Tuesday, April 18

お国のもの

 ちょっとしたときに、お土産などの小さなものをいただくことが多い気がします。それも、この国はgift giving cultureがあるから余計なのでしょう。

 帰国が近づいているということもあり、最近いただいたもの。オーストラリアのオパールを使ったイニシャルペンダント。ベトナムのビーズバッグ。スコットランドのアザミのブローチ。そして今日届いたのは、中国のシルク。白地にオレンジのバラ柄。こちらのバジュクロンにはぴったりな感じですが・・・。パジャマにでも仕立てたら少なくとも着心地は良さそうな感じです。こうして気にしてもらえるというのはとってもうれしいことであるのですが、お気持ちだけで十分、というのも正直なところです。

 私自身は、相手の趣味がわからないときは、消耗品・実用品派です。お国のものっぽいのは特に難しい気がします。とても受けるときもありますが、結局使ってもらえないのでは・・・と思ってしまいます。自分のセンスを押しつけるのもどうかと。食べ物、飲み物もクセがあれば難しいですが、それはそれで、試してもらう、体験してもらうという発想で選ぶというのもありでしょう。キャンドル、石けん、タオルなどは香りやデザインはあるものの、置物や飾り物よりは無難。前に、あるアフリカの小さな国の民族衣装を着た王様の写真がはりついたキャンドルというのをいただいたことがありますが、これだって一応部屋を照らすという役目は果たせました。

 それにしても頂いているものはこの国以外のものばかり。というか、この国らしいもの、というのを探すのは極めて大変です。何しろ、ほとんど、クラフトらしいものもないところですから。ひとつぐらい、記念にお国のもの、的なものを持ち帰ってもいいかな、という気になっているのですが、何も思い浮かびません。モスクのてっぺんの金箔のかけらでも持ち帰れたら、いちばん、それらしいかもしれません。そんなことを考えるなんて不謹慎、と怒られてしまうでしょうが。

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