Saturday, September 30

JZ Brat

 小林洋&室内バンド。

 数ヶ月に1回、このメンバーで演奏されるそうです。アルトサックスの宮野さんがお知り合いというお友達にお誘いを受けて行ってきました。

 総勢10名のうち、ストリングスがかなり占めているため、ちょっと雰囲気がクラシック、室内楽的な感じ。もともと、ピアノやアコースティックな楽器の音色が好きなので、心地よい響き。とにかく気持ちのよい音楽と楽しいステージでした。ジャズは知らないという方でも十分楽しめる内容。有名な曲を様々にアレンジし、小林さんのおもしろトークでつないでいきます。中国風スティービー・ワンダーなどなど。トークショーみたいな感じなのよ、とお友達がおっしゃっていたのにも納得。軽妙なMCでついつい予定演奏時間をオーバーしてしまうようですが、2回のステージはあっという間でした。

 JZ Bratはオープンから間もない頃に一度行ったことがあります。インテリアなども当時の印象があいまいではあるのですが、なんだかだいぶ違った雰囲気だった気がします。Blue Noteよりこじんまりしていますが、ちょうどいい感じのサイズで、また機会があればぜひ来たいと思いました。

 楽しい会話と音楽、お食事を楽しめた素敵な夜、でした。

Friday, September 29

ボツワナ・ナショナル・デー

 40周年。ダイヤモンド親善大使の菊川怜さんを迎えて、かなり華やかに行われていました。

 最貧国のひとつから、資源を有効活用し、伸びていく国。同じ資源があってもそれをうまく活用できず、紛争が絶えない国もある一方、立派です。

 まだまだ日本ではマイナーですが、この秋、日本の旅行関係者がボツワナ訪問を予定しているので、少しずつメジャーになっていくのではないでしょうか。

 それにしても大使夫人の首にきらめいてたダイヤモンドはゴージャスでした。

Thursday, September 28

秋の空

 すっかり秋らしくなってきました。

 秋の気持ちよさを感じます。常夏の国から戻ってきて、梅雨と夏が過ぎ、ようやく待ちに待った季節の到来という気分。お天気がよいのに、暑くない!というのがなぜかとても新鮮に感じます。

 イスラムどっぷりの世界から離れつつも、そういえば、今はラマダンにはいったばかりということを思い出しました。先日の旅行博でも懐かしいブースに立ち寄ったら、偶然にも知り合いもいたり、今頃相変わらずのお天気なのだろうなぁ、食欲の秋と無縁であるのはむしろいいことかも、と思いを馳せます。今週末から南の国でのドイツ人のお友達が訪日予定。何か欲しいものがあればリクエストして、というメールが来ましたが、さすがに思いつきません・・・。なんといっても、一時帰国のたびにお土産がないことに悩んでいたぐらいですから。

 乙女心と秋の空、ですが、お友達滞在中は、気持ちのよい日本の秋を満喫してもらえたらよいなと思っています。東京でまる1日一緒に過ごす日がありそうなので、どこに連れて行ったら楽しいかしら、と思案中です。

 以前、英国人の知り合いの方が、山手線一周がおもしろい、といっていました。いろいろな東京の街の風景が見える、という意味では、確かにお手軽な手段なのかも。ロンドンでは、11番のバスに乗ると主な観光ルートを回れるので、お友達が来るとダブルデッカーの2階一番前に陣取り、車窓から市内見学をしていたことを思い出します。山手線一周、試してみてもいいかもしれません。

Sunday, September 24

旅行博

 東京ビックサイトでやっていた旅行博にいってきました。

 初めてだったのですが、年々規模も大きくなって人気もあるイベントだそう。130カ国が参加して、今年は中欧がフォーカスされていました。

 各国の観光協会、航空会社、旅行社、ホテルなどがそれぞれブースを出しています。パンフレットは山のように入手できて、あとは、クイズなどに参加すると景品がもらえたり、ダンスなどのイベントを見たりという感じで楽しめます。ただし、かなり並ぶ必要もあり、とにかくすごい人でした。さらっとぐるっと一周しましたが、人気はやはりANAとJALのブース。クイズなどのイベント参加の整理券もすぐにいっぱいになってしまうようでした。最近、ちょっと人気がかげりがちな印象のグアム・サイパンもかなりがんばっていました。イタリアなど、すでに知名度も人気も十分という国は、ブースは大きくても商談用のスペースがメインだったり、こじんまりしたブースでリーフレットを配っているだけだったり、と、ここでがんばる必要はないからという雰囲気を感じました。

 最後には、パンフレットなどの山でかなりの荷物で混雑の中疲れてしまいましたが、もう少し目的を定めていったらよいのかもしれません。万博のようなアトラクションがいろいろあるわけではありませんが、情報収集の場としては、かなりよい機会だと思いました。
 

 

Saturday, September 23

Laos

 バタバタしていていちょっとアップが遅れました。まとめてなのでちょっと長文。  

なぜラオスに?といわれました。
 行ったことがなくて、数日でいけて、9月という時期があまり悪いときではなく、しかも、あまりお値段も高くない、という条件にあっていたのです。

 たぶん、もう二度と(プライベートでは)行くことはないだろうと行く前から予想はしていましたが、実際、本当に何もないところで、一度行っておけばよい、という感じではありました。 素朴なところです。

 癒しの国、ラオス。要は何もないのでのんびりして、人もよいし治安もよいので安心できるところ。実は、かつていた南の国との共通項目、かもしれません。大きく違うのは、生活水準と宗教。道路は完璧、ピカピカと輝くモスクに何もないけれど箱だけは立派なショッピングモール、朝は4時半からコーランのモーニングコール、省エネを逆行する派手なライトアップ、見渡せばレクサスやベンツの新車ばかり、アマ(メイド)を雇った優雅な生活、はもちろんここにはありません。仏教が圧倒的で、しかも敬虔な仏教徒ばかり。30年前の日本ともいわれますが、まさに、田舎、という感じです。ハノイは小さい、と思ったのですが、ハノイが都会に思えるほど。まず、空港からちょっと行ったら、もうまともな道路ではありません。舗装もされていないでこぼこ道や、舗装をしたけれどすでにでこぼこになっている道ばかり。雨季のおしまいだったので、それほどひどい雨にはあいませんでしたが、雨上がりはすごい状況。ぬかるみに足をとられます。そして、乾いているときは土ぼこりが大変。舗装道路のありがたみを感じます。現地ガイドは、あと1年したらきれいになります、といっていましたが、1年ではとてもムリでしょう。歩道などはもちろんほとんど存在しません。それでも、これが首都の街のハイストリート。レンガをひとつずつ歩道部分に埋め込む作業を行っていましたが、あと何ヶ月かかるのでしょうか。とにかくのんびりペース。街頭がほとんどないので、夜はかなり真っ暗。治安がよいといわれても、さすがに暗い中歩くのは怖いですし、何よりも、足元が危ないのです。

 初日半日でメジャーなお寺、凱旋門、市場などの市内観光をしてしまうと、さて何をしましょうか、と悩んでしまいます。ハノイ出発の朝が早かったので疲れてしまって、市内観光後、休憩したあと、ふらふらと数少ないお店をのぞきました。ベトナムを期待していると残念ながら相当裏切られます。夕日がきれいといわれたメコン川沿いでお茶をしましたが、スコール。夕日は見られずじまいでした。久々にスコールをココナツ・ジュースを飲みながら45分ほどぼーっと眺めていました。そして、夕食とマッサージ。夕食は、フランスの植民地だったのでフレンチもいいのでは、ということでフレンチレストランに行ってみましたが、まぁまぁ。ほとんどが輸入に頼っているため、ハウスワインの赤を頼んだら、今は白しかありません、イカは入荷していないので、かわりにエビになります、とメニューも限られていました。それでも、サービスやお味そのものは悪くはなかったです。 マッサージは、ラオス・マッサージというのを試してみましたが、要はタイと同じ感じ。タイほど、思いっきり体をねじりあげることはなく、少し弱すぎる感じで物足りなさは残りました。

 それでも、ラオス初日は、長い1日で充実していました。

 2日目、いろいろオプショナル・ツアーが用意されているだろうと思っていましたが、ほとんどない状態。結局、勧められるまま、車で2時間程度の郊外に行き、塩を作っている村、動物園(!)、ラオ族の村、ダムを見学。塩はものすごい原始的な製造方法。内陸国なのになぜか塩分が高いという地下水をくみ上げて、それをひたすら熱して水分を飛ばしたものをザルにあげ、薬品を加えて袋詰めするだけ。それでも、この小さな村で製造された塩が首都ビエンチャンほか国内に出回っており、この塩のおかげで村人の生活はよくなったそう。かなり小さな子どもたちも働いていました。義務教育がないそうで、当然、労働基準法もなく、多くの子どもたちは学校に行くこともなくこうして働いているのでしょう。動物園では、アルビノの白いサルや象はちょっと珍しかったです。ガラガラの動物園はかなり草ぼうぼうの道なき道となっているところもありました。お客さんはほとんどいません。それでも比較的すごかったのは、かなりの数のワニ。じっと動かず、中には口を半開きしたままコケむしているものもいて、それでもその凶暴性を秘めたワニたちには圧倒されました。あとは、カンガルーなども一応いました。ラオスまで来て動物園とは、と思いましたが、ほかに行くところもないので仕方がないのでしょう。その後、ラオ族が昔ながらのスタイルで暮らしている小さな村を通り過ぎ、巨大湖のダムへ。日本のODAも入ってできたところです。湖では、いつ止まってもおかしくないぼろぼろのボートにちょっと乗りました。まるで海のよう。いくつもの島が浮かんでいますが、刑務所がある島、ゲストハウスがある島などもあるそうです。ゲストハウスにはたまにフランス人などが泊まりに来るそうですが、日本人は来ないとのこと。それはそうでしょう。こんなに何もないところでは私のようなせかせか日本人には1時間以上時間をつぶすのはなかなか難しいですから。夜は、伝統舞踊があるシアター・レストランへ。小渕元総理、小泉総理などの写真もありました。お料理はアラカルトで頼んでみたのですが、ランチは湖の周りの外国人向けのお店で失敗した分、かなりおいしかった気がします。黒米(もち米)は専用の蓋付の小さな籠のようなものに入って出てきます。亀の形をしたしいたけの詰め物、温野菜の魚ディップ添え(これは辛くて失敗)、チキンのローストなど辛くなさそうなものをチョイス。もちろん、外国人向けに味は直されているのでしょうが、結構よかったです。その後は、またマッサージへ。高級ホテル内のマッサージは、市内のお店の3倍以上のお値段でしたが、マッサージそのものは特筆するほどではありませんでした。

 最後の日も、出発まで十分時間があったので、市場をふらふら。結局ブティック(と一応呼べるようなお店)でラオス・シルクのお洋服を購入した以外は何も買いませんでしたが、あとは、ラオス式のサウナに。本当は、古くからあって現地の人も行くというお寺の脇にある尼僧が経営しているというサウナに行く予定でしたが、お値段は張るもののもう少しきれいそうなほうがよいのでは、ということで、フランス人が経営しているスパへ。サウナはハーブの香りいっぱいのスチーム・サウナ。これはじわっと汗をかき、気持ちがよかったです。その後、リフレクソロジーをやりましたが、こちらはなでているような感じで好みではありませんでした。これが終わってしまうともうやることもありません。まだまだバリのような1日Spaで極楽気分、というようなレベルではありません。それでも、サウナはなかなかよかったです。

 もう少しベトナムを長くすればよかったとは思いましたが、それなりに充実した旅行でした。日本のODAの看板があちことで目に付き、日本人観光客も意外に多かったので、あと5年後ぐらいにはもう少し観光地らしい雰囲気になってくるのかもしれません。

 

Monday, September 18

Hanoi

 遅い夏休み。今回のメインはラオス。そのためとても駆け足のハノイでした。

 ラオスには直行便がないので、ベトナムやタイ経由が一般的。ハノイ経由は、便数が多いので結構便利なようです。ラオス・ハノイ間もとても近いです。

 台風が近づいているというのでちょっと心配していたら、やはり、少し遠回りをするとのアナウンス。定刻よりも少し早く離陸したのですが、通常より1時間長いフライトでハノイへ。それでも、朝出てその日の夕方にはハノイについていました。乗り継ぎだけということで、ほんの数時間の滞在。それでも、知り合いがいるとまったく違います。たった数時間なのにものすごい充実ぶり。ホテルにお迎えに来てくださり、まずは、ホーチミン廟や一柱のお寺など、数少ない観光ポイントを駆け足で。ほとんど外からだけでしたが、雰囲気は結構味わえました。その後、お店をふらふらしてから水上人形劇へ。これはかなり有名なので、楽しみにしていました。意外と小さなところですが、一応室内なのでエアコンも効いています。それでも、無料で置いてある扇子(というほど立派なものではないですが)を手にしている人は多かったです。かなり人気だということで一番後ろの端っこの席でしたが、割りとよく見えました。15ぐらいの演目はほとんど農業がらみのテーマ。ステージは、ミニ湖のような状態で水をたたえています。この水上で、伝統音楽にあわせて動物や人間の操り人形がユーモラスな動きを見せます。蛙とり、水牛による田植え、アヒル農、釣り、ボート遊びなど。ちょっと迫力があったのは、花火を吹く竜。最後に操っていた人たちが半分水につかりながらでてきて挨拶。水上人形劇というのは初めてだったので、おもしろかったです。人形劇のあとは、お待ちかねのディナーへ。ベトナム料理は大好きなので、どれもおいしかったです。生演奏ありの雰囲気のよいお店でした。そして、最後は、マッサージに。日本人もかなり来ているという有名なチェーンだったので、とてもきれいでした。スチームサウナに入ったあと、Qiというオリジナル・マッサージを選びました。ちょっと力強さが足りない感じでしたが、リラックスはできました。

 翌日はものすごく朝早いモーニングコールで起こされ、ホテルで用意してくれた朝食がわりのお弁当を持って空港へ。あまりにも短い滞在で後ろ髪引かれつつ、ベトナムは改めてまた来るチャンスもあるかと思いつつラオスに向かいました。
 
 首都とはいえ、ホーチミンよりかなり小さなハノイ。人口も半分で、街も小さく、お店なども少なかったです。立派なホテルも増えているようでしたが、ホーチミンよりものんびりとした田舎な感じでした。ショッピング目的であれば、やはりもう一度行くのはホーチミン、ということになりそうです。

Wednesday, September 13

よもぎ湯

 お持ち帰りにしてもらったヨモギを煮出した水と残ったハーブの入った袋。

 好きな香りなので楽しんでいます。2、3日しかもたないといわれたので、早速使っていましたが、ヨモギ水のほうは相当あめ色に近い色まで煮出されているため、かなり色がつきます。シャワーなどのあとに、かけ湯のように使うといいといわれたのですが、かけるとお風呂場のタイルや洗面所にも色やあとが残るほど。それでも、香りもいいし、しっとり感もあるのでいい感じです。残りヨモギ・パックのほうは、お風呂の中にポン。こちらはさすがにあれだけ煮出したあとなので、うっすらと色がつく感じ。心配したほど、お掃除は大変ではなさそうです。

 1回で3回ぐらい楽しめて、よもぎ蒸し、なかなかお徳かも、と思っています。

 来週はようやく遅い夏休み。マイナーにも、ハノイ経由でラオスに行ってきます。たった2泊で短いので何もできないと思いますが、何もないところらしいので、とりあえずちょっと観光をしたら(有名な?)ハーブ・マッサージを試そうと思っています。もともとハーブは好きですが、よもぎ蒸しをきっかけに、ハーブが再びマイブームになっています。ちょうど今は、買ったミントの葉を水につけておいてその香りを楽しんでいますが、フレッシュ・ハーブはやっぱりいいです。

Monday, September 11

ゲルマニウム温浴&よもぎ蒸し

 前々から行ってみたかったゲルマニウム温浴。ようやく行ってきました。

 恵比寿のお店で、ゲルマニウム温浴&よもぎ蒸しがあるところ。ゲルマニウム温浴はよく聞いていたのですが、よもぎ蒸しとは?と思いつつもチャレンジ。

 まずは20分間のゲルマニウム温浴。専用のバスローブに着替えて消毒やメイク落としをしてから、腕と足を42度に設定されたお湯に。20分間でしっかり汗をかきました。といっても、そもそも外が暑かったので、すでに十分汗はかいていましたが。それを差し引いても、岩盤浴よりも汗の出始めは早かったようです。

 続けて今度はよもぎ蒸し用のマントに着替え。よもぎ蒸しというのは、もともと、韓国のものらしいのですが、特に女性によいそうです。真ん中に穴のあいた箱のようなイス。中には、熱々に煮立たせたよもぎなどのハーブの入った土瓶が。ここから出てくる蒸気を特に下半身を中心にあてます。独特の香りですが、結構気持ちのよい香りでした。これを40分間。しょっちゅう声をかけて継ぎ足してくれるハーブティーをごくごく飲んでしまいます。また再びかなり汗をかきます。サービスの顔のパックもやってもらって、さらに、煮出したよもぎ汁を持ってきたペットボトルに詰めてくれて、よもぎもお持ち帰り。自宅でも、足湯、かけ湯などに使えるとのこと。

 岩盤浴が終わったあとのほうがお肌のしっとり感はあったような気がしますが、汗の量は圧倒的にゲルマ&よもぎに軍配。体脂肪が落ちてダイエット効果も高いそうです。

 気楽にいけるお値段なので、定期的に通ってもよいかな、という感じです。

Sunday, September 10

さんま祭り

 目黒のさんま祭りってこんなにメジャーだとは。

 「さんまは目黒に限る」とお殿様がいったため、さんまがとれるわけでもない目黒の枕詞になっているさんま。産地はともかく、今の時期のさんまは本当に食欲をそそられます。

 無料で5000匹の産直さんまが炭火焼され、すだちとともに配られるというので、ご近所だしちょっと行ってみませんか、とお誘いがあり行ってみることに。

 お稽古が入っていたため、その前の1時間、ちょっとのぞいて、うまくいったらさんまを食べて・・・と思っていたらとんでもない。10時開始というので、その頃待ち合わせ。日曜日の10時の目黒駅がこんなに人がいるのは初めて。さっそくさんま祭りと書いてある方角に向かうと、道路わきから煙が。なんと、さんまは駅近くの大きな道路の脇に設置された特設魚焼きエリアで焼かれていました。

 10時少し過ぎにはさんまを焼いているエリアから延々続く列。とてもさんまはムリそう、とは思ったものの、どれぐらいの列だろうと最後尾まで行ってみることに。大通りが高速と交わるところで折れてもまだまだ列は続き、歩くこと15分近く。もうお隣の五反田駅からのほうが明らかに最寄りというあたりにたどり着いて、ようやく最後尾のプラカードが。当然、お稽古までには間に合わないとは思いましたが、とりあえず並んでおしゃべりして、さんま祭りに来た気分だけ味わうことに。しばらくして偶然、別の友人たちが通りがかったので、彼女たちも加わり時間ぎりぎりまでおしゃべり。横入りではなく、交代であれば文句もないでしょう、と列はバトンタッチ。目黒のさんまにちなんで、落語も無料で行われていたのですが、そちらももういっぱいだったそう。

 ちなみに来週もさんま祭りがあるそう。目黒駅は品川区なので品川区主催であるのに対して、こちらは目黒区主催。やはりさんまの無料配布があるそうです。

 かんかん照りの中、1匹100円で買えるさんまを食べるために並び続ける人たちを横目に見つつ、こうして並ぶことそのものを楽しめない限り、やっぱり買って帰ったほうが早い、とは思ってしまいました。それでも、並んだ末に手にしたさんまはおいしそうに見えましたが。

Wednesday, September 6

 再び笠間絡み。

 笠間で行ったギャラリーの姉妹店、お箸のギャラリーが銀座にあるそう。

 個展の初日ということでプレゼントされたお箸は黒っぽい色に、女性用は銀、男性用は金のラインが真ん中に細くすっとはいったシンプルなものですが、飽きのこないセンスあるデザイン。

 お箸といえば、小さい頃、祖父母のうちに遊びに行くと、孫たち用に大量の動物柄やお花柄のついたお箸があって、皆お気に入りの「自分のお箸」にこだわっていたのを思い出します。確か私はいつも赤いチューリップを使っていました。

 恥ずかしいことに、お箸の正しい持ち方、がいまだにできていないので、なるべくお箸を使わない生活をしてきました。でも、やっぱりお箸は便利。そして、「myお箸」で個性を出すことも。今はアジア系以外でも、お箸を上手に使える人がとても増えている気がします。箸置きも気分を変えたり、季節感をだしたりできるアイテム。今度銀座に出たときにはお箸のギャラリーにも立ち寄ってみたいと思います。 納豆用、豆腐用、パスタ(!)用と、用途にあわせたものから、贅沢なもの、ガラスなどの珍しい素材のものなどいろいろとあるようです。笠間のギャラリーにも壁にはかなりの数のお箸がありました。

 日本でのお土産として、お箸が使える人にだったらお勧めできそうです。かさばらず割れることもなく(ただし、ガラスのお箸は割れてしまうかも)、実用的でありながら、個性やセンスを光らせることも。最近、お弁当を持ってくることも多いので、職場用の「置き箸」か「携帯箸」を選びに行ってもよいかもしれません。

Tuesday, September 5

クレパスとクーピー

 懐かしい響き、じゃないでしょうか。

 先日行った笠間日動美術館での企画展はクレパス画名作展。

 クレパスってクレヨンとは違うけれど、そういえば、どう違うの?と思っていたら、クレパス(Cray-Pas)は、クレヨンとパステルから日本で発明された描画材だそう。クレヨンのようにベトベトしていなくて、重ね塗り、盛り上げなどもできて、油絵のようなタッチも可能。学校教育で使われることが多かったとはいえ、子ども用というわけではなかったようです。特に戦後、絵具が高価で手に入れられなかった頃、多くの画家たちに親しまれたそうです。

 かつて恵比寿のアトリエでお絵かきを習いにいっていたときも、パステルにはチャレンジすることがなかったので、パステルとどの程度違うのかというのは体験に基づいてはいえないのですが、使い方次第でパステルより表現力がありそうな気がしました。もちろん、展示されるようなすばらしい作品を観たからそんな印象を持っただけかもしれませんが。

 クレパス、といって思い出したのはクーピー。

 これもまた全部が芯という、色鉛筆の進化型。サクラクレパス社によれば、フランス語のCoup(革命)から来ているとか。色鉛筆市場に革命を起こし、トップブランドとなることを目指し、CoupをもじってCoupyとしたそうです。まさかそんな由来があったとは露知りませんでしたが。クレパス発売時も、ニセモノが出回ったため「ほんとうのクレパス」という商品名にしたというネーミングセンスはなかなかです。

 最近は大人の塗り絵もちょっとしたブーム。2時間半座っているのが耐えがたくお絵かき教室は断念してしまいましたが、塗り絵ぐらいだったら気軽にできそう。何色ものクレパスやクーピーを「大人買い」して無心に塗り絵、というのも、いいかもしれません。 

Sunday, September 3

African Fair

 お台場で行われているアフリカン・フェア。

 ちょっとのぞいた程度でしたが、想像以上のかなりの人手でした。

 各大使館が出している国別展示ブースに、ショップやNGOなどの方が出している販売ブース、企業の社会貢献について説明したブース、音楽やダンスのブースなど。アフリカの産品といってすぐに思いつくような、コーヒー、紅茶、工芸品、ビーズ細工などから、ワイン、オリーブオイル、花、塩、鉱石など、様々なものが展示されていました。印象に残ったのはかなり流暢な日本語を話して観光プロモーションを行っていたマダガスカル。青い海に美しい自然、珍しい動物たちの写真満載のパンフレットを渡されました。そして、ピンクのおサルの置物。もちろん、本物はピンクではありませんが、あのショッキング・ピンクはかなりインパクトあり。キッチュでかわいかったです。

 ダンスや音楽を楽しむ時間がなかったのですが、ホール内は満席でした。アフリカの音楽ファンというのは結構増えているようです。日本にも太鼓がありますが、ドラムのリズムというのは人をひきつけるものがあります。和太鼓はヨーロッパでも相当な人気でしたし。

 また少し、アフリカが身近になった感じでしょうか。

Saturday, September 2

笠間

 東京から日帰り範囲内。いわゆる別荘地の軽井沢や蓼科と比べると、あまり有名ではない(少なくとも私は知りませんでした)ところですが、とても魅力のあるところでした。

 東京からバスや、フレッシュ常陸などJR利用、車でも1時間30分程度で着いてしまうところです。今回はメインがBBQ&ワインパーティーだったので、ゆっくり観光する時間はありませんでしたが、陶芸、美術館などいろいろあります。アーティストが集まる町。特によかったのは春風萬里荘。日動美術館分館なのですが、北王路魯山人が住居としていた藁葺き民家を鎌倉から移築したもの。広大な庭園には季節ごとの花や木々が美しく、とても落ち着くところです。また、陶芸作家が集まるということでたくさんギャラリーがあるのですが、数ある中でお勧めということで、回廊ギャラリー「門」にお邪魔しました。とにかく素敵です。回廊を使ったギャラリーには、様々な陶器やお箸などの作品があふれています。個展・企画展の初日には、ティーパーティーやオープニングパーティーがあるということで、偶然行った私たちにもお箸のプレゼントや、ケーキとお茶のサービス。作家の一点ものなので、ちょっと気軽にお買い求め、という感じではありませんでしたが、よい目の保養になりました。ギャラリーめぐりをしていたら、あっという間に時間が経ってしまいそうです。日本の陶器のよさを再認識しました。

 もちろん、メインのBBQワインパーティーはおいしく、楽しく、本当にすばらしかったです。ホタテなど自家製燻製や鴨のロースト、かつおのたたき、タイの塩釜焼きなど、アメリカのジンファンデルを中心としたワインや日本酒とともに。自然の中でいただくので余計においしさは増しますが、本当に充実した1日でした。

 すっかり笠間ファンになってしまいました。

Friday, September 1

Olyset

 アフリカン・シンポジウムに行ったのですが、なかなか勉強になりました。
 市場を通じたアフリカ開発ー官民連携の新展開。

 アフリカという今までは市場として捕らえられてこなかったところが、新たな市場として注目を集めつつあります。とはいっても、時間がかかり先も長いお話。それでも、ムリだと考えられていた中に可能性が見出され、ほんの少しずつでも前進していっているのを感じました。

 BOP、Bottome Of Business(購買力平価が1500ドル以下を市場として考える理論)というアイディアも新鮮でしたが、もともと関心があって知りたかったのは、オリセットネット。

 マラリア感染地域が圧倒的に多いアフリカで、ロール・バック・マラリア・キャンペーンなど、マラリア防除運動は行われていますが、住友化学が開発したのが防虫剤を織り込んだ蚊帳。そして開発のみではなく、中国、ベトナムとともにアフリカではタンザニアで現地の織物会社に無償技術協力を行っています。現地で生産され、雇用促進にもつながり、人々の暮らしに役立つ技術と製品。確かに雇用創出して現地経済に貢献したように見えても、どこか搾取の構造が見えたり、製品はすべて輸出用であったりするビジネスとは異なる、本当の意味での社会貢献したビジネスの成功モデルではないかと思います。

 単なる支援ではなくて、現地に人たちが利用できて、根付いていくもの、そして、同時に現地の人たちがそれを求め、受け入れる意識と力、自助努力というのが富裕国と貧困国のギャップを埋めていくためには必要なのだと改めて感じました。