Thursday, July 27

真夏の夜のフラメンコ

 日比谷公園野外音楽堂、小松原庸子スペイン舞踊団の毎年恒例の野外フラメンコ。

 ずいぶん前に行ったことがあるのですが、今年はなんと36回目。都条例遵守との関係で、来年は場所が確保できないかもしれないので、もしかしたら今年が最後かも、とのこと。野音でのコンサートなどは、騒音との関係で週末しかやってはいけないらしいのです。平日公演は原則禁止、今までは大目に見てもらってフラメンコは許可されていたそうなのですが、来年からは週末のみ。そして、週末の野音はかなりの倍率らしく、その抽選に外れてしまうとできない、ということだそうです。

 そのせいもあってか、かなりの盛り上がり。アンコール代わりにセビジャーナスが2回あって、フラメンコを習っているお客さんたちも通路で参加。席がステージから遠かったですが、休憩なしの1時間半ちょっと、久々のフラメンコを楽しみました。今回の目玉はスペインからの若手男性ゲスト。25歳という彼は確かに技術があるのでしょうが、コミカルな感じ。遠めなので顔はよくわからなかったのですが、他の男性ダンサーに比べてルックス的にも・・・。ちょっと、情熱やセクシーさには欠けていた気がしました。近くで見たら素敵、だったかもしれませんが。それにしても、やはり、フラメンコはタブラオや小さなところで観るほうがいいです。ステージが遠すぎて、足の動きや表情が十分見えず残念でした。華やかな衣装とタブラオではあり得ない大人数でのショーは、それはそれでよかったのですが。

 お天気もどうにかもちました。暑すぎることはなかったのですが、なんとなくムシムシ。それに緑がある分、虫も多いわけです。公園の中という環境のよさが、かえってちょっとつらい感じでした。それでも、貴重な機会、来年以降もぜひ続けて欲しいものです。週末にやってもらったほうが行きやすいのでむしろよいともいえますが。

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