びに行くのも、よいかもしれません。

Monday, June 8

石井啓一郎ヴァイオリンリサイタル

 お誘いを受けて、リサイタルに。

 日フィルのヴァイオリニストでいらっしゃるそうなので、リサイタルでは、普段演奏しないような選曲というのには納得。それでも、今回はメジャーな感じ、といわれたのですが、作曲家はともかく、知らない曲ばかり。

 モーツァルトの「愛する人を失った」による6つの変奏曲、ドヴォルザークのロマンティックな小品、ベートーヴェンのヴァイオリンとピアノのためのソナタ第4番、コルンゴルトのヘリアーネの歌、ピエロの踊りの歌、ブラームスのヴァイオリンとピアノのためのソナタ第3番。コルンゴルドという作曲家は名前も知らなかったのですが、モーツァルトを凌駕するような、若くして様々なジャンルの曲を生み出したすごい作曲家だということを初めて知りました。

 短調の曲も多かったですが、ヴァイオリンの深く美しい音色は心地よく、ゆったりと心に響くような素敵な演奏でした。さすがご夫婦、と思わせる息ぴったりの絶妙なピアノとのハーモニーも素晴らしかったです。かなり個性的な方とは伺っていましたが、途中少しだけ入ったトークもおもしろかったです。

 教え子の方など、お知り合いが中心で何度も来ていらっしゃるような方ばかり。コンサート終了後は、列ができて皆さん直接ご挨拶されていました。2次会があると伺っていたのですが、ちょっと遅くなりたくなかったため失礼してしまいましたが、毎回、クラシックコンサートのあと、とは思えない雰囲気で盛り上がるそう。音楽を聴きに来ることよりも、こちらが楽しみという方もいらっしゃりそうな・・・。

 バタバタと伺ったコンサートでしたが、素敵な音楽を楽しめました。

Sunday, June 7

ブータンのお料理教室

 ブータンというのは、またなじみのない国。

 変わったお料理にはすぐ飛びついてしまい、こんな機会でもなければ知ることも少ないと思い、お料理教室に参加。世界一辛い、といわれて、ちょっとたじろぎましたが、お料理教室なので作っているときにある程度調整はしてもらえるかも、と期待して、とりあえず行ってみることに。


 いかにも辛そうな巨大唐辛子。ただ、唐辛子は小粒のほうが辛いので、実際は激辛というほどではありませんでした。
 

 唐辛子はパウダーのものも。フレッシュなものが入る時期には緑のものも使うそうです。山椒は乾煎りしてすり潰してサラダに使いました。

 パクシャ・パ(豚肉と大根の煮物)、カワ・ダツィ(ジャガイモとチーズの煮物)、ホゲ(山椒風味のサラダ)の三品を作りました。それにバター茶。どれも、基本は切って煮るか混ぜるだけ、とシンプル。時間もあまりかかりません。

 写真は、ブータンでの盛りつけサンプル。木の器にたっぷりと赤米をいれたのにはびっくり。ひとり1合ぐらいご飯は食べてしまうのだとか。手でいただくので、マイ箸はないのですが、マイ食器は持ち歩くものだそう。さすがに都心ではやらないみたいですが。昔は、民族衣装のたっぷりした打ち合わせ部分に、マイ食器をいれて持ち歩いたり、竹を編んで作ったお弁当箱を持って農作業に向かったそう。バター茶はちょっと飲めませんでしたが、サラダ以外は辛くないバージョンも作り、そちらを選んでいただいたので、どれもおいしくいただけました。ロンドン時代にチベット料理レストランでかならずアペタイザーででてきたバター茶とはちょっと見た目は違いましたが、バター茶はやっぱり苦手・・・でした。

 こちらはブータンで食べられているお菓子だそう。少しだけ味見させていただきましたが、ほんのりとした甘さで素朴。シンプルなかりんとうのよう。これは作る時間がなかったので残念でした。

 お料理には使いませんでしたが、干し肉。生よりも干したもの、しかも、ブータンでは脂身が多いのがよいとされているそう。皮のすぐ下にたっぷりついた脂。バターなどもたっぷり使うし、ヘルシーなお食事、ではないです。お米がたっぷりでおかずはちょっと、というのが本来の食べ方だそうなので、標高の高い寒い土地で、体を使って働いていればよいのでしょうが。この食生活を東京でやったら大変なことになりそうです。
 
 お料理教室の第二部は、スリランカの紅茶のテイスティングに民族衣装の説明などのブータンのお話を伺いつつ、さらに珍しいワインのテイスティングも。

 マハガストテFBOP、ブルンズウィックBOP、ギャラクシーBOP1の3種類。紅茶は大好きなので、本格的なテイスティングのお教室なども機会があれば行ってみたいです。茶葉の香り、お茶の色はもちろん様々で、お味もコクがあったり、渋みの強さが異なったり。抽出時間でかなり渋さがでたものもあったので、やはり入れ方は重要、と思いました。


 珍しいアジアのワインやお酒。ブータンとスリランカのものは国内では入手不可能ということで、スリランカの38%!というリキュールのアラック以外は、他のアジアの国々のもの。超目玉は、もう絶対手に入らないという、北キプロスのロゼ。2003年もので生産をやめてしまったため、現地で探し回っても、もうほぼ買えない状態だそう。それにしても、すごい澱。ワインとは思えない香りで、とても飲めませんでした・・・。トルコやキプロスのワインは結構おいしいので、もしかしたら本来は割りとよかったのかもしれませんが。。。

 

 
 カンボジアのパイナップルワインとジンジャーワイン、中国のザクロワイン、ベトナム、台湾、タイなどいただきましたが、やはりどれも。。。小さなテイスティング用カップに少しだけでも、飲み切れたものはわずか。結局、日本のグレイスワインのものが圧倒的においしかったです。

 お料理教室、試食、紅茶、民族衣装、そしてワイン・お酒、ととても盛りだくさんの充実したイベントでした。

 
 

Saturday, June 6

リンリン菜館@錦糸町

 錦糸町、初めて行きました。

 そもそも何線が通っているのかしら、というレベルでしたが、最近は再開発で高層マンションやショッピングモールもできて、意外に大きな町のようでした。

 台湾式精進料理。純台湾素食のお店です。ヘルシーなので女性受けしそう。そういえば、ずっと前にニューヨークでベジタリアン用の飲茶に行きましたが、そこに近い感じでした。

 いちばんお勧めという酢豚。確かに、見た目はそれっぽいですが、「豚」はやわらかく、お肉とはちょっと違うかも、という感じ。大豆タンパクでできているのでしょうか。

 こちらは最近人気というローストチキン風。何もいわれなければチキンだと思ってしまうかもしれませんが、知っていていただくとちょっと違うかもというのには気づきます。そのほか、お魚はフライになっていることもありこれはかなり白身のお魚そのもの。ユバを使っているそうです。シューマイなどもいただきました。どれも、すべて大豆とお野菜のみ。お野菜でも、ネギ系とニンニクも一切使っていないし、調味料にお酒も使用していないという徹底振り。

 中華なので揚げ物、炒め物はやはり多いですが、軽い感じでいただけて、話題としてはおもしろいお店でした。歯が痛んだので、あまりいろいろいただけなかったのが残念でした。

Thursday, June 4

フェスタ飯倉

 ロシア大使館の横、飯倉公館前というちょっと珍しい場所での集まりにお誘いいただきました。こんなお店に来たのは初めて、と思ったのですが、なんだか、かすかな記憶でずっと昔に来たことがあるような気も。実は、こちら、かなり昔から変わらずあるお店ということで、社会人1年目ぐらいにもしかしたら職場の歓送迎会の2次会ぐらいで来たのかもしれません。

 通常メニューにはない、かなり凝った和食のコースに、シャンパーニュにワインという贅沢な会。先付けなどのいくつもの小鉢や美しく大皿に盛られた様々なお料理。お豆腐、ハモのお吸いもの、魚介類、お寿司など、どれもとてもおいしかったうえに、かなりのボリュームでした。サービスもとても丁寧で感じがよく、外観とドアを開けた雰囲気は会員制のイタリアンか何かのレストラン風なのに、すべてカラオケ付個室、カラオケがメインと思いきや、お寿司のカウンターがあったり、と想像を裏切るおもしろいところです。お料理は特別料理だったようですが、さらに、ハンバーグの五重塔にキャンドルをともしたバースデーケーキ風というパフォーマンスも。メディアでもかなりとりあげられている有名なハンバーグだそう。趣旨があまりわからず伺ったので、デジカメを持参しなかったのが残念でした。

 歌手が本業という韓国の方が歌われた以外、それほど、カラオケステージは使われませんでしたが、仮装用の衣装やウィッグも揃っているそう。今回は、軸となる方が声をかけられて集まるという不思議な集まりでしたが、いらっしゃっている方も華やかな方が多く、とても盛り上がって楽しい会でした。

Wednesday, June 3

Happy Birthday to a new-born baby girl!

 妹が予定日より1週間ほど早く出産。朝、義理の弟からの電話を受けて、いつ生まれるのかしら・・・と結構気もそぞろ。まだ産まれてないのかしら、と思ったら、午後にメールが。妹旦那様もなかなか会えなかったらしく、しばらくして、今度は「ようやく会えました」というメッセージと共に写真。身内だからやっぱりひいき目もあるとは思いますが、かわいい!

 思えば、本当にこの1年いろいろありましたが、初めての姪のお誕生に、私自身も今月は恵比寿に戻る予定もあり、古くて、でもやっぱり、新しい環境で心機一転するとともに、これからはもう少し余裕を持って楽しんでいきたいな、と思います。

 

Tuesday, June 2

Le Bistro Da Cote@新宿御苑

 新宿御苑のル・ビストロ・ダ・コテに。ピンクの店構えがかわいらしいお店です。ランチの評判がかなりよいよう。

 以前はコースが2種類あったようですが、今はおまかせコースとアラカルトのみになっていました。おまかせコースをいただくことに。サーモンとクリームチーズのアミューズ、カラスミとウニを添えたタイのカルパッチョ、白アスパラのチーズソース、ブイヤベース、グラニテ、骨付きビーフのフォアグラ添えにデザートの盛り合わせまでフルコース。デザートもかなりボリュームあり、でした。カオールをいただきつつ、おしゃべりに花を咲かせつつしっかりいただいてしまいました。

 ふと気がつくとお隣の席ではなぜか持ち込みのビールを冷やしたり、大皿でソーセージなど出していて、あら?という感じ。どうも、シェフのお知り合いの集まりだったようで、帰る少し前にはシェフもビール持参でテーブルに加わっていました。こんなアットホームな雰囲気がよいのでしょう。

 おまかせのみになってしまったので、以前ほどのお手軽感はなくなってしまったようですが、ちょっと個性的でボリュームあるフレンチをいただきたいときにはよいお店です。

Monday, June 1

創立100周年記念行事

 中学・高校の母校の100周年記念行事@東京国際フォーラム。

 幼稚園児から高校生、そしてその保護者、来賓に同窓生と相当の数。女子校なので当たり前ですが、これだけ年齢の幅広い、でも、どこか似た雰囲気の女性ばかり集まっているのもすごかったです。こじんまりした学校だからと思っていたのですが、これまでの卒業生の総数は10000人を軽く超えているそうで、さすがに100年という歴史を感じます。残念ながら同学年の同窓生はそれほど多くなかったのですが、久々の再会もあり、楽しかったです。久しぶりにカトリックのごミサにも預かりました。信者ではないものの、6年間という関わりはやはり大きく、懐かしさとともに、よい機会をいただいていることに感謝の気持ちが広がりました。

 学生時代に学んだこと、得たことをアウトプットしなければならない世代に来ていることも再認識。よき母、よき家庭人、よき社会人、よき国際人を目指して・・・というお話があり、これをすべて兼ね備えるのは相当スーパーレディーしかムリだとは思いますが、せめてこのうち一つでも実現できるように努力しなければ・・・と思います。

森のしずく村市場・ひのはら

 東京都の西の端。檜原村に行くツアーに参加。

 東京とはいえ、ここが東京?と思うぐらいの濃い緑と豊富な自然。東京にありながら、「村」。細い山間の道を進みます。さすがに都内からはかなり距離がありますし、なかなか普通は行く機会があるところではありません。何があるの?といわれると何もわからない・・・という状態での参加でした。

「降りてゆく生き方」という映画の上映会と、檜原村の方々との交流、檜原村での森林セラピーなどの自然体験という盛りだくさんの内容。

 三頭山荘という観光旅館に宿泊しました。こちらは、築400年という古民家を旅館にしているところで、黒光りする栗の木の柱が重厚で堅実そうな歴史を物語っています。本館の2階、3階は、ほこりをかぶった古いものたちがたくさん置かれていて、一応、資料館に。剥製なども多いのは、ちょっと趣味ではないのですが、建物の構造としては非常におもしろかったです。窓がない2階の部分は、かつて女・子供が隠れるための場所だったとか。

 お食事は、とても体に良さそうな山菜などを中心とした家庭的な和食。どれも優しい味付けでした。本当は22品の山菜料理というのが売りのようですが、残念ながら大人数のツアーには対応できないのと、山菜の時期が少し早かったということで、いただいた山菜の種類はそれほどではありませんでした。それでも、ニセアカシアの花など、初めていただくものも。もっとびっくりしたのは、ウナギのお刺身。ウナギはあまり得意ではないのですが、歯ごたえがあってさっぱりとしてクセのないお味に、最初はいったいナンのお魚かしら、と皆で言い合っていたのが、ウナギとわかってびっくりでした。あとは、名物の刺身こんにゃくはさすが、おいしかったです。



 ツアーのメインの映画上映会は、旅館の広間で。村の方も集まって鑑賞しました。僻地とよばれる土地が抱える問題、農業、村おこし、開発、過疎などがテーマで、まさに桧原の現状にもあっているという感じでした。メインの俳優以外はほぼエキストラの手作り感あふれる参加型映画。映画のストーリーなどを云々するものというよりも、そのメッセージに感銘を受けたり、いろいろと考えさせられたりします。

 桧原村のおばあちゃんなどのお話もおもしろかったです。炭焼きが主産業だった時代。山から採ってきたもの、育てたものでまかなう日々の生活。電気がはじめて通ったときのこと。道路が開通して便利になったこと。映画では、開発=悪、的な描き方を感じましたが、現実問題、やっぱり暮らしが便利になるということは重要だと感じました。自然との共存はもちろんですが、生活水準をある程度あげていくことは必要なのだと思います。ツアーには、HPを偶然知って、とても関心を持って参加した、という高知の方も。なんと、高知から9時間かけて車でいらしたと伺いびっくり。高知でもぜひこの映画を上映したい、高知を元気にしたい、というお話もあり、そのパワーに感動しました。

 あいにくのお天気でしたが、森林セラピーと林業学習のハイキングもとてもよい経験でした。様々な植物、そして何よりも鳥の声が印象的でした。もやのかかる中、幻想的な雰囲気の滝を見たり、マイナスイオンをたっぷり浴びて、温泉にもはいり、いろいろと学びつつ、癒された週末でした。