Sunday, July 30

Jay-J's Cafe

 月1回のジャズ・ボーカルのレッスン。今回は特別レッスン。

 カルチャースクールでやっているレッスンですが、ジャズ・ボーカルといっても、レッスンの半分以上は呼吸、発声練習などのボイス・トレーニング。海外赴任がはいったためブランクもあり、まだ実際は数えるほどしかレッスンを受けていません。当然のことながら、ちっとも「ジャズを歌っている」状態になっていないのです。ジャズが特にやりたいという感じではじめたわけではないし、発声練習中心のレッスンは、かえって、それがいいかなと思ってやっていたのですが、今回の特別レッスンに参加してやっぱり歌えるようになりたい・・・と思いました。

 いつものカルチャースクールではなく、目黒の小さなお店で。去年できたばかりのライブハウス。こんなところにあったのね、という感じでした。落ち着いた大人な雰囲気のお店です。ほとんど毎日、ジャズなどのライブをやっているようです。

 先生が東京で教えている2ヶ所のお教室と地元の生徒さんなどが混ざっている状態。最初はいつもどおり発声練習、その後、前にレッスンでやったブルースとジャズ1曲ずつをグループ分けして歌いました。ピアノとウッド・ベースの生演奏。といっても、私は即席グループでごく一部を歌っただけ。生の伴奏を楽しむ余裕はありませんでした。個人レッスンをとっている人たち、すでにステージデビューをしている人たちのパフォーマンスや、公開個人レッスンもありました。気持ちよく歌っている様子を見ると、もう少しまじめにやろうかなという気になってきました。

 といっても、ブルースのスキャットは苦手、アドリブはできない、ジャズやボサノバの大人っぽい雰囲気も出せず、譜面を崩して歌うのも難しいかも、と上手な人たちの歌を聴きつつ、chiorで譜面どおり、目立ちすぎず、みんなにあわせて歌うほうが向いているのかしら・・・という気もしてきましたが。

Saturday, July 29

Valencia

 お知り合いになった方がジャズのライブをやるというので、池袋のちょっとあまり足を踏み入れないエリアにあるスペイン料理のお店に。

 もともとは会員制のクラブだったというお店。個性的なマスターとともになかなか不思議な雰囲気があります。この日は私たちグループと2組ぐらいだけ。ほぼ貸切状態でした。ボーカルにピアノとベース。メジャーな曲をBGM的に演奏、歌っている感じでした。彼女たちのグループは月1回このお店で演奏しているそう。

 とても仲がよくいい雰囲気の3人組で、音楽仲間というのはいいなぁと思いました。

 

Thursday, July 27

真夏の夜のフラメンコ

 日比谷公園野外音楽堂、小松原庸子スペイン舞踊団の毎年恒例の野外フラメンコ。

 ずいぶん前に行ったことがあるのですが、今年はなんと36回目。都条例遵守との関係で、来年は場所が確保できないかもしれないので、もしかしたら今年が最後かも、とのこと。野音でのコンサートなどは、騒音との関係で週末しかやってはいけないらしいのです。平日公演は原則禁止、今までは大目に見てもらってフラメンコは許可されていたそうなのですが、来年からは週末のみ。そして、週末の野音はかなりの倍率らしく、その抽選に外れてしまうとできない、ということだそうです。

 そのせいもあってか、かなりの盛り上がり。アンコール代わりにセビジャーナスが2回あって、フラメンコを習っているお客さんたちも通路で参加。席がステージから遠かったですが、休憩なしの1時間半ちょっと、久々のフラメンコを楽しみました。今回の目玉はスペインからの若手男性ゲスト。25歳という彼は確かに技術があるのでしょうが、コミカルな感じ。遠めなので顔はよくわからなかったのですが、他の男性ダンサーに比べてルックス的にも・・・。ちょっと、情熱やセクシーさには欠けていた気がしました。近くで見たら素敵、だったかもしれませんが。それにしても、やはり、フラメンコはタブラオや小さなところで観るほうがいいです。ステージが遠すぎて、足の動きや表情が十分見えず残念でした。華やかな衣装とタブラオではあり得ない大人数でのショーは、それはそれでよかったのですが。

 お天気もどうにかもちました。暑すぎることはなかったのですが、なんとなくムシムシ。それに緑がある分、虫も多いわけです。公園の中という環境のよさが、かえってちょっとつらい感じでした。それでも、貴重な機会、来年以降もぜひ続けて欲しいものです。週末にやってもらったほうが行きやすいのでむしろよいともいえますが。

Wednesday, July 26

ほおずき市

 ほおずき市といえば普通浅草が有名らしいですが、神楽坂。

 急なお誘いがあり、ほおずき市そのものに行ったことがなかったので、仕事帰りにふらっと行ってみました。毘沙門天を中心にごく狭い範囲。肝心のほおずきは、といえば、そんなにみかけませんでした。売っていたのは2箇所ぐらい。どちらかというと、地元の小規模なお祭りという感じ。それでも特徴的でおもしろいのは、フレンチテイストとのミックス。櫓の上のステージではシャンソンなどが歌われ、屋台も、ブルターニュなどのお店がクレープを出していたり、焼きそば、たこ焼き、などのごく一般的な縁日とは一味違いました。ほおずき市は2日間、その後は阿波踊りだそう。阿波踊りといえば高円寺。これも、神楽坂ではかなりこじんまりとした感じなのでしょう。麻布十番の納涼祭り的なものを想像していったので、ちょっとあれ、という感じはありましたが、それなりにおもしろかったです。

 浴衣コンシェルジェなる企画があり、浴衣を着たボランティアが神楽坂を案内してくれます。雑誌などでよく見かける石畳。それぞれ歴史的な由来がある坂や道の名前、有名料亭や旅館、土地にまつわる話などをはさみつつ散策します。かつては数百人いた芸者さんも今は30人ぐらいだとか、35歳まで誰でも芸者になるためのお稽古を始められるとか、話してはいけない有名居酒屋、作家がこもる旅館の1泊のお値段は朝食つき込みで1万円ぐらい、一見さんお断りのおにぎりやさん、神楽坂という不思議な雰囲気と味のある街を、ほんの少しですが知ることができました。

 たまにしか行かないのですが、魅力のある街。これからも足を運ぶようにしたいなと思いました。

 

Sunday, July 23

Star Light Cinema

 毎年夏は、恵比寿ガーデンプレイスのオープン・エアの映画。年によって、スポンサーの数などに左右されて、上映本数やテーマが変わり、今年は、音楽がテーマで21日からスタート。

 かなり定番イベントとなって、観に来る人も増えたせいか、最近は整理券を配っています。ベンチに番号をふって、先着150人に配布。もちろん無料です。ベンチに座れなくても立ち見や、周囲の地面に座って鑑賞も可能。週末は、意外に予定がつまってしまっていけないので、ちょうど予定がなかった土曜日の夜、行ってみることにしました。整理券配布時間の5分前にいったらすでに100人以上の列。それでも無事整理券をゲット。

 「あの頃ペニー・レインと」。タイトルは聞いたことあるような気がすると思ったのですが、あまりどういう映画かは知りませんでした。それでも気楽にいけるのが、無料かつ野外のよいところ。1973年、アメリカ。ロック全盛期が去った頃。15歳の少年は、母親とうまく行かず家を飛び出してスチュワーデスになったお姉さんの影響で音楽に興味を持ち、音楽ライターとして活動するようになり、グルーピーのペニー・レインと知り合って・・・。バスでごとごとと揺られながらの全米ツアー。笑える場面も多いのですが、ドラッグとロック、恋愛、家族などが音楽とともに描かれていて楽しめる作品でした。

 まだ「8人の女」「スタンドバイミー」「Shall we Dance?」など9作品の上映が予定されています。時間があればまた観にいきたいと思います。

Thursday, July 20

鯨ギャラリー

 東京海洋大学という大学に行く機会があり、水産資料館と鯨ギャラリーを見せていただきました。

 大学内にある一般公開されている施設なのですが、結構おもしろかったです。退官された教授の個人コレクションの貝などはおそらく日本一の種類と量を誇るそうです。南極にいったときに持って帰ってきてしまった(当時は許されましたが、もちろん、今は不可能です)動物の剥製なども無造作にそのまま台に載せられていたり。イセエビ、タカアシガニ、イグアナ、鳥などの剥製や魚など様々なホルマリン漬け。食品の研究もあるということで、鰹節などの展示も。

 今年設立されたばかりの鯨ギャラリー、見せていただく時間がありませんでしたが、登録有形文化財の練習船など、キャンパス内は普通の大学とだいぶ違った雰囲気です。

 実は、これまで大学のこと自体もよく知らなかったのですが、東京商船大学と東京水産大学が3年前に合併してできた新しい大学。ちょっと面白いところです。

Tuesday, July 18

岩盤浴初体験

 疲れのたまった週末、岩盤浴を初体験。

 目黒のお店にいってみました。マンションの2室にカプセル型を2台ずつ設置。お部屋全体が岩盤浴ルームになっている写真などを見慣れていたので、あれ、という感じでした。ラクーアと似たような感じだと思っていたのですが。カプセル型のものは、岩盤浴がブームになる前にどこかで試した赤外線カプセル(?)なるものに似ていました。ただ、その、赤外線のものは、顔を出して体だけすっぽり中に入るタイプ。今回は、頭まではいってすっぽり閉めてしまうため、真っ暗でじわーっと温かい中に放置(?)された気分。空間はそれなりにありますが、閉所、暗所恐怖症だった小さい頃だったら、耐えられなかったでしょう。今はなんとか息もできて我慢できました。

 着替えをしてお水を飲んだらすぐこのカプセルに。どうも、頭の部分のふたは開けてもよかったらしいですが、40分間、我慢してしまいました。じわじわ温まってきます。まずは、ふたを閉めているせいもあって、いつものとおり、顔の部分だけ汗が。運動をしても、顔、上半身はすぐに汗をかくのですが、下半身はあまりかきません。半分ぐらいたった頃には、背中など上半身もうっすらと汗をかいているようでした。終わった頃には、下半身にもうっすらと汗。顔は相当汗をかいていました。

 水分をとりつつ体の火照りを覚まし、着替えておしまい。岩盤浴でかく汗はさらさら、と聞いていたのですが、確かにそんな感じ。シャワーで流さないほうがよいそうです。確かに、美肌効果ありとうたわれている温泉にでもはいったような感じで、お肌はしっとりすべすべ。いい感じでした。トルマリンなど様々な天然石の力が働いているそうですが、何が何に効いているのかは今ひとつわかりませんでした・・・。血行はよくなったようで、肩のあたりのこりも少しほぐれた感じでした。

 悪いものが流れ出たのかどうかはわかりませんが、値段もお手軽、短時間でまぁまぁの効果はありそうです。また行ってみようかなと思いました。目黒、恵比寿近辺には岩盤浴も続々できているので、いろいろ試してみようと思います。今度は、ゲルマニウム温浴でしょうか。

Monday, July 17

横浜の花火

 花火フリークを自称していた割には、花火熱に若干かげりがあります。とはいえ、やはり行かねば!ということで、今年最初の花火は横浜。

 行ったのが遅く、いい場所が確保できず、結果としては結構よく見えるところだったのですが、途中で帰ったので少し不完全燃焼。それでも、やはり日本の花火は、いいです。横浜は、ネコやメガネ、二コチャンマーク、ドラえもんなどの変形花火(正式には何か名称があるのだと思いますが)多い気がしますが、今回も多かったです。それぞれの花火のスポンサーが呼び上げられ、そのスポンサーと花火のイメージにどの程度結びつきがあるのかみるのもおもしろかったです。残念ながらメガネ屋さんはスポンサーにいませんでしたが。これは、シュウマイ(でも、多分、違ったと思います)?、バラのイメージね、と考えつつ、日本の花火技術のすばらしさを堪能しました。

 この頃は、浴衣もすっかり定着。一過性ブームというよりは、夏は浴衣でしょ、という季節のものという意識が高まっている気がします。浴衣好きなので、当然浴衣でいきました。電車や横浜で浴衣チェック。紺地などのブルー系に朝顔、ひまわりといった花柄がいちばん目立ちました。いわゆる浴衣柄という感じ。たまに、かなり変わった今年風に半襟にレース足袋や、着物風に帯止めという人もいましたがやはり少数。ただ、気になったのは、作り帯が多いこと。文庫などの形にできあがった帯を留めるだけというお手軽なもので、これは目立ちます。浴衣の柄よりむしろ帯のほうが目に入る気がします。帯をきちんと締めていると、それだけで、素敵です。後ろだから自分ではチェックしにくいですが、やっぱり帯は自分できれいに結べるようにしたい、と改めて思いました。

Sunday, July 16

トルコ人宇宙飛行士

 東大の助手でトルコ人初の宇宙飛行士、という方が本を出版したので、そのお披露目レセプションなるものにお邪魔しました。

 全然縁もゆかりもなかったのですが、おもしろそうなので、連れて行っていただくことに。日本生活も長いということで日本語はもちろんぺらぺら。何よりも、日本語で本を出版するというのはすごいところです。建築が専門ということで、科学者、そして、宇宙飛行士。呼ばれていてる人たちも様々でなんとも不思議な雰囲気でした。

 坂本竜一からのビデオメッセージもあり、日本ではあまり知られていない人ですが、トルコでは相当有名人のようです。そのうち、火星に飛ぶらしいので、そのときにはかなりの話題になるのでは、と思います。

Friday, July 14

St Catharine's Choir

CambridgeのChiorを楽しみつつ、交流するというイベント。内幸町の某銀行の最上階が会場でしたが、全面ガラス張りで日比谷公園を見渡せる眺めと、高い天井に想像以上によい音響に驚きました。

 伝統的なチャペルのサービスで歌われるものから、ピアノをはさんで、後半は少しモダンな感じのもの。武満の桜などもはいり、さわやかな歌声を楽しむことができました。特に武満の作品は、ロンドン時代のコンサートでその不協和音が心地悪く、あまり好きではないと思い込んでいたのですが、歌は悪くないと思いました。

 この日は最後のパフォーマンスで、それまで10日ほどの日程でほぼ毎晩、関西を含めたあちこちの大学や教会でコンサートを行ってきたとのこと。皆学生なので若いですし、パワーもあって、最後ということで開放感も手伝っていたのか、のびのびとした感じでした。歌うのはやっぱり気持ちよさそうです。やはり、後半のモダンなもののほうがより自由に歌っていて、南の国での練習を思い起こして懐かしくなりました。聞いているときは、むしろ、Cambridgeが懐かしくて、南の国のことはすっかり忘れていたのも事実ですが。

 

Monday, July 10

シェーブル・ゴーダ

 先日参加したお手ごろ価格のアメリカのワインとチーズを楽しむ会でいただいた珍しいチーズ。

 シェーブルはヤギのチーズなのでくせがあってダメという人もいるようですが、納豆などに比べてどこにくせがあるの?と思ってしまいます。普通においしくいただいてしまいます。それにしても、オランダのゴーダでシェーブルがあるとは知りませんでした。シェーブルといえば、クリーミーなソフトタイプのイメージ。この日もよくみかけるシェーブルもありましたが、こちらはセミ・ハード。シェーブルなので白っぽいゴーダ。ハード・チーズというのは切り方によってお味が違います。このチーズもセミ・ハードでしたが、最初は巨大な塊だったので、チーズ・スライサーでスライスして、最後はナイフで切っていただきました。しゃりっとした感じが、ちょっとパルメザンを思い起こさせる食感でした。

 もうひとつ珍しかったのは、やはりセミ・ハード系のチーズで、カレー味。スパイスが効いていて、赤ワインにぴったりのお味でした。ビールは苦手ですが、ビールにあわせてもいけそうな感じ。

 いろいろなチーズを楽しむには、やっぱり大勢で。また珍しいものを試してみたいと思います。

Sunday, July 9

モナコ・モンテカルロ・バレエ

 久々のバレエ。

 シンデレラだったのですが、かなりモダンなバージョン。「大人のシンデレラ」という感じでした。

 コスチュームも近未来的。宇宙人か昆虫系?ともいえそうな不思議なチュチュ。チュチュというより、張りのあるオーガンジーのような素材一枚をレオタードにちょっとつけているだけ。シンプルな白を基調にしたステージは映像と照明で変化をつけていました。

 ストーリーの解釈もおもしろくて、シンデレラの父、というのがかなり重要な役目を果たしているのです。最初のシーン、まずしい身なりをしたシンデレラ、白い布のようなものを持っています。その横で、白いドレスの男女のダンス・シーンが始まります。幸せそうなのですが、途中、女性は倒れてしまいます。しばらく観続けるまで気づかなかったのですが、シンデレラの回想シーン、シンデレラの実の母の死、でした。このとき、シンデレラが抱きしめていた布は、白いドレスでした。そして、ラスト・シーンも印象的。ステージ中央の階段上部分のトップで、黄金の衣装を身にまとった幸せなシンデレラと王子、その左下には、ひとりさびしく白いドレス(シンデレラが最初のシーンで肌身離さないという感じだったドレス)を抱きしめて悲しみに浸る父。この直前に父が亡くなった最初の妻であるシンデレラの母を追慕し、彼女の幻想とともに踊り、彼女が消えたあと、二番目の妻(意地悪な継母)につらくあたるシーンもあります。ストーリーを通して、シンデレラの実の母は仙女(妖精)としてシンデレラを幸せに導き、最後はこの世に残していった夫の心も乱していきます。今回のシンデレラの主役は、完全にシンデレラの母、でした。そういえば、父のほうも、父なのにとても若くてハンサムなダンサーで、王子よりも目立っていた気もします。

 久しぶりのシンデレラだったので、自信がないのですが、音楽もかなり違うものを使っていた気がします。レニングラードなどの正統派路線の作品とはふた味ぐらい違った感じでした。思いっきり見せ場となるような踊りのシーンはなかったのですが、踊りと音楽にあわせて流れるようにストーリーを動かしていく感じでした。

Saturday, July 8

アンデルセン・プロジェクト

 先週観にいったのに、書くのを忘れていました。

 白井晃の一人芝居。映像の魔術師ロベール・ルパージュの作品で前半日程はルパージュが出演でした。ルパージュの英語版は都合がつかなかったので、日本語版だけ観にいきました。舞台はパリ。仕事も家庭環境も異なるカナダ人、フランス人、モロッコ人の3役を一人でこなします。相当な長台詞もあり重労働という感じでした。服装や声色、歩き方などだけで次々に3つの役の演じわけ。気分もそのたびに変えなければならず、大変だと思いました。

 観にいく前に作品についてあまり知らずにいったので、思った以上に社会派の重たいテーマなのに驚きました。パリのオペラ座が舞台。でも、まったく華やかではないその裏の世界。パリの(悪名高い)美しいとはいえないメトロやアパートがある建物の1階ののぞき部屋。

 アンデルセンの童話ではたくさん動物がでてきますが、この作品でも犬が重要な役割を果たしています。といっても、舞台上にでてくるのは、犬のリードのみ。この動きがすばらしくて(!)まるで本当の犬がいるようです。映像とのコラボレーションもとてもおもしろく、シンプルな舞台が、映像の力を借りてうまく変化していくのが斬新でした。

 フランスが舞台。ちょっと日本語だと違和感があるシーン、フランス人だったらちょっと違う感じでは、と思うシーンもありました。これが英語版だとどうだったのでしょうか。フランス語版だったらもちろん違和感なし、なのでしょうが。英語版と見比べられなかったのはちょっと残念でした。

Friday, July 7

藤原由紀乃

 ピアノのリサイタルにお誘いいただきました。

 定時に職場を飛び出し、猛ダッシュ。ぎりぎりに飛び込むことができました。シューベルトの夕べということで、アンコールまで心地のよい(でもそれほど有名ではない曲だったと思います)シューベルト・オンリー。暖かみのある深い感じの演奏でした。お客様もほとんど常連という感じ。後援会やピアノのお弟子さん、お知り合い、といった方が多かったようです。コンサート終了後のCD販売もかなりの列。ちょうど新しいものが発売されたところということで、よく売れていました。そして、それに一枚ずつサイン。アットホームな雰囲気でした。初めてだったためわからなかったのですが、いつもよりスローテンポが多かったとか。昨年ご結婚されたばかりということで、そんな生活環境の変化が演奏に現れていたのでしょうか。ちなみに、ご主人様は空手の師範。勧誘もしていただきましたが、マーシャル・アーツ系は未知の世界です。道場は吉祥寺ということで、かつて住んでいた大好きな吉祥寺なので、ちょっとまたご縁のようなものを感じました。

Tuesday, July 4

Bodner

 スウェーデン大使館でBodnerというアーティストの展示のオープン・レセプションがあると誘われて、行ってみました。エナメルの作品と聞いて、あまりぴんとこなかったのですが、百聞は一見にしかず、まぁ、とりあえず何でも行ってみてこようといういつもの感覚です。

 結局、作品を見るより、おしゃべりをしている時間のほうが圧倒的に長かったので、じっくり鑑賞はしないうちに帰ってきてしまいました。それでも、作品としてはなかなか素敵でした。いずれも結構小ぶりのサイズで(スウェーデンだからなんとなくもっと大きな作品を勝手に想像していました)、日本のおうちに飾るにもちょうどよい感じのサイズ。巨大な工業デザイナー、デザイナーとしての前歴のせいか、理解不能(あるいは極めて難しい)現代アート風ではなく、比較的万人受けするような色調やデザインの作品です。自然がテーマにあるということで、壁に飾られた作品はどれも目に飛び込んでくるというよりむしろ、独特な雰囲気でしっかり自己主張はしつつも、その場になじんでいる気がしました。

 北欧の家具はIKEAやデンマークのものなど、日本にも多くの企業、ブランドが進出していて受け入れられています。 木の暖かみ、明るい色調、シンプルで機能的、モダンなデザイン。

 そんな北欧家具のおうちに、ちょっとしたスパイスをきかせるような作品たちでした。
 

Sunday, July 2

ボーカル・レッスン

 懲りずにまた新しいところで体験レッスンに。

 CDかMDで好きな曲を1曲といわれて、一応持っていったものの、やっぱりこれ全然覚えてなくて歌えません、といって、ボイス・トレーニングのみにしてもらうことに。

 スクールによって、同じボイス・トレーニングといっても結構違うのがおもしろいです。今回は、ストレッチを少しやって、あとは、額のあたりから声を出す練習。口はスピーカーの役目をするので大きく開けて、そこから音は実際にでるものの、イメージとしては目と目の間あたりから音が飛び出してきて、弧を描く感じが理想的なのだそう。自分自身が楽器のようなイメージとなるのでそれがまたおもしろかったです。

 そろそろ、どうするか決めなければと思いつつ、三線やフラメンコのお誘いもあり迷っています。

 昔、モノがあまりない国で仕事をしていた方が、選択の余地が多すぎるのは困る、ないのは困るけれど最低限あるほうが楽だといっていましたが、やはり、いろいろ迷えるほうが楽しいと思います。

Saturday, July 1

エナジーヨガ

 バレエがお休みだったので、エナジーヨガなるものの体験にいってみました。

 今まで、いくつかヨガ系エクササイズに参加してみたのですが、今回は相当きつかったです。呼吸の仕方もかなり早く、動きもきつくて。最近、結構運動しているし大丈夫、と思っていたら、久々に筋肉痛になりました。しかも、それが肩甲骨の付け根の辺り。どうも、両手を思いっきり上げて耳の後ろを通る位置で伸ばして組んで、それをさらに引っ張って横に・・・という動き。なんというポーズだったか忘れてしまいましたが、たぶん、原因はこれのようです。やはり普段使わない筋肉だったのでしょう。

 最近のヨガのバラエティには本当に驚かされます。ホットヨガ、パワーヨガ、リラックスヨガなどなど。実際に体験してみると、名前は違っても内容は似ていたりすることもありますが。今回のは激しかったですが、普通は割合ゆっくりした動きで、動きやすい格好さえしていればすぐにできる、という入りやすさがこれだけ普及し、人気になった理由なのでしょうか。

 今度は、アロハヨガなるものがあるらしいので、体験しにいってみようと思っています。