Tuesday, August 30

軽井沢&嬬恋


 北軽井沢に1泊というつもりでしたが、実は、奥軽井沢からさらにはいったあたり。結局、嬬恋、浅間、佐久のあたりという感じでした。

 一面に広がるキャベツ畑。嬬恋の高原キャベツはさすがに美味しく、特に朝採りのキャベツのジューシーでやわらかいこと。シンプルにサラダでいただくのがいちばん。キャベツってこんなに美味しかったの!と感動しました。



 鬼押出しは有名ですが、地図上ではその近くに位置する浅間山溶岩樹型というマイナーなところに。かなりマイナーなのに、実は国の特別天然記念物に指定されていました。



 地面にぼこぼこと穴があいている状態。こんな不思議な地形があったとは知らず、おもしろかったです。

 
 軽井沢にもあるアトリエ・ドゥ・フロマージュを、道すがら発見! 立ち寄ってチーズ入りのソフトクリームをいただきました。かなりのボリュームでとけやすいのでいただくのがちょっと大変でしたが、美味しかったです。
 
 軽井沢、北軽井沢、奥軽井沢、嬬恋から、佐久へ。地元の人しか来ないのでは、と思われる布施温泉に。お湯はちょっとクセのあるにおいでしたが、なかなか効能も高そうなよい感じで、山を眺めつつ入れる露天風呂とジャグジーでのんびり過ごすことができました。

 この夏2回目の軽井沢でしたが、1回目とはまた全然違った感じで楽しみました。
 

Sunday, August 28

Public BAR Abbot's Choice

 六本木のアイリッシュ・パブ。こんなところにあったのは知りませんでしたが、駅から近く便利。しかも、年中無休で夜遅くまでやっています。

 ビール以外はないのかしら・・・と思ったら、ワインなど他のドリンクもいろいろ。グラスワインをお願いしたら、珍しいブルガリアの赤を置いていました。アイリッシュ・パブですが、ベルギー・ビールも結構置いていたり、お料理も、フィッシュ&チップスやシェパーズ・パイのみではなく、スコットランドのハギス、さらには、ピザやパテなど、ビストロ風やイタリアンもありとてもインターナショナル。しかも、どれもちょっと一工夫されていて、お料理も楽しめそうです。遅い時間からの利用だったので、チップスとチーズケーキのみでしたが、どちらもとても美味しくて、特に、ポテトのぶつ切りのようなチップスは見た目にもびっくりでしたが期待以上のお味。

 今度は、もう少し早めに来て、お料理もいろいろオーダーしてワインもボトルでというのも良さそうです。

Saturday, August 27

日本酒持ち寄りの会

 もう恒例になった年に1,2回ある日本酒持ち寄りの会。初の大森開催。

 いつもどおり、最後に並べるとこんなに!というほどのボトルの数。これだけあって、1本も同じものがないところもすごいです。被災地支援ということもあり、東北地方のお酒も多く、辛口のにごりスパークリングで乾杯。月山、黒龍、常きげん、田酒、七田、KUROなどなど、とにかく全種類テイスティングはしたい!と思い、少しずつお味見したものの、数が多すぎて結局どれがよかったのかは・・・。それぞれ、持ち寄りされた方のストーリーもあり、美味しく頂きました。



  チーズ、ホタテ、ししゃもの自家製スモーク。ホタテは2週間前から仕込んだものということで絶品でした。浅漬けも美味しかったです。
サラダ?と思うのは、みょうが、ベビーリーフなどがたっぷりと盛られた鰹とタケノコのサラダ風。グレープフルーツのジュレがさわやかでした。

  築地で仕入れてきてくださったわらさ。
 日本酒の会では定番のてんぷら。今回は、お野菜系5種でしたが、ゴーヤ、コーンなど、どれも美味しくいただきました。 普通の会や外食と違って、お野菜がたっぷりだったので、こんなに日本酒をいただきながらも、ちょっとヘルシーな気分。
お土産にいただいた巨大自家製ゴーヤ。

 楽しい会でした。




Friday, August 26

小笠原伯爵邸

 以前、機会があったのに行きそびれてしまった小笠原伯爵邸。いちど行きたいと思いつつ、場所もちょっと不便だし・・・となかなか行けなかったので、ようやく実現。

 駅からは思ったよりずっと近かったです。さすが、建物は素敵。

 次々とでてくるお料理を赤ワインでいただきました。

 Menu Condesaは、以下のお料理で、どれもカラフルできれいで美味しかったです。ブルーベリーのガスパチョなど、結構フルーツを使ったものが多く、こんな組み合わせは初めて!というものが多く楽しめました。

 イワシのマリネ、ピキージョピーマン、ブラックオリーブのコカ
 サルモレホのエスプーマとハモンのゼリー

 ミガスに包まれたあかね卵 サマートリュフとともに

 ブルーベリーのガスパチョと帆立貝のプランチャ

 ザリガニとピメントソフリトのアロス しその香りを添えて

 黄はたとオマール海老 野菜のラミナス ペドロヒメネスヴィネガー風味

 フォアグラとカレンズを詰めたうずら 桃のグラッセ添え

 文旦のジュレとトマトのコンフィ ソルダムのグラニテに塩のアクセント

 コリアンダーの香りのパイナップルとジャスミンのクリーム
 ピンクペッパーのアイスクリーム セロリのコンフィとともに

 そういえば、スペイン料理だったのね・・・と、今までのスペイン料理のイメージとは全く違う感じのお料理を楽しみました。

Monday, August 22

YEBISU OYSTER BAR

 かなり久々にグラススクエアのオイスターバーに。

 新潟で岩牡蠣がいただけなかったので、こちらで。以前より、メニューがだいぶ増えていて、ソファやボックス席なども増えたこともあり、雰囲気もちょっと変わった感じでした。できた当初は、カウンターメインであまりくつろいで座るという感じの席はなく、生牡蠣とワインをグラスでいただいて次に行くというイメージだったのですが。

 牡蠣以外のメニューも増えて、エビのカクテル、ピザなどとともに、もちろん、岩牡蠣をいただきました。鹿島、日向灘、臼杵のものを食べ比べ。大きさや見た目も、ミルキーさなどお味もかなり違って楽しめました。

 オイスターにあう日本酒、というのも置くようになっていてびっくり。ただ、もう佐渡でさんざん日本酒はいただいてきたので、もちろん、ワインとともに。NZのタフナ・シャルドネをいただいたあと、珍しいと思ってメキシコのカーサ・マデロ カベルネソーヴィニヨンをいただいてしまって、牡蠣にぴったりかは微妙でしたが。

 メニューの裏には牡蠣のミニ知識的なクイズがあって、結構楽しんでしまいました。

名栗温泉 大松閣

 この夏、かなりあちこち国内旅行していますが、実は意外に温泉にははいっていませんでした。

 飯能から送迎があって日帰りも可能、という大松閣に。飯能まではレッドアロー号を池袋から使ってしまえばあっという間。こちらから、送迎マイクロバスで30分ほど。景色がどんどん山深くなっていきます。到着時のお迎えから、とても丁寧。さすが日本の旅館、という雰囲気です。鯉のお刺身、朴葉焼、ウナギととろろのご飯など、盛りだくさんの会席のランチをいただき、温泉を楽しむ日帰りプランを楽しみました。

 露天風呂、貸し切り風呂とお風呂の数も多く、短時間の滞在ではすべて入ることはできないので、もう少し長く滞在したいと思いましたが、お手軽な日帰り温泉としてはよかったです。近場の温泉というと、箱根や湯河原。でも、実は箱根も結構遠いし、かといって都内のスパでは・・・というとき、奥武蔵というエリアは実は気軽に足を運べてのんびりできる穴場なのかもしれません。

Sunday, August 21

佐渡2日目


 佐渡ツアー2日目は、やはり佐渡といったら外せないでしょう、ということで、金山。

 さすが、人気の観光スポットのようで、かなり人がいました。江戸時代の宗太夫抗コースと明治時代の道遊抗コースの2コースに分かれていて、観光客に人気なのは、「ハイテクロボット」が江戸時代に開山された頃の様子を再現したコース。でも、やはり両方をみなければダメです、というお話で、両コースを駆け足で見ることに。


 江戸時代に採掘された坑内はかなり複雑で広範囲にわたっていることに驚かされます。作業はもちろん大変なものだったと思いますが、島流しにあった人による強制労働だったのでは、とも思っていたのですが、そういうことではなかったそうです。分業が進んでおり、様々な役職からなる巨大ピラミッド構造に加え、波及業種も。江戸の文化も流入し、当時のにぎやかで栄えた様子がうかがわれました。

 とはいっても、やはりこんな暗くて狭い坑内での作業はご遠慮したい・・・ですが。坑内は、ひんやりしていて夏だとかえって薄着なので寒いぐらいでした。

 駆け足で一回りし、ずっしりと重そうな金の延べ棒などが展示されている資料館を抜けて、また入り口に。ここから改めて西洋技術を導入し、近代化した様子がアカデミックにわかるコースへ。「道遊の割戸」という下部が主要鉱脈になっている部分での、トロッコやケーブルを使用した作業のあとがわかるようになっています。でも、実は、いちばん記憶に残ったのは、寒い!と思った坑道が、今は、いくつかの酒造の日本酒やワインの蔵になっていることでしたが・・・。
 その酒造のひとつがこちら「北雪」。ロバート・デニーロが気に入って、経営するレストランNobuの日本酒はすべて北雪のものだそう。お店の前の熊の置物がかわいかったです。


 小木という街に移動し、アース・セレブレーションというイベントが行われている会場へ。鼓童という太鼓のグループは、以前、ロンドンに住んでいたときにヨーロッパ公演があり、観にいったことがあったのですが、佐渡の鼓童村を拠点としていたのは知りませんでした。ただ、今回は時間もなかったため、イベント会場内のマーケットのようなところのみでした。

 古い街並みが好きなので、楽しみにしていた宿根木へ。地元の中学生によるボランティア・ガイドがあって、短時間ですが保存地区になっている町並みを歩くことができました。
 
 限られた土地に密集した小さな集落。「世捨て小路」と呼ばれる狭い通りに、「三角家」と呼ばれる狭い土地に何とか立てられた不思議な形の家。

 宿泊できる民家もあるそうです。駆け足で回ったため、建物内部が観られなかったのは残念でした。
 千石船が発着していた港。千石船展示館もすぐ近くにあったのですが、時間の関係上立ち寄れなかったのも残念でした。

 1日目の昼食にいただいた真野鶴の「尾畑酒造」に「へんじんもっこ」という今や楽天などのお取り寄せでも超人気のサラミなどのお店に立ち寄り、帰路へ。

 2日間とは思えない充実した旅行でした。あちこちで写真は見たのですが、トキの本物が見られなかったのは心残り。それでも、それ以外は、島のかなり広い範囲を動いていただき、効率よくいろいろと観光させていただきました。普通の個人旅行だったらここまでは絶対できなかったと思います。

 トキと金山以外のイメージが正直なところあまりなかった佐渡でしたが、美しい海と山、緑豊かな自然、伝統芸能、美味しい海産物に、かなり辺鄙なところまで開墾された田畑で実る農作物。いろいろな魅力を感じることができました。島なのでなかなか簡単に足を伸ばしにくいのも事実ですが、また、機会があればぜひ訪れたいし、お勧めしたいところです。

Saturday, August 20

佐渡1日目


 朝早いジェットフォイルで佐渡へ。途中、遠くに竜巻がみえてちょっとお天気も不安でしたが、急に涼しくなった雨の東京に比べると暑かったです。

 まずは大佐渡石名天然杉へ。ここは、変わった形の杉の奇木がみられる場所ということで、最近、遊歩道が整備されたそうです。遊歩道・・・といっても、結構、急。トレッキングのコースもあるので、足下はある程度きちんとしていったほうがよい感じでした。


 杉というのは、ひたすら真っすぐに伸びているもの、と思っていましたが、天然杉は自由奔放。公募して名付けられたそうですが、象牙杉、羽衣杉、四天王杉など、名称がついているものはもちろん、それ以外でも、こんな形に木が生えるなんて!とびっくりします。




 植林された杉林とはまったく違った、自然の林。林床には、珍しい植栽が見られ、今まで杉に対して持っていたイメージが一新されました。

 森林浴を楽しんだ後は、宿泊する国民宿舎にてランチ。本来、夕食でいただくものを、夕食時間に間に合わないので昼食でお願いしたということでとても豪華。これで全部かと思ったら、フグの唐揚げ、一夜干しに、変わったところでは、堀立の小振りのジャガイモを焼いたもの、サザエのエスカルゴ風などまで次々と出していただきました。宿舎のご主人はフレンチのシェフだったそうで、焼き物のイカもチーズとトマトでイタリアン風だったり、創作料理もはいった海産物いっぱいのお食事でした。
 カニはちょっといただくのが大変であまりいただけなかったですが、こんなにたくさんと思いながらもかなりしっかりといただいてしまいました。佐渡にはなんと5カ所も酒蔵があるそうで、尾畑酒造の真野鶴というお酒を昼間からでしたがいただきながら楽しみました。

 その後、国定公園に指定されている尖閣湾揚島遊園で、海中透視船に。船の真ん中がガラス張りになっていて、そこからのぞき込むと海中が見える仕組み。昭和な感じのレトロな音声ガイドとともに、湾内のおもしろい形の島や崖を眺めたり、海中に泳ぐ魚や海藻を見たり、と大忙しのクルーズ。

 水が澄んでいてとてもきれいでした。
 「君の名は」の舞台だったそう。

 えさを待つカモメもたくさん。



 船着き場のあたりには、お魚がたくさん群がっていました。
 15分のクルーズのあとには、水族館と資料館を見ました。食べられるお魚がこれだけ多い水族館も少ないかも。「シュールな水族館」とご案内がありましたが、パンフレットにリニューアルした、とあったのがとても信じられない、古びた感じの小さな館内には、結構いろいろなお魚がいて、売りは遊泳するイカ。


 新潟、佐渡と、イカが美味しい!と言われ続け、実際美味しかったこともあり、これも食べたら美味しいのかしら・・・とついつい思ってしまいます。

 夜は、二宮神社薪能に。明るいうちの能舞台。由緒ある神社で、能舞台もなかなか雰囲気がありました。

 お能が始まるまで時間があったので、五重の塔がある妙宣寺へ。境内は想像以上に広く、かつて居城があったことがしのばれます。佐渡は、様々な歴史的な人物が島流しにあった場所でもあり、こちらのお寺も日蓮ゆかりのお寺。


 二宮神社に戻り、薪能鑑賞。火入れ式、仕舞、そして、能「清経」。

 さすがに早起きの疲れもでて、途中、眠気との戦いが結構つらかったですが、雰囲気のある場所で伝統芸能を楽しみました。


 夕食としていただいたお弁当。あまり市販のお弁当は好きではないのですが、地産地消で、一品一品に工夫があり、手作り感あふれる美味しいお弁当でした。

 盛りだくさんな1日目でした。

Friday, August 19

佐渡ツアー前夜

 3月に参加予定だった佐渡ツアー。震災の影響で参加を断念したのですが、そんな参加予定者も多かったこともあり、今回は第2弾。
 
 その佐渡に渡る前夜に新潟入り。地震の影響で、東北新幹線などがかなり遅延している中、上越新幹線にも影響が。東京駅に着いた際には、人があふれていて、座っている人も多く、イヤな予感・・・。それでも、10分弱遅れて出発。また佐渡には行けないのでは・・・と一瞬思ったので、これで一安心。しかも、途中の加速で、新潟着は2分遅れ! さすがです。もっとすごい、と思ったのは、新潟駅到着時のアナウンス。「本日は地震の影響により遅れがでて大変ご迷惑をおかけしました」という丁寧なもので、「3分遅れての到着になります」とあった後、大急ぎで、「失礼しました、2分でした!」。2分も3分も大差なく、そもそも、3分遅れが「遅れ」というほどなのかしら、と思ってしまいました。こんなきっちりとマジメな国は他にないなーとしみじみ感じてしまいました。

 駅に隣接しているホテルだったのですぐにチェックインして、早速、お夕食に。ホテルからすぐの「酔い処 なすび」。ホテルのレセプションに置いてあったレストラン案内のリーフレットに掲載されていたお店でしたが、なかなかよかったです。

 なすび、というお店なので、お願いしたナスのお漬け物。岩牡蠣が売り切れていて残念でしたが、ナス、トマト、イカなど、素材のおいしさが生かされたものが多く、とても美味しかったです。

  イカの漁師焼き、という丸ごとのイカをイカスミとバターで焼いたお料理は絶品。イカはそんなに好きではなかったのですが、いくらでもいただけるおいしさでした。さらに、塩にぎりをオーダーし、おじやかリゾット風にしめてみたら、これがまた美味しかったです。

 器もプレゼンテーションもなかなかおもしろかったです。翌朝の佐渡行きジェットフォイルの時間は早いけれど・・・といいながら、せっかくなので地元のお酒を!ということで、新潟の梅酒や日本酒とともに楽しみました。

Tuesday, August 16

Midtown Water Works


 ABCクッキングでパンのトライアル・レッスンを受ける前に、ここ3年ぐらいやっているという水花火を。去年お話は聞いていたのですが、観に行けなかったので、今年が初めて。水花火?と思ったのですが、水を勢いよく噴き上げ、それがスクリーンの役割を果たし、一瞬浮かび上がる光はオーロラのような感じ。ラスベガスや南の島時代にいった遊園地での噴水のショーとは違って、こじんまりしたもので、クリスマスの頃のイルミネーションよりも華やかさはないですが、この暑いさかり、ちょっと水に濡れながらも幻想的な雰囲気を楽しめてとてもよかったです。


 写真は撮るのが本当に難しかったですが・・・。

Monday, August 15

MARCHE AUX VINS YAMADA

 久々のマルシェ・オー・ヴァン・ヤマダ。お盆時期はお休みのところも多いですが、平常営業でした。

 お盆はいつも空いているそうなのですが、満席。カウンター8席なのですぐに満席にはなってしまいますが。

 シャンパーニュをグラスでいただきつつ、メニューを。前菜にムール貝マリニエールとエスカルゴとジロール茸のフリカッセを、シャルドネでいただきました。ムール貝のスープが、手作りの小振りのパンにぴったり。メインはテート・ド・フロマージュと仔羊背肉のロースト。テート・ド・フロマージュは豚のいろいろな部位がはいりかりっと香ばしさがあるチーズで包まれたお店のスペシャリテ。コラーゲンたっぷりだそう。こちらはやはりお勧めのブルゴーニュとともにいただきました。目の前のショーケースに並ぶチーズの誘惑にはもちろん勝てず、なるべく珍しいものを、と、シェーブル、ブルーはフルム・ダンベール、ウオッシュにハードはミモレット24ヶ月熟成を盛り合わせていただき、しっかりしたボルドーで。お料理はどれも美味しく、チーズもよかったです。さらに、しっかりとデザートもいただいてしまいました。


 居心地のよいところで、美味しいお料理とワインを堪能しました。

Sunday, August 14

アンリ・ル・シダネル@メルシャン美術館

 今回の軽井沢のテーマはある意味バラだったかもしれません。今年中には閉館してしまうというメルシャン美術館へ。

 軽井沢から3駅。なんと、駅の中に世界一小さなテレビ局!


 アンリ・ル・シダネル、実はまったく知らないアーティストで、最初はそれほど興味もなかったのですが、印象派らしい作品は割と好みかも、と思った程度。

 美術館内にはウイスキーのディティラリーもあり、最初にこの醸造工場を見学。ただ、ディスティラリーといっても、3年前ぐらいに製造を中止してしまったということで一部しか視察はできず、天井まで積み上がった樽の山などはすごかったですが、ちょっと期待はずれ。
 






 その後、ブランチを敷地内にあるピッツェエリア、ラ・ロカンダ・デル・ピットーレにて。売りの窯焼きピザもバフンウニを使った冷製カッペリーニも美味しかったです。岩原が本店という老舗のピッツェエリアだそうです。









 ブランチを終えてメインの美術館に。アンリ・ル・シダネル展、とてもよかったです。日本ではほとんど知られていないシダネルの作品がかなり集められていました。個人蔵の作品も多かったので、本当に貴重な機会だったと思います。作品はどれも心地よくて、いつまで眺めていても飽きないものばかり。特に気に入ったのは、運河という作品。家の窓からこぼれる光と、その光がぼんやりと運河に映った美しい景色。「「光とバラの画家」だそうですが、光は、明るいだけでなく、どこか哀愁を感じさせるようなうっすらとしたもので、夕暮れや月明かりを描いた作品が多かったです。心が和み、何となく暖かく幸せになる雰囲気。シダネルの人柄が現れているのだと思いました。美しいバラや作られすぎていない庭園、家族や友人と過ごす楽しい時間が確かに存在していたことなど、まさに「小さな幸せ」を感じさせられます。
 
 これまでまったく知らなかった画家ですが、今回の軽井沢で出会えたよかった、と思います。

Saturday, August 13

軽井沢レイクガーデン & 軽井沢現代美術館

 今回軽井沢で泊まったペンションは、ペンションというよりも民宿か合宿所。ピークの時期なので仕方がないですが、朝食は、「反射利益」というのだそうですが、すぐ近くの星野リゾート内のハルニレテラスへ。ベーカリー併設のレストランにて、朝の気持ちのよい風が通り過ぎ、かわいい犬たちのお散歩の様子を眺めながらの優雅な朝食。




 

 ゆったりとした朝食を終えてから、南軽井沢にあるレイクガーデンへ。セミナーの講師だった渡部先生のご案内いただけるということで、ハープの生演奏を楽しみながらテラスでお茶をいただいたあと、ガーデン内を散策。森林セラピーがよいというお話だったのですが、レイクガーデンも森林ではないですが、大きな池を中心に配置した広大な敷地の庭園は、英国時代を思い出させる素敵な空間で、とてもいやされました。秘密の花園の入り口のような、敷地内ホテルRuze Villaへの入り口。5室しかないそうですが、お茶もできるラウンジは大きな暖炉に居心地の良さそうなアンティークのソファや椅子が並び、テラスとともにとても素敵な空間でした。



 
 緑の絨毯のような池。


  バラの最盛期は過ぎてしまっていましたが、園内のあちこちにはまだ美しいバラが。種類も本当に多く、香りがよいものも多くて、ついつい立ち止まってしまいます。
 とても人気のあるブラッセリーナカガワもあるということでしたが、混んでいるため、ガーデンカフェ フォーリアにて昼食。
 時間の流れが普段の生活とはまったく違い、ゆったりとランチとお茶を楽しみました。

 その後、現代美術館へ。草間彌生、村上隆、奈良美智、名和晃平などの名品が並びます。まだ開館して3年目ということですが、おもしろい作品がいろいろとあり、くつろげる素敵な空間でした。鑑賞後には、お茶のサービスがあり、テラスにてお茶を飲みながらおしゃべり。テーブルの上には不思議なオブジェも。

 充実した1日はここで終わらず、再びハルニレテラスにて、今度は早めに夕食。デリやワインのショップに併設されたレストラン。リエットやパスタをお願いし、ショップで選んだボトルワインの持込みをお願いして楽しみました。


 その後、星野リゾート内の教会付近でのサマーキャンドルナイトというイベントへ。メインはライトアップとハンドベルコンサート。あずまやで行われたハンドベルコンサートの音色は美しく、数多くのランタンでライトアップされた空間はとても幻想的。高原教会から石の教会までを散策。それにしても、結び灯や未来レターなど、様々な趣向をこらしたイベントがあり驚きました。


 最後にとんぼの湯という温泉に行く予定でしたが、あまりゆっくりできそうになかったのでパス。ちょっと残念でしたが、幻想的な雰囲気の余韻を味わいつつ、十二分に軽井沢を満喫した1日でした。