Friday, November 30

リンゴの木下で ~ケンブリッジの星空~

 ケンブリッジ時代のお知り合いの写真家、版画・映像作家でもあるアーティスト、志村博さんのご招待で、プラネタリウムでのヒーリング番組の試写会に。

 サンシャインのプラネタリウムはずっと昔にいちどぐらいは行ったことがあった気がしますが、今年リニューアルしたそう。コニカミノルタの最新の機械がはいっているそうです。普通のプラネタリウム番組もあるそうですが、大人向けで夜の回のみというヒーリング番組。Enyaの幻想的な音楽にあわせて、ケンブリッジの懐かしい建物や風景と美しい自然が、満天の星空と交互に現れる感じです。さらに始めての体験だったのは、アロマ。香りの演出もあり、会場は一層の癒しの空間となります。

 疲れているときには眠ってしまいそうな、でも、その夢心地の感じがまたいいのかもしれません。

 今は冬の星座バージョンですが、春の星座バージョンに変えてしばらく上映されるそう。ちょっといつもと違うデートやリラックスにはいいかもしれません。

 

Wednesday, November 28

OUCA

4月にオープンした直後からいつもかなり人が入っていて人気の和風アイスクリーム屋さん。

 恵比寿にはおいしいアイスクリームやジェラート屋さんがほとんどなかったので、うれしいお店です。
イートインできるところ、遅くまでやっているところも人気の秘密のよう。3色選べるのですが、どれもおいしそうで迷います。きなこ黒蜜はしっかりしているのに重すぎずなめらか。もう和風スイーツの味としては定番の抹茶や小豆ももちろんあります。しっかり飲み物のオーダーも勧められますが、サービスでいただけるお茶に、アイスに添えられている塩こぶがまたいいです。

 ロケーションもよく、オープン前から気になっていたところで、暖かい時期・暑い時期はもちろん、これだけ寒くなってきた時期でも人が入っています。お持ち帰りやギフトにもできるようなので、今度パーティーなどに持っていくのもいいかな、と思いました。

Sunday, November 25

笙(しょう)

 南麻布のサロンでなかなか触れるチャンスのない 笙(しょう)という雅楽の楽器の演奏。

 あたためないと音がでないそう。本来は炭を使うそうですが、この日は電気コンロで。17本の細い竹でできたリードを使った小さめの楽器。雅楽といえば東儀家が有名ですが、豊家の方。

 もっと繊細な音かと思ったら思った以上に大きくて、雅楽の典型的なものから、バッハやポピュラーまでこなしてしまえるのにびっくりでした。特にバッハはまるでパイプオルガンを聴いているよう。英語で説明するときにmouth organということもありますとおっしゃっていたのに納得。

 本来の宮中行事以外ではいろいろな形のコラボでライブ活動もされているそう。珍しい楽器の音色を楽しむことができました。

マリ

 アフリカのマリに旅行された方のところで、写真をみせていただきつつマリのお料理を味わう会。

 マリの泥染めというテーブルセンターや木のおさじなど、インテリアもアフリカ風。

 マリではパイナップルジュースばかりだったということで、まずはパイナップルジュースで乾杯。マリで典型的というオクラやトマトのシチュー、チキン入り、マフェというセネガルなどでもあるピーナッツバターをたっぷり使ったビーフのシチューなどをいただきました。シチューはどれもとろっとやわから。現地でも、ひたすらグツグツとお鍋がかかっている状態なので、自然にやわらかくなっているとか。クスクスにあわせていただくシチューはどれもおいしかったです。やはりクスクスを使ったデザートも。ちょっとヨーグルト風味でした。さらに、とても珍しいチーズをバスケットでお持ちになった方がいて、名前がわからないのが残念ですが、相当クセのあるブルー、ウォッシュなどを中心に10種類近くのチーズも。チーズをいただき始めるとやっぱりパイナップルジュースでは・・・ということになり、やっぱりワイン。特に、おそらくブランデーのウォッシュと思われるものはまったりとした濃いベージュ色、とろーっととろけてしまっているソフトなブルーも濃厚で、ワインが欲しくなってしまうお味。ハードでは、まるでオカキかなにかのように見える黒ゴマがはいったものすごくさっぱり、ちょっと甘みを感じるものと、カラスミに近いような色合いのものがあり、これも初めていただくものでした。チーズ好きで結構いただいているつもりでも、ここまでクセのあるものばかりそろえてあることはまずありません。デジカメ持参でいかなかったのと、名前がまったくわからなかったのがとても残念。

 マリのお料理よりも結局チーズの話題のほうが多くなってしまいましたが、メインテーマのマリの世界遺産、珍しい儀式の話などのアフリカ話から、ミシュランなどグルメ話題などで盛り上がりつました。

 なかなか旅行に行く機会はないところですが、世界遺産の村はちょっと興味ありなので、いつかチャンスがあれば行ってみたいところです。

Friday, November 23

Sindbad

 久々のレバノン料理をいただく会に。レバノンの独立記念日で特別なお料理とベリーダンスのショーがあるということでした。

 日本で最初のレバノン料理のお店として有名。まだエスニックがはしりの頃から珍しいレストランが集まっていたアイランドタワー内。今回は、ビュッフェで珍しいお料理もあるということで期待していきました。前菜は、かなりオーソドックスにパセリのタブーリ、ヒヨコマメのホンムス、ナスのババガヌージにピタパン。メインはちょっと珍しかったのですが、豆とキョフテのようなお肉との煮込みやお魚。ただ、2回転させるということでちょっとせわしく、量はたっぷりあったのですが、もう少しいろいろなものがあるのかと思ったらデザートもレバノンワインもなかったのは残念でした。

 ベリーダンスのショーは、席が目一杯だったため通路を使って。かなりセクシーで茶目っ気たっぷりでよかったですが、踊りとしてみせるという感じではなく、あくまでエンターテイメントという感じ。ステージがないので仕方がないのでしょうが。

 今度は、レバノンワインとともにちょっと落ち着いてレバノン料理をいただきたいので、かねてから気になっているMy Lebanonあたりにいってみたいです。

 

Monday, November 19

大人の遠足

 山梨方面へのプチ日帰りバス旅行。

 なんと、町内会のイベントで、こういうのに参加するのはまったく初めてちょっとドキドキでした。想像以上に年配の地元○十年という方々ばかり。入れこめるのか・・・と心配でしたが、もちろん、そう簡単にとけこめはしませんでしたが、とりあえず暖かくお仲間にいれていただきました。

 本当に大人の遠足。まずは、お菓子と飲み物の配布。飲み物がお茶よりもビールや缶チューハイばかりであるのが大人仕様。お菓子は駄菓子。300円以内ね、といわれたのが懐かしく思い出される感じ。でも、よく見てみると、お酒のおつまみ系が多かったです。

 行きは空いていて快調に山梨方面へ。リニアモーターカーの展示施設(かなりシャビー)、ワイナリー、ほうとうのランチ、恵林寺、枯露柿の里と盛りだくさんで最後は「ぷくぷくの湯」。露天風呂からは富士山が見え、カリンのやわらかな甘さが広がるよいお湯でした。温泉につかって疲れをとってから帰途へ。帰りは渋滞につかまり時間がかかりましたが、なんといってもうちのすぐ近所が集合解散場所。こんな楽なバス旅行はなかなかないでしょう。

 富士山がとてもきれいに見えました。


 やっぱり恵比寿も下町の雰囲気。こういう地元の方々との交流の機会というのはマンション住まいでは滅多にないこと。わけもわからず申し込んでしまったものの、参加してみてよかったです。

 改めて恵比寿はいいところだなーと思いました。

Saturday, November 17

Wine Tastingの基礎 vol.2


フランスワインのテイスティングお勉強会。1回目の復習もはいっていたので、前回より自分なりにはちょっとわかった気が。特に前は本当にまったくわからなかった香りの表現が少ーしずつですが、わかるようになったのは多少の進歩かも。

 ブライドでテイスティングノートをつけつつ、最後は価格帯、ブドウの種類、産地等まで予測して6種をいただきました。ブドウの種類などは不勉強でわからないのですが、価格帯は意外にいい線で勘が当たったり。

 驚いたのは、Vin de Tableで5000円もするものがあること。これまでAOCにならないものはVin de Paysで、これは地酒なので格は低くても安くておいしい掘り出し物もある、と思っていました。でも、テーブルワインはやっぱりテーブルワイン。地酒にもならないもの、という認識。これが間違いでした。厳しい条件にあえてあわせようとせず、独自に手をかけておいしく作っているワインもあり、これがVin de Tableとなっていることもあるのに驚きました。これは赤の1本目、テイスティングでは4本目。マルセル・ラピエール(☆最初間違えてニコラ・ジョリーと書いていましたが、ニコラ・ジョリーは3本目でした)の自然派ワイン。これはおいしかったです。珍しいのは、酸化防止の亜硫酸を加えていないため、ボトルがワックスでとめらているところ。本来であればテイスティング最後6本目のLouis Jadotの1996はお値段からも相当期待されるものだったはずなのに、あれ、っというお味。香りはよかったのですが。それに比べても圧倒的においしくすーっと飲めてしまいました。あと特筆すべきは、白の3本目、シュナン・ブラン。10000円以上するもので、美しいゴールド。白好きではない私でも、しばらく置いて最後に食後酒に近い感覚で楽しみました。ワインは保存状態で相当変わってしまうということも含めて、いろいろ学び、実感できました。


ひととおりテイスティングについて学んだあとは、おいしいお食事をつまみながら。やっぱり赤が進みます。ただし、やはりマリアージュはあるので、ホタテを赤でいただいてしまったらちょっと生臭い感じ。うーん、これはやはり白のほうが。今の季節限定のモンドールなどのチーズは、本当にその威力を発揮します。比較のためにだしていただいたボジョレー・ヌーボーも普通に大量市販されているものよりそもそもよかったとはいえ、チーズと一緒だと格段にアップ! さらに、デザートワインもいただき、全部で8種類試すことができました。

Thursday, November 15

Wine Party @ 国際文化会館

 11月の第3木曜日といえば当然ボジョレー・ヌーボー。なのに、ワインパーティーのお誘いを受けた時点ではすっかりそのことを忘れていました。

 六本木とは思えない静かなエリアにあり、素晴らしいお庭と由緒ある建物の国際文化会館でのパーティーへのお誘い。実は、もう10年ぐらいやっている恒例イベントだそう。ヌーボーとお食事をいただく会。

 メルシャンがスポンサーということで、メルシャンのいれているヌーボーでした。メルシャンのワインアドバイザーの方のコメントによると、今年は冷夏だったため、「ワイン通に好まれる甘みのないドライな感じ」に仕上がっているそう。まぁ、いずれにせよ、ヌーボーはヌーボー。お祭りとして楽しむものなので、これは!ということは・・・。ヌーボーをいただいたあと、オーストラリアとアメリカのものもいただきましたが、好みではアメリカのものがよかったです。ボトルを見ていないのでなんだったかわからなかったのですが。

 ブラインド・テイストのイベントもありました。ピノなど3種を当てるのですが、すでにだいぶいただいたあとということもあり、まったく自信なし、でした。ブドウの種類による違いがわかるレベルではないので、やはり結局外れてしまいました。5,6人にひとりは正解で、当たった方にはヌーボーのプレゼント。

 お料理もかなりの種類があり、おいしくいただきつつ、楽しいヌーボーの会でした。懐かしくお目にかかる方、紹介される方々にも不思議なご縁や共通点、つながりなどもあり、素敵なパーティーでした。 

Wednesday, November 14

Trattoria Della Lanterna Magica

 当日ではないですが、またBirthday Dinner。

 こちらも以前から気になっていた目黒の住宅街にぽつんとあるイタリアン。結構有名でどこにあるのだろうと思って、ふらふら歩き回っているところでようやく発見。その頃から、ずっと行ってみたいと思っていたところ。

トラットリア・デッラ・ランテルナ・マジカとあまりにも長くてなかなか名前が覚えられないのですが、魔法のランプという意味だそう。

 トラットリアなのでカジュアルな感じ。黄色基調の明るい店内は以外に奥行きがあって、忙しく動き回るサービスの人たちで活気が。

 ロゼのスパークリングで乾杯したあと、メニュー選び。黒板のお勧めの種類もかなり多いです。イタリア語だけなので、丁寧な説明があるのですが、どれもおいしそうで迷ってしまいました。気になったタコのサラダや牛肉のカルパッチョ、ウイキョウを使ったグラタンを前菜に、イワシと松の実を使った穴のあいたロングパスタ、燻製メカジキのパッケリをいただいた頃には、もうメインにたどり着けなくなってしまうほど。結局メインは少なめにしていただいてグリーンオリーブを添えた鴨をいただきました。どれも本当においしかったです。量もたっぷり。グラスワインも赤だけで4種類あったのでいろいろ試しつつ楽しみました。最後には、バースデープレートのデザート。イタリア語でHappy Birthdayとはいっていて、しかもにぎやかな4人でのイタリア語バースデーソング。きれいにハモっていました。さらに写真のサービスも。先日とはかなり対照的な、イタリアらしい雰囲気いっぱいのイタリアンで、ラテンののりのお祝いでした。



 食後酒まではたどりつけなかったのですが、ワゴンサービスでいろいろな種類がありました。そのままボトルごとぽんとテーブルに置かれるというのは、ネットで読んだとおり。

 おしゃべりに夢中にいなっていて気づいたら最後のお客さんに。撮った写真はものすごい大判でプレゼントしていただきました。

 楽しく盛り上がったお祝いディナーでした。

  

Monday, November 12

Bar 辰巳

 うちの目と鼻の先にあるバー。曇りガラスばりでちらっと中が見えるのですが、なかなかチャンスがなくいつも素通り。とてもおしゃれな感じです。ただ、さすがに平日などはガラガラ。

 Birthdayのお祝いついでということもあり、結構人が入っているようだったので入ってみました。やはり常連っぽい男性のお客さんが中心。ちょっとあまり見ないポートのtawnyがあったのでオーダー。Portといえば、英国時代はDinnerの最後はやはり甘いPortを。当時はRubyしか知らなかったのですが、ポルトガルに遊びに行って、初めてtawnyやビンテージをいただきそのおいしさにびっくり!甘いだけではない、熟成した深みのあるお味。20年、30年、さらにはもうボトルのラベルからも年代を感じさせるようなさらに古いものも!リスボンで連れて行ってもらったPort専門店にはものすごい分厚いアルバムのようなメニュー。もちろん、すべてPort。どれもグラスでいただけて、しかも、当時ごく普通のもので100円ぐらい、ものすごいビンテージでも1000円代。食前に1杯いただいてからレストランに移動というコースでした。そんなことを懐かしく思い出しつついただきました。SandemanやTaylorなどのメジャーブランドではないものだったので、どこのものだかは失念。確かCで始まったのですが、Cockburnではなかったはず・・・。ビンテージは76年。バーテンの方のお誕生年だそう。バースデーお祝いでしたが、年の話題はちょっと、と思い、そこは黙っておきました(笑)。

 お値段のほうはもちろんポルトガルでいただくのとは比較になりませんが、なかなか素敵な落ち着いたバーです。入ると一瞬アルコールの種類が少ない?と思ってしまうのですが、キャビネの中に隠されていました。

 実は結構小さなバーもご近所に。たまにはこうしてバーに行ってみるのもおもしろいです。

Sunday, November 11

ピアノ・コンサート

 正確にいうとピアノだけではなく、チェロもありましたが、才能ある若手のコンサート@紀尾井ホール。4人のうち2人は10代、2人が20代。お誕生日直後ということもあり、90年代生まれ、と聞くと世代の差を感じてしまいます・・・。

 そういえば、去年もこのコンサートについては、ブログに書いたような記憶も。

 チェロもよかったのですが、やはり、ピアノ。特に、北村朋幹くんの「くるみ割り人形」のピアノ版演奏会用組曲は、よく知っている曲目ばかりなのに、ピアノだけ。ちょうどバレエの発表会がくるみ割りだったこともあり、余計気になったのでしょうが、オケとはまた違う魅力にひきつけられました。他のピアニストの人たちもラフマニノフ、リストの超難曲を驚くほどの技術で弾きこなし素晴らしかったのですが、雰囲気の異なる曲が次々と表現力豊かな調べで演奏されていくのには圧倒されてしまいました。

 芸術の秋らしいことをしていないな・・・と思っていた矢先。また、クラシックにも触れる機会をつくっていきたいなと思います。

Saturday, November 10

Birthday Dinner at Il Baffone

 お気に入りのお店もいいかな、と思いつつ、やはりまた新規開拓。

 イル・バッフォーネ。恵比寿ガーデンプレイスから近いけれど、普通は絶対通らない小道をはいったところにあるイタリアン。かなり評判がよいというのはもちろんですが、地図に載ってない道を通るので相当わかりにくい、まさに「隠れ家」というのにも惹かれていってみました。

 カジュアルな雰囲気のこじんまりしたお店。メニューは黒板中心のアラカルト。オーダーが入ってから切ったりし始めるので時間はかかります、とのこと。パスタが種類も豊富で珍しい食材の組み合わせも多く、どれにするか迷ってしまいます。鯛の燻製を使ったタレアテッレ、赤ワインでお赤飯色に染まったリゾットやお勧めのポークの炭火焼などをいただきました。見た目重視ではなく、お味で勝負という感じ。どれもおいしかったです。手打ちパスタはもちろん、ポークはさすが、お勧めだけありました。小ぶりでいただきやすいパンの盛り合わせがまたおいしく、ついついお代わりしてしまいます。

 週末はやはり予約で一杯のよう。聞いてみると平日は結構空いているんですよ、とのこと。いずれにせよ一回転しかしない感じ。時間があるときにのんびりわいわいとおいしいものをいただく、というときにはぴったりのお店です。相当のご近所であっても、通りがかって入るということはないロケーション。口コミと常連が多いのでしょう。

 特にバースデーサービスという感じではなかったのですが、最後にはオーダーしたタルトはHappy Birthdayの文字入りプレートに細いキャンドル付きで。ここでも派手さは全然ないですが、気持ちのよいサービスで静かにお祝いしていただきました。

Tuesday, November 6

ノヴェッロワインを楽しむ夕べ

 なぜか毎年今年はすごい、おいしい、と騒がれるボジョレー・ヌーボー。今年に限ってはそんな声が聞こえてきません。

 そこで、でもないですが、ボジョレーではなく、イタリアの新酒、ノヴェッロを楽しむ会@Buono Buono。初めて参加しましたが、イタリア全土でできた新しいワイン、ということでとにかく種類が多いのにびっくり。ボジョレー・ヌーボーもいろいろ種類はありますが、やはり同じ地域。そんなにバラエティはありませんが、ノヴェッロの場合は北から南までそれぞれ特徴が異なるところでできた新酒。

 会場には通常樽が空輸されてくるそうなのですが、今年はなし。残念でしたが、白1種+赤25種の計26種! ほんの少しのテイスティングにしてもとても全部はムリでした。白があったのに驚きでしたが、やはり、基本はフレッシュな赤ワイン。会場内にはイタリアワイン通、イタリア通、ワイン通の方が大勢いらっしゃって、アドバイスをいただきながら試しましたが、最初にいただいた北のほうのもの、中部のものがおいしかったです。トスカーナあたりは典型的なイタリアワインとして安心していただけるそうで、確かにそのあたりのものはおいしかった気が。きちんとメモしなかったため、どれがどれだったか・・・。ブドウの種類もかなりいろいろあって、珍しい、チリエジョーロというチェリーのような香り、テイストのものもありました。とにかくそれぞれ個性が豊か。香りもお味もかなり違って(それなのに覚えていられず・・・)楽しめました。

 お料理も次々と。どれもおいしかったですが、特にパスタ類。ゴルゴンゾーラのコンキリエやチーズのリゾットなど。もちろん、普通にお食事で来たときのほうが落ち着いておいしい状態でいただけますが。ついついおいしくていただきすぎて、最後は満腹のあまりワインのテイスティングすら苦しいほどに・・・。

 反省しつつ苦しいおなかを抱えつつ帰ることにはなりましたが、にぎやかで楽しい会でした。
 ノヴェッロもヌーボーもやっぱりお祭り、ですね。 

Monday, November 5

オレンジチョコレート

 ちょっと早めのお誕生日をお祝いしてということで実家でお食事。

 デザートでいただいたオレンジチョコレートが絶品!
 上品な甘さで、食べ応えのあるオレンジのスティックにコーティングされたチョコレートのハーモニーが大人の、まさに、宣伝文句のとおり「粋な贈り物」用という感じ。

 うちの近所ではなかなか買えないものだそうです。実は、浅草の有名なケーキハウスだそう。オレンジチョコレート以外にももちろんケーキもあるようなので、今度チャンスがあればいただいてみたいです。

Sunday, November 4

Tokyo Midtown Design Touch

 オープン直後は人の波に飲まれる感じでしたが、さすがに落ち着いてきました。

 ちょうどDesign Touchというイベントがあるということでちらっと行って見ました。「デザインを楽しむ、デザインで楽しむ。」というキーワード。各ショップもそのキーワードで普段と違った商品を出したり、展示したり。あまりゆっくりいられなかったのでコンサートなどは聴けなかったのですが、北欧や英仏などの大使館共催のイベントで各国と日本のデザイナーの作品が展示されているエリアはのぞいてきました。

 好みなので、あ、素敵!というものと、ふーんというものとありした。アートではなくデザインという観点なので、なおさら好き・嫌い、欲しいかどうか、飾りたいかどうかという判断基準がまさに正しいのかも。

 駆け足の「デザインの街体感」でしたが、ちょっと感性を磨く休日、というのもいいかな、と思います。

Saturday, November 3

パトリス・ジュリアン

 お料理教室に参加。
 
 もとフランスの外交官。日本在住はもう20年だそう。モロッコ出身ということで、お料理はモロッコなどエスニックが混じったフュージョン。以前、恵比寿にレストランがあったとき行ってみたいと思っていたのですが、いきそびれているうちに経営が代わってしまっていました。

 アペタイザー3種、アントレ、メイン、デザートと盛りだくさんだったのでパトリスさんのデモのあとは、アントレ、メインとデザートの一部のみを実習。東京ガスでやっているお料理教室なので、基本的にはピピッとコンロなど東京ガス最新キッチンの体験。確かに使いやすいしガスの威力はすごいと思います。

 そして、今回はアーモンド協会、アラスカ協会がスポンサーについていたので、さらにレシピが珍しい感じ。プチ・メゼはナスとアーモンドのディップ、ガスパッチョ(これは明らかに東京ガスへの配慮ですね)、ビーフキッベ。アントレはタラとサーモンのモロッコスタイル春巻き。メインはタジン、クスクス添え。デザートはリンゴとオレンジのコンポート。どれもモロッコ風でお料理のタイトルも工夫されていましたが、びっくりしたのはすべてにたっぷりアーモンドが使われていること。アーモンドペーストという初めていただくものも使われてていました。普通おつまみかデザートにしか使わないイメージのアーモンドのプロモーションで、かなり工夫したのでしょう。あとは、アラスカのシーフードがところどころに。 


 こちらがデモが終わったあとの見本。

 その後みんなで作って試食タイム♪

 どれもおいしかったですが、特にメゼがよかったです。タジンはシナモン・パウダーやハチミツがかなりはいっていることもあって、結構甘い感じ。これはやはりモロッコ料理の特徴なのでしょう。最後のお食事はゆったりいただけなかったのが残念でしたが、楽しかったです。パトリスさんのデモはなかなか適当なところも多くてそこがラテンらしく、男の料理的な大胆さと繊細さが両方見えるところもおもしろかったです。

 こういうお料理教室は初めてでしたが、また参加してみたいな、と思いました。

Friday, November 2

きりたんぽ&白ワインVS日本酒

 きりたんぽ鍋に日本も白ワインと日本酒をあわせていただく会。

 白は珍しいにごり酒のような麹をいれてビンで発酵させた発砲の白、サン・スフルに、甲州100%の白3種。甲州キュヴェ・ドゥニ・デュブルデュー、ルバイヤート甲州シュールリー、シャトー・メルシャン甲州グリ・ド・グリ。シュールリーはしっかりした感じでおいしく、グリ・ド・グリは赤のように皮も使っているのでゴールドの色も深みがあり、よかったです。

 

 続いて白瀑(しらたき)純吟ひやおろし、雪の茅舎 山廃純吟、福小町ほっ生原酒、さらに高清水2本。

 白ワインもいい、と思いましたが、やはり純和食のお漬物などには日本酒。

 珍しいお漬物がたくさん。赤寿司とよばれるもち米のお漬物や、カナカブという細いダイコンのようなカブ、山葡萄でつけたものなど。

 麹をたっぷり使った鮭とはたはたのお寿司。麹はやっぱり美肌のもと!だそうです。秋田美人は麹から、なのでしょう。


 もちろんメインはきりたんぽ。比内鶏(もちろん本物!)のおいしいエキスがたっぷりきいたところに、きりたんぽ、セリなどシンプルな材料を加えて。



 日本酒が進みます。
 お鍋は楽しくおいしくぽかぽか心も体も温まり、日本の素晴らしい食文化であることを再確認してしまいました。