金曜日は、友人のおうちでpot luck形式でfarewell partyを開催してくれました。来たばかりの頃から、何かと食事やパーティーなどに誘ってくれた友人。この日もいろいろな友人に声をかけてくれていました。夫婦揃って顔が広く、彼女たちを通じて知り合った友人も多いのです。男の子4人のママとは思えない若々しさで驚きますが、この日もいつもどおりのホステスぶりを発揮して、素敵な集まりにしてくれました。
土曜日は、日本語の上手な友人のおうちに招かれました。彼女と彼女のお母様手作りの中国の家庭料理、という感じのお食事をいただきました。スープにはいっているクニュっとした柔らかいお麩と油揚げの間の子のような不思議な食べ物。何かと聞いたら、魚の浮き袋。コラーゲンたっぷりなのだそうです。フカヒレは人によってアレルギーもでるそうですが、これはまったく問題なく、こういうものをたくさん食べてるからシワがないのよ、と彼女。確かに、年齢よりもずっと若く見えます。それと最後に高級珍味Bird's nest(ツバメの巣)を見せてもらいました。具合の悪い妹さんのために購入したものだそうですが、おそらく10数食分ぐらいの量で、軽く10万円以上。本当に超高級食材です。彼女にたくさん妹がいることは知っていたのですが、彼女のお母様の一番下の妹、つまり友人の叔母さんにあたる人はダンスの仲間。実はそちらはもっとすごくて、15人兄弟姉妹であることが判明! 私などは、従兄弟の数をあわせてもまったく及ばないので、びっくりでした。
日曜日は、Easter SundayだったのでEaster Serviceに誘われて顔を出したのち、別の友人たちとのEaster Lunchへ。小さな子どもたちは、egg huntや塗り絵を楽しんでいました。
いちばん近い国境にいったことがないという話をしていたら、夕方にはパスポートを取りに寄ってそのまま国境に行ってしまいました。ロングのワンピースにハイヒールのサンダルだったのですが、その服装では、とドレスダウンも命じられました。日が落ちる前に行きたかったのですが、出発が遅れて着いたときは既に真っ暗。国境を越えたすぐのところには、屋台のバーが並びます。イカやらチキンやらサテやら焼いていますが、メインは不法なアルコール販売とサービスなのだそうです。許可をとっていないとか、税金を払っていないとか、そういう意味で不法なのでしょうが、すごいところでした。いかにも東南アジア的な雰囲気。汚い格好でいくようにいわれたのは納得です。木曜日の夜などは満席らしいですが、さすがに、日曜日。そこまでは混んでいません。3ー5人ぐらいの(圧倒的に男性が多い)グループが囲むテーブルには、ビールの缶の山。1ダース単位で買って、次々と空けていくようです。ビールは飲めないから、というと、「ワインセラーがあるからワインを頼もう」といわれました。こんなところにワインセラー?といぶかしげな私を連れてお店の人がいるカウンターのあたりへ。ワインを、というと、なんと、カウンターの下の床をはがします。床下にはワインが30本ほど。もちろん立てて並べてあるだけです。一応、立派なリストもあるのですが、リストを見て注文しても、それはないといわれることが多いそうです。赤ワインを1本選び、アイスを、というと、バケツに氷をいれたこの場にとても似つかわしいワインクーラーにはいったボトルが来ました。意外にも、ワイングラスは一応足つき。その後、限度いっぱいまでアルコール類を持ち帰り用に注文。他の人たちの足下にある黒いビニール袋の山はその持ち帰り用であることに気づきました。なかなかこちらの注文したものは来ません。聞いてみると、今、取りに行っている、との返事。取りに行っている??? つまり、闇販売なので、たくさんはストックできず、どこかジャングルにでも隠してあるものを注文に応じて不足分を運んでくるようなのです。こうした屋台兼アルコール販売店と、あとは、ディスコ兼カラオケもどきのようなお店があるだけの国境。なんともおもしろい経験でした。ちなみに、Tiger1缶あたりの値段は1ドルちょっと。80円ぐらいですから格安です。毎週末のようにここに来る、という人たちがいるのも納得です。
荷物の整理などと並行しつつ、最後に詰め込み状態でいろいろやっていますが、国境体験はなかなか強烈でした。
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