Saturday, August 20

佐渡1日目


 朝早いジェットフォイルで佐渡へ。途中、遠くに竜巻がみえてちょっとお天気も不安でしたが、急に涼しくなった雨の東京に比べると暑かったです。

 まずは大佐渡石名天然杉へ。ここは、変わった形の杉の奇木がみられる場所ということで、最近、遊歩道が整備されたそうです。遊歩道・・・といっても、結構、急。トレッキングのコースもあるので、足下はある程度きちんとしていったほうがよい感じでした。


 杉というのは、ひたすら真っすぐに伸びているもの、と思っていましたが、天然杉は自由奔放。公募して名付けられたそうですが、象牙杉、羽衣杉、四天王杉など、名称がついているものはもちろん、それ以外でも、こんな形に木が生えるなんて!とびっくりします。




 植林された杉林とはまったく違った、自然の林。林床には、珍しい植栽が見られ、今まで杉に対して持っていたイメージが一新されました。

 森林浴を楽しんだ後は、宿泊する国民宿舎にてランチ。本来、夕食でいただくものを、夕食時間に間に合わないので昼食でお願いしたということでとても豪華。これで全部かと思ったら、フグの唐揚げ、一夜干しに、変わったところでは、堀立の小振りのジャガイモを焼いたもの、サザエのエスカルゴ風などまで次々と出していただきました。宿舎のご主人はフレンチのシェフだったそうで、焼き物のイカもチーズとトマトでイタリアン風だったり、創作料理もはいった海産物いっぱいのお食事でした。
 カニはちょっといただくのが大変であまりいただけなかったですが、こんなにたくさんと思いながらもかなりしっかりといただいてしまいました。佐渡にはなんと5カ所も酒蔵があるそうで、尾畑酒造の真野鶴というお酒を昼間からでしたがいただきながら楽しみました。

 その後、国定公園に指定されている尖閣湾揚島遊園で、海中透視船に。船の真ん中がガラス張りになっていて、そこからのぞき込むと海中が見える仕組み。昭和な感じのレトロな音声ガイドとともに、湾内のおもしろい形の島や崖を眺めたり、海中に泳ぐ魚や海藻を見たり、と大忙しのクルーズ。

 水が澄んでいてとてもきれいでした。
 「君の名は」の舞台だったそう。

 えさを待つカモメもたくさん。



 船着き場のあたりには、お魚がたくさん群がっていました。
 15分のクルーズのあとには、水族館と資料館を見ました。食べられるお魚がこれだけ多い水族館も少ないかも。「シュールな水族館」とご案内がありましたが、パンフレットにリニューアルした、とあったのがとても信じられない、古びた感じの小さな館内には、結構いろいろなお魚がいて、売りは遊泳するイカ。


 新潟、佐渡と、イカが美味しい!と言われ続け、実際美味しかったこともあり、これも食べたら美味しいのかしら・・・とついつい思ってしまいます。

 夜は、二宮神社薪能に。明るいうちの能舞台。由緒ある神社で、能舞台もなかなか雰囲気がありました。

 お能が始まるまで時間があったので、五重の塔がある妙宣寺へ。境内は想像以上に広く、かつて居城があったことがしのばれます。佐渡は、様々な歴史的な人物が島流しにあった場所でもあり、こちらのお寺も日蓮ゆかりのお寺。


 二宮神社に戻り、薪能鑑賞。火入れ式、仕舞、そして、能「清経」。

 さすがに早起きの疲れもでて、途中、眠気との戦いが結構つらかったですが、雰囲気のある場所で伝統芸能を楽しみました。


 夕食としていただいたお弁当。あまり市販のお弁当は好きではないのですが、地産地消で、一品一品に工夫があり、手作り感あふれる美味しいお弁当でした。

 盛りだくさんな1日目でした。

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