Sunday, December 31

Mamma Mia

 今年の締めくくりはミュージカルで。

 ロンドン時代に初演から2,3回観に行った好きな作品のひとつ。ABBAのCDを買いに走ったきっかけとなったミュージカルです。それまで、Dancing Queenなど有名な曲は知っていたのですが。四季では2月頃が千秋楽ということで、終わる前に、と思いチケットを。意外に席もそれほど苦労せずにとれて、端っこでしたが比較的前のほうのよい席。かぶりつきが好きなので、真ん中で後ろ、よりとにかく舞台に近いところを選んでしまいます。

 日本語で観たのは初めてでしたが、歌はすべて日本語になっていました。そのほか、セットなどはロンドンで観たものとほぼ一緒。もちろん、派手派手衣装もです。

 前田美波里さんのスタイルのよさに感嘆しつつ、テンポよく進んでいく笑いありちょっぴり涙ありのストーリーを楽しみました。最後は全員スタンディングで盛り上がり、これで明るい気分で年越しできる、とうれしくなりました。

 よく考えれば、シングルマザーに父親がわからない娘という設定なのですが、その重さをぱっとはねのけてしまうような明るさがあります。やっぱり、最後はハッピーエンド、というのもいいところです。最後のショー的な部分はオリジナルの英語の歌でもいいのでは、という気がしましたが、日本語だからこそステージとの一体感も生まれやすかったのかもしれません。 

Saturday, December 30

硫黄島からの手紙

 年末年始の話題作といえばこれ。最近、邦画のレベルも人気も高まっています。

 かなり久々の映画鑑賞でした。

 よい作品なのだとはわかりつつも、正直なところ好きではないタイプでした。まず、年始に観なくてよかったというのが第一の感想。明るく楽しい気分にはなれません。戦争ものはもともと苦手で、特に、とにかく人が死ぬ場面、殺戮がある作品はダメ。最近見ていなかったのですっかり忘れていましたが(忘れるというのもヘンですが・・・)ホラーの次に苦手でした。泣けるものは好きなのですが、家族ものなどの「感動もの」で泣きたいのです。。。恐怖のあまり涙するというのはちょっと・・・。

 というわけで、よい作品とは思いますが、観終わってどっと疲れることも事実。12月にロードショーが開始され、ちょっとレビューなどもでている「ダーウィンの悪夢」のときも疲れましたが、時代は違っても日本であるということでさらに重たい感じ。

 それでも、いろいろと考えさせられるよい作品であることは間違いありませんでしたが。人間が人間でなくなっていく異常な戦地での経験。その中での家族への思い。「敵」と思っていた相手も人間であることに気づく瞬間。1作目を観ていないので、双方からの見方というところがわかっていないので、そのうち米国側からの硫黄島も観てみたいとは思います。

 それにしても、なぜ封切がこのタイミングだったのでしょう。

Thursday, December 28

i-ne i-ne

 1年間のワイン会で評判のよかったものを集めた忘年会ワイン会。

 オーストラリアのスパークリング・グリーンポイント、アランパレのロゼ、アメリカ・ワシントン州のカヴェルネ・ソヴィニオンとニュージーランドのピノ・ノワールといろいろな国のものでしたが、さすがどれもよかったです。いつもはテーマに沿ったワインなのですが、人気が高かったもの、ということになると意外と国もばらばらだったのか、あえてのセレクトだったのでしょうか。特に、ピノはおいしかったです。

 ノロウィルスが怖いのでしっかり火を通したという牡蠣のグラタンもおいしかったですが、もともと予定されていたシャンパン煮でなかったのは、やはり残念。シャンパン煮は、かなりレアらしいので、やはりリスクを避けてということでした。ノロウィルスの猛威は本当にすごいようで、周囲でも結構います。誰に聞いてもたいてい知り合いにはかかった人がいるということなので、用心は必要でしょう。

 歩いて帰れる範囲のお店なので、いつもついつい飲みすぎ、のんびりしすぎになってしまいます。後悔先たたず、毎回同じことを繰り返して・・・と思いつつ、またすっかりいただき過ぎてしまいました。

 

 

Wednesday, December 27

大雨

 すごい雨でした。雷もすごくて、久々に南の島時代の豪風雨と雷雨を思い出しました。

 打って変わってよいお天気。そしてすごい風。何か冬という感じではないお天気です。被害が起きることもありいいとはいえませんが、一年の汚れが洗い流されたような気もします。

 2006年も残すところ5日間。今年もまたいろいろあった年でした。

 今日のすがすがしいお天気のように来年はいい年にしていきたいと思います。

Monday, December 25

レニングラード国立バレエ

 楽しみにしていたくるみ割り人形。

 どうしてもクリスマス時期に観たい!と思っていたので、実現できてうれしかったです。以前、国際フォーラムで豆粒状態だったので、今回はBunkamuraに。うちからも近く、しかも最近話題のViron渋谷店が目の前ということで、パンも購入し、インターバルにいただきましたが、これもおいしくて大正解!

 マーシャ役のオクサーナ・シェスタコワがとにかくきれい。第2幕での白いチュチュ姿は、細くて長い腕と脚の動きが本当に美しくて、うっとりでした。クリスマスの明るくて楽しい雰囲気がいっぱいのパーティーシーンに、ドロッセルマイヤーのユーモラスな踊り、人形のコミカルな動きなどの第1幕もよかったですが、特に第2幕は踊りの見せ場が次々。コール・ド・バレエの素晴らしさも満喫しました。いとも簡単にあがる脚や、ポアントですっと立ちあがり、美しく回転しポーズを決めていくさまを観て、やっぱりこれは観るものだわ、と再認識。今年最後のバレエ・レッスンがありましたが、あれはまったくの別物、エクササイズなのだから、と言い訳しつつ、来年もバレエを続けることになりそうです。

 Vironのパンはやはりおいしかったので、次回はぜひブラッセリーでお食事もしてみたいと思います。

 くるみ割りなので子どもたちも多かったのですが、クリスマスらしくドレスアップした方たちもいて、クリスマスらしい時間を過ごすことができました。

Sunday, December 24

Christmas carol

 ガーデンプレイスやウェスティンのロビーなど、あちこちで聖歌隊やアカペラ・グループによるクリスマス・キャロルやミニ・コンサートが。ウェスティンのロビーはおなじみのテディ・ベアに囲まれた大きなクリスマス・ツリー。今年は、アカペラの女性グループが歌っていました。

 最近、こういうイベントが増えて、ふらっと歩いているだけで楽しめます。中には寒空であまり人が集まっていなくてかわいそう、と思うこともありますが。。。

 久しぶりに教会でのサービスにも行きたいと思いつつ、結局、ご近所でキャロルを聞くだけにはなってしまいました。ふと、去年のクリスマスは・・・と思えば、暑い南の島の小さな国でした。そんなにクリスマスらしいことはしていない気がしましたが、それでも、十分クリスマスの雰囲気を楽しめる環境に戻ってきたことを改めてうれしく感じました。クリスマスに限ってということではないのですが、季節感は重要だと思います。寒いのはイヤですが、クリスマスは冬で、冬はやっぱり寒くないと・・・。

Saturday, December 23

2回目のターキー

 丸ごとのターキーをいただくというホームパーティーに。

 スタッフィングのレシピが違うせいか、ちょっとお味が違ってまたおいしかったです。銀杏が入っていたのが目新しかったです。どうも日本人料理研究家のレシピ本だったよう。ターキーなんて大変ですよね、というと、でも「アメリカ人のお料理だから」(失礼!)という返事が。確かに、丁寧なレシピどおり材料をそろえて順番に調理していけば、あとはオーブンが全部やってくれるというのは事実かも。

 最近は、普通のスーパーでターキーの冷凍が売られている時代。問題は、あれが入る大きなオーブンがあるか、そして、それを全部平らげることができるおなかがあるかということかもしれません。少人数だったら、チキンのまるごとはおろか、やっぱりチキンの足ぐらいになってしまうでしょう。あと、実は、解凍にかなり時間がかかるということを忘れずにいることが重要なようです。この日も、解凍が不十分だったということで、大変だったみたいです。
 
 パーティーのおうちは田園調布。このあたりは、窓辺、玄関先、お庭などのイルミネーションをやっているおうちも多かったです。まるごとのターキーにせよ、イルミネーションにせよ、アメリカ式のクリスマスがかなり日本にも浸透してきている気がします。 

Friday, December 22

Vino Della Pace

 西麻布のワインロード、ビストロ通りと呼ばれる通りにあるイタリアン。

 基本はコースのお料理で、アラカルトもあるようですが、なんと、ワインはリストがないそう。イタリア・ワインは900種あるとか。好みをいえばお任せで出してくださいます。いろんなワインをグラスでいただけるのがうれしいです。

 実はワインのお店として有名で、ソムリエでマネージャーの内藤さんもイタリア・ワイン関係ではかなり有名な方らしいのですが、まったく知らずに連れて行っていただきました。

 ワインはもちろん、お料理がおいしかったです。生ハムとメロンというのはよくありますが、あれ?と思ったアミューズは、なんと柿にスモークされた生ハム、間にはナッツ、ゴルゴンゾーラ、それに蜂蜜がかけられていました。一品ずつ、素材もなかなかおもしろく、最後のプチ・フルールまでしっかりいただいてしまいました。特に気に入ったのは、ニンジンのニョッキ、モッツアレーラ添え、フルーツトマトのソース。トマトの酸味がとてもさわやかでした。詰め物をしたチキンのスープ添えは、アントレとは思えず、メインでいけるほど。メインのお肉もおいしかったです。

 そんなに気取った雰囲気ではなくカジュアルに使える感じですが、ワインのみ、というよりお料理とともにワインをいただく、というのがお勧めです。

Thursday, December 21

The Real Group

 スウェーデンのアカペラ・グループのコンサートへのお誘い。スウェーデンといえば、ABBAなど有名です。人気があるらしい、と聞いたものの、知らなかったので慌ててググってみたところ、いい感じ。そういえば、昔スウェーデン人の友人に、スウェーデンでは子供たちは皆楽器など音楽に早くから親しむ環境にあるという話を思い出しました。そういう環境にあり、英語もたいていとても上手なので、世界的に活躍できるグループが多いのでしょう。

 1日だけのコンサートで、ぜひ行きたいと思い、予定を変更して行ってきました。

 季節柄クリスマス・キャロルのメドレー(しかも、英国版と米国版)あり、オリジナルあり、人間楽器のようなパフォーマンスありと、楽しく素敵なステージでした。どの曲もよかったのですが、やはり正統派のバラードがアカペラの魅力全開という感じでよかったです。女性2人、男性3人の声のハーモニーが素敵でした。アンコールも2曲サービス、さらに、CDへのサイン会とファン・サービスも。合間のトークも結構楽しく、秋葉原に行く時間がありませんでした、と笑いをとったり、「アリガトウゴザイマス」「アイシテマス」と日本語も交えたり、会場全体も和やかな雰囲気でした。この会場、六本木ヒルズのハリウッド・ホールも初めてでした。というより、ハリウッド・ビューティー・プラザにホールがあることを知りませんでした。そもそもがコンサート用ではない多目的ホールなので、段差なしの座り心地の悪い折りたたみイス、という難点は、夜景の美しさと最初にいただいたシャンパーニュに相殺された感じです。
 
 来年も来日予定ということで、これからもっと日本でもメジャーになっていくのかしら、という印象です。

 とても素敵なコンサートで、かなり幅広く受け入れられるタイプなので、アカペラのコーラスに興味がなくてもお勧めです。

 

Tuesday, December 19

L'ULTIMO BACIO

 恵比寿のガーデンホールで5日間行われているライブ。

 ご近所なのにガーデンホールでのライブは初めてでした。ガーデンルームでフェラガモのセールは別として。招待券が当たって、急だったのですが、とりあえず。実は、夏木マリ、藤井尚之、ムッシュかまやつ、佐藤ノブほかという結構な有名どころが揃ったライブ。そのくせ、夏木マリは女優だけではなく歌手活動もしてたのとか、ムッシュかまやつって顔はわかるけれど・・・、と基本情報不足の状態。慌ててちょっと調べて、ジャズなのかなぁと思いつつ、ジャンルも今ひとつわかっていない状況でしたが行ってしまいました。

 ぎりぎりに飛び込んだのですが、開演前とインターバルには、フォワイエで、ドリンクにちょっとおしゃれなカナッペなどもオーダーできるようになっていました。ドリンクのラインナップも珍しく、ワインはもちろん、エビスビールに漢方茶まで。公演プログラムではなく、このメニューが手渡されたのにはびっくりでした。
 
 前半はムッシュがメイン。最後に夏木マリも参加して、藤井尚之のバースデーのお祝いがはいったり。後半は夏木マリがボーカル。アコースティックなサウンドがいい感じでした。ジャズ・ボーカルのレッスンでやったRoute 66でムッシュかまやつがスタート、夏木マリのアンコールがSummer Timeでしたが、それ以外はオリジナル、カバー取り混ぜていましたが、知らない曲も多かったです。こういう機会でないとなかなか来ない感じのライブなので、トークと音楽を楽しみました。客席にはぱらぱら芸能人のお友達もいたらしく、終演後は、皆が立ち止まって誰かを見ているため変なラッシュが起こっていました。

 ちょっといつもと違う雰囲気のライブを楽しみました。夏木マリのスタイルのよさとかっこよさが印象的でした。

 

Monday, December 18

ホームパーティー

 クリスマス、忘年会とこの時期は本当に集まり、イベントが多い時期です。

 ホームパーティーを開催される方も多く、ただ、やはり日が集中してせっかくのお誘いにお断りしたり、少ししか顔を出せなかったりすることもあり、残念です。週末も2ヶ所。ひとつは大学時代の集まりでかなり何年ぶりかに会うというメンバーもいて、早くから始めた割には遅くまで盛り上がりました。

 去年の今頃も確かにパーティーはありましたが、いずれも暑ーい中のクリスマス・パーティー。クリスマスのデコレーションはあっても今ひとつ気分が・・・というところでしたが、今年はきちんと冬のクリスマスを楽しんでいます。どこのおうちも素敵にツリーやリースなど飾られていて、特にお子さんがいるおうちだと、華やかです。子供たちにとっては、やはりとてもうきうきするシーズンでしょう。

 思えば、車でもよく迷子になっていましたが、相変わらずおうちにお邪魔する際にはたいてい迷子に。おうちに限らず、レストランでも地図は必需品、しかも一度では行き着けないのですが。それでも、車と違って、間違ったと思ったらくるっと振り向いてUターンできるところがいいなぁと思います。持ち寄りだと電車に乗っていくのは大変ですが、終電さえ気をつけていれば飲むのも安心の電車生活、というのも私にとってはうれしいです。

 

 

Saturday, December 16

エスニック

 以前たまにお邪魔した勉強会のクリスマス・パーティー。ものすごく久しぶりに参加させていただきました。

 六本木のベトナム料理シクロという会場にあわせて、ドレスコードはエスニック。せっかくなので、この夏旅行したラオスで購入したラオスのアンティーク・シルクの上下にストールに。会場には、アオザイ、チャイナ、バティック、着物など、結構多くの方がドレスコードを意識された服装。さすがにラオスはいませんでしたが。それで、ベスト・ドレッサーまでいただいてしまいました。チャイナ・ドレスやベトナムで作ったワンピースにするか迷ったのですが、そのあたりはほかにも着ていらっしゃる方がいるかも、と思い、あえて珍しい路線にしたのが「エスニック」度数高し、ということだったのでしょうか。アフリカというのもよかったかもしれませんが。

 パーティーでは、ずいぶん前に別のところでお会いした方や、前日のカメルーンのパーティーでお知り合いになったばかりの方にばったりお会いしたり、さらに驚いたのは中・高時代の同級生のお父様にまでお会いしてしまったこと。お話をしていて、何かつながってくるものがあり、お嬢様いらっしゃいませんか、もしかしたら・・・とお聞きしたらまさに。世の中、本当に狭いです。

 そんな懐かしい出会い、新しい出会い、不思議な出会いがあった楽しいパーティーでした。

Friday, December 15

カメルーン

 知り合いのカメルーン女性の経営するカメルーン料理レストランでのクリスマス・パーティー。

 以前ランチに来たときにもいただいたバナナ・ドーナツやオクラのシチューのほか、チキンや豆の煮込みなど、特別クリスマス用ではなかったようですが、かなりの種類のお料理でした。いずれも、家庭料理という感じの優しいお味は前回と同じ。彼女ともう一人の女性シェフとの二人で一生懸命準備していました。お店というよりもホームパーティーのような雰囲気で、お料理もそうなのですが、どさっと並べられたHelp yourselfのドリンク類。南アのワインのほかは、アフリカのものはありませんでしたが。最後のクスクスをヨーグルトとクリームで甘くしたデザートまで、気楽でアットホームな雰囲気の中楽しみました。

 久しぶりに会った彼女は以前と髪型が違ったのですが、最近、アフリカ女性にもエクステンションが流行っているよう。先日会った別の知り合いも、いかにもアフリカという感じのちりちりっとしたショートだったのが、いきなり、ストレートのロングに。一瞬顔がわからないほどの変貌ぶりだったので、聞いてみたところ、エクステンション。この日、彼女は、ちょっと部分的に赤っぽい、細い三つ網のボブ風。細い三つ網は本物かな、とも思ったのですが、これもエクステンションでした。

 小さなお店なので、あまり身動きができるという状態ではないのですが、ちょっとアフリカ音楽にあわせてダンスをしてみたり、アフリカンな夕べでした。

Sunday, December 10

ホット・ヨガ

 また新しいところでのトライアル。

 恵比寿で結構人気があるところらしく、予約したらキャンセル待ち。でも無事参加できました。初心者向けのベーシックではなくレギュラーのレッスンを体験。ほかのところでやっていたので、といったらレギュラーでもOKがでました。確かにポーズもある程度わかっていることが前提で、進むペースも早いです。ヨガまったくの初心者にはちょっと大変かもしれません。前回の目黒よりも運動した、という気分。相当汗もかいて、ミネラル・ウォーターも1.5リットル近く飲んでしまいました。なかなかよかったのは、スタジオ内のアロマ。最初はラベンダーが強い感じだったのが、途中からローズか何かに変わり、間ではレモン系のさわやかなものを振りかけたり。香りで癒されつつ、しっかり体も動かして汗もたっぷりかき、気持ちがよかったです。

 最近、岩盤浴とホットヨガの組み合わせなど、いろいろと工夫があり、あとから出てきたところは、いいインストラクターの確保はもちろんですが、こうしたプラスアルファな何かがあるところがやはり人気があるのではないでしょうか。先日、医師の方がホット・ヨガは湿度・温度が高くて細菌の繁殖がすごい、という恐ろしい話を聞き、風邪の流行っている今の時期どうかな・・・と思いつつ、参加しました。まぁ、その先生だってそうおっしゃりながらご自分もホット・ヨガに行っていらっしゃるということだったのですが。衛生面がしっかりしているか、というのもチェックポイントとしては大きいと思います。ただ、風邪引きの人が中にいたら、どんなにきちんとしていても、その場で菌は蔓延してしまうでしょうが。

Saturday, December 9

マリインスキー・バレエ

 招待券をいただき、予定も変更して、白鳥の湖に。
 マリインスキーって劇場の名前では、と思っていたのですが、旧キーロフ・バレエのことでした。いつの間に名前が変わっていたのでしょう・・・。

 いずれにしても、美しいの一言。やっぱり、古典ものが好きです。チャイコフスキーの音楽も大好きですし、華やかな衣装、技術も表現力も高い踊りに魅せられました。長くて細い手足は、本当に白鳥のようで、華麗で優雅でした。いとも簡単そうに軽々とあげる足。バレエは相当きつくて、不自然なことを、まったくその素振りも感じさせず観せなければならず、そして美を追求する芸術。運動不足解消に、スポーツ気分でバレエのレッスンに通っている私にとっては、鑑賞するバレエと自分がやっているバレエとはまったく別物です。

 バレエといえば白鳥の湖を思い浮かべる人が多いと思います。それだけ、バレエらしい美しさがつまった素晴らしい作品であり、優雅なひと時でした。といっても、開演時間に遅刻しそうで駆け込み、私自身に優雅さはかけていましたが・・・。

  

Friday, December 8

O'hyoi's

 藤村俊二さんがオーナーのワイン・バー。
 英国風とか英国調ではなくて、すべて本物をそろえたというこだわりの英国インテリアにおいしいお酒とお食事が楽しめるお店です。ただ、場所がちょっと不便。

 10周年の記念パーティーにお誘いいただいて、ちらっと寄らせていただきました。いつもの方向音痴振りを発揮し、またもや迷子。待ち合わせ時間に少し遅刻。素直にタクシーに乗ればよかった・・・と後悔。なんとかたどり着いたらもう相当な人でした。入り口は花輪や花かごの山。タレントなど有名人の方からのものがほとんどです。10周年だから会費は10円(!)という設定でした。あまり長居できなかったし、芸能方面に詳しくないのでよくわからなかったのですが、ちらちらと俳優などの方もいらしていたようです。あまり広くないお店なのでそのうち人があふれたのではないかと思いますが、にぎやかで華やかな雰囲気を少し味わわせていただき、失礼しました。

 落ち着いた大人の雰囲気の素敵なお店です。

Tuesday, December 5

Mozart Academy Tokyo

今年はモーツアルト生誕250周年でモーツアルト・イヤー。

 12月5日はモーツアルトの命日ということで、レクイエムを中心としたコンサートのお誘いをいただき行ってきました。場所も渋く、代々木公園の白寿ホールというところ。こじんまりしたホールですが、音響もよく、インテリアや照明もなかなか素敵。アヴェ・ヴェルム・コルプスで始まり、珍しいバセットクラリネットのソロありのクラリネット協奏曲、そしてレクイエム。古楽器というのは手入れも演奏も大変そう。バセットホルンという古楽器もあり、全体的にアコースティックな暖かな音色でした。チェンバーオーケストラで少人数ですが、ボーカルともよく調和して心地よい音楽を楽しめました。指揮者の方によるプレトークでは、楽器の説明、曲の解説があり、より親しみやすさも増してよかったです。レクイエムは間にグレゴリオ聖歌を挟むというオリジナルな構成。モーツアルトの最後の、そして未完の作品であり、弟子や後世に補筆された部分も少なくない作品。このレクイエムは実用のため作曲されたことから、実際のカトリックのミサの形式にのっとって、あえてグレゴリオ聖歌を加えて演奏するということでした。

 単に聞き流すのではなく、背景などを勉強すると、よりおもしろくなってきます。
 
 素敵なコンサートで癒されました。そして、やっぱり音楽ができるというのはいいなぁと思うと同時に、こんなに気軽によい音楽に触れられる環境に戻ってきたことに、改めてうれしくなっています。

Sunday, December 3

Turkey

 クリスマスといえばやっぱり七面鳥。

 クリスマス・ディナーは、英国式がいちばんなじみがあります。ロースト・ターキーにスタッフィング、メキャベツ、ポテト、ニンジンの付け合せ。クラッカーを割って、出てきた紙の王冠を頭にかぶって。クリスマス・プディング、ミンス・パイ。。。定番、典型的だからこそ、1年に1回懐かしくなるものなのかもしれません。そういえば、南の島でクリスマス・キャロルを歌ったあと、暑い中でいただいたミンス・パイはとてもおいしかったです。

 今回は、ターキーは英国風というより米国風だったようですが、クランベリー・ソース添えの七面鳥の丸焼きを楽しむクリスマス・パーティーに参加。グリュー・ワイン、神戸のフロインドリーブのシュトーエン、パネトーネなど各国のクリスマスのお料理・お菓子・飲み物。持ち寄りなので、必ずしもクリスマスものばかりではなかったのですが、手料理も含めていろいろなお料理を口にできました。

 席の近かったドイツ人の参加者の方から、Turkeyのジョークを聞きました。英国人のおばあさんがドイツ人のおばあさんのところに遊びに行って、クリスマスに何を食べるかと聞かれたところ、英国人のおばあさんの答えは、Turkeyを、しかも焼いて食べる、と。これを聞いたドイツ人のおばあさんは目を丸くした・・・という。ドイツではクリスマスにいただくお肉はこれ、という定番はなくいろいろだそうです。それに、七面鳥を食べる習慣もあまりなかったとすれば、Turkey=トルコ人となるのでしょうね。

 珍しいロシアやスペインのカナリア諸島でできたワインなどもいただき、ずいぶん国際色豊かなパーティーでした。プレゼント交換もあり、12月早々にターキーとクリスマス気分を味わえました。

Saturday, December 2

Star Dancers Ballet

 バレエ・シーズンに入り、バレエを観たい!と思っていた矢先、お誘いを受けていってきました。

 Approximate Sonata、Jardin aux Lilas、Scotch Symphony3作のTriple Bill。普段はやはり古典ものにいってしまいますが、ロンドンでも、こうした短い作品のTriple Billは観たことはありました。いずれにせよ、今回はすべて初めての作品ばかり。個人的には、やっぱりオーケストラが入り、多少なりともストーリー性があって、チュチュやドレスの華やかなコスチュームを身に着けているほうが好きなので、踊りや振り付けはよいにしても、後2作のほうが楽しめました。シンプルなレオタードのほうが、確かに手足の動きははっきり見えて、「踊り」や「動き」に注目が集まり、その力量も試されるのでしょうが、やはりバレエは美しくないと・・・。最後の作品はメンデルスゾーンのスコットランド交響曲。スコットランド風のダンスあり、男性ダンサーもキルト風のコスチュームというのはなかなかおもしろかったです。

 Star Dancers Balletも初めてであまり知らなかったのですが、珍しいと感じたのは、客席。男性、しかもご年配の方が多いのです。実は日本のバレエ鑑賞人口は意外に男性も多いことに気づかなかったのか、あるいは、このバレエ団には特に男性のサポーターやファンの方が多いのでしょうか。

 12月で、いよいよ街中もクリスマスの雰囲気。短い作品もおもしろいですが、やっぱり定番のくるみ割り人形も1回は観にいきたいです。

Thursday, November 30

Sideways

 「人生は極上のワインのように、そのピークを迎える日まで日ごと熟成し、複雑味を増す。それからはゆっくりと坂を下っていくが、ピークを過ぎた味わいも捨てがたい・・・。」

 話題となったカリフォルニア・ワインロードの男二人旅の映画。寄り道しながらのワイナリー・ツアーが自分探しの旅になるというお話。

 まだ観ていないのですが、この映画をテーマにしたワイン会に参加しました。泡だけは映画で良いのがでてこないそうで、ホワイト・ハウスでも供されて、アメリカでベスト・スパークリングによく選ばれるIron Horse Wedding Cuvee。あとは、主人公の一人がピノ好きで映画の中でもピノ・カベルネ論争あり、ということで、赤ワインはピノが中心でした。ピノは好きなのでうれしかったです。基本的には映画のエリアで作られたワイン。Hitching Postという映画でもキーになるワイナリー、Foxenのワインなど、かなりの本数をいただきました。しかも多くのワインが、まさにアメリカ・ワイナリーツアーで買い付けてきてくださったもの。日本ではまだ手に入らない、あるいは、ほとんど手に入らないという貴重なものもありました。それでも、最近はアメリカのワインもかなり日本に入っているということで、購入できるものも増えてきているそうです。泡、白、ロゼ、赤10本以上。これに、コルクの形をしたシェーブル、ブションや冬季のチーズであるモンドール(モンドールの皮が絶品でした!)など、ワインにあうセレクションのチーズやお食事をいただきつつ、次々とボトルが空になっていきました。

 映画を観ていたらもっと楽しめたのだと思います。早く映画を観て、いただいたワインの復習をしなければ。アメリカのワイナリーツアーにも、いつか行ってみたいと思います。

 ワインの複雑味がわかるほどの舌と知識は持ち合わせていませんが、おいしく楽しくいただきました。
 

Tuesday, November 28

有機野菜

 最近、有機野菜を使ったお店が増えている気がします。ナチュラル・ハウスなどがブームになった頃にもレストランやカフェがぱらぱらできましたが、また、マクロビ・ブームに伴って増えてきているのでしょうか。

 先日目黒でノニ・ジュースを飲んだお店も有機野菜を中心にした小さなカフェ風のお店でしたが、今度は中目黒。root higasyihamaというイタリアンです。ここはワインも自然派にこだわっているところでした。

 そういえば、本当に体によい野菜や果物というお話を伺ったときに、有機野菜といっても無農薬ではないこともあると聞きました。確かにどのタイミングまで農薬を使っているかなどで、表示は異なるというのも聞いたことがあります。それに、有機栽培というのは、農薬と化学肥料を使っていないということ。少なくとも、有機肥料は使っているわけです。これの先を行くのが無肥料栽培。もともと土には栄養分があり、人工的な肥料などいらなかったのが、肥料を入れ続けることによって自然回復ができない悪循環に陥っているという発想から、一切の肥料なしで栽培する農法。ここまで徹底するのは相当大変でしょうが、確かに、本来あるべき姿なのでしょう。これで健康になったという方もいらっしゃるそうです。

 確かに有機栽培のものは野菜や果物本来の味がしっかりあっておいしいですし、より健康になれるという気分に。作った人の顔が見える食品というのはやはり安心感があり、気持ちの良いものです。それでも、お買い物に行って、ついついお値段の安い輸入野菜にも手が伸びてしまう私には、徹底した有機栽培(さらには無肥料栽培)信望者にはなれそうもありませんが・・・。
 

Monday, November 27

鍼灸初体験

 前々から興味はあったものの、ちょっと怖くて試せなかった鍼。

 妹のお友達が資格を持っていて、うちまで来てくれるということで、以前からお願いしていたのをいよいよ実現。

 うちに戻ると、すでにソファーベッドを診療台代わりにタオルなどの準備もされていました。体調などについて聞かれて、軽いマッサージ、触診をしてから、治療方針(?)が決まったようで、早速、鍼を。注射が大嫌いで、予防接種でも決して注射針のほうは見ないことにしているので、実は相当緊張。注射針と違って小さく細いものなのでほとんど痛くないと聞いていたのですが、ふくらはぎあたりにちくちくと痛みが。痛みは我慢する必要はないそうです。良薬口に苦しではないですが、やはり痛みを耐えてこそ・・・なのかと思っていたのですが。それで、すぐに痛いというと、これは必要ない鍼なのでしょうということで、抜いてもらうことに。確かに、足の甲は一瞬ちくっとした以外は痛みがなかったので、刺激に対しては個人差が大きくて、しかも、敏感に痛さを感じる部分も人により、時により異なるようです。鍼に対しては恐怖心からか、そもそも敏感なのか、あまりあわないという判断。2,3箇所だけで、それでは温灸にしましょうということになりました。頭や足の指、背中などにお灸もやってもらいました。こちらも初体験。こちらのほうは特に問題はなく、熱く感じたら外してもらうのでつらいこともありませんでした。普段治療に来ている患者さんよりも相当重症な冷え性ということで、普通であれば熱さを感じる頃でもまだ感じなかったり、通常であれば赤い斑点のような反応がでるはずがそれがまったくでなかったり、根深い冷え性のため効果のほうは1度では不十分だったようですが。おなかや背中を温めたマッサージ器で軽くマッサージ(結構いろいろと「新兵器」があるようです)、その後、首などを中心にハンド・マッサージ。これが強めでとても気持ちよかったです。鍼には痛いと大騒ぎしたのに、マッサージはいくら強くやっても大丈夫ですね、といわれてしまいました。

 1時間ぐらいやってもらって、気持ちはよかったのですが、皆おなかがキュルキュル。とりあえずそろそろ食事にしましょうということで、最後に足の指に絹のひもを結び付けてもらいおしまい。これは、血行をよくして冷え性解消のためにいいのだそう。

 初めてのことばかりでちょっと緊張気味で、普通のアロマやマッサージのときと違ってリラックスはできませんでしたが、おもしろい体験でした。続けたら確実によさそうです。資格もなく、せいぜい民間資格で簡単に始められる他のマッサージと違って、3年間の専門学校通学、卒業で国家資格を取っている鍼灸は、やはり違います。いろいろ試しにいっていても、さすがに鍼灸はいきなり行けないと思っていたので、やってもらえてよかったです。また、お願いしたいですし、興味がある方にはお勧めしたいと思います。

Sunday, November 26

炭酸煎餅とサイダー

 この二つ、どちらも有馬温泉名物。知りませんでした。

 炭酸煎餅は宝塚でも見かけて、関西では一般的かと思ったら、そういうわけでもなく、どうもこの2箇所のよう。そういえば、宝塚にも温泉がありました。炭酸泉を使って作った薄焼きの丸くて軽ーいお煎餅。プレーンでも結構甘みもあります。京都の八橋に、栗、黒ゴマ、イチゴなど様々なバージョンが出ているように、炭酸煎餅もいろいろ種類が増えたのは最近のようです。青海苔風味、レモン味、2枚重ねにした抹茶クリームサンドなど。

 そして、実は有馬温泉はサイダーの発祥の地だそう。サイダーのそもそもの語源、オリジナルはcider、フランス語ではシードル。つまりリンゴ酒。それがなぜか日本では甘味をつけた炭酸水のこと。人工的な甘みが苦手でいわゆる清涼飲料水系はほとんど口にしないので試さなかったのすが、有馬温泉の昔ながらのサイダーのビンは、ちょっとレトロでいい感じでした。

 普通温泉地といえば、温泉饅頭。それが有馬温泉では、温泉饅頭よりも炭酸煎餅。個人的には南部煎餅のほうが好みですが、その土地ごとでの新たな発見、というのは楽しいものです。

Saturday, November 25

有馬温泉

 バンコクで有馬温泉という名前のマッサージ屋さんに行きましたが、今回は本物の有馬温泉。

 有名ですが、なかなかチャンスがなくて初めてでした。梅田からは直行バスで1時間・・・のはずが、結局渋滞で倍ぐらいかかりました。それでも、近いです。太閤の湯へ。かつては普通の温泉旅館だったらしいホテルを、スパスタイルに変えて成功したようです。特に、バスチケットとのタイアップは確かにお手軽で便利でした。基本的には、ラクーアなどと似たスタイルで、館内はロッカーキーでキャッシュレス。なんといっても、メインは、金泉。鉄分が多いため赤っぽい色で塩分が含まれているお湯です。ここでは、六甲から来ている炭酸泉の銀泉と2種類があって、そのブレンド、岩盤浴なども楽しめます。お湯はとてもよく、さすが温泉どころ。ただ、スパとしては、ラクーアのように、テレビ付のリクライニングソファがあるわけではなく、そこまで長時間は過ごせませんでした。

 有馬温泉は日本最古の温泉で、土を掘る技術がない頃から湧き出ていたそうです。金泉、銀泉(炭酸泉とラドン泉)それぞれ高い効能。お湯のよさはお墨付きです。温泉の中でのおばあさんたちの会話によれば、昔は、もっと真っ赤で、タオルや衣服にも赤い色がついたものだった・・・ということなので、これが効能とかかわりがあるのか、色だけの問題なのかは不明ですが。実は、日帰りで使える公共の温泉もあることに気づきました。紅葉の時期ということもあって、狭い山道はかなりの混雑でしたが、ふらっとドライブして、公共温泉で温まって帰る、というのもなかなかよさそうです。逆に、落ち着いた温泉旅館でのんびり1泊というのも魅力的ですが。

 これから寒くなり本格的な温泉シーズン到来。近場でいい温泉というのがある環境はうらやましいです。

Friday, November 24

豆皿懐石

 祇園で豆皿懐石をいただきました。

 豆皿とは手塩皿とも呼ばれる小さなお皿のことで、京都の遊びどころでは古くから酒の肴を手塩皿で供する習慣があったとのこと。いろいろな種類をちょっとずついただきたい!という女性にぴったり。お刺身、煮付け、おひたしなどが2,3口分ずつ盛られた豆皿がお膳に載せられていて、見た目もとても素敵です。豆皿の形や色なども様々。豆寿司というのもあって、こちらは一口大の手毬寿司に近い感じ。箱にいれられていて、蓋を開いたときはそのかわいらしさに感動します。野菜のお寿司などもあり、すべてお味もついていてそのままいただける状態。

 お店は、おそらく昔の置屋を改築したもので、中はモダンテイストも取り入れたカウンターと掘りごたつ式の可動テーブル席。インテリアは和テイストばやりなので、東京にもありそうな感じの女性好みな雰囲気でした。

 せっかくの秋の京都ということで、建仁寺と清水寺にも立ち寄り、最近人気の黒のおたべなどのお土産もの屋さんを冷やかしたり、と短時間の立ち寄りでしたが、久々にちょっと観光を楽しみました。

Tuesday, November 21

辛いもの

 辛いものが苦手、特に、唐辛子とにんにくの組み合わせは・・・ということで、実はいちばん苦手としているのは韓国料理。次は、緑色だったり、普通の色で、辛くなさそうなくせに辛い、だまされた!と思うタイ料理。南の島時代も、辛いのに何で大丈夫なの?と聞かれるインド料理を除いて、なるべくパスしてきていました。インド料理の辛さは私の中では違う辛さで、しかも、辛さが選べるので大丈夫なのです。唐辛子はとにかくダメなので、皆が追加で頼むグリーン・チリなどもってのほか。

 それでも、辛さはだんだん慣れてくるようで、以前よりずいぶん辛いものも大丈夫になりました。
 自分でお料理していても、鷹のつめなど、少なめとはいえ、結構使っています。

 先日は、懐かしのFish Head Curryをいただきました。南の島の人気のノン・ハラル中華レストランの名物料理。ボウルのようなお皿からはみ出しそうな目をぎょろぎょろさせたお魚の頭は忘れられません。かなり辛いですが、オクラ、ナスなどのお野菜もとろけそうになりつつたっぷり入っていておいしかったす。大皿なので、人数が多くないと頼めない一品。切り身部分のお魚カレーのほうは、一人分でも頼めますが、やはり、頭の部分のほうが人気でした。久々のシンガポール料理のお店で、このFish Head Curryをいただきました。日本なので、お魚は小さめ、ココナッツの香りがするので一瞬油断したのですが、その辛いこと! 今までいただいた中で最も辛かったです。それでも、これをいただけるようになったということは、相当成長した、というか。辛いだけではなく、辛くてもおいしかったので手が出せたのですが。パイナップルやトマトで中和しつつ、結構いただきました。その日オーダーしたものは基本的にスパイシーなものが多かったのですが、エビの揚げ山椒がらめも相当ピリッときました。唐辛子じゃないので、平気、といいつつ、やっぱり揚げた赤い山椒は辛すぎました・・・。

 辛いもの続きで、苦手なのでいつも避けていた韓国料理も。ただし、この日はレセプションで、しかも韓国宮廷料理。宮廷料理というのは辛いものは少ないそうで、オードブル的なものは、彩りもきれい。コチジャンなどのソースを除けば基本的には普通の味付け。サムタゲンも初めていただきました。明らかに辛そうなキムチには手を出さずだったので、ほとんど辛いものはありませんでした。宮廷料理系を毎日いただくわけではないでしょうから、やはり普通はもっと辛いものが多いのでしょうが。

 辛いものは体を温めるのでよいのですが、辛さに慣れすぎるとよくないとも。ワサビやマスタードは大好きなので、辛いものすべてがダメなわけではないですが、また、少しずつ幅を広げていくのも楽しいかもしれません。
 

Monday, November 20

マリー・アントワネット

 久々のミュージカル。
 
 ロンドン時代は頻繁に行っていましたが、日本ではチケットのお値段と入手が大変なことが多いこともあり、気楽に新作がかかるたびにふらっと行く、ということができないでいました。

 e+で割引チケットを発見、早速興味を持ちそうなお友達を誘っていってきました。遠藤周作原作「王妃マリー・アントワネット」をベースにした新作。11月に初演となったばかりです。レミゼラブルのような感動はありませんでしたが、まぁ楽しめました。前半、18世紀らしい華やかな宝塚的なドレスはいいのですが、ストーリーや歌、ダンスとしてはどうかな・・・と思いましたが、後半はフランス革命という時代背景、人間模様や心情の変化、成長ぶりなどが前面にでてきていた感じでした。いきなり、ものすごい大人になって落ち着いてしまったアントワネットにあれっと思ったりしましたが。まぁ、だいたい、ミュージカルというのは、バレエほどではないにしても、ストーリー的にはすごい飛躍があったり、ひどく単純化されたりしているものですが。比較的豪華キャストで、不思議な「錬金術師」の存在などもおもしろかったですが、やはり日本語というのはミュージカルに乗りにくい言語だと感じてしまい、日本語だとストレート・プレーのほうがいいような気もします。

 これから舞台ものが多い時期、最近しばらくご無沙汰している歌舞伎や文楽といったものを含めて、いろいろ行きたいと思います。

 

Friday, November 17

Noni

 ノニ・ジュース。以前から気になっていたのですが、飲むチャンスがありませんでした。

 目黒の有機野菜レストランでノニ・ジュースを発見。興味津々で、お店の方にどんなお味ですか、飲みにくいですか、とお聞きしてみると、「・・・変わった味です。でも、女性の方は結構飲めるとおっしゃいますよ」と決して、おいしいとか、お勧めです、という言葉は出てきませんでした。一般的に女性のほうが飲食物に対する好奇心は旺盛、新しいものにチャレンジして、しかも受け入れられることが多いと思うので、ノニを頼むのも大半は女性なのでしょう。

 それにもめげず、このチャンス、飲みやすいトニック割りでお願いしてみました。

 予想通り、変わったお味。なんというか、漢方やハーブなどの薬っぽい感じの独特なお味。おいしいとはいえませんでした。それでも全部飲みきれたので、体によいと思えば飲める、という感じでしょうか。もう一度飲むかといわれると、できれば違うものを・・・と思いますが。

 「ノニ」は確かタヒチ、というイメージがあったのですが、は古来より南太平洋のポリネシア地方で「命の果実」として大切にされてきた果物ということで、タヒチ、ハワイ、サモア、ニュージーランドの島などに加えて、最近は国産もあるようです。東南アジアでは栽培されていないようで南の島ではみかけませんでした。一度は、という好奇心はとりあえず満足させられました。

Beaujolais Nouveau

 解禁日はさすがにあちこちでパーティーが。

 お誘いも多かったですが、ご近所のサロンでの会に参加。なんと、10種の比較試飲でした。

 いちばん、なじみのあるGeorges DuBoeufに始まり、Louis JadotやLeroyなどのBeaujolais-Villages Nouveauも。飲み比べてみると、確かにどれも新酒なので、軽くてフルーティーなのですが、結構しっかりしたものもありました。Primeurとつくものは、2年ぐらいは寝かせてもよいそうで、Nouveau=早飲み、ではなく、早く飲めるような特別な作り方でも、大量生産的なものから一ランク上のしっかりしたものまであることを知りました。香りも基本はストロベリーなどの甘い感じなのですが、意外に違いました。最後のほうは酔っ払ってきていて、違いがよくわからなくなってしまいましたが。ソムリエやアドバイザーの資格を持っている方が多く、思いっきり素人なコメントしかできませんでしたが、とりあえず自分の好きなものというのがわかったのがよかったです。あわせるお料理もおいしくて、煮物や鳥のから揚げなど、ちょっと意外なとりあわせがぴったりしていました。チーズは、比較的定番のBrieやBoursin Poivreトブルーチーズ、そしてなかなかおいしかったのは、北海道産のGouda。やはり日本人の好みを熟知して作るチーズは「うまみ」が違うそうです。

 基本的には、お祭り。毎年、今年は今までにない良い出来、当たり年といわれることばかり。単なる宣伝文句だと思いますが、やはりこの時期になると飲みたくなります。お値段的には、正直なところお味の割りに高い、と思います。これは参加者ほとんどの一致した意見。原価は相当安くて、輸送費がほとんどなのだそうです。11月第3木曜日直前のパリの空港はワインでいっぱいで乗れないことがあるとか。すべて空輸しなければならないし、時間が勝負なので仕方がないのでしょう。

 それでも、初物好き、お祭り好きの日本ではかなり定着したNouveau。最近たまに聞くイタリアの新酒ノヴェッロのほか、他の国でも、当然、新酒というのはあるそうですが、Beaujolaisのみがここまで有名になったのは、広告宣伝のうまさの勝利だそうです。

 踊らされてるのかな、と思いつつ、やはり飲まなければという気分になってしまいます。昨年は無縁の南の島にいたのですが、今年は、いろいろと勉強になりつつ、たくさんのワインを楽しむことができました。

Wednesday, November 15

Aurora

 カナダのオーロラのお話を聞きに。

 ヨーロッパ、アフリカ、アジアと関わってきて、実はなかなかご縁がなく旅行でも行ったことがなかったカナダ。もちろん、オーロラはカナダ以外でも見られますが、日本から行くことを考えるとカナダがいちばん手軽なのではないでしょうか。ロンドン時代に、アイスランドに行きましたが残念ながらオーロラは見られませんでした。

 旅行社の方のお話だったので、当然ではありますがどちらかというとオーロラ・ツアーの宣伝、という感じでした。極寒への防寒対策、犬ぞりの話などおもしろかったですし、もちろん、いきなり科学的な説明があっても難しくてわからなかったとは思いますが・・・。映像を見せていただき、壮大な自然の中にゆらめくオーロラの美しさにうっとり。意外だったのはほとんどのオーロラが緑色だったこと。七色に輝くオーロラのカーテン、というイメージがあったのですが。

 あとで、気になって調べてみたところ、この「七色」はよくある間違いでした。虹は七色と表現されますが、オーロラはそのようなプリズム作用、色のバリエーションはなく、一般的にいちばんよく見える色は緑、下層のふちのあたりがピンクっぽく、上層の人間の肉眼では見えにくい部分が赤という感じで、あとは白っぽかったりするようです。その昔、日本でもオーロラが見えたことがあり、赤かったので「山火事」と勘違いされて記録されていたこともあったとか。赤は情熱の色ですが、血を思い起こす色で、不吉といわれることもあり、赤いオーロラが突如空にかかれば、きれいだったとは思いますが、当時の人たちは相当不安になったのではないでしょうか。オーロラはその電磁によってイルカなど動物の行動を狂わせるそうなので、人間にも何らかの影響を与える可能性もあるのでしょう。

 緑のオーロラの映像とともに、「にほんごであそぼ」や数多くのCMソングを歌っている「おおたか静流さん」の歌。実は、この方のことを知らなかったのですが、歌声を聴くと、あ!聞いたことある、という感じでした。オーロラと音楽のコラボレーションというのは古くからあるようです。確かに、ゆったりと動くオーロラからは音楽が聞こえてきそうな感じです。彼女の伸びやかで自然な歌声によるAmazing Graceや赤とんぼなどの童謡は、オーロラにぴったりで素敵でした。来年予定されているツアーは、まさにオーロラとのコラボ・コンサートがあるそうですが、寒くて大変そうです・・・。

 オーロラ、来年というのはムリそうですが、カナダの大自然とともに、いつかは見てみたいな、と思います。
 

Monday, November 13

園山

 恵比寿の古民家を改造した隠れ家レストランがあるということで、ついでにお誕生日のお祝いも兼ねていただいて数人でお食事。

 結構、看板のない、知る人ぞ知るお店というのは恵比寿界隈にもありますが、ここはまた本当にわかりにくいところにありました。恵比寿在住なのにまったく知らなかったのですが、週刊誌を騒がせているジャニーズの一人ともうわさになったという園山さんという料理評論家(料理評論家という職業自体は、最近、流行ってますね)の家庭料理風小料理屋。位置的にはたまに他のレストランなどでいったことがあるエリアでしたが、路地を入っていった一軒家で、えー、これがお店、というところでした。事前ネット情報どおり、ご本人を含め系統や雰囲気が似た感じの美人ぞろいのスタッフ。

 持ち込みしていただいたシャンパーニュで乾杯をして、あとは、作れそうだけど一味違う感じの家庭的な和食のコース。ごま油の香りの効いた赤キャベツのサラダ、懐かしい感じのポテトサラダ、ニンジンそのまま1本入りの肉じゃが、めでたいということでセレクトしてくださったらしいタイの煮付けなどなど。ケーキも持ち込みしてくださっていたので、一口しか試せませんでしたが、納豆を使ったショコラなど、デザートはちょっと変わった感じでしたが、どれも健康によさそうな感じでおいしかったです。

 場所柄、そしてオーナーが園山さんということもあって、芸能人や有名人の利用も多いようです。
 なぜ、このお家なんですか、と聞くと、なんとなくいいと思ってとのこと。今までも、白金のキエンキエラや京都の町屋レストランなど、古民家改造系はそれなりに行ったことがありましたが、お庭もあって、看板なしで小さな表札のみというところは初体験。一見さんお断り(かどうかは知りませんが)、口コミ系というところがまたよいのでしょうか。

 今年は、ちょっと変わった印象的なバースデー・ディナーになりました。

Hot Yoga

 連日のお祝いディナーでの食べ過ぎ、飲み過ぎに加えてバレエがお休みのため運動不足を感じて、久々に、オープンしたてのスタジオでHot Yogaに。新しいのでもちろんとてもきれい。シャワールームの数も多く、シャンプーなどアメニティーもそろっているのはよかったのですが、1時間のベーシックコースはちょっと短くて物足りない感じも。

 最近、雨後のたけのこ状態で、Yogaスタジオができています。恵比寿にはもちろん、目黒にもHot Yogaは少ないにしても普通のスタジオやダンスと兼ねているところがあちこちに。新規で、そうした既存のスタジオとの差別化をはかってやっていくには、インパクトは今ひとつ、という感じ。料金体制やシステムもほとんど同じでした。スタッフは感じがよく丁寧(慣れてはいないですが)、女性専用なのでインテリアなども女性向きでおしゃれ、ではあるのですが。

 体験に来ている人数も少なく、そのまま入会した人も少なそうな感じ。ちょっと何か考えないと、経営は厳しそうな気がしました。

 物足りないといいつつ、久々にいつもと違う筋肉を動かしたので少し筋肉痛を感じています。やはり体は動かさなければ、と反省しつつ、また新しいところを見つけたら体験に行ってみようかな、と思っています。

Saturday, November 11

Vegetarian

 友人がベジタリアンになったとのこと。大人になって何かのきっかけでお肉抜き生活にはいるなど、主義としてベジタリアンになるというのは、アレルギーがでてしまって急に何かが食べられなくなるのと同じぐらい、意外と多い気がします。

 彼女はマクロビにはまったのがきっかけで、徐々にお肉、お魚、乳製品と抜いていくようになり、今はすっかりお野菜のみだそう。私自身、お肉がなくても生活していける自信はありませすが、お魚もまったくといわれると相当さびしく、ヨーグルトやチーズなし、という生活は考えられません。しかもパンも普通のところのものは食べられないということになるわけです!

 人それぞれ、嗜好は異なり、体調にあうものも違うわけなので、自分にあう食生活をすればよいとは思うのですが、Veganはやはり大変。たんぱく質はお豆腐などお豆系からとるしかないし、カルシウムなど必要な栄養素の確保はかなり難しいと思います。

 南の島時代も、お友達を招待するたびに、今回は豚・アルコール抜き、調味料のアルコールもダメ、5のつく日はベジタリアン(道教にはこういう風習があるそうです)、コリアンダーのアレルギーなど、いろいろ考えなければならなかったのですが、日本に帰ってからも、実はそういう機会がとても増えている気がします。

 小さい頃はアレルギーもあり、食べ物もいろいろと制限され、実際好き嫌いも多かったのですが、最近はかなり(ゲテモノ以外は)何でも食べています。それでも苦手なもの、できれば食べたくないものはそれなりにあります。そんな私でも、好きなものは好き、おいしいものは楽しみたい、と思うので、いろいろ食べられないというのはさびしい・・・と感じてしまいますが。

Thursday, November 9

バカラ

 今年もガーデンプレイスはバカラ。

 実は去年はなかったそうで、2年ぶりの復活だそう。今までよりもシャンデリアの大きさは大きいものだそうです。久々に点灯式にも行きましたが、数年前の点灯式のほうが、聖歌隊がキャロルを歌う中、人口雪が降り、人もすごく集まっていてよかった気がします。今年はゴスペル風な歌はともかく、挨拶が長かったのです。確かに、このバカラを設置するのは、相当スポンサーが必要なことは間違いないのですが、ちょっとスピーチと宣伝が長くて多すぎでした。

 点灯式はともかく、バカラ以外のクリスマス・ツリーや木々へのイルミネーションはいつもに増して華やかで素敵。やっぱり、クリスマスが近づくとガーデンプレイスの近くに住んでいてよかった、と感じます。遅くに帰るとライトアップが終わってしまっていてがっかりしますが。

 日がどんどん短くなっていき寒くなっていく中で、イルミネーションの美しさは、楽しく暖かい気分にさせてくれます。三越内でもクリスマス・グッズの販売が始まって、このまま世の中クリスマス、そして年末の雰囲気となっていくのでしょう。久しぶりの冬の近づきを味わいつつ、今年ももう残すところわずかになっていくことに、ちょっとさびしさも感じます。

Wednesday, November 8

Italian三昧

 バースデーのお祝いということで、イタリアン三昧、というほどではないですが、行ってみたかった2軒に。

 麻布十番のKioraと恵比寿のRosetta

 Kioraはシャンパーニュで乾杯、選べるプリ・フィックスにかなり迷いつつ、旬のサンマなどもおさえつつ、お魚中心に。サンマはボリュームもあり、味付けもしっかりで、ちょっと重いかなという感じでしたが、ヒラメのカルパッチョがおいしかったです。どれも、ソースはバルサミコやハーブなどシンプルでも、付け合せに巨峰を使っていたり、なかなか凝っていました。イカ墨を練りこんだ小さな平たい丸のパスタはヤリイカとコバシラであっさりとしていておいしかったです。口中黒くなる心配もなくて・・・。ジビエもいいかなと思いつつ、メインもタイのソテーを選択。デザートはちょっと大満足という感じではありませんでしたが、雰囲気、サービスともによかったです。デザートには、イタリア語でHappy Birthdayと描かれたプレートに乗せられていました。丸い小さなパンがおいしくて何度もお代わりしてしまいました。

 Rosettaは、かつて、継之介という姉妹店のほうに行ったことがあったのですが、こちらはオーナーが変わってしまったそう。本家のRosettaは前菜の神戸牛の握りずしが有名ということで、これも入っているので結局やはりコースをいただくことに。おまかせのメニューでしたが、とにかくボリュームの多さにびっくり。海ぶどう、かつおのたたきなど、和風な前菜盛り合わせだけでもかなりおなかいっぱいに。ホッキ貝の大きな殻に豪快に盛り付けられたパスタ。貝や白子まではいったブイヤベースでもうおしまいでもいいのに、というところで、さらにメインのお肉。さらに、デザートは階下のラウンジに移動。当日その場で言ったのに、デザート盛り合わせプレートにはキャンドルが。歌まで歌っていただいきました。実は、そのほかも2人お誕生日の方が。やはり、11月お誕生日多い説が証明されたような気がしました。

 雰囲気も違ってどちらもよかったですが、Rosettaのほうがアットホームな感じで個人的には好み。やはり、恵比寿びいき、なのかもしれません。

Monday, November 6

ボーカル・レッスン

 こりもせず、体験レッスンに。

 余裕がでるとついつい試しにいってみたくなります。

 今回はグループ・レッスンということで、行ってみると、その日の体験はもう一人しかいなくて二人だけ。体験レッスン用のテキストに沿いつつ、1時間弱。さすが、YAMAHA系列の教室だけあって、ビルの外観から想像していたのより中はとてもきれいでレッスン室も多く、設備も整っているようでした(だからお月謝以外の設備費があるのだと納得)。ボーカル・トレーニングを少しだけやって、あとは、早速、歌でした。マイクに向かって練習、最後は一人ずつカラオケ。来年5月には、初めての発表会も企画されているとのこと。ボーカルよりも、楽器のほうが人数は相当多そうなので、ギターなどの楽器の人たちと即席バンドを組んで演奏する形だそう。レッスンも楽しいことは楽しかったし、発表会もおもしろいのでしょうが、単に歌うだけだとちょっと物足りない感じも。もう一人が男性だったので、音域が違うため、そちらにあわせてみたり、また、体験だったので、あまり細かい指導をされなかったせいもあるのでしょうが、またまた入会するかは迷うところです。

Sunday, November 5

プレ・バースデー・パーティー

 もうじきお誕生日ということで、家族でプレ・バースデー・パーティー。

 11月生まれというのはなぜか周りに多くて、特に実際のお誕生日の10日前後は多いです。出産は実は月の満ち引きや天候にも左右されるとのこと。確か、満潮で台風がきていたりすると、予定日近い人たちが皆駆け込んできて、ベッドがいっぱいになってしまうことがあるそうです。人間にも引力や自然の力が作用しているのだということを忘れつつありますが、11月生まれが多いような気がするのも、何かこうした影響の結果なのでしょうか。

 全員はそろわずこじんまりとした集まりでしたが、ワインで乾杯。マグナムというのはたまに見かけますが、甲府ワインの一升瓶(!)。最後は、秋らしいモンブランのシフォンケーキでした。しばらくホテルでお弁当生活だったので、そこから解放されて、おいしいものを一緒に食べたい人たちでテーブルを囲んでおいしく食べる、というのがとてもうれしかったです。

Saturday, November 4

ホテル生活

 しばらくホテルに缶詰状態で、ほとんど外にも出られなかったのですが、ようやくそれから解放。

 最近は高級ホテルが続々できているので、ホテル間の競争も相当厳しい様子。営業も熱心で、古いところは改装したり、新たなプランを打ち上げてみたり、いろいろ工夫をこらしている気がします。格式と伝統、歴史があるホテルというのはいいですが、実際、快適なのは、やっぱり新しくて最新の施設、設備が整っているところ。箱が重要なのはもちろんですが、それよりも何よりも必要なのは、行き届いたサービス。これがハイクラスの条件だと思います。仕事で使うと特に感じますが、いわゆるVIPを迎えたときは、ホテル側は相当なワガママにも対応できるようにかなりの人員配置をしています。また、単なる人海戦術的に人を置くのではなく、顔や車のナンバーを見ただけでどのVIPが到着したか熟知しているドアマン、頼んだことをその言葉以上に汲み取って対応できるコンシェルジェなど、一流ホテルといわれるところが超一流であるためには、よい人材をそろえること、だと思います。

 一流ホテルだって、真夜中過ぎにようやく仕事が片付き、簡易ベッドをいれてください(悲しいリクエストですが・・・)というようなときには、さすがに?というようなサービス係の人が現れることもありますが。

 いろいろなお客様がいて、苦労も相当多いはずなのに、それを表立って見せず、にこやかに対応するホテルの人たちを見ると、見習おうことが多いなぁと改めて感じました。

Sunday, October 29

岩盤浴

 疲れがたまりきっているところ、また新しい岩盤浴を開拓。
 恵比寿の駅から近くて、最近ホットヨガも始めたところ。

 今回は、いわゆるイメージどおりの、床に寝そべるタイプ。着替えをして、自分でうつぶせ5分、仰向け10分、休憩5分のセットを3回ぐらい繰り返します。じわじわと汗がでてきて、最後には相当汗をかきました。前回のカプセル型より汗の出始めも早く、汗の量も相当多かったです。

 かいた汗はにおいもなく「よい汗」ということで、シャワーで流さないほうがいい、というのは前回にも聞いていましたが、岩盤浴のあと、少なくとも1-2時間は食事をしないほうがいいそう。ディナーの約束時間が早かったので、思わずあわてて時間を計算してしまいました。代謝が活発になっていて、栄養をしっかり吸収しすぎてしまうそうです。せっかくのダイエット効果!と思っても、直後に食べると意味がない、ということです。

 確か、腸のマッサージをするときもそうだと聞きました。ちらっと読んだだけなので、正確なマッサージの仕方はマスターできていませんが、自分でおなかをマッサージするのはよいそうですが、これも、食事の前などのにはやってはいけないとありました。やはりアロマもマッサージも岩盤浴も整体も、もう予定がない夜にいって、そのあとは、水分だけとってしっかりと休む、というのが基本でベストのようです。

Saturday, October 28

ハロウィン・パーティー

 うちの近所は外国人率が高く、小さな子どもも多いので、ハロウィンの時期には、巨大なオレンジ・かぼちゃをくりぬいたランタンなどのハロウィン・グッズで飾られたおうちをたくさん見かけます。

 その昔、英会話学校でハロウィン・パーティーがあったことを懐かしく思い出しました。最近、そんな機会もありませんでしたが、お友達が、ハロウィン・パーティーを企画するとうことで、参加してみることに。

 仮装は自由、ということでしたが、仮装すると少し参加費用が割引になるということで、かなりの人が仮装をしていました。聞いてみると、ハンズやドンキで購入している人が圧倒的。いちばんのヒットは、マヨネーズとたらこの二人組み。たらこのほうは、一人だとなんだかわからないかもしれません。赤い着ぐるみの塊ですから。あとは、メイドちゃんなどが人気でした。やはり子どもの仮装とはだいぶ違うので、本来のハロウィンのゴースト的なもの以外が多かったようです。私自身、準備の時間がなくて、あまり仮装っぽくないチャイナドレスでごまかしてしまいましたが、思い切って仮装をしてしまうほうが楽しかったかもしれません。

 ハロウィンはあまり定着していない感じですが、たまにはこういうパーティーもおもしろいかもしれません。

Monday, October 23

Artists Night

 ケンブリッジ時代のお知り合いのアーティストが主催されているイベントへ。

 六本木のハートランドの一角ということだったので、今までいつも都合があわなかったのですが、初めてのぞいてみました。ほとんどがアーティストやアートに関わる人が多いのだろうと予測して、ちょっと入り込めるかなという不安もあったのですが、お友達と一緒にちらっと行くのであればと思い行ってみました。

 もっと、それぞれの方が作品を持ってきて展示している、というイメージだったのですが、そこまでではありませんでした。それでも、多少の作品や作品の写真を見せていただき、おしゃべり。日ごろお付き合いする方たちとは違う世界の人たちが多いですが、おもしろかったです。

 こういう場で刺激を受けて、新たなアイディア、さらによい作品を作り上げていかれるのかなと感じて、クリエイティブな思考能力に乏しい私としてはうらやましかったです。ただ、やはり成功するのはこうしたアーティストを目指す人たちの中でもごくごく一握りで、厳しい世界なのだろうなぁということも感じました。アートであれ、アート以外であれ、自分の好きなことを仕事にできるというのはとても素敵なことですが、現実は甘くなく、才能と努力の両方がなければいけないのだと思います。

 バタバタした現実の毎日から逃避しているような感じではありますが、週末は、私なりの久々の「芸術の秋」を楽しんでいます。

Sunday, October 22

Party's Wine Party

 ちょくちょく寄っているご近所のワインショップ・Partyのワインイベント。

 メンバー(があることさえ知りませんでした)にご案内があるイベントだそうで、結構人気ですぐチケットも売切れてしまうらしいです。偶然教えていただいて、行ってみました。

 チケットで、30種類ぐらいのワインの試飲と、チーズや生ハム、ちょっとしたおつまみの試食ができます。さらに、プラスアルファの有料チケットでは、ちょっとなかなか手がでない高価なワインの試飲も。こちらは、リーデルのグラスで。30種類もあるので、有料ワインまでは手が出ないと思ったのですが、1本3万円以上なかなか飲む機会はなさそうな魅力的なもの、ルロワ、ロートシルトやクリュッグ・グランキュベなど、私も名前を知っている超勇名ワインもありました。

 通常のほうで一番高価だったのは、サンテミリオンのクロ・デ・ムニュの1975年。1994年、2001年の垂直試飲ができたのですが、1994年と2001年はほぼ同じお値段。お値段から考えても2001年がいちばんおいしいような気がしました。1975年もおいしいとは思ったのですが、期待をしすぎたのか、舌が十分味を理解できないせいか、そこまで感動はしませんでした。フレンチを中心に試飲して、南ア、イタリアなども少し試してみました。最後のほうはよくわからなくなってしまいましたし、全部飲んだわけではもちろんないのですが、コストパフォーマンスで一番と思ったのは、1300円ぐらいで購入できるフランスのシラー。カザル・ヴィベル・シラー2004。専門誌の特集でスーパーバリューNO1と評された、というのには納得。普段、3000円のものはやっぱりなかなか購入しませんし、5000円となったらシャンパーニュを買ってしまうので、結局のところ2000円前後ぐらいまででおいしいものを知っていくことが重要、と実感しました。最初はついつい、お値段を見て高いからまずこれを、という順序を無視した飲み方をしてしまいましたが。

 本当にワイン好きの人ばかりがきている雰囲気で、皆、楽しみつつ、メモをとったり、サーブするショップやトレーダーの人たちに詳しいことを聞いたりしていました。

 ひとり小さな女の子がうろうろ。おつまみにでていた枝付レーズンが大好物らしく、他人のお皿にあるものに手を伸ばしてはしかられていました。彼女はきっと将来かなりのワイン好きになるのでは・・・。

整体

 体がだるいので、週末に久々の整体に。マッサージ派ですが、とりあえず何でもいいから今日行きたいと思ってポストに入っていた広告を見て即電話。

 やはりかなりゆがみがでているようです。背骨はS字を描いていなければならないのが、S字が崩れているとのこと。バレエをやっているので姿勢はそんなに悪くないように見えるのですが、骨盤が傾いている(これだからバレエのポジションもうまくできないのだと判明・・・)のと、長時間の座り仕事と右利きで右ばかり使っていることから、背中や首の付け根などががちがちになってしまっていたようです。

 足を組むのはよくないといわれて、ずいぶん前にやめたのですが、今度のくせはもっと直しにくそう。まずは、イスに深く腰掛けるようにといわれました。いつも浅めに腰掛けてしまっているのが猫背になって、背骨のまわりの筋肉に負担をかける原因だそうです。自分では猫背であると思っていなかったので、ちょっとショック。むしろ、背筋を伸ばすために浅く腰掛けていたのがくせになっていたので、逆効果だったとは・・・。それに、体が小さいので、イスに埋もれてしまわないように(!)と、ついつい前にいてしまうというのも。もちろん、深く腰掛けるというのは背もたれによりかかるということではないので、まずは毎日の職場で意識して直していこうと思います。

 月に何回か通って、とはいわれましたが、とても行けそうな状態ではないですが。

 整体もよかったですが、やっぱり、アロマオイルで強めに指圧マッサージというのがいちばん気持ちよいです。

Saturday, October 21

ギャラリー旬

 広尾にあるギャラリー。ギャラリーはなかなか知らないと入りづらいのですが、今回は、笠間の陶芸家の方の作品が出ているということで、オープニングパーティーには行けなかったので週末に寄ってみました。

 間口は小さなところですが、意外に奥行きがありました。コンクリート打ちっぱなしに立派な古い木がドンと見えるように組まれていたり(飾りなのでしょうか、たぶん、構造上必要ということではないのだと思いますが・・・)。お隣のレストランかカフェのようなところに中でつながっていて、ちょっと不思議な空間でした。

 作品のほうは、やはり初日にいかないとどんどん売れてしまって少なくなっているそう。普段使いできそうな雰囲気の平皿、箸置きなどがありました。落ち着いた薄めのグレーに多少青や金が入っているものが多く、お料理が映えそうなシンプルなものばかりでした。

 このギャラリー、1週間ごとに違うアーティストの個展をやっているそうで、来週は、土鍋! 土鍋だらけになるそうです。圧巻でしょう。かなり興味があるのですが、日程的に難しそうです。初日は、ご近所(?)やアーティストのファンのおば様がたがお気に入りの土鍋購入のために押し寄せるとか・・・。

 これからちょくちょくのぞいて、いろいろな作品に出会って、センスを磨いていきたいなと感じました。

Wednesday, October 18

ロンドン話と銀座のバー

 ごく少人数の集まりでしたが、ロンドンつながりの方にお会いしました。

 銀座のバーは敷居が高いし、ママがいて男性向き、というイメージがどうも強くて、と思っていたら、ご招待いただいたお店はとても素敵な雰囲気で女性ひとりでも(似合う女性であれば・・・)なじめるようなところ。もちろん、そのお店をご紹介いただいた方であれば、ひとりでカウンターでもしっくりきます。

 店内のインテリアがなんとなく英国調。本格的フレンチのお店にも負けないようなチーズを取り揃える一方で、もともと宇都宮のお店からということで水餃子もメニューにあり、お料理もお酒もおいしかったです。ここはやはりロンドンとは違うところ。結構しっかりといただきつつ、久々のロンドン話で盛り上がりました。

 シティのほうの居酒屋や、ブリックレーンの激安だけれどおいしいカレーの話、ハムステッドのコンサート、ベルを鳴らさないとはいれない看板のない高級レストラン、次第に記憶がよみがえってきて、細かい通りの名前やショップの話になってきます。そのうち、英国王室御用達の、それこそ敷居の高いリカーショップの話になると、バーテンの方がこちらでは、とボトルを。あー、まさにこれこれ、とまた盛り上がりました。

 帰りがけにはドライフルーツと宇都宮のお店の和菓子をお土産にいただき、なぜかとても日本と英国がミックスされたような夜を過ごした気分になりました。 

Monday, October 16

回転飲茶

 普段は恵比寿と目黒のアトレをふらふらしていますが、上野のアトレ。

 初めて「回転飲茶」をいただきました。お手ごろ価格で中途半端な時間にもかかわらずかなり混んでいました。グループ、カップル、お一人様など様々ですが、やはり、回転台に手を伸ばせるカウンター席に座るのであれば、2,3人がベスト。普通の飲茶よりもポーションが小さめなので、ちょうどよいです。直接オーダーもできますが、かなり回転よく新しいお皿が追加されます。上海蟹などを使った季節メニューもあり、結構楽しめました。ちょっと脂っこい感じでしたが、中華なので当然といえば当然。

 南の小さな国では、日本食レストランにはほぼもれなく回転寿司コーナーあり。しかも、汽車が運ぶタイプ。回転飲茶も導入したら結構受けるかも・・・しれません。ロンドンでは、ハービー・二コルズの上の高級回転寿司がありましたし。

 もう少しさっぱり系の蒸し物や野菜系が多ければまたいってもいいかしら、という感じでした。少なくとも、同じ安いといっても、ロンドンのChinese BuffetのAll you can eatよりはずっとおいしかったです。

Sunday, October 15

東京セイントアカデミー合唱団

 お知り合いの方が入っていらっしゃる合唱団のコンサート。

 宗教的な音楽が中心の合唱団ですが、やはり今年はどこでもそうですが、モーツアルト中心。

 レクイエムはソロもあって、特にバスの方の声がすばらしく聞き応えがありました。久々のパイプオルガンの音色も素敵でした。前日が遅かったのに、割と普段どおりに早起きしたせいもあって、疲れと寝不足で思わず眠気に襲われそうになることもあったのですが、丁寧な解説を読みつつなんとか持ち直しました。ラテン語なので、本当に解説と歌詞カードがあってよかったです・・・。アンコールのアベ・ベルム・コルプスは相当有名ですし、高校時代に練習した曲。意味はまったくわからないまま、カタカナを振ってそのまま歌った記憶が。

 それにしても、かなり長い曲ばかりだったのですが、譜面なしで歌っていらっしゃる団員の方もちらほら。すべて覚えていらっしゃるとは・・・と感服してしまいました。

Thursday, October 12

TURQUALITY

 最近、トルコも元気なようです。

 そういえば、この間トルコ人宇宙飛行士の出版記念レセプションがあったと思えば、ノーベル文学賞もトルコ人作家。

 トルコ人のHussein Chalayanのファッションショーにお誘いを受けて行ってきました。SwarovskiもTSEもAspreyももちろん知っていたけれど、実はこのデザイナーはお誘いいただくまで知りませんでした。ロンドンでデビューし、British Designer of the Yearを2度も受賞、今年MBE(英国の勲章)も受賞しているというすごい方でした。映像にも手を広げ、日本でも短編映画が上映されていたそう。

 ファッションショーのメインは機械仕掛けのドレス。時代によるデザインの変遷をスカート丈やスタイル、シルエットの変化で示すものです。紅白歌合戦の小林幸子のような豪華さはありませんが、おもしろかったです。実用的ではありませんが・・・。そのほか、スワロフスキーのクリスタルを用いた作品は、ライトに映えて素敵でした。シャボン玉が体中にくっついたようなドレスはとても着られませんが、シフォン素材など、軽く柔らかで透ける素材をレイヤーにしたワンピースや、帽子とジャケットがつながったものは、好みはありますが、街やリゾート地で見かけてもいい感じでした。春夏コレクションですが、シックで落ち着いた色合いは、ちょっと秋を感じさせました。

 タイトルのTURGUQLITYはトルコがトルコ発ブランドの世界的な成功を目指すサポートプログラムだそう。明るいターコイズ・ブルーのロゴで、会場内の関係者のスカーフとネクタイ、パンフレットなどもすべてこの色。

 トルコに遊びに行ったのはずいぶん前。ファッションショーからは、トルコらしさをあまり感じませんでしたが、また、トルコに行ってみたいなーという気持ちになりました。

Monday, October 9

グランベリーモール

 お天気がよいので、できれば外で過ごしたいということで、ずいぶん昔にいったことのあった南町田のグランベリーモールへ。

 小さなアウトレットなので、たいしたものはなかった記憶がありましたが、渋谷から田園都市線で1本。手軽さから、行ってみることに。

 その昔に行ったときよりは、ショップの数なども増えていた気がします。駅の目の前からなので便利。結局、やはり、それほど欲しいものもなかったのですが、とにかく驚いたのは、犬の数! 恵比寿もガーデンプレイスはプードル、チワワ、ブル、テリアなど様々なかわいいワンちゃんたちを見かけますが、さらにすごい数。近所で見かけることの多い小型犬ばかりでなく、セントバーナードなどの大型犬も。さすがに大きな犬は迫力があります。お散歩も兼ねた犬連れ、家族連れでにぎわっていました。

 ドイツ人の友人も銀座の歩行者天国や、恵比寿のガーデンプレイスに犬が多くて、日本人は犬をたくさん飼っているの?と聞いてきましたが、まさにそれを実証するような状況。ネコ好きも多いですが、イヌ好きはやっぱりかなり多いのでは、という気がします。

 それにしてもどのお犬様もきれいにしてあってかわいいこと。まぁ、かわいくなければ、こんな人が集まるところに連れてきて自慢しないのでしょうけれど。

 

 

Sunday, October 8

銀座散策

 山手線一周、浅草からの水上バス、お台場などいろいろ悩みましたが、結局、ツアーで浅草、皇居、東京タワーなどかなり回っていて、明治神宮も自力でいったということで、ショッピングメインの銀座散策とすることに。

 銀座待ち合わせでどこがわかりやすいか、という難題・・・でも、ありませんでした。大阪、京都でもバスや地下鉄を乗りこなしたという彼女、難なく地下鉄で銀座までやってきて、待ち合わせ場所のソニービル前で合流。

 まずは、彼女が以前から興味を持っていたいけばな展へ。お花の先生から、小原流展のチケットをいただいていたので、さらっと見て・・・と思っていたら、結局1時間半以上会場にいました。こんなにじっくりひとつずつの作品を観るとは思わなかったのでびっくり。100枚ぐらい写真も撮っていました。お花もガーデニングも大好きなようで、植物の英語名もかなりよく知っているし、たいていの花材は知っていたようです。それでも、珍しいものがあると興味津々。竹を花器として使ったもの、2,3種類の少ない花材で表現しているもの、秋らしく柿などが使われたり、洋花を用いた意外なとりあわせなどが新鮮で気に入ったようです。今は季節がない国での滞在が長いですが、やはり、四季、特に秋はとても懐かしくなるということで、秋の草花や木々に心惹かれていたようです。主、副、など、簡単に説明すると、すでに何かで読んだということで知っていてまたびっくり。こんなに熱心に見てくれるとは連れて行った甲斐がありました。もっと時間があれば、ぜひ、一緒にレッスンも受けさせてあげたかったです。

 デパ地下やインテリアのエリアなどをチラッと見てから、和食でおうどんのランチ。その後、パールを買いたいということで、田崎真珠へ。田崎真珠の本店にはジュエリー・ミュージアムもあるのでまずはそちらに行き、それから、結局、マベパールのピアスとペンダントトップのセットをご購入。鳩居堂、ミキモトものぞいて、ふらふらと歩行者天国となった銀座を散策。裏道にもはいって、お箸のショップなどにも立ち寄り、カフェでお茶をして締めくくり。とにかく歩きました。

 その後、恵比寿に向かいビール博物館などガーデンプレイスを案内したあと、うちへ。うちでその他お友達も誘ってお夕食をしたあと、ホテルに戻っていきました。

 翌朝はもう出発。相当歩いたので疲れたのでは、と思ったのですが、旅行中は常にこのペースのよう。京都でも毎日5,6箇所のペースで寺社めぐりをしていたということで、京都は今までのNo.1だといっていました。相当日本を満喫して帰ってもらえたのではないかと思います。

グランド・ハイアット

 結婚式後大慌てでバレエのレッスンも行き(かなりワインをいただいていたので、お酒臭かったのでは・・・)、その後、友人と待ち合わせているグランド・ハイアットへ。

 友人の宿泊は、センチュリーでしたが、グランド・ハイアットも見学するということで、アポをとっているとのこと。料飲部のフランス人次長が案内してくれました。仕事で使ったことがあったので、お部屋やボールルームは結構よく知っていたのですが、実は、レストランはあまり知りませんでした。グランド・ハイアットのつくりは六本木ヒルズ同様、複雑でわかりにくく、正直なところ、仕事的には使いやすいところではありません。それでも、どのレストランもプライベートではぜひ行きたい、という雰囲気です。最後にバーに連れて行っていただき、ワインをご馳走になりつつおしゃべり。さすが、同じグループのアジア地域で長い二人、共通の知人も結構いるようで盛り上がっていました。どの世界でも、やはりゴシップはすごいようです。

 グランド・ハイアットのレストランの売りは、オープンテラス部分があり、朝食など、外で楽しめるところ。確かにこういうスタイルは日本の他のホテルには少なく(少なくとも都内では)、オープンテラス好きなヨーロッパ人には受けそうです。

 高級ホテルが次々とオープンしているこの頃、それぞれのホテルもターゲットをしぼり、特色を打ち出していくことは重要なのだと思います。

Saturday, October 7

大雨そして快晴

 ものすごい大雨で、先日は秋の気持ちよい空について書いたのに・・・と思っていました。

 大阪からの新幹線は無事着くかしらとやきもき。週末は、ドイツ人の友人のアテンドもありますが、結婚式のおよばれもあり、天気は本当に心配でした。久々に天気予報を何度もチェック。

 夜遅くうちに戻ってから何度か留守電と着信があった友人にようやく電話。彼女もこの雨は心配な様子。
 南の国の王宮のマネジメントはすべてハイアット。彼女はハイアットに勤めているので、1年間に何日か、世界のハイアットに無料宿泊ができるという特典があるそうで、センチュリー・ハイアットに宿泊。ちなみに、その前は、ハイアット大阪とハイアット京都。新宿も雨のせいで相当な混雑だったよう。

 それでも翌日はとても気持ちのよい天気。朝起きてほっとしました。友人には、半日か1日の東京観光ツアーに申し込むように勧めておき、私は結婚式へ。結婚式はお天気に恵まれ、笑顔があふれた明るく素敵なお式でした。空に放った風船は、ちょっと風が強かったため圧倒いう間に消えていきました。グルメの二人らしくおいしいお酒とお食事を楽しみました。最後には、途中で撮った集合写真を手渡され、カメラを持っていき忘れた私としてはとてもうれしかったです。偶然によく知っている会場だったこともあり、歩いて向かいましたが、やはり今のうちの立地のよさを感じます。これもさすがに前日の雨だったらムリだったでしょうが。

 気持ちのよい秋晴れに結婚式。幸せな気分をおすそ分けしていただきました。

 

 

Sunday, October 1

カメルーン料理&グローバル・フェスタ

 池袋にあるカメルーン料理レストランを経営しているカメルーン人の方から、お店のリニューアル・パーティーをするからと電話。

 どんな感じかよくわからず行ってみました。雑居ビルの中の小さなお店。15人も入ればいっぱいです。ビュッフェのお食事は、家庭料理という感じ。一口サイズのバナナ・ドーナツ、チキンとサツマイモのグリル、ホウレンソウとお魚、豆のケーキなど。お料理のベースはお魚のようです。日本でいうお醤油やかつおだしのように、たいていのものがお魚フレーバーです。これをちょっと甘いジンジャー・ジュースやハイビスカス・ジュースでいただきました。日本語もできる彼女の「とてもからいとうがらし」などと注釈のついたお料理の手書きの説明も味がありました。

 ちょうど外では、「ふくろ祭り」。池袋に「ふくろ祭り」があるとは、初めて知りました。よさこいのグループが大音量で踊っているすぐ横にお店があったので、終始かなりのにぎやかさでした。

 その後、日比谷公園のグローバル・フェスタへ。国際協力の日、という名前で行っていたイベントですが、かなりの数のNGOが参加していました。雨足も強くなってきて、カメルーン料理でおなかはいっぱいだし、ということで、さらっと回って帰ってしまいました。野外のイベントはお天気に左右されるので、先日のような秋晴れの日だったらもっと盛りあがったのでしょう。

 それにしても、NGOの数の多さにはびっくり。学生時代に参加したことのあるボランティアのワークキャンプを主催している団体やかなり知名度の高い団体など、知っているところもぱらぱらありましたが、こうした善意で熱心に活躍している人たちが大勢いるということは、すごいことだと改めて感じました。お天気がよければ、もう少しゆっくりお話を聞いたり、展示を見たり、という気分にもなれたのですが・・・。

Saturday, September 30

JZ Brat

 小林洋&室内バンド。

 数ヶ月に1回、このメンバーで演奏されるそうです。アルトサックスの宮野さんがお知り合いというお友達にお誘いを受けて行ってきました。

 総勢10名のうち、ストリングスがかなり占めているため、ちょっと雰囲気がクラシック、室内楽的な感じ。もともと、ピアノやアコースティックな楽器の音色が好きなので、心地よい響き。とにかく気持ちのよい音楽と楽しいステージでした。ジャズは知らないという方でも十分楽しめる内容。有名な曲を様々にアレンジし、小林さんのおもしろトークでつないでいきます。中国風スティービー・ワンダーなどなど。トークショーみたいな感じなのよ、とお友達がおっしゃっていたのにも納得。軽妙なMCでついつい予定演奏時間をオーバーしてしまうようですが、2回のステージはあっという間でした。

 JZ Bratはオープンから間もない頃に一度行ったことがあります。インテリアなども当時の印象があいまいではあるのですが、なんだかだいぶ違った雰囲気だった気がします。Blue Noteよりこじんまりしていますが、ちょうどいい感じのサイズで、また機会があればぜひ来たいと思いました。

 楽しい会話と音楽、お食事を楽しめた素敵な夜、でした。

Friday, September 29

ボツワナ・ナショナル・デー

 40周年。ダイヤモンド親善大使の菊川怜さんを迎えて、かなり華やかに行われていました。

 最貧国のひとつから、資源を有効活用し、伸びていく国。同じ資源があってもそれをうまく活用できず、紛争が絶えない国もある一方、立派です。

 まだまだ日本ではマイナーですが、この秋、日本の旅行関係者がボツワナ訪問を予定しているので、少しずつメジャーになっていくのではないでしょうか。

 それにしても大使夫人の首にきらめいてたダイヤモンドはゴージャスでした。

Thursday, September 28

秋の空

 すっかり秋らしくなってきました。

 秋の気持ちよさを感じます。常夏の国から戻ってきて、梅雨と夏が過ぎ、ようやく待ちに待った季節の到来という気分。お天気がよいのに、暑くない!というのがなぜかとても新鮮に感じます。

 イスラムどっぷりの世界から離れつつも、そういえば、今はラマダンにはいったばかりということを思い出しました。先日の旅行博でも懐かしいブースに立ち寄ったら、偶然にも知り合いもいたり、今頃相変わらずのお天気なのだろうなぁ、食欲の秋と無縁であるのはむしろいいことかも、と思いを馳せます。今週末から南の国でのドイツ人のお友達が訪日予定。何か欲しいものがあればリクエストして、というメールが来ましたが、さすがに思いつきません・・・。なんといっても、一時帰国のたびにお土産がないことに悩んでいたぐらいですから。

 乙女心と秋の空、ですが、お友達滞在中は、気持ちのよい日本の秋を満喫してもらえたらよいなと思っています。東京でまる1日一緒に過ごす日がありそうなので、どこに連れて行ったら楽しいかしら、と思案中です。

 以前、英国人の知り合いの方が、山手線一周がおもしろい、といっていました。いろいろな東京の街の風景が見える、という意味では、確かにお手軽な手段なのかも。ロンドンでは、11番のバスに乗ると主な観光ルートを回れるので、お友達が来るとダブルデッカーの2階一番前に陣取り、車窓から市内見学をしていたことを思い出します。山手線一周、試してみてもいいかもしれません。

Sunday, September 24

旅行博

 東京ビックサイトでやっていた旅行博にいってきました。

 初めてだったのですが、年々規模も大きくなって人気もあるイベントだそう。130カ国が参加して、今年は中欧がフォーカスされていました。

 各国の観光協会、航空会社、旅行社、ホテルなどがそれぞれブースを出しています。パンフレットは山のように入手できて、あとは、クイズなどに参加すると景品がもらえたり、ダンスなどのイベントを見たりという感じで楽しめます。ただし、かなり並ぶ必要もあり、とにかくすごい人でした。さらっとぐるっと一周しましたが、人気はやはりANAとJALのブース。クイズなどのイベント参加の整理券もすぐにいっぱいになってしまうようでした。最近、ちょっと人気がかげりがちな印象のグアム・サイパンもかなりがんばっていました。イタリアなど、すでに知名度も人気も十分という国は、ブースは大きくても商談用のスペースがメインだったり、こじんまりしたブースでリーフレットを配っているだけだったり、と、ここでがんばる必要はないからという雰囲気を感じました。

 最後には、パンフレットなどの山でかなりの荷物で混雑の中疲れてしまいましたが、もう少し目的を定めていったらよいのかもしれません。万博のようなアトラクションがいろいろあるわけではありませんが、情報収集の場としては、かなりよい機会だと思いました。
 

 

Saturday, September 23

Laos

 バタバタしていていちょっとアップが遅れました。まとめてなのでちょっと長文。  

なぜラオスに?といわれました。
 行ったことがなくて、数日でいけて、9月という時期があまり悪いときではなく、しかも、あまりお値段も高くない、という条件にあっていたのです。

 たぶん、もう二度と(プライベートでは)行くことはないだろうと行く前から予想はしていましたが、実際、本当に何もないところで、一度行っておけばよい、という感じではありました。 素朴なところです。

 癒しの国、ラオス。要は何もないのでのんびりして、人もよいし治安もよいので安心できるところ。実は、かつていた南の国との共通項目、かもしれません。大きく違うのは、生活水準と宗教。道路は完璧、ピカピカと輝くモスクに何もないけれど箱だけは立派なショッピングモール、朝は4時半からコーランのモーニングコール、省エネを逆行する派手なライトアップ、見渡せばレクサスやベンツの新車ばかり、アマ(メイド)を雇った優雅な生活、はもちろんここにはありません。仏教が圧倒的で、しかも敬虔な仏教徒ばかり。30年前の日本ともいわれますが、まさに、田舎、という感じです。ハノイは小さい、と思ったのですが、ハノイが都会に思えるほど。まず、空港からちょっと行ったら、もうまともな道路ではありません。舗装もされていないでこぼこ道や、舗装をしたけれどすでにでこぼこになっている道ばかり。雨季のおしまいだったので、それほどひどい雨にはあいませんでしたが、雨上がりはすごい状況。ぬかるみに足をとられます。そして、乾いているときは土ぼこりが大変。舗装道路のありがたみを感じます。現地ガイドは、あと1年したらきれいになります、といっていましたが、1年ではとてもムリでしょう。歩道などはもちろんほとんど存在しません。それでも、これが首都の街のハイストリート。レンガをひとつずつ歩道部分に埋め込む作業を行っていましたが、あと何ヶ月かかるのでしょうか。とにかくのんびりペース。街頭がほとんどないので、夜はかなり真っ暗。治安がよいといわれても、さすがに暗い中歩くのは怖いですし、何よりも、足元が危ないのです。

 初日半日でメジャーなお寺、凱旋門、市場などの市内観光をしてしまうと、さて何をしましょうか、と悩んでしまいます。ハノイ出発の朝が早かったので疲れてしまって、市内観光後、休憩したあと、ふらふらと数少ないお店をのぞきました。ベトナムを期待していると残念ながら相当裏切られます。夕日がきれいといわれたメコン川沿いでお茶をしましたが、スコール。夕日は見られずじまいでした。久々にスコールをココナツ・ジュースを飲みながら45分ほどぼーっと眺めていました。そして、夕食とマッサージ。夕食は、フランスの植民地だったのでフレンチもいいのでは、ということでフレンチレストランに行ってみましたが、まぁまぁ。ほとんどが輸入に頼っているため、ハウスワインの赤を頼んだら、今は白しかありません、イカは入荷していないので、かわりにエビになります、とメニューも限られていました。それでも、サービスやお味そのものは悪くはなかったです。 マッサージは、ラオス・マッサージというのを試してみましたが、要はタイと同じ感じ。タイほど、思いっきり体をねじりあげることはなく、少し弱すぎる感じで物足りなさは残りました。

 それでも、ラオス初日は、長い1日で充実していました。

 2日目、いろいろオプショナル・ツアーが用意されているだろうと思っていましたが、ほとんどない状態。結局、勧められるまま、車で2時間程度の郊外に行き、塩を作っている村、動物園(!)、ラオ族の村、ダムを見学。塩はものすごい原始的な製造方法。内陸国なのになぜか塩分が高いという地下水をくみ上げて、それをひたすら熱して水分を飛ばしたものをザルにあげ、薬品を加えて袋詰めするだけ。それでも、この小さな村で製造された塩が首都ビエンチャンほか国内に出回っており、この塩のおかげで村人の生活はよくなったそう。かなり小さな子どもたちも働いていました。義務教育がないそうで、当然、労働基準法もなく、多くの子どもたちは学校に行くこともなくこうして働いているのでしょう。動物園では、アルビノの白いサルや象はちょっと珍しかったです。ガラガラの動物園はかなり草ぼうぼうの道なき道となっているところもありました。お客さんはほとんどいません。それでも比較的すごかったのは、かなりの数のワニ。じっと動かず、中には口を半開きしたままコケむしているものもいて、それでもその凶暴性を秘めたワニたちには圧倒されました。あとは、カンガルーなども一応いました。ラオスまで来て動物園とは、と思いましたが、ほかに行くところもないので仕方がないのでしょう。その後、ラオ族が昔ながらのスタイルで暮らしている小さな村を通り過ぎ、巨大湖のダムへ。日本のODAも入ってできたところです。湖では、いつ止まってもおかしくないぼろぼろのボートにちょっと乗りました。まるで海のよう。いくつもの島が浮かんでいますが、刑務所がある島、ゲストハウスがある島などもあるそうです。ゲストハウスにはたまにフランス人などが泊まりに来るそうですが、日本人は来ないとのこと。それはそうでしょう。こんなに何もないところでは私のようなせかせか日本人には1時間以上時間をつぶすのはなかなか難しいですから。夜は、伝統舞踊があるシアター・レストランへ。小渕元総理、小泉総理などの写真もありました。お料理はアラカルトで頼んでみたのですが、ランチは湖の周りの外国人向けのお店で失敗した分、かなりおいしかった気がします。黒米(もち米)は専用の蓋付の小さな籠のようなものに入って出てきます。亀の形をしたしいたけの詰め物、温野菜の魚ディップ添え(これは辛くて失敗)、チキンのローストなど辛くなさそうなものをチョイス。もちろん、外国人向けに味は直されているのでしょうが、結構よかったです。その後は、またマッサージへ。高級ホテル内のマッサージは、市内のお店の3倍以上のお値段でしたが、マッサージそのものは特筆するほどではありませんでした。

 最後の日も、出発まで十分時間があったので、市場をふらふら。結局ブティック(と一応呼べるようなお店)でラオス・シルクのお洋服を購入した以外は何も買いませんでしたが、あとは、ラオス式のサウナに。本当は、古くからあって現地の人も行くというお寺の脇にある尼僧が経営しているというサウナに行く予定でしたが、お値段は張るもののもう少しきれいそうなほうがよいのでは、ということで、フランス人が経営しているスパへ。サウナはハーブの香りいっぱいのスチーム・サウナ。これはじわっと汗をかき、気持ちがよかったです。その後、リフレクソロジーをやりましたが、こちらはなでているような感じで好みではありませんでした。これが終わってしまうともうやることもありません。まだまだバリのような1日Spaで極楽気分、というようなレベルではありません。それでも、サウナはなかなかよかったです。

 もう少しベトナムを長くすればよかったとは思いましたが、それなりに充実した旅行でした。日本のODAの看板があちことで目に付き、日本人観光客も意外に多かったので、あと5年後ぐらいにはもう少し観光地らしい雰囲気になってくるのかもしれません。

 

Monday, September 18

Hanoi

 遅い夏休み。今回のメインはラオス。そのためとても駆け足のハノイでした。

 ラオスには直行便がないので、ベトナムやタイ経由が一般的。ハノイ経由は、便数が多いので結構便利なようです。ラオス・ハノイ間もとても近いです。

 台風が近づいているというのでちょっと心配していたら、やはり、少し遠回りをするとのアナウンス。定刻よりも少し早く離陸したのですが、通常より1時間長いフライトでハノイへ。それでも、朝出てその日の夕方にはハノイについていました。乗り継ぎだけということで、ほんの数時間の滞在。それでも、知り合いがいるとまったく違います。たった数時間なのにものすごい充実ぶり。ホテルにお迎えに来てくださり、まずは、ホーチミン廟や一柱のお寺など、数少ない観光ポイントを駆け足で。ほとんど外からだけでしたが、雰囲気は結構味わえました。その後、お店をふらふらしてから水上人形劇へ。これはかなり有名なので、楽しみにしていました。意外と小さなところですが、一応室内なのでエアコンも効いています。それでも、無料で置いてある扇子(というほど立派なものではないですが)を手にしている人は多かったです。かなり人気だということで一番後ろの端っこの席でしたが、割りとよく見えました。15ぐらいの演目はほとんど農業がらみのテーマ。ステージは、ミニ湖のような状態で水をたたえています。この水上で、伝統音楽にあわせて動物や人間の操り人形がユーモラスな動きを見せます。蛙とり、水牛による田植え、アヒル農、釣り、ボート遊びなど。ちょっと迫力があったのは、花火を吹く竜。最後に操っていた人たちが半分水につかりながらでてきて挨拶。水上人形劇というのは初めてだったので、おもしろかったです。人形劇のあとは、お待ちかねのディナーへ。ベトナム料理は大好きなので、どれもおいしかったです。生演奏ありの雰囲気のよいお店でした。そして、最後は、マッサージに。日本人もかなり来ているという有名なチェーンだったので、とてもきれいでした。スチームサウナに入ったあと、Qiというオリジナル・マッサージを選びました。ちょっと力強さが足りない感じでしたが、リラックスはできました。

 翌日はものすごく朝早いモーニングコールで起こされ、ホテルで用意してくれた朝食がわりのお弁当を持って空港へ。あまりにも短い滞在で後ろ髪引かれつつ、ベトナムは改めてまた来るチャンスもあるかと思いつつラオスに向かいました。
 
 首都とはいえ、ホーチミンよりかなり小さなハノイ。人口も半分で、街も小さく、お店なども少なかったです。立派なホテルも増えているようでしたが、ホーチミンよりものんびりとした田舎な感じでした。ショッピング目的であれば、やはりもう一度行くのはホーチミン、ということになりそうです。

Wednesday, September 13

よもぎ湯

 お持ち帰りにしてもらったヨモギを煮出した水と残ったハーブの入った袋。

 好きな香りなので楽しんでいます。2、3日しかもたないといわれたので、早速使っていましたが、ヨモギ水のほうは相当あめ色に近い色まで煮出されているため、かなり色がつきます。シャワーなどのあとに、かけ湯のように使うといいといわれたのですが、かけるとお風呂場のタイルや洗面所にも色やあとが残るほど。それでも、香りもいいし、しっとり感もあるのでいい感じです。残りヨモギ・パックのほうは、お風呂の中にポン。こちらはさすがにあれだけ煮出したあとなので、うっすらと色がつく感じ。心配したほど、お掃除は大変ではなさそうです。

 1回で3回ぐらい楽しめて、よもぎ蒸し、なかなかお徳かも、と思っています。

 来週はようやく遅い夏休み。マイナーにも、ハノイ経由でラオスに行ってきます。たった2泊で短いので何もできないと思いますが、何もないところらしいので、とりあえずちょっと観光をしたら(有名な?)ハーブ・マッサージを試そうと思っています。もともとハーブは好きですが、よもぎ蒸しをきっかけに、ハーブが再びマイブームになっています。ちょうど今は、買ったミントの葉を水につけておいてその香りを楽しんでいますが、フレッシュ・ハーブはやっぱりいいです。

Monday, September 11

ゲルマニウム温浴&よもぎ蒸し

 前々から行ってみたかったゲルマニウム温浴。ようやく行ってきました。

 恵比寿のお店で、ゲルマニウム温浴&よもぎ蒸しがあるところ。ゲルマニウム温浴はよく聞いていたのですが、よもぎ蒸しとは?と思いつつもチャレンジ。

 まずは20分間のゲルマニウム温浴。専用のバスローブに着替えて消毒やメイク落としをしてから、腕と足を42度に設定されたお湯に。20分間でしっかり汗をかきました。といっても、そもそも外が暑かったので、すでに十分汗はかいていましたが。それを差し引いても、岩盤浴よりも汗の出始めは早かったようです。

 続けて今度はよもぎ蒸し用のマントに着替え。よもぎ蒸しというのは、もともと、韓国のものらしいのですが、特に女性によいそうです。真ん中に穴のあいた箱のようなイス。中には、熱々に煮立たせたよもぎなどのハーブの入った土瓶が。ここから出てくる蒸気を特に下半身を中心にあてます。独特の香りですが、結構気持ちのよい香りでした。これを40分間。しょっちゅう声をかけて継ぎ足してくれるハーブティーをごくごく飲んでしまいます。また再びかなり汗をかきます。サービスの顔のパックもやってもらって、さらに、煮出したよもぎ汁を持ってきたペットボトルに詰めてくれて、よもぎもお持ち帰り。自宅でも、足湯、かけ湯などに使えるとのこと。

 岩盤浴が終わったあとのほうがお肌のしっとり感はあったような気がしますが、汗の量は圧倒的にゲルマ&よもぎに軍配。体脂肪が落ちてダイエット効果も高いそうです。

 気楽にいけるお値段なので、定期的に通ってもよいかな、という感じです。

Sunday, September 10

さんま祭り

 目黒のさんま祭りってこんなにメジャーだとは。

 「さんまは目黒に限る」とお殿様がいったため、さんまがとれるわけでもない目黒の枕詞になっているさんま。産地はともかく、今の時期のさんまは本当に食欲をそそられます。

 無料で5000匹の産直さんまが炭火焼され、すだちとともに配られるというので、ご近所だしちょっと行ってみませんか、とお誘いがあり行ってみることに。

 お稽古が入っていたため、その前の1時間、ちょっとのぞいて、うまくいったらさんまを食べて・・・と思っていたらとんでもない。10時開始というので、その頃待ち合わせ。日曜日の10時の目黒駅がこんなに人がいるのは初めて。さっそくさんま祭りと書いてある方角に向かうと、道路わきから煙が。なんと、さんまは駅近くの大きな道路の脇に設置された特設魚焼きエリアで焼かれていました。

 10時少し過ぎにはさんまを焼いているエリアから延々続く列。とてもさんまはムリそう、とは思ったものの、どれぐらいの列だろうと最後尾まで行ってみることに。大通りが高速と交わるところで折れてもまだまだ列は続き、歩くこと15分近く。もうお隣の五反田駅からのほうが明らかに最寄りというあたりにたどり着いて、ようやく最後尾のプラカードが。当然、お稽古までには間に合わないとは思いましたが、とりあえず並んでおしゃべりして、さんま祭りに来た気分だけ味わうことに。しばらくして偶然、別の友人たちが通りがかったので、彼女たちも加わり時間ぎりぎりまでおしゃべり。横入りではなく、交代であれば文句もないでしょう、と列はバトンタッチ。目黒のさんまにちなんで、落語も無料で行われていたのですが、そちらももういっぱいだったそう。

 ちなみに来週もさんま祭りがあるそう。目黒駅は品川区なので品川区主催であるのに対して、こちらは目黒区主催。やはりさんまの無料配布があるそうです。

 かんかん照りの中、1匹100円で買えるさんまを食べるために並び続ける人たちを横目に見つつ、こうして並ぶことそのものを楽しめない限り、やっぱり買って帰ったほうが早い、とは思ってしまいました。それでも、並んだ末に手にしたさんまはおいしそうに見えましたが。

Wednesday, September 6

 再び笠間絡み。

 笠間で行ったギャラリーの姉妹店、お箸のギャラリーが銀座にあるそう。

 個展の初日ということでプレゼントされたお箸は黒っぽい色に、女性用は銀、男性用は金のラインが真ん中に細くすっとはいったシンプルなものですが、飽きのこないセンスあるデザイン。

 お箸といえば、小さい頃、祖父母のうちに遊びに行くと、孫たち用に大量の動物柄やお花柄のついたお箸があって、皆お気に入りの「自分のお箸」にこだわっていたのを思い出します。確か私はいつも赤いチューリップを使っていました。

 恥ずかしいことに、お箸の正しい持ち方、がいまだにできていないので、なるべくお箸を使わない生活をしてきました。でも、やっぱりお箸は便利。そして、「myお箸」で個性を出すことも。今はアジア系以外でも、お箸を上手に使える人がとても増えている気がします。箸置きも気分を変えたり、季節感をだしたりできるアイテム。今度銀座に出たときにはお箸のギャラリーにも立ち寄ってみたいと思います。 納豆用、豆腐用、パスタ(!)用と、用途にあわせたものから、贅沢なもの、ガラスなどの珍しい素材のものなどいろいろとあるようです。笠間のギャラリーにも壁にはかなりの数のお箸がありました。

 日本でのお土産として、お箸が使える人にだったらお勧めできそうです。かさばらず割れることもなく(ただし、ガラスのお箸は割れてしまうかも)、実用的でありながら、個性やセンスを光らせることも。最近、お弁当を持ってくることも多いので、職場用の「置き箸」か「携帯箸」を選びに行ってもよいかもしれません。

Tuesday, September 5

クレパスとクーピー

 懐かしい響き、じゃないでしょうか。

 先日行った笠間日動美術館での企画展はクレパス画名作展。

 クレパスってクレヨンとは違うけれど、そういえば、どう違うの?と思っていたら、クレパス(Cray-Pas)は、クレヨンとパステルから日本で発明された描画材だそう。クレヨンのようにベトベトしていなくて、重ね塗り、盛り上げなどもできて、油絵のようなタッチも可能。学校教育で使われることが多かったとはいえ、子ども用というわけではなかったようです。特に戦後、絵具が高価で手に入れられなかった頃、多くの画家たちに親しまれたそうです。

 かつて恵比寿のアトリエでお絵かきを習いにいっていたときも、パステルにはチャレンジすることがなかったので、パステルとどの程度違うのかというのは体験に基づいてはいえないのですが、使い方次第でパステルより表現力がありそうな気がしました。もちろん、展示されるようなすばらしい作品を観たからそんな印象を持っただけかもしれませんが。

 クレパス、といって思い出したのはクーピー。

 これもまた全部が芯という、色鉛筆の進化型。サクラクレパス社によれば、フランス語のCoup(革命)から来ているとか。色鉛筆市場に革命を起こし、トップブランドとなることを目指し、CoupをもじってCoupyとしたそうです。まさかそんな由来があったとは露知りませんでしたが。クレパス発売時も、ニセモノが出回ったため「ほんとうのクレパス」という商品名にしたというネーミングセンスはなかなかです。

 最近は大人の塗り絵もちょっとしたブーム。2時間半座っているのが耐えがたくお絵かき教室は断念してしまいましたが、塗り絵ぐらいだったら気軽にできそう。何色ものクレパスやクーピーを「大人買い」して無心に塗り絵、というのも、いいかもしれません。 

Sunday, September 3

African Fair

 お台場で行われているアフリカン・フェア。

 ちょっとのぞいた程度でしたが、想像以上のかなりの人手でした。

 各大使館が出している国別展示ブースに、ショップやNGOなどの方が出している販売ブース、企業の社会貢献について説明したブース、音楽やダンスのブースなど。アフリカの産品といってすぐに思いつくような、コーヒー、紅茶、工芸品、ビーズ細工などから、ワイン、オリーブオイル、花、塩、鉱石など、様々なものが展示されていました。印象に残ったのはかなり流暢な日本語を話して観光プロモーションを行っていたマダガスカル。青い海に美しい自然、珍しい動物たちの写真満載のパンフレットを渡されました。そして、ピンクのおサルの置物。もちろん、本物はピンクではありませんが、あのショッキング・ピンクはかなりインパクトあり。キッチュでかわいかったです。

 ダンスや音楽を楽しむ時間がなかったのですが、ホール内は満席でした。アフリカの音楽ファンというのは結構増えているようです。日本にも太鼓がありますが、ドラムのリズムというのは人をひきつけるものがあります。和太鼓はヨーロッパでも相当な人気でしたし。

 また少し、アフリカが身近になった感じでしょうか。

Saturday, September 2

笠間

 東京から日帰り範囲内。いわゆる別荘地の軽井沢や蓼科と比べると、あまり有名ではない(少なくとも私は知りませんでした)ところですが、とても魅力のあるところでした。

 東京からバスや、フレッシュ常陸などJR利用、車でも1時間30分程度で着いてしまうところです。今回はメインがBBQ&ワインパーティーだったので、ゆっくり観光する時間はありませんでしたが、陶芸、美術館などいろいろあります。アーティストが集まる町。特によかったのは春風萬里荘。日動美術館分館なのですが、北王路魯山人が住居としていた藁葺き民家を鎌倉から移築したもの。広大な庭園には季節ごとの花や木々が美しく、とても落ち着くところです。また、陶芸作家が集まるということでたくさんギャラリーがあるのですが、数ある中でお勧めということで、回廊ギャラリー「門」にお邪魔しました。とにかく素敵です。回廊を使ったギャラリーには、様々な陶器やお箸などの作品があふれています。個展・企画展の初日には、ティーパーティーやオープニングパーティーがあるということで、偶然行った私たちにもお箸のプレゼントや、ケーキとお茶のサービス。作家の一点ものなので、ちょっと気軽にお買い求め、という感じではありませんでしたが、よい目の保養になりました。ギャラリーめぐりをしていたら、あっという間に時間が経ってしまいそうです。日本の陶器のよさを再認識しました。

 もちろん、メインのBBQワインパーティーはおいしく、楽しく、本当にすばらしかったです。ホタテなど自家製燻製や鴨のロースト、かつおのたたき、タイの塩釜焼きなど、アメリカのジンファンデルを中心としたワインや日本酒とともに。自然の中でいただくので余計においしさは増しますが、本当に充実した1日でした。

 すっかり笠間ファンになってしまいました。

Friday, September 1

Olyset

 アフリカン・シンポジウムに行ったのですが、なかなか勉強になりました。
 市場を通じたアフリカ開発ー官民連携の新展開。

 アフリカという今までは市場として捕らえられてこなかったところが、新たな市場として注目を集めつつあります。とはいっても、時間がかかり先も長いお話。それでも、ムリだと考えられていた中に可能性が見出され、ほんの少しずつでも前進していっているのを感じました。

 BOP、Bottome Of Business(購買力平価が1500ドル以下を市場として考える理論)というアイディアも新鮮でしたが、もともと関心があって知りたかったのは、オリセットネット。

 マラリア感染地域が圧倒的に多いアフリカで、ロール・バック・マラリア・キャンペーンなど、マラリア防除運動は行われていますが、住友化学が開発したのが防虫剤を織り込んだ蚊帳。そして開発のみではなく、中国、ベトナムとともにアフリカではタンザニアで現地の織物会社に無償技術協力を行っています。現地で生産され、雇用促進にもつながり、人々の暮らしに役立つ技術と製品。確かに雇用創出して現地経済に貢献したように見えても、どこか搾取の構造が見えたり、製品はすべて輸出用であったりするビジネスとは異なる、本当の意味での社会貢献したビジネスの成功モデルではないかと思います。

 単なる支援ではなくて、現地に人たちが利用できて、根付いていくもの、そして、同時に現地の人たちがそれを求め、受け入れる意識と力、自助努力というのが富裕国と貧困国のギャップを埋めていくためには必要なのだと改めて感じました。

 

Tuesday, August 29

Principality of Sealand

 ちょっとおもしろい話。

 南の国は人口30万、今関わっているアフリカ大陸近くの小さな国は人口8万人ちょっと。小さな国はたくさんあるなぁと思っていたらそれどころではありませんでした。

 人口4人、常駐していた住民「兵士」は1人(ただし今はたぶんゼロ)。しかも、英国のすぐ側。東岸から約10キロ。そんな国聞いたことない!と大騒ぎで調べてみると、シーランド公国という国際法上の独立国ではないものの、英国から独立を宣言した「国」がありました。島なのかと思いきや、島ですらなく、ヘリコプター発着の基地ようなところ。第二次大戦中の海上要塞。しかも今年6月の火災で燃えてしまって今は廃墟になっているらしいです。市民権を持っている人は100人を超えるらしく、ただし、そのパスポートが悪用、犯罪に関与したということで、今は1997年以前の発行のものは無効とされているとか。もちろん、国旗もあり、切手も発行されてます。おもしろいのは、そもそも、勝手に「公」と爵位を自分につけて公国にしたぐらいなので、爵位販売ビジネス。すごい格安(4000円ぐらい)でLord やBaronになれるらしいです。ちょっとしたジョークのプレゼントとしてはお手軽だしおもしろいかも。

 それにしても国家承認されていないという同じくくりとはいえ、ソマリランドやアチェといった歴史的、民族的な問題を抱えて独立を目指しているところや高度な自治権を付与されているところと並べられてしまうと、違うのでは・・・という感じです。シーランド公国と同じようなところでは、もう少し大きな規模(といっても25人ぐらい)でオーストラリアにも」「ハット・リバー王国」として独立を宣言したところがあるようです。

 世の中、いろいろなところがあり、いろいろなことを考える人がいるのだなぁと、ちょっと笑ってしまいました。

 

Sunday, August 27

高円寺阿波踊り

 南の島とのご縁は意外に続いていて、出張で友人が来るとの連絡。

 銀座あたりをぷらぷらしたあと、そういえば、高円寺の阿波踊りというのがあるらしいけど、といってみると、ぜひ行きたいとのこと。

 実は、中央線沿線生活が結構長かったにもかかわらず、阿佐ヶ谷の七夕はよくいっていたのに、お隣の高円寺の阿波踊りは一度も行ったことがありませんでした。

 いきなり決めたので特に下調べもせずいったのですが、5,6ぐらいの連の踊りをしばらく楽しみました。結構混雑していたのですが、移動しているうちに、比較的よく見える場所がありました。実は180以上の連、10000人以上の踊り手が参加していたということなので、ごくごく一部を見ただけでしたが、高円寺地元のいろは連は海外遠征もしているというだけあって、さすがに動きもそろっていて、振り付けもしっかりとして工夫もあり、ちょっと際立っていました。前日の浅草サンバカーニバルには友人も出ていたので(練習には行きましたが、結局今年は参加見送りにしました)行きたかったのですが行かれなかったのですが、「隅田川の花火大会や浅草サンバカーニバルとともに東京の三大夏祭りにも数えられ」るのだそうです。とりあえず、東京三大夏祭りのひとつは制覇した(?)ということで。

 サンバは昼間で暑いですが、阿波踊りは夜だからいいかなぁ、などと一瞬思いましたが、踊りのノリとしては、ラテンなほうが体が自由に動かせて楽しそうな気もしました。もちろん、和太鼓などお囃子を聞くと心も体もウキウキした気分になりますが。

Saturday, August 26

紀尾井ホール

 紀尾井ホールでピアノコンサート。

 若手ピアニスト4名(でも、少し遅刻してしまったため、ちゃんと聞けたのは3名)。いちばんの若手の男の子は92年生まれ! 1990年代生まれなんて・・・と軽くショック。音楽というのは才能があるのは大前提で、やはり小さい頃からやっていないと、と思ってしまいました。ショパン、ベートーベンなど比較的メジャーな曲が多かったのですが、とにかく圧倒されたのは、技術力。よく指がこんなに動くという感じ。特に、とりを飾ったメインの韓国人ピアニスト、イム・ドンヒョクはすごかったです。さすがに、90年代生まれの子たちとは違った表現力がありました。

 紀尾井ホールは1995年にできた新しいホールで、今回が初めてでしたが、なかなか素敵なところでした。対面に普通に並ぶ客席に加えて、1、2階ともにバルコニー式で両横に客席が並んでいるのが日本では珍しかったです。欧州での伝統的なスタイルでシューボックス形式というそうです。確かにヨーロッパではバルコニーにはボックス席が並ぶことが多かったですが、ひたすら一列に客席が並ぶスタイルというのはあまりなかったような気がします。

 仕事のあとで気持ちのよいクラシック。若干眠気を誘われてしまう危険はありますが、やはりいいものです。

 

Thursday, August 24

Women's Day

 南アフリカにはNational Women's Dayという祝日があるようです。

 パス法に反対した黒人女性約2万人が集会を行った日が50年前の8月9日。今年は50周年の記念の年、らしいです。

 その関係で南アフリカ大使公邸で行われたレセプションに招待されていってきました。大使公邸は、六本木ヒルズのレジデンス棟のすぐ裏のあたり。とても静かな一角。お庭付きのゆったりした一軒家です。ズールー族の女王様という方が10人の代表団を引き連れて訪日して、セミナーなどをやっていたようです。女王様はとても気さく。Tシャツに、民族衣装のスカートと巻きつけた布にビーズのアクセサリー。ごく普通のおばさま、という感じでしたが、ニコニコと優しい感じですが、さすが堂々としていて貫禄はありました。

 3月にInternational Women's Dayというのもありますが、日本には女性の日、というのはないなぁと思いつつ、調べてみたら、ありました! やはり婦人参政権を記念したということで、4月10日。1946年ですから、南アフリカより実は歴史は長いのでした。ちなみに、「婦人の日」として制定されたのが1949年、その後、1998年に「女性の日」に改称されたそうです。

 それにしても、女性の日の知名度はかなり低いのでは・・・。ひな祭りを知らない日本人はいないでしょうけれど。

Tuesday, August 22

LaQua

 久々にラクーアへ。

 温泉、スパ好きなので、結構気に入っています。ほとんど手ぶらで気軽に電車で行けるところが魅力。温泉としての効能も悪くはないのではないでしょうか。露天、低温サウナ、リラクゼーションルームなど、のんびり楽しめます。いつも週末に行っていたので時間制限があったのですが、今回は初めて平日に。時間制限がないと、間でお食事をしたり、一眠りしたり、というのもありなので、夕方から行ってしまいましたがもっと早くから行ってもよかったかもしれません。ただ、残念だったのは、以前は予約制、でも無料で使えたマッサージチェアがたくさんあったのですが、それが数も種類もなくなって有料になったこと。そのかわりオプションでできるエステやマッサージはますます充実してきていましたが。

 ラクーア以外ではお台場や横浜も有名ですが、最近、六本木にも新しく温泉がオープンしたということで、今度はそちらにも行ってみたいと思います。

 本当はゆったり1泊か2泊で温泉に行きたいのですが、往復の時間、混雑や面倒を考えると、都内や都内周辺にこういう施設がどんどんできたらいいな、と思います。

Sunday, August 20

麻布十番祭り

 暑いことを想像して、長時間になるので、やっぱり浴衣は着ていけませんでしたが、ちょこっとのぞきに行ってみました。

 年々人が増えている感じ。各国大使館やレストランが出店する国際色豊かなフードコーナー「国際バザール」が有名ですが、今年は加えて全国各地の物産のようなエリアもありました。「おらがくに自慢」。炭焼きされた岩魚や練り物、日本酒、焼酎、新鮮そうなお野菜、などなど。あまりの混雑とその後の待ち合わせの関係で、お目当ての豆源でお豆を購入したあと、途中まで歩いて引き返してしまいましたが、本当に熱気であふれていました。六本木ヒルズ方面に戻る際に、混雑を避けて出店がない裏道をあえて選んでいきましたが、裏道にもちょこちょこショップがワゴンを出したり、地元らしい人たちがテーブルを出して缶ビールなど片手に盛り上がっていたり。

 都心の本当にど真ん中にありつつ、ちょっと下町的な雰囲気もある麻布十番。南北線開通、六本木ヒルズのオープン、と隠れ家的な意味合いはどんどんなくなってしまいましたが、確実に便利になった分、一般的な知名度と人気が高まっているのを感じます。

Wednesday, August 16

神宮の花火

 たぶん、これが今年最後の花火。

 国立競技場の自由席から観覧しました。ステージからはかなり遠いのですが、花火打ち上げ会場のすぐ隣。ステージでは、BoAが花火開始にも負けず、最後までがんばって歌って踊っていましたが(もちろん、アリーナ席をとっているようなファンたちは、花火よりも彼女を見ていたでしょうが)それをBGMに完全に体は斜め方向で花火へ。神宮は場所柄大きなものはあがりませんが、さすがの近さに音も大きく迫力はありました。迫力というか、風向き次第で火花も落ちてきそう。実際、使用していないいちばん打ち上げ会場に近い座席部分やフィールドではホースで水まき。風向きが悪く、灰は降ってくるし、たまに煙で見えなくなることもありましたが、一応は「席」があって見られるというのは、やはり楽です。帰りも相当な混雑を予想しましたが、会場が複数あり、道路などで見ていた人もどんどんはけていき、複数の駅があるためか、思ったほど大変ではありませんでした。

 チケットさえあれば、仕事のあとでも気軽に花火を楽しめて、そのあとも比較的楽に帰りの足やお食事などの場所が探せる、というのは都心の花火ならでは。華やかな大玉や、新作花火は期待できませんが、本来、夏のナイターを楽しむ気分でビール片手に花火、という趣旨から始まった神宮の花火。その趣旨を考えたら十分楽しめました。

Sunday, August 13

東京湾の花火

 すごい雷雨だった土曜日。大雨の中、傘も曲がりつつ、それでもがんばってたどり着いたダンスのワークショップは、人数が集まらなかったということでキャンセル。連絡がうまくつかなかったので・・・、と謝られがっかりしつつ、再び雨の中へ。

 雨が上がり、これなら花火は大丈夫かもと思い、駅に行けば、雷雨のせいで山手線が動いていません。それでも夕方はきれいに晴れてきたので、さらに歩いて恵比寿に戻ってお台場方面の待ち合わせ場所に向かっていってみたら、あると思っていた花火は延期。

 それでも、めげずにさらに日曜日に行ってきました。かなり遅めにいったので最初はうろうろ。あまりいい場所は確保できませんでしたし、時間がなく浴衣も着ていけませんでしたが、それでも楽しみました。ただ、やはり東京湾の花火は絶対に晴海側のほうが迫力があり、よいと思います。レインボーブリッジと花火、花火を追いかけて動いてくる屋形船など、絵としては、お台場からのほうがおもしろいし、よいのかもしれませんが。

 花火もそろそろピークを越えて、残る花火大会も少なくなってきました。

 なんで日本人はこんなに花火好きなのか、といわれることがありますが、花火の一瞬の美しさや技巧をこらすための技術を極めていくのは、やはり日本人的発想なのでしょうか。桜もその命が短くて、一気に満開、華やかさを極めたと思ったらあっという間にハラハラと。その散りゆくさまも美しいのがよいのでは。花火だって、夜空に張り付いたままでは。きれいといえばきれいかもしれませんが・・・。

 夏の開放感、お祭り気分を盛り上げる、庶民的だけれど、日本的な美の感覚の現れが花火なのではないでしょうか。

 

Thursday, August 10

Darwin's Nightmare

 ダーウィンの悪夢。

 なんだかホラー映画のタイトルのようですが、実は、ドキュメンタリー。ホラーは思いっきり苦手でそもそも見ませんが、あまりドキュメンタリーというのも観たことがありませんでした。

 来年のお正月映画として公開予定の作品。もちろん、ロードショーというタイプのものではないので、単館上映です。世界第二の湖、タンザニアのヴィクトリア湖に人為的に入ってきた外来種ナイルパーチ。日本でも冷凍で入ってきて、お弁当や外食の白身魚のフライの中身だったりする、意外に身近なお魚。魚をめぐるビジネス、一見、雇用など現地経済に貢献しているかに見えるのですが、肉食のナイルパーチは本来の生態系を破壊し、環境の悪化を引き起こすとともに、売春、エイズ、ストリートチルドレン、ドラッグ、集まってきた人たちの貧困はやはり変わらず・・・。見え隠れする武器の密輸。

 最後のシーンが終わり、何のサウンドもないまま、出演者などのテロップが流れだしました。何か救いようのない弱肉強食、貧富の差は克服できないという現実を見せ付けられたのを感じました。観終わって、しーんとした会場内には言葉もなく、重い雰囲気。

 決して楽しい作品ではありません。でも、これがまだまだアフリカの現実なのかも。政府作成のプロモーション・ビデオの対極。こうしたドキュメンタリーにありがちな、反政府、政府批判の要素は色濃くでています。もちろん、このドキュメンタリーだって、意図があって作られた作品であるのでそれに注意すべきでしょうが、やらせでないとしたら「衝撃のドキュメンタリー」であることは間違いありません。いろいろな賞を受賞しているだけあって、見ごたえはある作品でした。

Tuesday, August 8

Mory Kante

 Blue Note第2弾。

 アフロ・ポップ。「イェケ・イェケ」の大ヒットで一躍有名になった(らしい)ギニア人。先日のMighty Sparrowとはまた全然違うステージでした。アフリカの珍しい民族楽器が印象的でした。コラといわれるアフリカン・ハープ。ギター系の楽器ではなく、あれ、これってハープ?と弦の張り方で気づくのですが、見た目は、いわゆるハープとは全然異なります。そのほか、木琴や打楽器もちょっと見かけないものがありました。アフリカン・ドラムの勢いよいリズム。5日間の最後のステージということもあって、アンコールもかなりのサービス。観客と一体となって楽しんでいる感じでした。

 音楽に関しては、これが大好き、というのがない分、とりあえず何でもかじってみるのですが、アフロ・ポップは、アフリカの民族音楽をベースに欧米の影響を受けつつ発達したもので、特徴的な軽やかなリズムに乗って伝わってくるパワーを感じました。シンプルな楽器が多いので、素朴な音楽ですが、のびやかな明るい演奏でした。

Sunday, August 6

関西の花火その2:淀川

 20000発。大阪の中心、梅田からほど近い淀川での花火。こちらは、相当な人手。

 知り合いの方のマンションの屋上という特等席からの観覧だったので、のんびり、ゆったり楽しむことができました。距離的にはちょっとあったのですが、さすがにかなり大きなものがあがるので、遠くても楽しめました。フラワーファンタジー、一期一会など、プログラムの名前も凝っていて、横浜などで目立つ型物、様々な花ややしの形などのおなじみの花火から新作まで色、形、音ともに華やかでした。有料観覧席はかなりのお値段らしいですが、それでもその価値は十分あるとのこと。納得の大迫力なのでしょう。何事もかぶりつきで観たいタイプなので、もう少し近いところだったらよかったなぁと贅沢にも思いつつ、花火を満喫しました。

 それにしても、関西のほうがやはり浴衣も身近なのか、梅田周辺には午前中から浴衣でお買い物をしたり、お食事をしたりしている姿が。結構帯もきれいに結ばれていて、しかもアップのヘアスタイルも一様に決まっている(みんな似ていて決まりすぎている感も・・・)のは、気合をいれて美容院にいっている率が高いのか、浴衣・着物慣れしていて当たり前なのかどちらだったのでしょうか。

 とにかく暑い夏ですが、花火の季節と思うとうれしくなります。

 

Saturday, August 5

関西の花火その1:宝塚

 花火フリークを自称していますが、今年はいつもとちょっと違う花火大会へ。

 宝塚の武庫川であげられるこじんまりした花火大会。4000発。大きな川ではないので、大玉の打ち上げはないのですが、地元の人用という感じで場所取りも楽、危なくないので親子連れも多かったです。2日間開催で(なぜ1日にして8000発にしないのでしょうか? やはりこじんまりやる、というのがモットーなのでしょうか?)、毎年変わった趣向で行うというもの。今年は、福知山線の追悼も兼ねており、想いをこめて打ち上げられる花火は他の花火大会とは異なっていました。華やかさはないものの、音楽にあわせて打ち上げるのでにぎやか。打ち上げ場所からかなり近いところで見られたので、小さい割りには迫力がありました。途中電気系統の故障で一時待たされたりもしましたが、なかなかよかったです。

 かなり歴史は古い花火大会のようで、地元密着型。浴衣姿の高校生ぐらいのカップルや子どもたちが目立つ感じで、朝から場所取りなどしなくても、始まる前にふらーっといって楽しめる、というのは、昔は当たり前だったのでしょうが、いいなぁと思いました。

Wednesday, August 2

Mighty Sparrow

 初のBlue Note東京。NYでは行ったことがあったのですが、日本では始めて。大阪も外から見ただけでしたが、東京は「ほかと違ってかなりきれい」だそう。確かにNYの雰囲気はあれはあれでいいのですが、東京のほうが断然スタイリッシュ。音響のよいライブハウスで、テーブル数もかなり多く、おしゃれなカクテルやワインなどを(かなりお値段もいいですが)フードとともに楽しみつつ、落ち着いて演奏や歌を楽しむというスタイル。

 今はRoots Music Festivalということで、いつものジャズよりも、よりエスニック色が強い感じのアーティストを集めています。

 Mighty Sparrowはカリプソの王、トリニダード・トバゴでは、銅像あり、切手にもなっているという国民的英雄だそう。70歳を超えているとは思えない若さで、でも、ちょっと疲れもあってエネルギーはセーブしているのかなという気もしましたが、明るくパワフルでラテンなのりのステージでした。ジョークを飛ばしつつ、貫禄たっぷり。ご招待でいったので、もともとファンというわけでもなく、どの程度人気があるかというのも知らなかったのですが、ほぼ満席。割とお行儀のよいお客さんが多くて最初は静かに楽しんでいましたが、最後はみんな立って、ということで、立ち上がり踊りながらのアンコール。

 元気になる音楽、でした。
 

Tuesday, August 1

梅雨明けと傘

 なかなか明けないと思っていたらいつの間にか明けてしまった梅雨。

 梅雨明けしたらかーっと暑くなるのかと思いきや、意外に涼しくて過ごしやすい気がします。クーラー嫌いの私はまだほとんどエアコンを使っていません。このままあまり使わずにしのげればいいなーと。南の国生活中も、ほとんどエアコンなし生活。冷蔵庫状態の映画館やホテル、会議場は本当に体に悪く、よく風邪を引きました。今でも、オフィスやレストランなどで長時間過ごすのはつらいです。オフィスのほうは、ようやくまともに効き始めたという感じで、暑くなりかけの頃は扇風機のみ(!)でしたが。

 梅雨明けとともに傘は、雨傘から日傘へ。いずれにせよ、この時期、傘は手放せません。傘は結構好きなので、ついつい買い足してしまいます。日本の傘というのは、本当に丈夫、デザインもよくて、しかも安価。最近は、100円で売っている傘も相当まともなようです。先日、南の国から出張できた友人は、キディランドで子供たちにと折りたたみ傘を数本購入。さらに、自分用にも買っていました。英国時代も、日本から持っていった折りたたみは大活躍。特に、日本から大量持ってきたのでといって知り合いの方からプレゼントしていただいた超軽量三段傘は、不安定な天候の英国で重宝しました。英国人は多少の雨では傘をささず(統計的にはわかりませんが、傘の保有本数はかなり低いのでは。英国紳士のあの細ーく巻いた傘は、傘巻き専門職人がいて「開かない」ものらしいので。)濡れて歩いていました。同じことをすると、たいてい風邪を引きます。やはり体のつくりが違うのでしょうか・・・。ちなみに、その小さな傘は今も現役です。このあまりにもかわいらしいサイズでは、南国のスコールにはまったく役立ちませんので、ミニ傘にとって、ちょっとの休暇期間でした。

 これからは日傘兼雨傘がヘビーデューティーをこなすことになりそうですが、そろそろまた傘売り場をふらふらしたい気分です。

Sunday, July 30

Jay-J's Cafe

 月1回のジャズ・ボーカルのレッスン。今回は特別レッスン。

 カルチャースクールでやっているレッスンですが、ジャズ・ボーカルといっても、レッスンの半分以上は呼吸、発声練習などのボイス・トレーニング。海外赴任がはいったためブランクもあり、まだ実際は数えるほどしかレッスンを受けていません。当然のことながら、ちっとも「ジャズを歌っている」状態になっていないのです。ジャズが特にやりたいという感じではじめたわけではないし、発声練習中心のレッスンは、かえって、それがいいかなと思ってやっていたのですが、今回の特別レッスンに参加してやっぱり歌えるようになりたい・・・と思いました。

 いつものカルチャースクールではなく、目黒の小さなお店で。去年できたばかりのライブハウス。こんなところにあったのね、という感じでした。落ち着いた大人な雰囲気のお店です。ほとんど毎日、ジャズなどのライブをやっているようです。

 先生が東京で教えている2ヶ所のお教室と地元の生徒さんなどが混ざっている状態。最初はいつもどおり発声練習、その後、前にレッスンでやったブルースとジャズ1曲ずつをグループ分けして歌いました。ピアノとウッド・ベースの生演奏。といっても、私は即席グループでごく一部を歌っただけ。生の伴奏を楽しむ余裕はありませんでした。個人レッスンをとっている人たち、すでにステージデビューをしている人たちのパフォーマンスや、公開個人レッスンもありました。気持ちよく歌っている様子を見ると、もう少しまじめにやろうかなという気になってきました。

 といっても、ブルースのスキャットは苦手、アドリブはできない、ジャズやボサノバの大人っぽい雰囲気も出せず、譜面を崩して歌うのも難しいかも、と上手な人たちの歌を聴きつつ、chiorで譜面どおり、目立ちすぎず、みんなにあわせて歌うほうが向いているのかしら・・・という気もしてきましたが。

Saturday, July 29

Valencia

 お知り合いになった方がジャズのライブをやるというので、池袋のちょっとあまり足を踏み入れないエリアにあるスペイン料理のお店に。

 もともとは会員制のクラブだったというお店。個性的なマスターとともになかなか不思議な雰囲気があります。この日は私たちグループと2組ぐらいだけ。ほぼ貸切状態でした。ボーカルにピアノとベース。メジャーな曲をBGM的に演奏、歌っている感じでした。彼女たちのグループは月1回このお店で演奏しているそう。

 とても仲がよくいい雰囲気の3人組で、音楽仲間というのはいいなぁと思いました。

 

Thursday, July 27

真夏の夜のフラメンコ

 日比谷公園野外音楽堂、小松原庸子スペイン舞踊団の毎年恒例の野外フラメンコ。

 ずいぶん前に行ったことがあるのですが、今年はなんと36回目。都条例遵守との関係で、来年は場所が確保できないかもしれないので、もしかしたら今年が最後かも、とのこと。野音でのコンサートなどは、騒音との関係で週末しかやってはいけないらしいのです。平日公演は原則禁止、今までは大目に見てもらってフラメンコは許可されていたそうなのですが、来年からは週末のみ。そして、週末の野音はかなりの倍率らしく、その抽選に外れてしまうとできない、ということだそうです。

 そのせいもあってか、かなりの盛り上がり。アンコール代わりにセビジャーナスが2回あって、フラメンコを習っているお客さんたちも通路で参加。席がステージから遠かったですが、休憩なしの1時間半ちょっと、久々のフラメンコを楽しみました。今回の目玉はスペインからの若手男性ゲスト。25歳という彼は確かに技術があるのでしょうが、コミカルな感じ。遠めなので顔はよくわからなかったのですが、他の男性ダンサーに比べてルックス的にも・・・。ちょっと、情熱やセクシーさには欠けていた気がしました。近くで見たら素敵、だったかもしれませんが。それにしても、やはり、フラメンコはタブラオや小さなところで観るほうがいいです。ステージが遠すぎて、足の動きや表情が十分見えず残念でした。華やかな衣装とタブラオではあり得ない大人数でのショーは、それはそれでよかったのですが。

 お天気もどうにかもちました。暑すぎることはなかったのですが、なんとなくムシムシ。それに緑がある分、虫も多いわけです。公園の中という環境のよさが、かえってちょっとつらい感じでした。それでも、貴重な機会、来年以降もぜひ続けて欲しいものです。週末にやってもらったほうが行きやすいのでむしろよいともいえますが。

Wednesday, July 26

ほおずき市

 ほおずき市といえば普通浅草が有名らしいですが、神楽坂。

 急なお誘いがあり、ほおずき市そのものに行ったことがなかったので、仕事帰りにふらっと行ってみました。毘沙門天を中心にごく狭い範囲。肝心のほおずきは、といえば、そんなにみかけませんでした。売っていたのは2箇所ぐらい。どちらかというと、地元の小規模なお祭りという感じ。それでも特徴的でおもしろいのは、フレンチテイストとのミックス。櫓の上のステージではシャンソンなどが歌われ、屋台も、ブルターニュなどのお店がクレープを出していたり、焼きそば、たこ焼き、などのごく一般的な縁日とは一味違いました。ほおずき市は2日間、その後は阿波踊りだそう。阿波踊りといえば高円寺。これも、神楽坂ではかなりこじんまりとした感じなのでしょう。麻布十番の納涼祭り的なものを想像していったので、ちょっとあれ、という感じはありましたが、それなりにおもしろかったです。

 浴衣コンシェルジェなる企画があり、浴衣を着たボランティアが神楽坂を案内してくれます。雑誌などでよく見かける石畳。それぞれ歴史的な由来がある坂や道の名前、有名料亭や旅館、土地にまつわる話などをはさみつつ散策します。かつては数百人いた芸者さんも今は30人ぐらいだとか、35歳まで誰でも芸者になるためのお稽古を始められるとか、話してはいけない有名居酒屋、作家がこもる旅館の1泊のお値段は朝食つき込みで1万円ぐらい、一見さんお断りのおにぎりやさん、神楽坂という不思議な雰囲気と味のある街を、ほんの少しですが知ることができました。

 たまにしか行かないのですが、魅力のある街。これからも足を運ぶようにしたいなと思いました。

 

Sunday, July 23

Star Light Cinema

 毎年夏は、恵比寿ガーデンプレイスのオープン・エアの映画。年によって、スポンサーの数などに左右されて、上映本数やテーマが変わり、今年は、音楽がテーマで21日からスタート。

 かなり定番イベントとなって、観に来る人も増えたせいか、最近は整理券を配っています。ベンチに番号をふって、先着150人に配布。もちろん無料です。ベンチに座れなくても立ち見や、周囲の地面に座って鑑賞も可能。週末は、意外に予定がつまってしまっていけないので、ちょうど予定がなかった土曜日の夜、行ってみることにしました。整理券配布時間の5分前にいったらすでに100人以上の列。それでも無事整理券をゲット。

 「あの頃ペニー・レインと」。タイトルは聞いたことあるような気がすると思ったのですが、あまりどういう映画かは知りませんでした。それでも気楽にいけるのが、無料かつ野外のよいところ。1973年、アメリカ。ロック全盛期が去った頃。15歳の少年は、母親とうまく行かず家を飛び出してスチュワーデスになったお姉さんの影響で音楽に興味を持ち、音楽ライターとして活動するようになり、グルーピーのペニー・レインと知り合って・・・。バスでごとごとと揺られながらの全米ツアー。笑える場面も多いのですが、ドラッグとロック、恋愛、家族などが音楽とともに描かれていて楽しめる作品でした。

 まだ「8人の女」「スタンドバイミー」「Shall we Dance?」など9作品の上映が予定されています。時間があればまた観にいきたいと思います。

Thursday, July 20

鯨ギャラリー

 東京海洋大学という大学に行く機会があり、水産資料館と鯨ギャラリーを見せていただきました。

 大学内にある一般公開されている施設なのですが、結構おもしろかったです。退官された教授の個人コレクションの貝などはおそらく日本一の種類と量を誇るそうです。南極にいったときに持って帰ってきてしまった(当時は許されましたが、もちろん、今は不可能です)動物の剥製なども無造作にそのまま台に載せられていたり。イセエビ、タカアシガニ、イグアナ、鳥などの剥製や魚など様々なホルマリン漬け。食品の研究もあるということで、鰹節などの展示も。

 今年設立されたばかりの鯨ギャラリー、見せていただく時間がありませんでしたが、登録有形文化財の練習船など、キャンパス内は普通の大学とだいぶ違った雰囲気です。

 実は、これまで大学のこと自体もよく知らなかったのですが、東京商船大学と東京水産大学が3年前に合併してできた新しい大学。ちょっと面白いところです。

Tuesday, July 18

岩盤浴初体験

 疲れのたまった週末、岩盤浴を初体験。

 目黒のお店にいってみました。マンションの2室にカプセル型を2台ずつ設置。お部屋全体が岩盤浴ルームになっている写真などを見慣れていたので、あれ、という感じでした。ラクーアと似たような感じだと思っていたのですが。カプセル型のものは、岩盤浴がブームになる前にどこかで試した赤外線カプセル(?)なるものに似ていました。ただ、その、赤外線のものは、顔を出して体だけすっぽり中に入るタイプ。今回は、頭まではいってすっぽり閉めてしまうため、真っ暗でじわーっと温かい中に放置(?)された気分。空間はそれなりにありますが、閉所、暗所恐怖症だった小さい頃だったら、耐えられなかったでしょう。今はなんとか息もできて我慢できました。

 着替えをしてお水を飲んだらすぐこのカプセルに。どうも、頭の部分のふたは開けてもよかったらしいですが、40分間、我慢してしまいました。じわじわ温まってきます。まずは、ふたを閉めているせいもあって、いつものとおり、顔の部分だけ汗が。運動をしても、顔、上半身はすぐに汗をかくのですが、下半身はあまりかきません。半分ぐらいたった頃には、背中など上半身もうっすらと汗をかいているようでした。終わった頃には、下半身にもうっすらと汗。顔は相当汗をかいていました。

 水分をとりつつ体の火照りを覚まし、着替えておしまい。岩盤浴でかく汗はさらさら、と聞いていたのですが、確かにそんな感じ。シャワーで流さないほうがよいそうです。確かに、美肌効果ありとうたわれている温泉にでもはいったような感じで、お肌はしっとりすべすべ。いい感じでした。トルマリンなど様々な天然石の力が働いているそうですが、何が何に効いているのかは今ひとつわかりませんでした・・・。血行はよくなったようで、肩のあたりのこりも少しほぐれた感じでした。

 悪いものが流れ出たのかどうかはわかりませんが、値段もお手軽、短時間でまぁまぁの効果はありそうです。また行ってみようかなと思いました。目黒、恵比寿近辺には岩盤浴も続々できているので、いろいろ試してみようと思います。今度は、ゲルマニウム温浴でしょうか。

Monday, July 17

横浜の花火

 花火フリークを自称していた割には、花火熱に若干かげりがあります。とはいえ、やはり行かねば!ということで、今年最初の花火は横浜。

 行ったのが遅く、いい場所が確保できず、結果としては結構よく見えるところだったのですが、途中で帰ったので少し不完全燃焼。それでも、やはり日本の花火は、いいです。横浜は、ネコやメガネ、二コチャンマーク、ドラえもんなどの変形花火(正式には何か名称があるのだと思いますが)多い気がしますが、今回も多かったです。それぞれの花火のスポンサーが呼び上げられ、そのスポンサーと花火のイメージにどの程度結びつきがあるのかみるのもおもしろかったです。残念ながらメガネ屋さんはスポンサーにいませんでしたが。これは、シュウマイ(でも、多分、違ったと思います)?、バラのイメージね、と考えつつ、日本の花火技術のすばらしさを堪能しました。

 この頃は、浴衣もすっかり定着。一過性ブームというよりは、夏は浴衣でしょ、という季節のものという意識が高まっている気がします。浴衣好きなので、当然浴衣でいきました。電車や横浜で浴衣チェック。紺地などのブルー系に朝顔、ひまわりといった花柄がいちばん目立ちました。いわゆる浴衣柄という感じ。たまに、かなり変わった今年風に半襟にレース足袋や、着物風に帯止めという人もいましたがやはり少数。ただ、気になったのは、作り帯が多いこと。文庫などの形にできあがった帯を留めるだけというお手軽なもので、これは目立ちます。浴衣の柄よりむしろ帯のほうが目に入る気がします。帯をきちんと締めていると、それだけで、素敵です。後ろだから自分ではチェックしにくいですが、やっぱり帯は自分できれいに結べるようにしたい、と改めて思いました。

Sunday, July 16

トルコ人宇宙飛行士

 東大の助手でトルコ人初の宇宙飛行士、という方が本を出版したので、そのお披露目レセプションなるものにお邪魔しました。

 全然縁もゆかりもなかったのですが、おもしろそうなので、連れて行っていただくことに。日本生活も長いということで日本語はもちろんぺらぺら。何よりも、日本語で本を出版するというのはすごいところです。建築が専門ということで、科学者、そして、宇宙飛行士。呼ばれていてる人たちも様々でなんとも不思議な雰囲気でした。

 坂本竜一からのビデオメッセージもあり、日本ではあまり知られていない人ですが、トルコでは相当有名人のようです。そのうち、火星に飛ぶらしいので、そのときにはかなりの話題になるのでは、と思います。

Friday, July 14

St Catharine's Choir

CambridgeのChiorを楽しみつつ、交流するというイベント。内幸町の某銀行の最上階が会場でしたが、全面ガラス張りで日比谷公園を見渡せる眺めと、高い天井に想像以上によい音響に驚きました。

 伝統的なチャペルのサービスで歌われるものから、ピアノをはさんで、後半は少しモダンな感じのもの。武満の桜などもはいり、さわやかな歌声を楽しむことができました。特に武満の作品は、ロンドン時代のコンサートでその不協和音が心地悪く、あまり好きではないと思い込んでいたのですが、歌は悪くないと思いました。

 この日は最後のパフォーマンスで、それまで10日ほどの日程でほぼ毎晩、関西を含めたあちこちの大学や教会でコンサートを行ってきたとのこと。皆学生なので若いですし、パワーもあって、最後ということで開放感も手伝っていたのか、のびのびとした感じでした。歌うのはやっぱり気持ちよさそうです。やはり、後半のモダンなもののほうがより自由に歌っていて、南の国での練習を思い起こして懐かしくなりました。聞いているときは、むしろ、Cambridgeが懐かしくて、南の国のことはすっかり忘れていたのも事実ですが。

 

Monday, July 10

シェーブル・ゴーダ

 先日参加したお手ごろ価格のアメリカのワインとチーズを楽しむ会でいただいた珍しいチーズ。

 シェーブルはヤギのチーズなのでくせがあってダメという人もいるようですが、納豆などに比べてどこにくせがあるの?と思ってしまいます。普通においしくいただいてしまいます。それにしても、オランダのゴーダでシェーブルがあるとは知りませんでした。シェーブルといえば、クリーミーなソフトタイプのイメージ。この日もよくみかけるシェーブルもありましたが、こちらはセミ・ハード。シェーブルなので白っぽいゴーダ。ハード・チーズというのは切り方によってお味が違います。このチーズもセミ・ハードでしたが、最初は巨大な塊だったので、チーズ・スライサーでスライスして、最後はナイフで切っていただきました。しゃりっとした感じが、ちょっとパルメザンを思い起こさせる食感でした。

 もうひとつ珍しかったのは、やはりセミ・ハード系のチーズで、カレー味。スパイスが効いていて、赤ワインにぴったりのお味でした。ビールは苦手ですが、ビールにあわせてもいけそうな感じ。

 いろいろなチーズを楽しむには、やっぱり大勢で。また珍しいものを試してみたいと思います。

Sunday, July 9

モナコ・モンテカルロ・バレエ

 久々のバレエ。

 シンデレラだったのですが、かなりモダンなバージョン。「大人のシンデレラ」という感じでした。

 コスチュームも近未来的。宇宙人か昆虫系?ともいえそうな不思議なチュチュ。チュチュというより、張りのあるオーガンジーのような素材一枚をレオタードにちょっとつけているだけ。シンプルな白を基調にしたステージは映像と照明で変化をつけていました。

 ストーリーの解釈もおもしろくて、シンデレラの父、というのがかなり重要な役目を果たしているのです。最初のシーン、まずしい身なりをしたシンデレラ、白い布のようなものを持っています。その横で、白いドレスの男女のダンス・シーンが始まります。幸せそうなのですが、途中、女性は倒れてしまいます。しばらく観続けるまで気づかなかったのですが、シンデレラの回想シーン、シンデレラの実の母の死、でした。このとき、シンデレラが抱きしめていた布は、白いドレスでした。そして、ラスト・シーンも印象的。ステージ中央の階段上部分のトップで、黄金の衣装を身にまとった幸せなシンデレラと王子、その左下には、ひとりさびしく白いドレス(シンデレラが最初のシーンで肌身離さないという感じだったドレス)を抱きしめて悲しみに浸る父。この直前に父が亡くなった最初の妻であるシンデレラの母を追慕し、彼女の幻想とともに踊り、彼女が消えたあと、二番目の妻(意地悪な継母)につらくあたるシーンもあります。ストーリーを通して、シンデレラの実の母は仙女(妖精)としてシンデレラを幸せに導き、最後はこの世に残していった夫の心も乱していきます。今回のシンデレラの主役は、完全にシンデレラの母、でした。そういえば、父のほうも、父なのにとても若くてハンサムなダンサーで、王子よりも目立っていた気もします。

 久しぶりのシンデレラだったので、自信がないのですが、音楽もかなり違うものを使っていた気がします。レニングラードなどの正統派路線の作品とはふた味ぐらい違った感じでした。思いっきり見せ場となるような踊りのシーンはなかったのですが、踊りと音楽にあわせて流れるようにストーリーを動かしていく感じでした。

Saturday, July 8

アンデルセン・プロジェクト

 先週観にいったのに、書くのを忘れていました。

 白井晃の一人芝居。映像の魔術師ロベール・ルパージュの作品で前半日程はルパージュが出演でした。ルパージュの英語版は都合がつかなかったので、日本語版だけ観にいきました。舞台はパリ。仕事も家庭環境も異なるカナダ人、フランス人、モロッコ人の3役を一人でこなします。相当な長台詞もあり重労働という感じでした。服装や声色、歩き方などだけで次々に3つの役の演じわけ。気分もそのたびに変えなければならず、大変だと思いました。

 観にいく前に作品についてあまり知らずにいったので、思った以上に社会派の重たいテーマなのに驚きました。パリのオペラ座が舞台。でも、まったく華やかではないその裏の世界。パリの(悪名高い)美しいとはいえないメトロやアパートがある建物の1階ののぞき部屋。

 アンデルセンの童話ではたくさん動物がでてきますが、この作品でも犬が重要な役割を果たしています。といっても、舞台上にでてくるのは、犬のリードのみ。この動きがすばらしくて(!)まるで本当の犬がいるようです。映像とのコラボレーションもとてもおもしろく、シンプルな舞台が、映像の力を借りてうまく変化していくのが斬新でした。

 フランスが舞台。ちょっと日本語だと違和感があるシーン、フランス人だったらちょっと違う感じでは、と思うシーンもありました。これが英語版だとどうだったのでしょうか。フランス語版だったらもちろん違和感なし、なのでしょうが。英語版と見比べられなかったのはちょっと残念でした。

Friday, July 7

藤原由紀乃

 ピアノのリサイタルにお誘いいただきました。

 定時に職場を飛び出し、猛ダッシュ。ぎりぎりに飛び込むことができました。シューベルトの夕べということで、アンコールまで心地のよい(でもそれほど有名ではない曲だったと思います)シューベルト・オンリー。暖かみのある深い感じの演奏でした。お客様もほとんど常連という感じ。後援会やピアノのお弟子さん、お知り合い、といった方が多かったようです。コンサート終了後のCD販売もかなりの列。ちょうど新しいものが発売されたところということで、よく売れていました。そして、それに一枚ずつサイン。アットホームな雰囲気でした。初めてだったためわからなかったのですが、いつもよりスローテンポが多かったとか。昨年ご結婚されたばかりということで、そんな生活環境の変化が演奏に現れていたのでしょうか。ちなみに、ご主人様は空手の師範。勧誘もしていただきましたが、マーシャル・アーツ系は未知の世界です。道場は吉祥寺ということで、かつて住んでいた大好きな吉祥寺なので、ちょっとまたご縁のようなものを感じました。

Tuesday, July 4

Bodner

 スウェーデン大使館でBodnerというアーティストの展示のオープン・レセプションがあると誘われて、行ってみました。エナメルの作品と聞いて、あまりぴんとこなかったのですが、百聞は一見にしかず、まぁ、とりあえず何でも行ってみてこようといういつもの感覚です。

 結局、作品を見るより、おしゃべりをしている時間のほうが圧倒的に長かったので、じっくり鑑賞はしないうちに帰ってきてしまいました。それでも、作品としてはなかなか素敵でした。いずれも結構小ぶりのサイズで(スウェーデンだからなんとなくもっと大きな作品を勝手に想像していました)、日本のおうちに飾るにもちょうどよい感じのサイズ。巨大な工業デザイナー、デザイナーとしての前歴のせいか、理解不能(あるいは極めて難しい)現代アート風ではなく、比較的万人受けするような色調やデザインの作品です。自然がテーマにあるということで、壁に飾られた作品はどれも目に飛び込んでくるというよりむしろ、独特な雰囲気でしっかり自己主張はしつつも、その場になじんでいる気がしました。

 北欧の家具はIKEAやデンマークのものなど、日本にも多くの企業、ブランドが進出していて受け入れられています。 木の暖かみ、明るい色調、シンプルで機能的、モダンなデザイン。

 そんな北欧家具のおうちに、ちょっとしたスパイスをきかせるような作品たちでした。
 

Sunday, July 2

ボーカル・レッスン

 懲りずにまた新しいところで体験レッスンに。

 CDかMDで好きな曲を1曲といわれて、一応持っていったものの、やっぱりこれ全然覚えてなくて歌えません、といって、ボイス・トレーニングのみにしてもらうことに。

 スクールによって、同じボイス・トレーニングといっても結構違うのがおもしろいです。今回は、ストレッチを少しやって、あとは、額のあたりから声を出す練習。口はスピーカーの役目をするので大きく開けて、そこから音は実際にでるものの、イメージとしては目と目の間あたりから音が飛び出してきて、弧を描く感じが理想的なのだそう。自分自身が楽器のようなイメージとなるのでそれがまたおもしろかったです。

 そろそろ、どうするか決めなければと思いつつ、三線やフラメンコのお誘いもあり迷っています。

 昔、モノがあまりない国で仕事をしていた方が、選択の余地が多すぎるのは困る、ないのは困るけれど最低限あるほうが楽だといっていましたが、やはり、いろいろ迷えるほうが楽しいと思います。

Saturday, July 1

エナジーヨガ

 バレエがお休みだったので、エナジーヨガなるものの体験にいってみました。

 今まで、いくつかヨガ系エクササイズに参加してみたのですが、今回は相当きつかったです。呼吸の仕方もかなり早く、動きもきつくて。最近、結構運動しているし大丈夫、と思っていたら、久々に筋肉痛になりました。しかも、それが肩甲骨の付け根の辺り。どうも、両手を思いっきり上げて耳の後ろを通る位置で伸ばして組んで、それをさらに引っ張って横に・・・という動き。なんというポーズだったか忘れてしまいましたが、たぶん、原因はこれのようです。やはり普段使わない筋肉だったのでしょう。

 最近のヨガのバラエティには本当に驚かされます。ホットヨガ、パワーヨガ、リラックスヨガなどなど。実際に体験してみると、名前は違っても内容は似ていたりすることもありますが。今回のは激しかったですが、普通は割合ゆっくりした動きで、動きやすい格好さえしていればすぐにできる、という入りやすさがこれだけ普及し、人気になった理由なのでしょうか。

 今度は、アロハヨガなるものがあるらしいので、体験しにいってみようと思っています。

Sunday, June 25

三線

 沖縄料理のお店での三線ライブにいってきました。

 小さい頃、少しだけお三味線をかじったことがありますが、三線というのはお三味線のもと。蛇皮線とも呼ばれる三線が沖縄から本土に渡り、蛇皮からネコ皮になってお三味線になったそう。沖縄の歌というのは島歌など、かなりポピュラーになっているので、なんとなく聞いたことがある曲も多かったです。独特なリズムとうちなーの歌詞。ドラムとの演奏は、なかなかよかったです。海ぶどう、ミミガー、紅芋のお料理などをいただきつつ、楽しいひと時でした。

 その翌日、体験を申し込んでいたボーカルスクールにいってみると、なんと、三線が。ギターなど楽器のレッスンもあると書いてあったので、キーボードやギターがおいてあるのは当然ですが、なぜ、三線? スクールのオーナー兼インストラクターが沖縄に行って、はまったということで、完全に趣味から始まったそうです。少し触らせてもらうと、お三味線よりずっと小ぶりなので、腕も楽。ギターを弾けないのでわからないのですが、単音のみで和音がない分、ギターより相当シンプルだそうです。お三味線をやったときも確かすぐに曲から入りましたが、三線も、早い人は1ヶ月で2,3曲、有名な曲が弾けるそうです。楽器としてのお値段もお手ごろ(といっても、やはりそれなりにはしますが)。気軽に始めやすい楽器なのかもしれません。

 ボーカルのほうは、前回のところよりは、雰囲気も教え方もよかったです。おもしろかったのが、自分がきちんと音程をとれているのか確認する機械。音程大丈夫ですか?といわれても、自分が音痴なのかどうか、というのはよくわかりません。そこで、この機械の登場。マイクをもって、キーボードに合わせて声をだすと、CDE(いわゆるドレミ)のランプがつきます。真ん中にはゼロを中心に触れる針。正しいランプがつき、なおかつ、針が中心にあれば、音がとれているということになります。若干、フラット気味な音があったものの、これはなんとかクリア。あまり耳がいいほうではないと思っていて、微妙な音の聞き分けはできないし、絶対音感も身についていないので、不安でしたが、ちょっと安心しました。

 個人レッスンなので、授業料はそれなりにします。でも、呼吸だけで終わった前回よりは、もう少し何かつかみやすい感じでした。ただ、プロを目指すような人たちにはいいですが、お遊びにはちょっとお高いかなぁ、という気もします。

Wednesday, June 21

ねこたま


 二子玉川にあったけれど、つぶれてしまった「ねこたま」。

 再開発のため閉園になり、その際、里親探しがあったそうです。人気はやっぱり結構高価な洋ネコ。血統書付き、みたいな子たちだったそう。

 知り合いが譲り受けてきた2匹。「普通のねこ」。仲のよい父親違い(!)の兄弟ネコで、2匹一緒でないと、ご飯も食べなくなってしまうそうです。


 「くろん」と「とらん」。

 写真のくろんは、実物よりかわいく写っています。

 さすがに、おさわりネコだっただけあり、とらんは人見知りはするものの、なぜられるのは好き。特にくろんは人の側にいるのが好きなようで、ソファでぴたっとくっついて丸くなっている姿はかわいいです。

 世の中ネコ好きが多いですが、私自身はイヌ派。でも、ネコもかわいいなぁと思うときが増えてきた気がします。

Tuesday, June 20

魔法のなべ

 先日、初めてダッチオーブンBBQを体験。

 よくキャンプで使われるというのは聞いていましたが、実物を見て、それでお料理されたものをいただいたのは初めて。おいしかったです! 魔法のなべ、といわれるだけあります。

 豪快に詰め物をしたチキンをまるまる。それに、途中から回りに洗っただけのジャガイモとニンジンをそのままごろりごろり。これで、下に敷かれた炭とふたの部分におかれた炭とで蒸し焼き、オーブン状態で、おいしく焼きあがり。チキンに詰められたお米は生で食べられませんでしたが、チキンはやわらかくジューシー。特に、ニンジンのおいしかったこと! ニンジンは生より煮たほうがカロチンがたくさんとれるそうですが、カロチンもたっぷりという感じで、やわらかく甘くって本当においしかったです。

 この日はそのほか、スズキの塩釜焼き、サケのチャンチャン焼きなど豪華メニュー。お庭のハーブやブルーベリーも。雨の中のBBQでしたが、おいしくいただきました。

 ダッチオーブンはアウトドア料理の必需品だそうですが、室内でも使えるようなものもあるらしいです。ちなみに、これで、パンやピザも焼けるし、普通のプロセスチーズもスモークチーズに変身。いろいろな用途があって、使っていると手放せないそうです。持ち主の方はペットのようにかわいがっていました。

Sunday, June 18

Samba

 ダンスなら何でも、という雰囲気になって、浅草サンバカーニバルなどで毎年出場しているというサンバチームの練習を見学兼体験させてもらうことに。 最終的には100人ぐらいが参加するチームだということでしたが、子連れの人も多く、始まるまでは「サンバ」の練習なのかなぁという不思議な雰囲気。地域のサークル、といった感じです。

 ラテンダンスでペアダンスとしてのサンバは多少やったものの、ブラジルのサンバはまったく初めて。まずはわからない用語だらけ。エンサイオって何? アーラ? バテリア? タンガってどんなもの? ???が飛ぶ中、とにかく参加してみようと、柔軟体操からはいって、その後、リズムにあわせて歩いてからベーシック・ステップの練習。

 実は、前に、まったく別のグループに属してる友人から浅草サンバやってみない?と声をかけられたことはあったのですが、そのときは、真夏の暑いさなか、あのすごい格好をして練り歩くのはちょっと、と恐れをなしてあっという間に断った記憶あり。今回は、カーニバルだと、踊るだけではなく、簡単な振り付けとシンプルなおそろいのTシャツなどだけで歩いたり、かぶりものを身に着ける役や、裏方もあると聞いてとりあえず様子を見にいってみることに。

 本番がかなり近づいているということで、もうすでにほとんどのパートは衣装や人数の関係で締め切り。今から参加できるパートはふたつだけ。ひとつは、ごく簡単な衣装と振り付けで鳴り物を手に歩くというパートと、もうひとつは「パシスタ」、といわれました。誘ってくれた友人がパシスタだからという理由でわけもわからずパシスタの練習に参加。あとから、よく話を聞いてみると、これこそあのかなり露出の激しいビキニスタイルの衣装で羽を背負うあれ。練習は楽しかったので、気軽に参加したいかもしれないから考える、といってしまいましたが、あとからよく調べてみると、相当な勇気がいります・・・。

 日焼けも怖いし、衣装を一式そろえるだけでも相当な金額。タンガ(例のすごい衣装)は普通オーダーになるらしく、レオタードを買うとかそういうレベルではありません。いろいろと考えると、練習にだけ参加させてもらうか、その他大勢で前日までに登録すればよいパートか、スタッフ参加のほうが無難。盛り上がってしまいましたが、冷静になって、うーん、と悩むところです。

Saturday, June 17

ヨガ

 瞑想など思想的なものがはいるのはちょっと苦手で、ピラテスやホットヨガは別として、今までヨガはパスしてきていました。

 それにしても最近のフィットネス・ブームはすごいです。駅からものすごく遠く、うちからは比較的近い、白金のあたりでヨガを教えているという小さなリーフレットがポスティングされていたので、時間もちょっとあるし、ヨガにも多少手を出してみようかと早速体験。

 バレエのレッスン後、地図を頼りに歩いて向かったら思いのほか遠かった上に、本当にわかりにくくて大変でした。たどりついたのは、完全に普通のオートロックのマンション。この一室?と若干不安にも思いつつ、ルームナンバーを押してみました。

 予想通り、基本的には居住用マンション。コンクリート打ちっぱなしにフローリング、余計なものは何もないシンプルでモダンなお部屋。遅刻したのですが、この日の体験は私だけ。個人レッスンでした。着替えてマットを借りて、早速レッスン開始。結構体を動かした経験はあったので、ほとんどのポーズはできて、ちょっとやれば私もこの程度教えることは可能かも・・・とさえ思ってしまいました。もちろん、これは初心者向けのクラスではありましたが。

 このスタジオに行くまでにプラチナ通りなど近辺にもスタジオをいくつか発見。しばらくは、こうしたスタジオの体験レッスンを渡りあることができそうです。

Wednesday, June 14

World Cup

 世の中サッカー一色という感じです。

 恵比寿のご近所で普段はモニターがないお店にまでモニターが設置されていてびっくり。この時期、お客さんを確保するためには、巨大モニターは必須、なのでしょうね。昨日行った六本木のブラジル料理ではさすがブラジル戦がある日、というか、普段から設置されているのかスクリーンやモニターがどの位置からも見えるようにいくつも。でも、さすがに、平日にもかかわらず朝4時からの試合までお店が開いていたのか、もし開いていたとしてもどれぐらいお客さんが残っていたのかは不明ですが。

 一応人並みに話題についていけるように、今年最高の視聴率を記録した日本・オーストラリア戦はさすがにテレビで観ましたが、とりあえずは試合結果とハイライトのみチェック。たいていテレビをつければどこかでやっているので、十分ついていけます。

 それにしても、ライブで観なきゃ、という気持ちはわかりますが、夜中過ぎまでがんばって起きているなんてとてもムリです。サッカーにしても、F1にしても、本当に好きな人たちは、時差などものともせず、そのために衛星放送をいれたり、立派なテレビを購入するのでしょうが・・・。いい試合を観れば、おもしろいとは思うものの、にわかファンにもなる気にもなれず、しっかり睡眠時間を確保する毎日です。

Sunday, June 11

We Are the Burning Fire

 英国大使館chiorのコンサートがあると聞いて、広尾の東京女学館で行われた回にいってきました。We Are the Burning Fireはそのタイトル。

 チャリティーということで、入場料はなしで、最後に募金。以前から聞いていたのですが聞きにいったのは今回が初めてでしたが、よかったです。

 今回は、英国人の作曲家、Howard Goodallによって作曲、編曲された様々な国の子守唄などのフォークソング。英国、日本、ドイツ、フランスからブルガリア、アイスランド、ブラジル、アフリカなどまでかなりおもしろい曲目でした。ピアノの伴奏以外に、バイオリン、チェロ、尺八、ドラムなどの演奏に、鳥の鳴き声や潮騒などの効果音まで使って、趣向を凝らしたものでした。

 9月にオーディションがあるとのこと。ちょっと興味はありますが、オーディションに受かる自信もなく、練習にもきちんと出られるかわかりませんが、やっぱり歌うのは楽しそう。とりあえずは、ジャズ・ボーカルのグループレッスンを月1回続けつつ、体験レッスンなども探しながら、合唱への参加というのも考えてみようかな、と思います。

Saturday, June 10

Diamond

 先週、ボツワナ・ウィークというのを六本木ヒルズでやっていたのですが、この国、実はダイヤモンドの産出量が世界最大。正直なところ、それまで国の名前すらまったく知らなかったのですが・・・。
 
 グランド・ハイアットでものすごいダイヤモンドの数々を見る機会がありました。2億円相当のダイヤモンドのティアラ、ダイヤモンドのドレス、超巨大ダイヤモンドなどなど。本当にうっとり、という感じです。まさに、ダイヤモンドは永遠の輝き、の世界です。いかにもアフリカ的なリズムと動きのボツワナのダンスや歌とダイヤモンドというのは不思議な取り合わせですが、アフリカ大陸というのは本当に資源に恵まれたところであることを再認識させられました。それが、うまく使えていないという問題を抱えている国も多いわけですが。

 それにしても、なぜそんなに女性はダイヤモンドを欲しがるのか、と職場の同僚の男性に聞かれましたが、やはりダイヤモンドの美しさは女性の心を惹きつける魅力か魔力があるのではないでしょうか。あとは、やはりデビアス社の徹底的な供給コントロールと広報戦略の勝利。

 なんといわれても、やっぱり、ダイヤモンドは女性の友、です。

 
 

Sunday, June 4

腹式呼吸

 腹式呼吸のやり方はわかっている、と思っていました。

 中高時代の部活、バレエ・ヨガ、ジャズボーカルでも、まずは腹式呼吸を習った気が。30分のボーカル体験レッスンで実質は20分。ほとんど、呼吸だけで終わってしまいました。それにしてもよくわかりません。まずはおなかまで息を下ろして、そのあとに横隔膜を下げておなかの中で風船を膨らませる感じで背中や横腹あたりにも空気を、といわれても。腹式呼吸はおなかを膨らませたりへこませるだけではないということを知りました。

 これができると、特に低音がでるようになるらしいです。音を体内で響かせるという感覚も難しいです。今まで、発声練習をするときにのどを広げて、といわれたことはあっても、声を後ろ向きにするとか下ろすとかいうことはやったことがありませんでした。短すぎてなんだか消化不足な体験レッスンでした。

 先日のゴスペル体験とは対照的。この間ぐらいの感じがあればいいのですが・・・。
 しばらくは、また、あちこち体験を続けてみようかなと思います。南の小さな国ではいっていたchiorは週末にちょっと遠出のコンサートがあったらしく、その連絡がきてちょっと懐かしくなりました。

Wednesday, May 31

Gospel体験

 ちょっといない間に近所のレストランもだいぶ変わりましたが、前はレストランだったかなと思われる場所にスタジオができたのを発見。
 早速、ゴスペルの体験レッスンにいってみました。

 6月にライブがあるということで、体験レッスン参加者が6人もいたけれど、かまっていられません、と先生。いきなり、歌詞が書かれた紙を渡されました。はい、ついていけたらどうぞ、状態。えー、音符がない!と焦りましたが、そもそもゴスペルの発祥や歴史を考えれば、楽譜ではなく耳から覚えていくというのには納得。ハイテンションな乗りの先生。なんだかよくわからないけれどまぁとにかく歌ってみましょうか、という感じでした。立ちっぱなし、地声で熱唱するので、相当疲れました。ストレス解消にはいいかな、と思ったのですが、「レッスン」という雰囲気はなし。

 これでは、サークル的な活動で楽しめた南の小さな国でのchiorよりもサークル的。楽しむのはいいのですが、せっかく、「習い事」としてくるのであれば、せめて多少の発声練習や指導をしてほしいなぁという気がしました。どうも、他の体験に来た人たちも同じことを考えていたよう。いきなりでも、それなりについていっていた人たちばかりなので、どこかで少し習っていたり、少なくとも、歌うのは好き、という感じ。サークルのりの合唱団と割り切ればいいのでしょうが、求めているものと違うかなという空気が流れていました。
 
 それにしても、中・高時代には学校で聖歌隊に所属をしていた時期もありましたが、ゴスペルは想像通りまったく違いました。むしろ、南の小さな国ででた結婚式ののりが結構近い感じ。余裕があれば(かつては、これがやることがないから、でした)やってみてもいいのですが、ちょっと迷います。

 お稽古としてでなく、こういう感じの合唱のグループがあったら入ってみたいかな、という気がしました。

Tuesday, May 30

日比谷公園

 雨が降ることも多いとはいえ、野外で過ごすのが気持ちのよい季節。

 先日は、日比谷公園でドイツ祭りにいってきました。本来であれば10月にやるはずのオクトーバー・フェスト。ワールドカップの盛り上げも兼ねているのか5月なので、さすがに名称もGerman Festivalになっていました。このイベント、以前、清水で行われたときに行ったことがありました。ドイツのビールとソーセージなどを歌ったり踊ったりと騒ぎつつワイワイと楽しむイベント。ビールのマグやジョッキはそれぞれの種類にあわせたガラスや陶器のおしゃれなもの(デポジット式で返却するもの)。ビールの飲めない私は、グラスとともに販売されているワインをいただきました。実はこのワイングラスすでにおうちに二つ。今回で3つ目のコレクションとなりました。ソーセージはおいしいのですが、本来肉食系ではないため、さすがにちょっといただくと途中で飽きてきてしまいましたが。

 バラエティ豊かだったといえば、5月のはじめにやはり日比谷公園で行われたアフリカン・フェスタ。こちらh、もちろん、1カ国ではないので、さまざまな珍しいお料理が楽しめたようです。というのも、混みすぎていて実際には何もいただかなかったのですが。ドイツ祭りと違って、こちらは音楽やダンス、トークショーなどのステージ、物産販売などと幅広く、ちょっと性格の違うイベントでした。

 南の小さな国でも国王誕生日近辺などに、確かにオープンエアのイベントが夜、行われていました。こちらは、いつもと似たりよったりの食べ物が売られている以外は、メインはカラオケ大会。正確にいえば、アマチュアやセミプロの歌手、ということのようですが・・・。これには悩まされました。騒音条例などもちろんないところ。夜中になっても大音量。これが、上手だったらまだましなのかもしれませんが。暑いところだから夜から始まるというのは仕方がないにしても、真夜中過ぎても大騒ぎ、というのはどうでしょう。

 ちなみに、ドイツ祭りは21時、アフリカン・フェスタは17時終了。終了時間になればぱーっと片付けられていきます。あぁ、日本らしい!と感じる一瞬でした。

Sunday, May 28

俳優座

 本当は、ひとりでお芝居を観にいくのはイヤなのですが、招待券を1枚だけいただいていて、迷いましたが行ってきました。

 文化に飢えていたので、とにかく、機会さえあれば逃したくない!という気持ちが相当強くなっているようです。

 イプセン没後100周年ということで、イプセンの「民衆の敵」というお芝居@俳優座。まったくこのお話は知らなかったので、正直なところ興味はそれほどなかったのですが、とりあえず、おうちから近いというのも行こうかしらと思ったポイントの一つでした。

 イプセンといえば、「人形の家」。これ以外実はまったく知りませんでした。「人形の家」と同様、社会を鋭く批判する社会劇。原作の舞台を現代とも思われる日本に移し、主人公ほか主な登場人物の性別を逆転させているほか、あらすじは原作に近かったようです(といっても、原作を読んでいませんが・・・)。権力と階級社会、公害、絶対多数・民主主義の危険、マスコミの怖さと大衆に迎合するマスコミ、「勇気がない」からマジョリティーの一員となる人々・・・。重いテーマでしたが、アレンジはもちろんされていたものの、100年前に書かれたと思えないほど今にも当てはまる部分がありました。

 日曜日の昼間、バタバタと用事の合間に観にいきましたが、ちょっと重めだったとはいえ、最後は一応明るめのエンディング。というか、主人公の女性の強さを感じさせるもの。自分でチケットを買ってまで行きたい作品ではありませんでしたが、たまにはこういうお芝居を観て物事を考えるのもよい機会なのかもしれません。

Saturday, May 27

初めてのトウシューズ

 トウシューズ、買いました! バレエ用品といえば、チャコット。でも、渋谷まで行く時間がなさそう。目黒のバレエ用品のショップで購入、その後そのままレッスンへ。

 続くかわからないし、初心者なのであまり高くなくて履きやすいものを、とお願いして、いくつか試着。結局、オリジナル商品で初心者にも人気、というものを購入しました。インポートもののほうが若干お安かったのですが、やはり、日本製のもののほうが足にしっくりくる感じ。それにしても、私の足は、バレエ向きではないので、今ひとつ・・・でしたが。ネットなどで調べたら、バレエ(トウシューズ)で痛くならない足というのは、一般に指の長さがほぼそろっている長方形に近い足だそう。確かに、トウシューズはトウが平らになっているのだからそのとおりなのでしょう。私の足は、よく見たら、人差し指がいちばん長く、斜めになっています。それにかかとがすこしでています。靴擦れもよくするし、トウシューズどころか、靴にあわない足、なのかもしれません。

 買ったままの袋を持参でお教室に行くと、ロッカー室で先生にすかさず、買ってきた?と声をかけられました。ちょっといい?といわれてそのまま渡すと、トウシューズを折り曲げたり、(さすがに人のを踏むのは悪いから、自分で踏みつけてといわれて)トウの部分を踏みつけたり。こうして柔らかくするようです。

 レッスンの最後10分。履き方からちゃんと教えていただき、今日は立たなくてもいいわよといわれつつ、何とかほかの生徒さんのマネをしてみました。やっぱり難しかったですが・・・。バランス感覚の悪い私が、少しでも「正しい姿勢」とバランス感覚を身に着けようとはじめたので、まだまだバレエシューズで練習したほうがよさそうです。そもそもがエクササイズ気分なので、踊れなくてもいいのですが。

 とはいいつつも、おうちに帰って改めてトウシューズを見るとやっぱり素敵。バレエシューズにはない魅力があるのも事実です。いつかこれを履いてクルリと回転できる日は・・・来るのでしょうか?

Friday, May 26

Africa Remix

 27日から森美術館で開催されるアフリカ・リミックス展のオープニングにいってきました。六本木ヒルズクラブで開催されたレセプションはかなり華やかな雰囲気。洗練された、というか、フランスナイズされたアフリカ、をちょっと感じました。

 そもそも、モダン・アートはあまり好きではないので、前にMOMA展に行ったときでさえ、うーん、と思っていたのですが、結構よかったです。アフリカは日本でも世界でもちょっと「旬」な感じ。勢いと元気さを感じさせられる作品が多かったです。モダン・アートにありがちな、これってゲイジュツ?何を意味しているの?という疑問が意外に少なく、訴えてくるものがわかりやすいような気がしました。もともとの色使いなども鮮やかな国が多いので、色彩的にも明るい雰囲気が多かったのもよかった気がします。もちろん個人の好みの世界で、万人受けするとは思えませんが、こんなアートもある、こんな国もある、という観点から、お勧めできるのではないかと思いました。

 ラッキーなことに、アフリカ・リミックス展の横で開催中のダビンチ・コード展にも入れたのでそちらも観てきました。本は読んでいましたが映画はまだ。本も映画も知らないと、楽しめないと思いますが、少なくとも本を読んでいればわかると思います。名画が映し出されていて、スクリーンにタッチするとその解説がでてきます。「問題箇所」のアップや下絵との違いを見せるなど、よくできていました。映画はプレス向けの公開直後はひどい評判でしたが、その後は賛否両論。あれだけの長編を2時間ちょっとにまとめるのですから当然ムリもあるのでしょうが、せっかくなので映画もぜひ観にいきたいです。あちこちで上映禁止になっている作品、確認していませんが、果たして南のあの小さな国では検閲をパスしたのでしょうか・・・。

Wednesday, May 24

恵比寿生活に復帰

 南の国をあとにして3週間。タイトルもちょっと変えてみました。

 あっという間に以前の生活スタイルを取り戻しつつあります。すでにバレエ、お花、ジャズ・ボーカルのお稽古に復活。情報も簡単に得られ、というか、むしろあふれていて何を選択するかに悩みます。お稽古日、申し込み手続きなどあらゆるものが明確。何度も確認したのに、やっぱりない!ということはありえません。ごく当たり前のことに感動できるというのは、結構幸せなことなのかもしれません。

 バレエは体験レッスンをいれて2回。初級だからと安心していたら、最後の10分はポアント(トウシューズ)。まだまだ初心者なのでいらないと思っていたら、先日のレッスンで、先生に次回までには買っていらっしゃいといわれてしまいました。どうみてもバランスもうまくとれていないし、「許可」をいただくのには早いのでは・・・と思うのですが。とりあえず、今週末のレッスンの前には購入予定ですが、果たしてちゃんと履けるのでしょうか。もちろん、10分間、バーから離れることはありません。ごくごく足慣らしのみ。それでも、ちょっとドキドキします。そういえばダンスのほうはまだ。せっかく買ったシューズがあるので、余裕があれば続けたいと思っています。

 ダンスといえば、最近、目黒にオープンしたばかりのスタジオでベリーダンスの体験レッスンを受けてみました。人数は多いですが、それでも指導は結構丁寧。どうも前に習った動かし方とはちょっと違うようで戸惑いもありましたが、多少の経験があるのでまったくの初心者の人たちよりはなんとなく形にはなっていたようです。ダンス・エアロビクスと違って思いっきり気持ちのよい汗をかく、という感じではないですが、内臓脂肪燃焼などに役立った(はず)ようです。

 雨後のたけのこのごとくダンスやフィットネスのスタジオが増えています。さて、次はどこで何の体験に行こうか、と楽しく思案中です。

Tuesday, May 23

タイトルをどうするか

 日本での生活にもすっかりなじみ、南の小さな国からではなくなったので、このブログのタイトルをどうするかをずっと悩み続けています。

 南の小さな国でののんびりペースとは異なり、とても毎日に近いアップはムリ。それでも、週1回ペースぐらいでも何か書いていこうかなと思っています。ブログそのものももっとメジャーなところで新規作成しようかとも考えつつ、とりあえず、今考えているテーマは、恵比寿界隈after 7 & weekend。これをそのままタイトルにしてしまうかも。「習い事をすることが趣味」ともいえるので、ご近所でのお稽古体験記、グルメなどについて書いていこうかと思っています。

 帰国して2週間半。やっぱり東京はいろいろあって楽しいです。そして、恵比寿は大好きな街。すでに以前やっていたお稽古のいくつかに復活。体験レッスンもまたいろいろやって報告していきます。

Tuesday, May 2

いよいよ明日

 昨日はMay Day (Labour Day)でお休みというところも多かったようですが、仕事も通常通り。引き継ぎや身辺整理でバタバタとしつつ、farewell lunch、dinnerと続き、ホテルに戻った頃はかなりぐったり。

 いただいたものを詰めて、さらに捨てられるものを捨てるという作業が。ムリヤリ閉めたスーツケースを開けるのは恐ろしいですが、仕方がありません。いったい、これは許容される範囲内の重さなのかどうかというのもよくわからないのですが、中にいれてしまった体重計をもう一度出すのも面倒です。最近の、farewell lunch、dinner続きで、自分自身が体重計に乗るのもちょっと怖いですが。

 銀行口座を閉めたり、アパートのデポジットを返してもらったり、いろいろと細々とした作業が残っていて、全部きちんと終わらせられているのだろうか・・・と不安にもなります。

 明日の夕方には空港に行っているわけですが、実感があるようなないような。

 今日も、lunch、仕事を終えてからのtea、dinnerと続きます。

 

Monday, May 1

最後の週末

 いろいろなことが立て込んで想像以上に忙しい週末でした。

 金曜日は、半分仕事絡みのfarewell lunchとダンス仲間とのfarewell dinner。さすがに疲れがたまってきていて、夕食が終わった頃には眠くなってきてしまったのですが、最後まで残った友人は帰る気配を見せず。girls talkのgossipは止まりません。せっかくdinnerに来てくれたので、こちらから帰るとは言いづらく、それでも、さすがにあくびをしだした私を見て、友人がそろそろといってくれました。

 本来は金曜日の夕方に後任が到着するはずがフライトが遅れて土曜日になることに。土曜日は、後任がいないので空いた時間に飛び込んできたfarewell lunchのあと、真剣にパッキング。これがちっとも終わらず、しかも、合間には最後になるからと友人が来てくれたりしてさらに遅れ気味。夕方からは別の友人のleaving partyに呼ばれていたので、そちらにでて、さらに、夜にはwine tasting nightがありハシゴ。ブラインドで銘柄などを選んであてるのですが、1992年というビンテージワインがありました。でも、保存状態が悪かったのか、お味の方は・・・。とてもおいしく頂けるという感じではありませんでした。

 本当は、この日、後任が到着したのでお迎えに行くべきだったのですが、申し訳なかったのですが、パスさせてもらいました。chiorのコンサートもパス。それでも、もう十分に忙しく出歩いていたため、どうも、スーツケース二つには収まりきらない荷物があることが判明し憂鬱な気分に。

 土曜日の午前中は、パニックでした。次から次へと出てくるモノ。とてもはいりきりません。佳境にはいってきた時間に、友人たちからの電話やテキストメッセージがはいり、また中断。inventory checkの時間がきても、まだ山が。結局、inventory checkの最中にも同じアパート内に住む友人たちに声をかけて、冷蔵庫の中身など、使うものを持ち帰ってもらいました。そして、最後はとにかくダストシュートへ。靴、タオル、洋服、キッチン用品・・・。余裕がないので、袋にもいれずそのまま放り込んでいました。そして、そのために悲劇が。ホテルに荷物を運ぶのを手伝ってくれるという友人が来た頃、はっと気づくと車のキーが見あたりません。inventory checkの際に、メインのキー1本を残してすべて返却して、そのキーと一緒に置いたはずだったのですが。思い当たるのは、むやみやたらに押し込んだダストシュート。どうも、何かの拍子に車のキーも紛れ込んでしまったようです。ものすごいショックでしたが、とにかく、アパートのチェックアウト時間も迫っていたので、とりあえずホテルへ。スーツケース二つにその他たくさんの小さなバッグや袋を抱えていったんチェックインしたあと、アパートへ。もういちど探しましたがやはりキーはありません。ダストシュートの下のゴミ箱。これをあさるのはちょっとという状態。ちらっとのぞきましたが、あきらめました。その後、スペアをとりに職場へ。無事スペアキーを入手して、後任や友人にあげるものを自分の車に積み込み再びホテルに向かいました。これで完全にアパートからはさようならです。

 ショックは大きかったのですが、そうもいっていられず、午後からは、友人宅でのtea partyへ。その後、コンサートです。コンサートは、日曜日にはいろいろな音楽関係の行事が重なったということで、欠席してしまった土曜日のほうが入りはよかったそうです。そんなに大勢のお客さんではありませんでしたが、友人たちも結構来てくれたので、挨拶をするにはよい機会になりました。アフリカの歌、フォークソング、ビートルズの曲を楽器のソロ演奏やオペラの曲などのソロを交えつつ歌い終わって、interval。refreshmentsをつまみつつ来てくれていた友人やchiorのメンバーとのおしゃべり。その後、ジャズ、バンドの演奏、そして最後はレ・ミゼラブルのメドレー。迷ったのですが、結局、ほんの少しではあるもののソロパートもやらせてもらうことに。バンド演奏中に赤のトップから青に着替え。ソロ部分は・・・。さんざんでした。もっと練習すべきだったと本当に恥ずかしかったです。メロディーがほとんどなくリズムだけのセリフのような部分。ひとりでピアノにあわせて歌うのは初めてだったので、あれ、テンポがずれちゃったかも・・・と気づいたのですが、ごまかして歌ってしまいました。ピアノのほうもだいぶあわせてくれていたのですが。メジャーなメロディーだったら歌いやすかったのにと思ったのですが、逆にいえば、メジャーでない部分だからchiorのメンバー以外からは意外にテンポがずれていることは気づかれなかったようです。それにしても、やはりもう少しちゃんと練習すべきでした。コンサートの最後に、surpriseで、私を含めた帰国や別の国に移る3人へのカードとギフトのプレゼントがあり、感激してしまいました。その後、来てくれた友人たちと挨拶して、さらに、何人かの友人とお茶を飲むためホテルへ移動。いつも、遅くでも気にせずカプチーノなど頼んでしまうのですが、さすがに疲れもたまりきっているので、ハーブティーをオーダーしました。それでも、カモミールの効果もむなしく、あまりよく眠れませんでした。疲れすぎ、なのでしょうか。少なくとも、パッキングをし終わったということでの安心感はありましえたが。

 せっかくパッキングが終わったのに、ギフトをいただき、また荷物が増えていきます。本当にうれしいのですが、とにかく、小さくて軽いものにしてください、とお願いしたくなってしまいます。 

Friday, April 28

リハーサル

 昨夜はコンサート前最後のchiorのリハーサル。

 結局、コンサートは2日間両方参加するのはやめて日曜日1日だけ参加することにしました。送別会などがこなしきれないためです。実は、レ・ミゼラブルからのメドレーで、ほんの少しだけソロ部分が。ソロ、といっても、割り当てられた部分はあまりにも少しだし、最初は二人でデュオということだったので、抜けてしまっても問題はないだろうと思っていました。リハーサルもお休みしてしまったし、半分降りたつもりでした。二人の声質が違いすぎるということで1日ずつに分けることになり、しかも、もうひとりの体調が今ひとつということもあって、せっかく日曜日は出るので一応やることになりました。レ・ミゼは好きな曲が多いので、もっと好きな歌や歌いやすい音域の部分だったら、もう少し張り切ったかもしれませんが・・・。

 リハーサルは立ちっぱなし。ハイヒールのサンダルではさすがに足が疲れてしまいました。本番は前回同様、赤のトップスに黒のボトム。それに、レ・ミゼのときには、ソロで歌う数人は青か白のトップスに着替えるということになっています。忘れずにヒールの低い靴にしておかないと。指揮者が代わって、かなり練習もシステマティックになり、連絡もマメにくるようになったのですが、今回はコンサートまでの期間がとても短く、仕上がりにはちょっと不安です。まぁ、アマチュアの発表会、とりあえず楽しめたらいいな、と思っています。背の順でまた一番前になってしまうので、音を外さないようにするのと、レ・ミゼの早口言葉(!)の練習だけはしておいたほうがいいかなと思っています。

Thursday, April 27

12回目のスタンプ

 昨夜、短期間の一時帰国から戻ってきました。
 たった1年半弱の赴任期間なのに、パスポートに押された日本への「帰国」スタンプは11個、「出国」は12個目。

 今まで日本から戻ると、あー、戻ってきてしまった、という気分だったのが、今回は初めてそれを感じませんでした。1週間しかないと思えば、ある意味、旅行気分。やることも山積み、会いたい友人も大勢、到着時の暑ささえ、ちょっと懐かしく感じるほどでした。行きはパンパンだったスーツケースはほぼ空っぽの状態。これにまたパッキングです。

 今日も送別ランチ。異動の多い仕事絡みの友人たちによる送別なので、「Good-bye」はなし。それでも、タイ人の友人たちがスカーフを贈ってくれたり、挨拶をしたりすると、さすがに寂しい気持ちになります。

 もう一度来ることがあるかわからないところ。そう思うと、ひとつひとつが最後かな、という気になります。ロンドンなどであれば、今度はいつ来られるだろう、という気持ちですが。車の運転もあと少し。この景色も最後。ちょっと感傷的になりつつも、慌ただしく毎日が過ぎていきそうです。

 12回目の「帰国」スタンプまであと1週間です。

 

Friday, April 21

Birthday party

 本当は、月末のchiorのコンサートに向けたリハーサルに行く前に、プレゼントを渡しておめでとうを言うだけのつもりが、結局、そのまま一緒にお食事。別に送別会を、といってくれていたのですが、もう時間もとれそうになく、15分のつもりが、席に着くことに。確かに楽しくおしゃべり、お食事するほうが練習よりは魅力的でした。

 友人のふたりの子どもたちには何度も会っていたのですが、19歳のお誕生日を迎えたbirthday girlに会うのは初めて。とても美人で、確かに彼女が若い頃はこんな感じだったのかも、というご自慢のお嬢さんでした。ちなみに、まだ会ったことのない彼女のいちばん上のお嬢さんは来月末から日本で先生として働く予定。名古屋なのでちょっと遠いですが、東京にも遊びに来るといっているので、彼女たち一家に日本で再会できるのは楽しみです。

 イタリアンのレストラン。丸テーブルを二つつなげてセットしてあったのですが、大人テーブルと子どもテーブルに別れた感じ。イタリアンなのに、なぜか、中華のように丸テーブルの中央はガラスのターンテーブル。シェアするには便利です。子どもたちはひと皿ずつオーダーしていたようですが、私たちはパスタやピザをシェア。唯一のイタリア人シェフがいるレストランで、最近メニューも一新していたので楽しめました。デザートをオーダーしたあと、さらに、birthday cakeがbirthday songのBGMとともに登場。ちゃんとしたチョコレートケーキでした。デザートの巨大ティラミスを食べ終えたあと。それでも、このチョコレートケーキもぺろっと納めてしまいましたが・・・。

 明日から帰国直前の一時帰国です。このブログの更新もあと片手ぐらいになってしまいそうです。

 帰国後、ブログをどうするかは、いまだに思案中です。日本の日常生活は書けないし、書くネタにも困ってしまうと思うので、とりあえずは、帰国とともにおしまい、ということになりそうですが。

Thursday, April 20

Queen's Birthday Party

 この国の王妃ではなく、もと宗主国の英国エリザベス女王のお誕生日。
 昨夜は、最後のダンスのレッスンを終えて汗だくになり大慌てで帰って準備をし、いってきました。

 今年は、かなり予算が削られたらしく人数もしぼり、全体のレベルもちょっと下げたよう。昨年は、大使が離任直前というせいもあったのか、とにかく派手。ジャングル風の入り口を通り抜け会場に入ると巨大なチョコレートのBig Ben、各国のお料理のブースに、南米のライブバンド。その豪華さはありませんでしたが、昨年よりはずっと英国調、を前面に出した雰囲気でした。バグパイパーが2人、インターナショナル・スクールの子どもたちによる歌と演奏。フィンガーサンドイッチ、fish & chips風の白身魚のフリッター、チーズなどを楽しみました。

 思えば、去年のこの時期はいろいろ大変でした。そんなことを思い出しつつ、あれだけ時間がなかなか経たないと感じていたのが、やっぱり1年は早かったなぁと感じます。季節感がないので、こうした行事や祝祭日が、記憶を呼び覚ます重要なきっかけです。ただ、それも、長くなれば一体あれは1年前だったのか、3年前だったのか、それとも5年前?という感じになってしまうかもしれませんが・・・。

 英国の場合、Queen's Birthdayは実際の4月か公式な6月かどちらかにお祝いしますが、この国の国王誕生日は7月。もちろん、お誕生日当日は祝日で盛大な式典をやりますが、その後、1ヶ月近く祝賀行事が続きます。この準備は数ヶ月前から毎年始められます。今年は、60歳。日本であれば還暦ですが、イスラムでは、特に60という数に重要な意味はないそうです。それでも、やはり切りのよい数字。石油価格上昇によって財政が潤っているということもあるのでしょうが、今年は昨年よりは大がかりなものになるようです。

 そういえば、今日は、友人のお嬢さんが19歳になるということでBirthday partyに招かれています。ちょっと顔だけ出そうかと思っていますが、birthday続きです。



 
 

 

Wednesday, April 19

アレルギー

 昨日もfarewellということで夕食会にお呼ばれ。

 ゲストのひとりは、結構親しくしてきたダンス・スタジオのオーナー。お食事は和食だったのですが、サイコロステーキのたれとしてでてきたソースにチリが入っているかどうか確認していました。チリが足りないということ?と思っていたら、実は彼女はチリのアレルギー。何かいただく席で一緒になったとしても、ビュッフェ形式ばかりだったので、今まで気づきませんでした。チリやワサビ、それにロブスターなどの甲殻アレルギーがついここ3年ほど前に出てしまったとのこと。最後のお寿司もワサビを外してもらっていました。

 この国でチリ・アレルギーとはかなりきついと思います。ペンネ・アラビアータを頼んで、それにextra chiliを持ってこさせたり、山盛りの小ぶりのgreen chili(特に辛いもの)を使ったりする人たちが圧倒的。しかも私のようにチリは苦手、というのであればまだよいのですが、小さい頃からチリだらけのお料理に親しんできていて、いきなりダメになるとは。

 思えば、いろいろなアレルギーに悩んでいる知り合いがたくさんいます。ゴマ、小麦粉、牛乳、ソバ、アルコール、特定のハーブなど飲食物や動物。先日、お寿司を食べたらアレルギーがでたので、今どのネタが問題なのか確認中という友人も。まずは、サーモンから試したといっていましたが、それはどう考えても可能性が低そうなので、これもおそらくエビではないかと思います。あるいは、生魚の鮮度の問題だったのかも。それでも、懲りずに和食をしょっちゅう食べに行くというのもすごいですが。

 私自身は、小さい頃には、これが原因かもあれが原因かも、といろいろと食べない方がよいといわれたものがありましたが、結局特定されなかったのか乗り越えたのか、とりあえず、今のところ、たいていのものは問題ありません。チーズがよくない、といわれていたこともありましたが、現在のかなりのチーズ好き状況から、チーズ・アレルギーでなくてよかった!とつくづく思います。好き嫌いとは違って、アレルギーの場合、好きでもダメなのがつらいところです。

 アレルギー話から、もうひと組のゲストのお嬢さんがお医者さんということもあり、当地医療事情にも話が及びました。幸いなことに、病院も未体験。お嬢さんは立派なお医者様に違いないとは思いますが、このまま彼女やそのお知り合いのお世話にはならずに帰りたいものです。

Tuesday, April 18

お国のもの

 ちょっとしたときに、お土産などの小さなものをいただくことが多い気がします。それも、この国はgift giving cultureがあるから余計なのでしょう。

 帰国が近づいているということもあり、最近いただいたもの。オーストラリアのオパールを使ったイニシャルペンダント。ベトナムのビーズバッグ。スコットランドのアザミのブローチ。そして今日届いたのは、中国のシルク。白地にオレンジのバラ柄。こちらのバジュクロンにはぴったりな感じですが・・・。パジャマにでも仕立てたら少なくとも着心地は良さそうな感じです。こうして気にしてもらえるというのはとってもうれしいことであるのですが、お気持ちだけで十分、というのも正直なところです。

 私自身は、相手の趣味がわからないときは、消耗品・実用品派です。お国のものっぽいのは特に難しい気がします。とても受けるときもありますが、結局使ってもらえないのでは・・・と思ってしまいます。自分のセンスを押しつけるのもどうかと。食べ物、飲み物もクセがあれば難しいですが、それはそれで、試してもらう、体験してもらうという発想で選ぶというのもありでしょう。キャンドル、石けん、タオルなどは香りやデザインはあるものの、置物や飾り物よりは無難。前に、あるアフリカの小さな国の民族衣装を着た王様の写真がはりついたキャンドルというのをいただいたことがありますが、これだって一応部屋を照らすという役目は果たせました。

 それにしても頂いているものはこの国以外のものばかり。というか、この国らしいもの、というのを探すのは極めて大変です。何しろ、ほとんど、クラフトらしいものもないところですから。ひとつぐらい、記念にお国のもの、的なものを持ち帰ってもいいかな、という気になっているのですが、何も思い浮かびません。モスクのてっぺんの金箔のかけらでも持ち帰れたら、いちばん、それらしいかもしれません。そんなことを考えるなんて不謹慎、と怒られてしまうでしょうが。

Monday, April 17

Farewell partiesと国境探検

 金曜日は、友人のおうちでpot luck形式でfarewell partyを開催してくれました。来たばかりの頃から、何かと食事やパーティーなどに誘ってくれた友人。この日もいろいろな友人に声をかけてくれていました。夫婦揃って顔が広く、彼女たちを通じて知り合った友人も多いのです。男の子4人のママとは思えない若々しさで驚きますが、この日もいつもどおりのホステスぶりを発揮して、素敵な集まりにしてくれました。

 土曜日は、日本語の上手な友人のおうちに招かれました。彼女と彼女のお母様手作りの中国の家庭料理、という感じのお食事をいただきました。スープにはいっているクニュっとした柔らかいお麩と油揚げの間の子のような不思議な食べ物。何かと聞いたら、魚の浮き袋。コラーゲンたっぷりなのだそうです。フカヒレは人によってアレルギーもでるそうですが、これはまったく問題なく、こういうものをたくさん食べてるからシワがないのよ、と彼女。確かに、年齢よりもずっと若く見えます。それと最後に高級珍味Bird's nest(ツバメの巣)を見せてもらいました。具合の悪い妹さんのために購入したものだそうですが、おそらく10数食分ぐらいの量で、軽く10万円以上。本当に超高級食材です。彼女にたくさん妹がいることは知っていたのですが、彼女のお母様の一番下の妹、つまり友人の叔母さんにあたる人はダンスの仲間。実はそちらはもっとすごくて、15人兄弟姉妹であることが判明! 私などは、従兄弟の数をあわせてもまったく及ばないので、びっくりでした。

 日曜日は、Easter SundayだったのでEaster Serviceに誘われて顔を出したのち、別の友人たちとのEaster Lunchへ。小さな子どもたちは、egg huntや塗り絵を楽しんでいました。

 いちばん近い国境にいったことがないという話をしていたら、夕方にはパスポートを取りに寄ってそのまま国境に行ってしまいました。ロングのワンピースにハイヒールのサンダルだったのですが、その服装では、とドレスダウンも命じられました。日が落ちる前に行きたかったのですが、出発が遅れて着いたときは既に真っ暗。国境を越えたすぐのところには、屋台のバーが並びます。イカやらチキンやらサテやら焼いていますが、メインは不法なアルコール販売とサービスなのだそうです。許可をとっていないとか、税金を払っていないとか、そういう意味で不法なのでしょうが、すごいところでした。いかにも東南アジア的な雰囲気。汚い格好でいくようにいわれたのは納得です。木曜日の夜などは満席らしいですが、さすがに、日曜日。そこまでは混んでいません。3ー5人ぐらいの(圧倒的に男性が多い)グループが囲むテーブルには、ビールの缶の山。1ダース単位で買って、次々と空けていくようです。ビールは飲めないから、というと、「ワインセラーがあるからワインを頼もう」といわれました。こんなところにワインセラー?といぶかしげな私を連れてお店の人がいるカウンターのあたりへ。ワインを、というと、なんと、カウンターの下の床をはがします。床下にはワインが30本ほど。もちろん立てて並べてあるだけです。一応、立派なリストもあるのですが、リストを見て注文しても、それはないといわれることが多いそうです。赤ワインを1本選び、アイスを、というと、バケツに氷をいれたこの場にとても似つかわしいワインクーラーにはいったボトルが来ました。意外にも、ワイングラスは一応足つき。その後、限度いっぱいまでアルコール類を持ち帰り用に注文。他の人たちの足下にある黒いビニール袋の山はその持ち帰り用であることに気づきました。なかなかこちらの注文したものは来ません。聞いてみると、今、取りに行っている、との返事。取りに行っている??? つまり、闇販売なので、たくさんはストックできず、どこかジャングルにでも隠してあるものを注文に応じて不足分を運んでくるようなのです。こうした屋台兼アルコール販売店と、あとは、ディスコ兼カラオケもどきのようなお店があるだけの国境。なんともおもしろい経験でした。ちなみに、Tiger1缶あたりの値段は1ドルちょっと。80円ぐらいですから格安です。毎週末のようにここに来る、という人たちがいるのも納得です。

 荷物の整理などと並行しつつ、最後に詰め込み状態でいろいろやっていますが、国境体験はなかなか強烈でした。

Friday, April 14

All you can eat

 昨夜は、弁護士など法曹関係の友人たちがリゾートホテルの中華で、送別を兼ねて、All you can eat eveningに誘ってくれました。

 ピックアップしてくれた友人が遅れたので、他の友人たちは待ちきれなかったからと既に食べ始めていました。メニューからオーダーするシステムなのですが、オーダーしてから出てくるまでは結構早いです。どれも、半分できあがっているものに違う味のソースをかけたり、炒めたりしてだしてきている感じ。かなりいろいろ頼みましたが、最後のほうは、お腹もいっぱいだったのですが、ちょっと似たようなものばかりで飽きてきてしまいました。食べ放題の割に価格設定が低いので、食材自体のバラエティは少なく、アラカルトメニューと異なって高い食材はありません。それに、ハラルなので、ポークは一切なし。友人たちは皆中国系のクリスチャンなので、ポークもアルコールも本来であれば問題ないのですが。ラードなどが使えないため、中華にしては、ちょっと軽めな味といえるかもしれません。油の量は決して少なくありませんが。

 ひとつ試すようにと勧められたものの、手を出せなかったのはChicken feet。スーパーなどでもよく売っているのですが、足そのもの。これがソースで真っ赤になっているものが山盛りでてきました。柔らかい軟骨のようなものがあるらしいですが、そのまま残さず食べていました。いい思い出になるから(?)食べたら、といわれたのですが、よっぽど空腹ならばともかくやはりあえて手を出したくなくてパスしてしまいました。

 友人たちは写真の申し込みをするために巨大なアルバムを何冊か持ってきていました。毎年、Legal Yearという司法の年度初めの式典のようなものがあるのですが、それに今年、Law Societyが初めて正式に参加できるようになったということでした。写真は、英国を思い出させる黒いガウンをまとった人がたくさんいるLegal Yearのものと皆がドレスアップしたLaw Societyのフォーマルなイベント。Legal Yearは今までは官のみ。新聞記事では全然気が付きませんでしたが、法曹界にとっては大きな変化だったようです。ちなみに、弁護士は圧倒的に中国系が多く、しかも、近隣諸国からの外国人の比率が高いのです。公務員のほとんどマレー系であることと対照的です。それでも、公務員の中の中国系の割合は徐々に増えていて、Law SoceityのLegal Yearへの参加が認められたことなど、ほんの少しずつですが、この国も変わっていこうとしているのを感じることができます。

 旺盛な食欲のメンバーで、かなりのお皿を片づけました。この日が最後になる友人もいて、だんだん、帰国が近づいてきたことを感じて、少し寂しさを感じました。

 

Thursday, April 13

ディナー

 レストランのオーナーで不動産会社も経営している友人からのディナーのお誘い。帰ることがわかっているので誘ってくれたのはわかっているのですが、直前のお誘いで招待状もなく、インフォーマルなものなのだろうと思いながらも、今ひとつ、趣旨やメンバーはわからずとりあえずいってきました。

 前回、思いっきり迷子になったところ。昨日は、さすがにちゃんとたどり着きました。レストランの上のプライベート・ファンクション用のお部屋にセットされた大きな丸テーブルを囲んだゲストは結構不思議な取り合わせでした。もちろん、送別も兼ねて呼ばれたのですが、特に、そういう雰囲気ではなく逆にほっとしました。もっとインフォーマルかと思っていたのですが、席次はなかったものの着席だったので、これでスピーチでも求められたら大変・・・と内心思っていたので。国籍も様々でしたが、ノン・ムスリムばかり。ワインもきちんとサーブされました。中華とマレーのニョニャ料理のお店ですが、メニューはかなり洋風なセンスもはいったおもしろい構成。蓮の葉で包まれて蒸されたチキンや、北京ダックといった典型的な中華があると思えば、白身のお魚をつかったコロッケ風のものや大きなエビを使ったパスタがでてきたり。それにしても、いつまで出てくるのかと思うほど量が多かったですが、普通のレストラン・メニューではないものばかりで楽しめました。デザートの頃にはなぜかカラオケ。巨大スクリーンにカラオケ画面が映し出せるのも売りのようでした。

 いつもおしゃれな彼女なのですが、このお部屋のインテリアにもそのセンスが生かされています。中国的なもの、東南アジア、そして多少のヨーロッパ・チックな部分が入り交じっていました。なかなかおもしろい雰囲気でした。テーブルクロスは白ですが、イスには真っ赤なカバー。ナプキンは若草色。飾られているお花は、真っ赤なガーベラにオレンジのトロピカルなお花。この取り合わせはなかなか思いつきません。それでも、意外なまとまり感がありました。マネしたいと思うほど好みではありませんが、個性的で悪くありません。

 そういえば、お料理も、いろいろな国の特集をやりたい、日本からシェフを呼べないかという話を前にされたことがありますが、新たな取り組みにも意欲的。彼女のセンスと人柄を全面的に出して成功しているレストランであることを改めて感じました。

Wednesday, April 12

休日

 昨日は、預言者モハメッド生誕祭でお休み。いつものように、王様たちによる「式典」が朝早くから行われていたようです。 本当に何事につけ、形式、セレモニー好きな国です。

 帰国までの貴重な祝日。

 まずは、ダンスのレッスン。その後、日本に行ってコンビニのおにぎりにはまってしまった、という友人に「おにぎりランチ」という至ってシンプルなランチのご招待。作り方を見たかったといわれたのですが、作り方というほどのことは何もないので、笑ってしまいました。この国を含めて周囲の国々はお米が主食。マレーの典型的な日常食に、バナナか何かの葉にくるまれた白米(ココナツでたいていることも)に、マレー風佃煮といえるような甘辛く煮た小魚や肉などが添えられたり中に入っていたりするものがあります。これなどは、マレー風おにぎりといえるのかもしれません。正確には、握っていないので包んでいるだけに近い感じですが。

 友人が帰ったあと、本を読みつつ、うとうと。電話で目が覚めました。そういえば、一度だけ参加したHASHに参加する約束をしていたのでした。大慌てで準備をして出発。1時間20分程度のコースといわれましたが、前回よりもかなりアップダウンがありました。2,3回浅瀬を横切る必要はありましたが、前回のように、どうやっても避けようのない川を足の腿までびしょびしょになって渡る、ということはありませんでした。気温が高かったこと、2度目だったので若干ペースが早かったこと(もちろん、本当に「run」はできず、多少歩きやすい部分は早足、という程度でしたが)もあり、コースをoffしたときは汗だく。ケガにさえ気をつければ、本当にいい運動になります。前回の反省で、サングラスなど不要なものは置いてきて、薄手のコットンのグローブもしていきました。

 疲れていたので早寝。結構充実した休日ではありましたが、お昼寝してしまった時間も含めると、ずいぶん寝ていた時間が長かったかもしれません。

Monday, April 10

シーフード

 そろそろ送別会が続き始めています。

 金曜日はシーフードのbuffetがある高級リゾートホテルのレストラン。まずは夕日を、ということでしたが、残念ながらちょっと曇りがち。雨こそやんだものの、海に落ちていく夕日の姿はムリ。それでも、空を染める夕焼けはなかなかきれいでした。夕日を眺める特等席からお料理に近いテーブルに移動して、お食事。各種サラダやオードブル、スープ、メインといただいているうちにお腹がいっぱいに。シーフード盛りだくさんのチャウダー、オイスターのチーズ焼きなどは、おいしかったです。でも、絶対にデザートをはずせないので、その分はしっかり残しておき、ケーキを山盛り食べてしまいました。

 土曜日の夜は市内の別のホテルでやはりbuffet。もともと、buffet方式は人気があるのですが、最近さらに増えて、ホテルも日替わりでbuffetにしてアラカルトメニューをほとんど引っ込めつつあります。こちらのテーマは、サボテンの張りぼてが飾ってあったところを見るとメキシカン。友人は、スペインではといっていたのですが、パエリアもトマトソースベースのお料理もなかったので、メインはメキシカン+BBQという感じでした。メキシカンなのに、オードブルセクションには、生牡蠣などのシーフードプラッターが。プールサイドに設置されているBBQでは、ラムが1体そのままぐるぐるまわっている鉄板で、選んだお魚、エビ、ホタテなども焼いてもらえます。シーフード好きなので、お魚を中心にとったのですが、生牡蠣にも惹かれました。生は危険かも、と思い、ためらったのですがとりあえずひとつ。さすがにひとつでやめておきました。

 雨を心配して中のテーブルをとっていてくれたのですが、クーラー漬けで寒くなったのと、プールサイドにしかライブバンドは聞こえないため、デザートの途中からプールサイドへ移動。この日盛り上がった話題は、new generation。同世代からだいぶお姉様という世代の友人たち。彼女たちの若い頃は、一家の働き手は父親のみ、母親が家事をやり、子どもたちもいろいろ手伝った、年長者に敬意を払うのは当然だった、留学などにいっても生活費が足りなくなって大変だった、お金の無心をするのも長々とお手紙を書いて・・・など。それが、今の子どもたちは、共働きの両親が雇う、アマやナニーが何でもやるのが当然、靴ひもすら自分で結ばない、マナーがなっていない、年上を敬わないetc、etc。一気に豊かになった国の甘やかされた子どもたち。こういう問題意識を持っている人がそもそも少ないようにも感じるのですが、確かにと頷ける部分も多かったです。いずこでも、「今時の若い者は・・・」ということなのでしょうか。

 日曜日はランチはお呼ばれ、ディナーは、友人を呼んでいました。外食続きはつらいので、少し胃を休めることができました。土曜日に生牡蠣をいただいたことを思い出してちょっと心配していたのですが、何ともなく、ほっとしつつ大量のシーフードをお腹に詰め込んだ週末が終わりました。

Friday, April 7

Easterとウサギ

 忘れていましたが、もうじきEaster。ドイツ人の友人のところに遊びにいったら、ちゃんと、カラフルな卵型の飾りや、卵型チョコ、小さな小さなウサギの置物が飾られていたので思い出しました。指の先ぐらいしかない超ミニウサギ。10匹ほどいたでしょうか(ウサギは10羽というのだったかもしれませんが)。リビングのテーブルの中央に並べられていました。ぱっとみたらウサギだと気づかないサイズです。お母様が送ってきたということだったので、おそらく、ドイツ製なのでしょう。ちょっとおもしろい顔をしていて、かわいらしかったです。

 そういえば、日本でもイースターというのは、やはりコマーシャルベースに乗りにくいからか浸透していません。友人は、イースターは、せいぜい子どもたちにEaster Eggのチョコレートをあげるぐらいだから、クリスマスのように宗教とほぼ無関係といえるほど広がることはない、と言い切っていました。確かに、そうかもしれません。でも、この時期、ヨーロッパで売られている卵やうさぎの形をしたチョコレートやお菓子、小物はかわいいので、日本でも十分受けると思うのですが。

 そもそも、キャラクターとして考えると、ウサギというのはネコ、犬、クマと同様に普遍的に人気。日本人の女の子は、基本的にウサギ好きなのではないでしょうか。私自身、Peter Rabbit、ミッフィー、それにサンリオのマイメロディーちゃんに囲まれて育った気がします。

 イスラムでは動物も偶像崇拝の対象なので、ダメ。最も戒律の厳しいサウジアラビアでは、テディ・ベアーの持ち込みさえ禁じられていると聞きました。卵形チョコレートは許されても、ウサギ型チョコレートは許されない、ということになるのでしょうか。そもそもEasterそのものが受け入れられないでしょうが。

Thursday, April 6

恵みの雨

 また、最近は毎晩土砂降りの雨。
 運転が恐ろしいぐらいの雨が降ってきます。とても恵みの雨、という優しいイメージではないですが、熱帯雨林というのはそもそも雨がたくさん降らなければ成長しないのでしょうから、この雨があってこそのジャングル、なのでしょう。以前、ニュージーランドにいったときにも、熱帯雨林では1年のほとんどが雨で降雨量がすごいという話を聞きました。

 周囲の国と異なって、雨期と乾期の境もあいまいです。それでも、季節がないようで微妙な変化があることに気づきました。ただ、本当にわずかな変化を感じ取る必要はあります。1年に1回か2回、ちょっといつもは見かけないお花が木々を彩ったり、何となく新緑のような色が目に付くことがあるのです。どうも、今もそのようです。雨との関係はちょっと定かではありませんが、おそらく、関係があるのでしょう。

 最近、目にするのは、八重桜のようにちょっとぼてっとした咲き方のピンクの花。木を見れば明らかに桜ではありませんが、遠目や運転中だと、何となく桜の気分も味わえないこともない(相当無理はありますが)かもしれません。このほか、紫の花。色だけですが、一瞬、ジャカランダを思い起こさせます。アフリカで紫に覆われたジャカランダの並木道、まさに「紫の桜」を見たことがありますが、残念ながらこちらでは、パラパラとたまに見かける程度。

 季節感からはずれますが、土砂降りのあとに発生するものがふたつ。以前に触れた羽アリ、そして、カエルです。いちど、雨のあと、近所の道路を歩いたことがあったのですが、大げさではなく1メートル置きに手のひらサイズのカエル。また、そのうるさいこと。日本の小さな雨蛙ぐらいであれば、ちょっとかわいげもありますが、土色ののそっとしたカエルたちとはあまり目をあわせたくありません。彼らにとっても、恵みの雨なのか、それとも、大量の水で住居破壊か床上浸水となり、さすがに耐え難くでてきたのかわかりませんが。

 日本では雨が降るとムシムシして、不快指数が高まります。そういうことは比較的少なく、雨のあとは結構気温が下がります。もちろん、湿度は上がっていると思いますが、気温がぐっと下がる気がするので、気になりません。雨とともに風も吹くことが多いせいなのでしょうか。雨が大量で、地表の気温をおさえるためでしょうか。気象に関して不勉強でよくわからないのですが、過ごしやすくなるという意味では、やはり「恵みの雨」といえるかもしれません。

Wednesday, April 5

おいしかったもの

 私の味覚は、ちょっと、一般的な日本人とはずれているのだと思います。もちろん、和食で好きなお料理はたくさんあって、ひとりでちょっと作って食べるときなどは、もっぱら油を使わない和麺系か和食テイストなものばかり。お豆腐やひじきなどの乾物、アジの干物、煮物など大好きですが、それでも、パンとチーズとパスタと甘いものがあれば、お米がなくてもまったく問題なく生きていけます。そんな私が選ぶ「おいしかったもの」は、相当な偏りがあるかもしれません。

 そのため、まずは、おそらく、「ごく普通な日本人」が選ぶのは、これ。

1.チキン・ライス: チェーンになっている専門店。メニューはチキン・ライスを含む5品程度のみ。ケチャップでいためた、卵なしオムライスではありません。このあたりで、Nasi Ayam(Chicken Rice)といったら、スチーム・チキン(でも相当油っぽい)にチキンのスープでたいたバターライスを添えたもの。お好みでガーリックのたっぷりはいった赤いソースをかけていただきます。かなり、ファンが多いです。

2.フィッシュ・ヘッド・カレー: 中国系の人たちにもとても人気の中華レストランの一品。大皿で頼むと、本当に豪快に魚の頭がそのままどぶん。オクラやナスがはいり、かなりスパイシーなカレー。目玉を見てひるむヨーロッパ人もいますが、フランス人の友人はこの部分がおいしいんだよ、と食べていました・・・。

3.中華料理全般: 人気店を選べばだいたいどのお皿を頼んでも失敗なし。ダチョウや鹿肉を置いているお店もありメニューは豊富。一説にメニューが豊富なお店のほうがおいしいとか。

4.屋台の焼き魚: 衛生管理のしっかりしたマーケット。その場で食べることは想定されておらず、皆take away。炭火で焼かれたサバやアジはなかなか。ついてくる辛いソースよりも、ダイコンおろしとお醤油で食べたほうがおいしいですが。

5.インド料理: しっかりスパイスのきいたものが多く、いろいろな種類のあるナンやチャパティー、ロティーに、サフラン・ライスなどと。ご飯にラムや野菜などを混ぜ込んだブリヤニも人気。同順位でタイ料理もはいるでしょうか。やはり、スパイシーなカレーが主流なところです。

 そして、私の選ぶベスト・ファイブは。あえて、上にあげたものは避けて、ちょっとマイナーな視点から。

1.高級リゾート・ホテルのサンドイッチ: 洋食系もパンもまずい、と思っていたときに、アフタヌーン・ティーでいただいたフィンガーサンドイッチ。見た目はごくシンプル、なのに、久しぶりにおいしいサンドイッチをいただいて感動。ちなみに、ケーキもまずまずの合格点。

2.ドライ・アップル: 半生状態にリンゴを干したもの。他のドライフルーツのようにさらにお砂糖やシロップを加えていなくて、さっぱりしていてそのままでもヨーグルトにも。でも、ある時から突然スーパーの棚から消え、それ以降、幻の品に。

3.スチーム・ボート: おそらくタイスキが元祖。トムヤムスープは辛すぎるため、チキンのクリア・スープを選びます。要はお魚、お野菜などをいれたお鍋。辛いものの苦手な私は、添えられている辛い薬味は一切いれず。そのままでも、十分それぞれのダシがでていて、さっぱりしておいしいです。最後にいれるヌードルまでしっかり、大満腹でも、意外に翌日にもたれません。

4.フレッシュ・ジュースとミルク・シェーク: お砂糖抜き、あまり甘くしないで、ホイップクリーム抜きと頼むのを忘れずに。やはりお勧めはマンゴー・ジュースや、マンゴー・ミルク・シェーク。アップル・ジュースもさっぱりします。インド料理のお店の、マンゴー・ラッシーもお気に入りです。

5.アラブ料理: フムス(ひよこ豆のペースト)、パセリのサラダなど、メインのケバブよりも、mezzaのほうが好みです。ティーバックの紅茶にフレッシュミントをいれただけで、アラブ風紅茶とはちょっとお手軽ではありますが、甘いテタレ(練乳のはいった紅茶)よりは断然いいです。

 番外で、「手作り」「あまりカラフルにしていない」「ドリアン味とメロンソーダ味はのぞく」という限定はつきますが、マレーのお菓子。それほど甘くないしっとりしたカステラ風のお菓子たちをつまむのは、結構楽しいです。

 食べ歩きもおいしいものを発見するのも、なかなか限られてしまうところですが、それなりの楽しみ方はできるところです。何と言っても、食べることが大好き、makan makan!の国ですから。

Tuesday, April 4

Good things

来月の今日は、もう日本。GWまっただ中の東京は気持ちのよい季節になっている頃だと思います。

 帰国の日でまさにちょうど1年半。短い期間でしたが、ここに来て学べたこと、よかったこと、得られたものを順不同にまとめてみたいと思います。思いつくまま、というのは、実は、ある意味重要だと感じている順、なのかもしれません。

1.車の運転。何よりも、長年のペーパードライバー返上で、毎日、運転せざるを得ない環境だったことで、下手なりにも車を動かせるようになったこと。それでも、慣れてきた頃、2回駐車場で壁にぶつけましたし、東京ではとても運転できませんが。

2.友人。車の次にするのも 何ですが、まず、車の運転が出来るようにならなかったら、そもそも、外に出て行くこともできないので。コミュニティーが小さく、エンターテイメントが少ない分、いかに仲間にいれてもらえるかは本当に重要でした。特に、「ひとり」が苦手な私にとっては、親切で気軽に誘ってくれるローカルやexpatの友人たちには本当に助けられました。思えば、たくさんの「いい人」たちに出会えたことで、このブログにも「楽しそうな生活」を書けるようになりました。

3.イスラムの知識。早すぎるモーニングコールのコーランに始まり、イヤでも、ある程度理解していく必要がありました。最も、カルチャー・ショックを受ける部分でもありましたが、よい勉強になりました。ハリラヤのオープンハウス巡りなど、イスラムの国でもなかなかできないいい経験もできました。

4.ダンス。うまくなったとはとてもいえませんが、体を動かす習慣ができたこと、汗をかきやすい体質になったことはよかったです。これしか楽しみがないとばかりに、エアロビ、ラテン・ボールルームダンスに始まり、ピラテス、ジャズ、バレエ、ベリーといろいろあるだけ試してみましたが、踊ることは楽しい!です。

5.音楽。文化的なものに飢えて、とにかく、あるものに飛びついていましたが、そうした中で意外なよさを発見できたり、chiorのグループに入って、楽しみながら歌うことができたのはよかったです。

制約があり、思い通りに事は運ばず、ファミリー単位の国。イライラすることも多かったですが、今は名残惜しい気持ちもあって、ずいぶんと前向きになった自分自身にもちょっとびっくりします。
悪いところではない、と思います。