Tuesday, September 5

クレパスとクーピー

 懐かしい響き、じゃないでしょうか。

 先日行った笠間日動美術館での企画展はクレパス画名作展。

 クレパスってクレヨンとは違うけれど、そういえば、どう違うの?と思っていたら、クレパス(Cray-Pas)は、クレヨンとパステルから日本で発明された描画材だそう。クレヨンのようにベトベトしていなくて、重ね塗り、盛り上げなどもできて、油絵のようなタッチも可能。学校教育で使われることが多かったとはいえ、子ども用というわけではなかったようです。特に戦後、絵具が高価で手に入れられなかった頃、多くの画家たちに親しまれたそうです。

 かつて恵比寿のアトリエでお絵かきを習いにいっていたときも、パステルにはチャレンジすることがなかったので、パステルとどの程度違うのかというのは体験に基づいてはいえないのですが、使い方次第でパステルより表現力がありそうな気がしました。もちろん、展示されるようなすばらしい作品を観たからそんな印象を持っただけかもしれませんが。

 クレパス、といって思い出したのはクーピー。

 これもまた全部が芯という、色鉛筆の進化型。サクラクレパス社によれば、フランス語のCoup(革命)から来ているとか。色鉛筆市場に革命を起こし、トップブランドとなることを目指し、CoupをもじってCoupyとしたそうです。まさかそんな由来があったとは露知りませんでしたが。クレパス発売時も、ニセモノが出回ったため「ほんとうのクレパス」という商品名にしたというネーミングセンスはなかなかです。

 最近は大人の塗り絵もちょっとしたブーム。2時間半座っているのが耐えがたくお絵かき教室は断念してしまいましたが、塗り絵ぐらいだったら気軽にできそう。何色ものクレパスやクーピーを「大人買い」して無心に塗り絵、というのも、いいかもしれません。 

1 comment:

chestnuts said...

thonちゃん
お見せできるような作品はないです・・・。
小さい頃やりたかったお絵かきを大人になってやってみたら、2時間半黙って座って絵を描く、という作業そのものが苦痛でした。さらっと色鉛筆や水彩(重ね塗りや修正ができない)は割りと好きなのですが。