Friday, April 28

リハーサル

 昨夜はコンサート前最後のchiorのリハーサル。

 結局、コンサートは2日間両方参加するのはやめて日曜日1日だけ参加することにしました。送別会などがこなしきれないためです。実は、レ・ミゼラブルからのメドレーで、ほんの少しだけソロ部分が。ソロ、といっても、割り当てられた部分はあまりにも少しだし、最初は二人でデュオということだったので、抜けてしまっても問題はないだろうと思っていました。リハーサルもお休みしてしまったし、半分降りたつもりでした。二人の声質が違いすぎるということで1日ずつに分けることになり、しかも、もうひとりの体調が今ひとつということもあって、せっかく日曜日は出るので一応やることになりました。レ・ミゼは好きな曲が多いので、もっと好きな歌や歌いやすい音域の部分だったら、もう少し張り切ったかもしれませんが・・・。

 リハーサルは立ちっぱなし。ハイヒールのサンダルではさすがに足が疲れてしまいました。本番は前回同様、赤のトップスに黒のボトム。それに、レ・ミゼのときには、ソロで歌う数人は青か白のトップスに着替えるということになっています。忘れずにヒールの低い靴にしておかないと。指揮者が代わって、かなり練習もシステマティックになり、連絡もマメにくるようになったのですが、今回はコンサートまでの期間がとても短く、仕上がりにはちょっと不安です。まぁ、アマチュアの発表会、とりあえず楽しめたらいいな、と思っています。背の順でまた一番前になってしまうので、音を外さないようにするのと、レ・ミゼの早口言葉(!)の練習だけはしておいたほうがいいかなと思っています。

Thursday, April 27

12回目のスタンプ

 昨夜、短期間の一時帰国から戻ってきました。
 たった1年半弱の赴任期間なのに、パスポートに押された日本への「帰国」スタンプは11個、「出国」は12個目。

 今まで日本から戻ると、あー、戻ってきてしまった、という気分だったのが、今回は初めてそれを感じませんでした。1週間しかないと思えば、ある意味、旅行気分。やることも山積み、会いたい友人も大勢、到着時の暑ささえ、ちょっと懐かしく感じるほどでした。行きはパンパンだったスーツケースはほぼ空っぽの状態。これにまたパッキングです。

 今日も送別ランチ。異動の多い仕事絡みの友人たちによる送別なので、「Good-bye」はなし。それでも、タイ人の友人たちがスカーフを贈ってくれたり、挨拶をしたりすると、さすがに寂しい気持ちになります。

 もう一度来ることがあるかわからないところ。そう思うと、ひとつひとつが最後かな、という気になります。ロンドンなどであれば、今度はいつ来られるだろう、という気持ちですが。車の運転もあと少し。この景色も最後。ちょっと感傷的になりつつも、慌ただしく毎日が過ぎていきそうです。

 12回目の「帰国」スタンプまであと1週間です。

 

Friday, April 21

Birthday party

 本当は、月末のchiorのコンサートに向けたリハーサルに行く前に、プレゼントを渡しておめでとうを言うだけのつもりが、結局、そのまま一緒にお食事。別に送別会を、といってくれていたのですが、もう時間もとれそうになく、15分のつもりが、席に着くことに。確かに楽しくおしゃべり、お食事するほうが練習よりは魅力的でした。

 友人のふたりの子どもたちには何度も会っていたのですが、19歳のお誕生日を迎えたbirthday girlに会うのは初めて。とても美人で、確かに彼女が若い頃はこんな感じだったのかも、というご自慢のお嬢さんでした。ちなみに、まだ会ったことのない彼女のいちばん上のお嬢さんは来月末から日本で先生として働く予定。名古屋なのでちょっと遠いですが、東京にも遊びに来るといっているので、彼女たち一家に日本で再会できるのは楽しみです。

 イタリアンのレストラン。丸テーブルを二つつなげてセットしてあったのですが、大人テーブルと子どもテーブルに別れた感じ。イタリアンなのに、なぜか、中華のように丸テーブルの中央はガラスのターンテーブル。シェアするには便利です。子どもたちはひと皿ずつオーダーしていたようですが、私たちはパスタやピザをシェア。唯一のイタリア人シェフがいるレストランで、最近メニューも一新していたので楽しめました。デザートをオーダーしたあと、さらに、birthday cakeがbirthday songのBGMとともに登場。ちゃんとしたチョコレートケーキでした。デザートの巨大ティラミスを食べ終えたあと。それでも、このチョコレートケーキもぺろっと納めてしまいましたが・・・。

 明日から帰国直前の一時帰国です。このブログの更新もあと片手ぐらいになってしまいそうです。

 帰国後、ブログをどうするかは、いまだに思案中です。日本の日常生活は書けないし、書くネタにも困ってしまうと思うので、とりあえずは、帰国とともにおしまい、ということになりそうですが。

Thursday, April 20

Queen's Birthday Party

 この国の王妃ではなく、もと宗主国の英国エリザベス女王のお誕生日。
 昨夜は、最後のダンスのレッスンを終えて汗だくになり大慌てで帰って準備をし、いってきました。

 今年は、かなり予算が削られたらしく人数もしぼり、全体のレベルもちょっと下げたよう。昨年は、大使が離任直前というせいもあったのか、とにかく派手。ジャングル風の入り口を通り抜け会場に入ると巨大なチョコレートのBig Ben、各国のお料理のブースに、南米のライブバンド。その豪華さはありませんでしたが、昨年よりはずっと英国調、を前面に出した雰囲気でした。バグパイパーが2人、インターナショナル・スクールの子どもたちによる歌と演奏。フィンガーサンドイッチ、fish & chips風の白身魚のフリッター、チーズなどを楽しみました。

 思えば、去年のこの時期はいろいろ大変でした。そんなことを思い出しつつ、あれだけ時間がなかなか経たないと感じていたのが、やっぱり1年は早かったなぁと感じます。季節感がないので、こうした行事や祝祭日が、記憶を呼び覚ます重要なきっかけです。ただ、それも、長くなれば一体あれは1年前だったのか、3年前だったのか、それとも5年前?という感じになってしまうかもしれませんが・・・。

 英国の場合、Queen's Birthdayは実際の4月か公式な6月かどちらかにお祝いしますが、この国の国王誕生日は7月。もちろん、お誕生日当日は祝日で盛大な式典をやりますが、その後、1ヶ月近く祝賀行事が続きます。この準備は数ヶ月前から毎年始められます。今年は、60歳。日本であれば還暦ですが、イスラムでは、特に60という数に重要な意味はないそうです。それでも、やはり切りのよい数字。石油価格上昇によって財政が潤っているということもあるのでしょうが、今年は昨年よりは大がかりなものになるようです。

 そういえば、今日は、友人のお嬢さんが19歳になるということでBirthday partyに招かれています。ちょっと顔だけ出そうかと思っていますが、birthday続きです。



 
 

 

Wednesday, April 19

アレルギー

 昨日もfarewellということで夕食会にお呼ばれ。

 ゲストのひとりは、結構親しくしてきたダンス・スタジオのオーナー。お食事は和食だったのですが、サイコロステーキのたれとしてでてきたソースにチリが入っているかどうか確認していました。チリが足りないということ?と思っていたら、実は彼女はチリのアレルギー。何かいただく席で一緒になったとしても、ビュッフェ形式ばかりだったので、今まで気づきませんでした。チリやワサビ、それにロブスターなどの甲殻アレルギーがついここ3年ほど前に出てしまったとのこと。最後のお寿司もワサビを外してもらっていました。

 この国でチリ・アレルギーとはかなりきついと思います。ペンネ・アラビアータを頼んで、それにextra chiliを持ってこさせたり、山盛りの小ぶりのgreen chili(特に辛いもの)を使ったりする人たちが圧倒的。しかも私のようにチリは苦手、というのであればまだよいのですが、小さい頃からチリだらけのお料理に親しんできていて、いきなりダメになるとは。

 思えば、いろいろなアレルギーに悩んでいる知り合いがたくさんいます。ゴマ、小麦粉、牛乳、ソバ、アルコール、特定のハーブなど飲食物や動物。先日、お寿司を食べたらアレルギーがでたので、今どのネタが問題なのか確認中という友人も。まずは、サーモンから試したといっていましたが、それはどう考えても可能性が低そうなので、これもおそらくエビではないかと思います。あるいは、生魚の鮮度の問題だったのかも。それでも、懲りずに和食をしょっちゅう食べに行くというのもすごいですが。

 私自身は、小さい頃には、これが原因かもあれが原因かも、といろいろと食べない方がよいといわれたものがありましたが、結局特定されなかったのか乗り越えたのか、とりあえず、今のところ、たいていのものは問題ありません。チーズがよくない、といわれていたこともありましたが、現在のかなりのチーズ好き状況から、チーズ・アレルギーでなくてよかった!とつくづく思います。好き嫌いとは違って、アレルギーの場合、好きでもダメなのがつらいところです。

 アレルギー話から、もうひと組のゲストのお嬢さんがお医者さんということもあり、当地医療事情にも話が及びました。幸いなことに、病院も未体験。お嬢さんは立派なお医者様に違いないとは思いますが、このまま彼女やそのお知り合いのお世話にはならずに帰りたいものです。

Tuesday, April 18

お国のもの

 ちょっとしたときに、お土産などの小さなものをいただくことが多い気がします。それも、この国はgift giving cultureがあるから余計なのでしょう。

 帰国が近づいているということもあり、最近いただいたもの。オーストラリアのオパールを使ったイニシャルペンダント。ベトナムのビーズバッグ。スコットランドのアザミのブローチ。そして今日届いたのは、中国のシルク。白地にオレンジのバラ柄。こちらのバジュクロンにはぴったりな感じですが・・・。パジャマにでも仕立てたら少なくとも着心地は良さそうな感じです。こうして気にしてもらえるというのはとってもうれしいことであるのですが、お気持ちだけで十分、というのも正直なところです。

 私自身は、相手の趣味がわからないときは、消耗品・実用品派です。お国のものっぽいのは特に難しい気がします。とても受けるときもありますが、結局使ってもらえないのでは・・・と思ってしまいます。自分のセンスを押しつけるのもどうかと。食べ物、飲み物もクセがあれば難しいですが、それはそれで、試してもらう、体験してもらうという発想で選ぶというのもありでしょう。キャンドル、石けん、タオルなどは香りやデザインはあるものの、置物や飾り物よりは無難。前に、あるアフリカの小さな国の民族衣装を着た王様の写真がはりついたキャンドルというのをいただいたことがありますが、これだって一応部屋を照らすという役目は果たせました。

 それにしても頂いているものはこの国以外のものばかり。というか、この国らしいもの、というのを探すのは極めて大変です。何しろ、ほとんど、クラフトらしいものもないところですから。ひとつぐらい、記念にお国のもの、的なものを持ち帰ってもいいかな、という気になっているのですが、何も思い浮かびません。モスクのてっぺんの金箔のかけらでも持ち帰れたら、いちばん、それらしいかもしれません。そんなことを考えるなんて不謹慎、と怒られてしまうでしょうが。

Monday, April 17

Farewell partiesと国境探検

 金曜日は、友人のおうちでpot luck形式でfarewell partyを開催してくれました。来たばかりの頃から、何かと食事やパーティーなどに誘ってくれた友人。この日もいろいろな友人に声をかけてくれていました。夫婦揃って顔が広く、彼女たちを通じて知り合った友人も多いのです。男の子4人のママとは思えない若々しさで驚きますが、この日もいつもどおりのホステスぶりを発揮して、素敵な集まりにしてくれました。

 土曜日は、日本語の上手な友人のおうちに招かれました。彼女と彼女のお母様手作りの中国の家庭料理、という感じのお食事をいただきました。スープにはいっているクニュっとした柔らかいお麩と油揚げの間の子のような不思議な食べ物。何かと聞いたら、魚の浮き袋。コラーゲンたっぷりなのだそうです。フカヒレは人によってアレルギーもでるそうですが、これはまったく問題なく、こういうものをたくさん食べてるからシワがないのよ、と彼女。確かに、年齢よりもずっと若く見えます。それと最後に高級珍味Bird's nest(ツバメの巣)を見せてもらいました。具合の悪い妹さんのために購入したものだそうですが、おそらく10数食分ぐらいの量で、軽く10万円以上。本当に超高級食材です。彼女にたくさん妹がいることは知っていたのですが、彼女のお母様の一番下の妹、つまり友人の叔母さんにあたる人はダンスの仲間。実はそちらはもっとすごくて、15人兄弟姉妹であることが判明! 私などは、従兄弟の数をあわせてもまったく及ばないので、びっくりでした。

 日曜日は、Easter SundayだったのでEaster Serviceに誘われて顔を出したのち、別の友人たちとのEaster Lunchへ。小さな子どもたちは、egg huntや塗り絵を楽しんでいました。

 いちばん近い国境にいったことがないという話をしていたら、夕方にはパスポートを取りに寄ってそのまま国境に行ってしまいました。ロングのワンピースにハイヒールのサンダルだったのですが、その服装では、とドレスダウンも命じられました。日が落ちる前に行きたかったのですが、出発が遅れて着いたときは既に真っ暗。国境を越えたすぐのところには、屋台のバーが並びます。イカやらチキンやらサテやら焼いていますが、メインは不法なアルコール販売とサービスなのだそうです。許可をとっていないとか、税金を払っていないとか、そういう意味で不法なのでしょうが、すごいところでした。いかにも東南アジア的な雰囲気。汚い格好でいくようにいわれたのは納得です。木曜日の夜などは満席らしいですが、さすがに、日曜日。そこまでは混んでいません。3ー5人ぐらいの(圧倒的に男性が多い)グループが囲むテーブルには、ビールの缶の山。1ダース単位で買って、次々と空けていくようです。ビールは飲めないから、というと、「ワインセラーがあるからワインを頼もう」といわれました。こんなところにワインセラー?といぶかしげな私を連れてお店の人がいるカウンターのあたりへ。ワインを、というと、なんと、カウンターの下の床をはがします。床下にはワインが30本ほど。もちろん立てて並べてあるだけです。一応、立派なリストもあるのですが、リストを見て注文しても、それはないといわれることが多いそうです。赤ワインを1本選び、アイスを、というと、バケツに氷をいれたこの場にとても似つかわしいワインクーラーにはいったボトルが来ました。意外にも、ワイングラスは一応足つき。その後、限度いっぱいまでアルコール類を持ち帰り用に注文。他の人たちの足下にある黒いビニール袋の山はその持ち帰り用であることに気づきました。なかなかこちらの注文したものは来ません。聞いてみると、今、取りに行っている、との返事。取りに行っている??? つまり、闇販売なので、たくさんはストックできず、どこかジャングルにでも隠してあるものを注文に応じて不足分を運んでくるようなのです。こうした屋台兼アルコール販売店と、あとは、ディスコ兼カラオケもどきのようなお店があるだけの国境。なんともおもしろい経験でした。ちなみに、Tiger1缶あたりの値段は1ドルちょっと。80円ぐらいですから格安です。毎週末のようにここに来る、という人たちがいるのも納得です。

 荷物の整理などと並行しつつ、最後に詰め込み状態でいろいろやっていますが、国境体験はなかなか強烈でした。

Friday, April 14

All you can eat

 昨夜は、弁護士など法曹関係の友人たちがリゾートホテルの中華で、送別を兼ねて、All you can eat eveningに誘ってくれました。

 ピックアップしてくれた友人が遅れたので、他の友人たちは待ちきれなかったからと既に食べ始めていました。メニューからオーダーするシステムなのですが、オーダーしてから出てくるまでは結構早いです。どれも、半分できあがっているものに違う味のソースをかけたり、炒めたりしてだしてきている感じ。かなりいろいろ頼みましたが、最後のほうは、お腹もいっぱいだったのですが、ちょっと似たようなものばかりで飽きてきてしまいました。食べ放題の割に価格設定が低いので、食材自体のバラエティは少なく、アラカルトメニューと異なって高い食材はありません。それに、ハラルなので、ポークは一切なし。友人たちは皆中国系のクリスチャンなので、ポークもアルコールも本来であれば問題ないのですが。ラードなどが使えないため、中華にしては、ちょっと軽めな味といえるかもしれません。油の量は決して少なくありませんが。

 ひとつ試すようにと勧められたものの、手を出せなかったのはChicken feet。スーパーなどでもよく売っているのですが、足そのもの。これがソースで真っ赤になっているものが山盛りでてきました。柔らかい軟骨のようなものがあるらしいですが、そのまま残さず食べていました。いい思い出になるから(?)食べたら、といわれたのですが、よっぽど空腹ならばともかくやはりあえて手を出したくなくてパスしてしまいました。

 友人たちは写真の申し込みをするために巨大なアルバムを何冊か持ってきていました。毎年、Legal Yearという司法の年度初めの式典のようなものがあるのですが、それに今年、Law Societyが初めて正式に参加できるようになったということでした。写真は、英国を思い出させる黒いガウンをまとった人がたくさんいるLegal Yearのものと皆がドレスアップしたLaw Societyのフォーマルなイベント。Legal Yearは今までは官のみ。新聞記事では全然気が付きませんでしたが、法曹界にとっては大きな変化だったようです。ちなみに、弁護士は圧倒的に中国系が多く、しかも、近隣諸国からの外国人の比率が高いのです。公務員のほとんどマレー系であることと対照的です。それでも、公務員の中の中国系の割合は徐々に増えていて、Law SoceityのLegal Yearへの参加が認められたことなど、ほんの少しずつですが、この国も変わっていこうとしているのを感じることができます。

 旺盛な食欲のメンバーで、かなりのお皿を片づけました。この日が最後になる友人もいて、だんだん、帰国が近づいてきたことを感じて、少し寂しさを感じました。

 

Thursday, April 13

ディナー

 レストランのオーナーで不動産会社も経営している友人からのディナーのお誘い。帰ることがわかっているので誘ってくれたのはわかっているのですが、直前のお誘いで招待状もなく、インフォーマルなものなのだろうと思いながらも、今ひとつ、趣旨やメンバーはわからずとりあえずいってきました。

 前回、思いっきり迷子になったところ。昨日は、さすがにちゃんとたどり着きました。レストランの上のプライベート・ファンクション用のお部屋にセットされた大きな丸テーブルを囲んだゲストは結構不思議な取り合わせでした。もちろん、送別も兼ねて呼ばれたのですが、特に、そういう雰囲気ではなく逆にほっとしました。もっとインフォーマルかと思っていたのですが、席次はなかったものの着席だったので、これでスピーチでも求められたら大変・・・と内心思っていたので。国籍も様々でしたが、ノン・ムスリムばかり。ワインもきちんとサーブされました。中華とマレーのニョニャ料理のお店ですが、メニューはかなり洋風なセンスもはいったおもしろい構成。蓮の葉で包まれて蒸されたチキンや、北京ダックといった典型的な中華があると思えば、白身のお魚をつかったコロッケ風のものや大きなエビを使ったパスタがでてきたり。それにしても、いつまで出てくるのかと思うほど量が多かったですが、普通のレストラン・メニューではないものばかりで楽しめました。デザートの頃にはなぜかカラオケ。巨大スクリーンにカラオケ画面が映し出せるのも売りのようでした。

 いつもおしゃれな彼女なのですが、このお部屋のインテリアにもそのセンスが生かされています。中国的なもの、東南アジア、そして多少のヨーロッパ・チックな部分が入り交じっていました。なかなかおもしろい雰囲気でした。テーブルクロスは白ですが、イスには真っ赤なカバー。ナプキンは若草色。飾られているお花は、真っ赤なガーベラにオレンジのトロピカルなお花。この取り合わせはなかなか思いつきません。それでも、意外なまとまり感がありました。マネしたいと思うほど好みではありませんが、個性的で悪くありません。

 そういえば、お料理も、いろいろな国の特集をやりたい、日本からシェフを呼べないかという話を前にされたことがありますが、新たな取り組みにも意欲的。彼女のセンスと人柄を全面的に出して成功しているレストランであることを改めて感じました。

Wednesday, April 12

休日

 昨日は、預言者モハメッド生誕祭でお休み。いつものように、王様たちによる「式典」が朝早くから行われていたようです。 本当に何事につけ、形式、セレモニー好きな国です。

 帰国までの貴重な祝日。

 まずは、ダンスのレッスン。その後、日本に行ってコンビニのおにぎりにはまってしまった、という友人に「おにぎりランチ」という至ってシンプルなランチのご招待。作り方を見たかったといわれたのですが、作り方というほどのことは何もないので、笑ってしまいました。この国を含めて周囲の国々はお米が主食。マレーの典型的な日常食に、バナナか何かの葉にくるまれた白米(ココナツでたいていることも)に、マレー風佃煮といえるような甘辛く煮た小魚や肉などが添えられたり中に入っていたりするものがあります。これなどは、マレー風おにぎりといえるのかもしれません。正確には、握っていないので包んでいるだけに近い感じですが。

 友人が帰ったあと、本を読みつつ、うとうと。電話で目が覚めました。そういえば、一度だけ参加したHASHに参加する約束をしていたのでした。大慌てで準備をして出発。1時間20分程度のコースといわれましたが、前回よりもかなりアップダウンがありました。2,3回浅瀬を横切る必要はありましたが、前回のように、どうやっても避けようのない川を足の腿までびしょびしょになって渡る、ということはありませんでした。気温が高かったこと、2度目だったので若干ペースが早かったこと(もちろん、本当に「run」はできず、多少歩きやすい部分は早足、という程度でしたが)もあり、コースをoffしたときは汗だく。ケガにさえ気をつければ、本当にいい運動になります。前回の反省で、サングラスなど不要なものは置いてきて、薄手のコットンのグローブもしていきました。

 疲れていたので早寝。結構充実した休日ではありましたが、お昼寝してしまった時間も含めると、ずいぶん寝ていた時間が長かったかもしれません。

Monday, April 10

シーフード

 そろそろ送別会が続き始めています。

 金曜日はシーフードのbuffetがある高級リゾートホテルのレストラン。まずは夕日を、ということでしたが、残念ながらちょっと曇りがち。雨こそやんだものの、海に落ちていく夕日の姿はムリ。それでも、空を染める夕焼けはなかなかきれいでした。夕日を眺める特等席からお料理に近いテーブルに移動して、お食事。各種サラダやオードブル、スープ、メインといただいているうちにお腹がいっぱいに。シーフード盛りだくさんのチャウダー、オイスターのチーズ焼きなどは、おいしかったです。でも、絶対にデザートをはずせないので、その分はしっかり残しておき、ケーキを山盛り食べてしまいました。

 土曜日の夜は市内の別のホテルでやはりbuffet。もともと、buffet方式は人気があるのですが、最近さらに増えて、ホテルも日替わりでbuffetにしてアラカルトメニューをほとんど引っ込めつつあります。こちらのテーマは、サボテンの張りぼてが飾ってあったところを見るとメキシカン。友人は、スペインではといっていたのですが、パエリアもトマトソースベースのお料理もなかったので、メインはメキシカン+BBQという感じでした。メキシカンなのに、オードブルセクションには、生牡蠣などのシーフードプラッターが。プールサイドに設置されているBBQでは、ラムが1体そのままぐるぐるまわっている鉄板で、選んだお魚、エビ、ホタテなども焼いてもらえます。シーフード好きなので、お魚を中心にとったのですが、生牡蠣にも惹かれました。生は危険かも、と思い、ためらったのですがとりあえずひとつ。さすがにひとつでやめておきました。

 雨を心配して中のテーブルをとっていてくれたのですが、クーラー漬けで寒くなったのと、プールサイドにしかライブバンドは聞こえないため、デザートの途中からプールサイドへ移動。この日盛り上がった話題は、new generation。同世代からだいぶお姉様という世代の友人たち。彼女たちの若い頃は、一家の働き手は父親のみ、母親が家事をやり、子どもたちもいろいろ手伝った、年長者に敬意を払うのは当然だった、留学などにいっても生活費が足りなくなって大変だった、お金の無心をするのも長々とお手紙を書いて・・・など。それが、今の子どもたちは、共働きの両親が雇う、アマやナニーが何でもやるのが当然、靴ひもすら自分で結ばない、マナーがなっていない、年上を敬わないetc、etc。一気に豊かになった国の甘やかされた子どもたち。こういう問題意識を持っている人がそもそも少ないようにも感じるのですが、確かにと頷ける部分も多かったです。いずこでも、「今時の若い者は・・・」ということなのでしょうか。

 日曜日はランチはお呼ばれ、ディナーは、友人を呼んでいました。外食続きはつらいので、少し胃を休めることができました。土曜日に生牡蠣をいただいたことを思い出してちょっと心配していたのですが、何ともなく、ほっとしつつ大量のシーフードをお腹に詰め込んだ週末が終わりました。

Friday, April 7

Easterとウサギ

 忘れていましたが、もうじきEaster。ドイツ人の友人のところに遊びにいったら、ちゃんと、カラフルな卵型の飾りや、卵型チョコ、小さな小さなウサギの置物が飾られていたので思い出しました。指の先ぐらいしかない超ミニウサギ。10匹ほどいたでしょうか(ウサギは10羽というのだったかもしれませんが)。リビングのテーブルの中央に並べられていました。ぱっとみたらウサギだと気づかないサイズです。お母様が送ってきたということだったので、おそらく、ドイツ製なのでしょう。ちょっとおもしろい顔をしていて、かわいらしかったです。

 そういえば、日本でもイースターというのは、やはりコマーシャルベースに乗りにくいからか浸透していません。友人は、イースターは、せいぜい子どもたちにEaster Eggのチョコレートをあげるぐらいだから、クリスマスのように宗教とほぼ無関係といえるほど広がることはない、と言い切っていました。確かに、そうかもしれません。でも、この時期、ヨーロッパで売られている卵やうさぎの形をしたチョコレートやお菓子、小物はかわいいので、日本でも十分受けると思うのですが。

 そもそも、キャラクターとして考えると、ウサギというのはネコ、犬、クマと同様に普遍的に人気。日本人の女の子は、基本的にウサギ好きなのではないでしょうか。私自身、Peter Rabbit、ミッフィー、それにサンリオのマイメロディーちゃんに囲まれて育った気がします。

 イスラムでは動物も偶像崇拝の対象なので、ダメ。最も戒律の厳しいサウジアラビアでは、テディ・ベアーの持ち込みさえ禁じられていると聞きました。卵形チョコレートは許されても、ウサギ型チョコレートは許されない、ということになるのでしょうか。そもそもEasterそのものが受け入れられないでしょうが。

Thursday, April 6

恵みの雨

 また、最近は毎晩土砂降りの雨。
 運転が恐ろしいぐらいの雨が降ってきます。とても恵みの雨、という優しいイメージではないですが、熱帯雨林というのはそもそも雨がたくさん降らなければ成長しないのでしょうから、この雨があってこそのジャングル、なのでしょう。以前、ニュージーランドにいったときにも、熱帯雨林では1年のほとんどが雨で降雨量がすごいという話を聞きました。

 周囲の国と異なって、雨期と乾期の境もあいまいです。それでも、季節がないようで微妙な変化があることに気づきました。ただ、本当にわずかな変化を感じ取る必要はあります。1年に1回か2回、ちょっといつもは見かけないお花が木々を彩ったり、何となく新緑のような色が目に付くことがあるのです。どうも、今もそのようです。雨との関係はちょっと定かではありませんが、おそらく、関係があるのでしょう。

 最近、目にするのは、八重桜のようにちょっとぼてっとした咲き方のピンクの花。木を見れば明らかに桜ではありませんが、遠目や運転中だと、何となく桜の気分も味わえないこともない(相当無理はありますが)かもしれません。このほか、紫の花。色だけですが、一瞬、ジャカランダを思い起こさせます。アフリカで紫に覆われたジャカランダの並木道、まさに「紫の桜」を見たことがありますが、残念ながらこちらでは、パラパラとたまに見かける程度。

 季節感からはずれますが、土砂降りのあとに発生するものがふたつ。以前に触れた羽アリ、そして、カエルです。いちど、雨のあと、近所の道路を歩いたことがあったのですが、大げさではなく1メートル置きに手のひらサイズのカエル。また、そのうるさいこと。日本の小さな雨蛙ぐらいであれば、ちょっとかわいげもありますが、土色ののそっとしたカエルたちとはあまり目をあわせたくありません。彼らにとっても、恵みの雨なのか、それとも、大量の水で住居破壊か床上浸水となり、さすがに耐え難くでてきたのかわかりませんが。

 日本では雨が降るとムシムシして、不快指数が高まります。そういうことは比較的少なく、雨のあとは結構気温が下がります。もちろん、湿度は上がっていると思いますが、気温がぐっと下がる気がするので、気になりません。雨とともに風も吹くことが多いせいなのでしょうか。雨が大量で、地表の気温をおさえるためでしょうか。気象に関して不勉強でよくわからないのですが、過ごしやすくなるという意味では、やはり「恵みの雨」といえるかもしれません。

Wednesday, April 5

おいしかったもの

 私の味覚は、ちょっと、一般的な日本人とはずれているのだと思います。もちろん、和食で好きなお料理はたくさんあって、ひとりでちょっと作って食べるときなどは、もっぱら油を使わない和麺系か和食テイストなものばかり。お豆腐やひじきなどの乾物、アジの干物、煮物など大好きですが、それでも、パンとチーズとパスタと甘いものがあれば、お米がなくてもまったく問題なく生きていけます。そんな私が選ぶ「おいしかったもの」は、相当な偏りがあるかもしれません。

 そのため、まずは、おそらく、「ごく普通な日本人」が選ぶのは、これ。

1.チキン・ライス: チェーンになっている専門店。メニューはチキン・ライスを含む5品程度のみ。ケチャップでいためた、卵なしオムライスではありません。このあたりで、Nasi Ayam(Chicken Rice)といったら、スチーム・チキン(でも相当油っぽい)にチキンのスープでたいたバターライスを添えたもの。お好みでガーリックのたっぷりはいった赤いソースをかけていただきます。かなり、ファンが多いです。

2.フィッシュ・ヘッド・カレー: 中国系の人たちにもとても人気の中華レストランの一品。大皿で頼むと、本当に豪快に魚の頭がそのままどぶん。オクラやナスがはいり、かなりスパイシーなカレー。目玉を見てひるむヨーロッパ人もいますが、フランス人の友人はこの部分がおいしいんだよ、と食べていました・・・。

3.中華料理全般: 人気店を選べばだいたいどのお皿を頼んでも失敗なし。ダチョウや鹿肉を置いているお店もありメニューは豊富。一説にメニューが豊富なお店のほうがおいしいとか。

4.屋台の焼き魚: 衛生管理のしっかりしたマーケット。その場で食べることは想定されておらず、皆take away。炭火で焼かれたサバやアジはなかなか。ついてくる辛いソースよりも、ダイコンおろしとお醤油で食べたほうがおいしいですが。

5.インド料理: しっかりスパイスのきいたものが多く、いろいろな種類のあるナンやチャパティー、ロティーに、サフラン・ライスなどと。ご飯にラムや野菜などを混ぜ込んだブリヤニも人気。同順位でタイ料理もはいるでしょうか。やはり、スパイシーなカレーが主流なところです。

 そして、私の選ぶベスト・ファイブは。あえて、上にあげたものは避けて、ちょっとマイナーな視点から。

1.高級リゾート・ホテルのサンドイッチ: 洋食系もパンもまずい、と思っていたときに、アフタヌーン・ティーでいただいたフィンガーサンドイッチ。見た目はごくシンプル、なのに、久しぶりにおいしいサンドイッチをいただいて感動。ちなみに、ケーキもまずまずの合格点。

2.ドライ・アップル: 半生状態にリンゴを干したもの。他のドライフルーツのようにさらにお砂糖やシロップを加えていなくて、さっぱりしていてそのままでもヨーグルトにも。でも、ある時から突然スーパーの棚から消え、それ以降、幻の品に。

3.スチーム・ボート: おそらくタイスキが元祖。トムヤムスープは辛すぎるため、チキンのクリア・スープを選びます。要はお魚、お野菜などをいれたお鍋。辛いものの苦手な私は、添えられている辛い薬味は一切いれず。そのままでも、十分それぞれのダシがでていて、さっぱりしておいしいです。最後にいれるヌードルまでしっかり、大満腹でも、意外に翌日にもたれません。

4.フレッシュ・ジュースとミルク・シェーク: お砂糖抜き、あまり甘くしないで、ホイップクリーム抜きと頼むのを忘れずに。やはりお勧めはマンゴー・ジュースや、マンゴー・ミルク・シェーク。アップル・ジュースもさっぱりします。インド料理のお店の、マンゴー・ラッシーもお気に入りです。

5.アラブ料理: フムス(ひよこ豆のペースト)、パセリのサラダなど、メインのケバブよりも、mezzaのほうが好みです。ティーバックの紅茶にフレッシュミントをいれただけで、アラブ風紅茶とはちょっとお手軽ではありますが、甘いテタレ(練乳のはいった紅茶)よりは断然いいです。

 番外で、「手作り」「あまりカラフルにしていない」「ドリアン味とメロンソーダ味はのぞく」という限定はつきますが、マレーのお菓子。それほど甘くないしっとりしたカステラ風のお菓子たちをつまむのは、結構楽しいです。

 食べ歩きもおいしいものを発見するのも、なかなか限られてしまうところですが、それなりの楽しみ方はできるところです。何と言っても、食べることが大好き、makan makan!の国ですから。

Tuesday, April 4

Good things

来月の今日は、もう日本。GWまっただ中の東京は気持ちのよい季節になっている頃だと思います。

 帰国の日でまさにちょうど1年半。短い期間でしたが、ここに来て学べたこと、よかったこと、得られたものを順不同にまとめてみたいと思います。思いつくまま、というのは、実は、ある意味重要だと感じている順、なのかもしれません。

1.車の運転。何よりも、長年のペーパードライバー返上で、毎日、運転せざるを得ない環境だったことで、下手なりにも車を動かせるようになったこと。それでも、慣れてきた頃、2回駐車場で壁にぶつけましたし、東京ではとても運転できませんが。

2.友人。車の次にするのも 何ですが、まず、車の運転が出来るようにならなかったら、そもそも、外に出て行くこともできないので。コミュニティーが小さく、エンターテイメントが少ない分、いかに仲間にいれてもらえるかは本当に重要でした。特に、「ひとり」が苦手な私にとっては、親切で気軽に誘ってくれるローカルやexpatの友人たちには本当に助けられました。思えば、たくさんの「いい人」たちに出会えたことで、このブログにも「楽しそうな生活」を書けるようになりました。

3.イスラムの知識。早すぎるモーニングコールのコーランに始まり、イヤでも、ある程度理解していく必要がありました。最も、カルチャー・ショックを受ける部分でもありましたが、よい勉強になりました。ハリラヤのオープンハウス巡りなど、イスラムの国でもなかなかできないいい経験もできました。

4.ダンス。うまくなったとはとてもいえませんが、体を動かす習慣ができたこと、汗をかきやすい体質になったことはよかったです。これしか楽しみがないとばかりに、エアロビ、ラテン・ボールルームダンスに始まり、ピラテス、ジャズ、バレエ、ベリーといろいろあるだけ試してみましたが、踊ることは楽しい!です。

5.音楽。文化的なものに飢えて、とにかく、あるものに飛びついていましたが、そうした中で意外なよさを発見できたり、chiorのグループに入って、楽しみながら歌うことができたのはよかったです。

制約があり、思い通りに事は運ばず、ファミリー単位の国。イライラすることも多かったですが、今は名残惜しい気持ちもあって、ずいぶんと前向きになった自分自身にもちょっとびっくりします。
悪いところではない、と思います。

Monday, April 3

Party、食べて踊って・・・

 金曜日の夜は、歓送迎を兼ねた感じのご近所日本人での集まりにおよばれ。手のかかった和食をごちそうになりました。建物内移動なので、歩いて帰れるのは本当に楽です。

 土曜日はしっかり寝坊したあと、余裕を持って支払いに行こうと電話局と電話局へ。いつものとおりすごい混雑。たまに5分で支払いが終わって拍子抜けのときもあるのですが、4月1日から電話局が民営化することもあり(すっかり忘れていました)、いろいろシステムが変わってついていけていないのか、単に番号呼び出し表示が壊れたのか(これは過去にもあり)、2カ所の支払いだけで1時間半。本を持っていてよかったと思いました。それにしても、みな辛抱強くぼーっと待っています。壊れていなければ一応テレビはついているのですが。日本だったら、これだけ待たされる可能性が高いとわかっていれば、本や新聞など、読み物持参の人が多いと思うのですが、何もせず待つことに何も感じないのでしょうか?

 その後、帰国予行演習のため、スーツケースひとつ分に荷物を詰めてみて、かなり捨てないとやはり持って帰れないのではと若干不安を抱きつつ、スーツケースは半分詰めっぱなしで放置。

 夜は、最後になるScottish Danceのパーティーに。少し遅れて迎えに来てくれた友人は焦り気味。AGMを兼ねたパーティーなので、(ScottishやScottishにつながりのある)メンバーではない私たちはAGMが終わる頃にでもゆっくり行けばよいと思ってのんびりしていたのですが、友人の焦っている理由はそれだけではありませんでした。ガソリンがEを指していて、しかも、警告のランプまでついていました。途中に1カ所あるとふたりが確信していたガソリンスタンドは閉まったばかり。自分の車で自分が運転していたらおそらく大騒ぎしたでしょうが、他人の車だと意外に平気なものです。車を押すのはイヤでしょ、といわれたときは、さすがに、もちろん、とは思いましたが。道を覚えるのも地図を読むのも下手でも、目印やランドマークがあったことだけはよく覚えているので、会場を少し過ぎたところにもう一カ所ガソリンスタンドがあることを思い出してそちらに向かいました。運良く、開いていました。

 パーティーは、いつもより人数が少なく、会場の大きさにはむしろちょうどよい人数。ライブ・バンドの演奏のあと、いつものようにScottish Danceタイム。ほとんどずっと踊りっぱなしでよい運動になりました。ダンス開始が遅かったせいもあり、帰りもかなり遅かったのですが、ガソリンをいれられて安心顔の友人に送ってもらいました。確かに、この真夜中、こんなところで立ち往生は困ります。最近続いている小さなトラブルのひとつにならなくてよかったです。

 日曜日はいろいろ予定が詰まっていたため寝坊ができず、ちょっとハードでした。ダンスのレッスンにいき、友人たちが出店しているバザーをのぞき、ランチとディナーにはそれぞれお友達を呼び、バタバタと1日が過ぎました。ディナーに来た友人のひとりから、去年のダンス・スタジオの発表会DVDを頂き、最後は、フリを思い出しながら踊りながら見ていたこともあり、友人たちを送り出して後かたづけが終わった頃はかなりぐったり。自分のおうちでまで「食べて踊って」となるとは思っていませんでしたが、盛りだくさんな週末でした。