Wednesday, January 31

Tsotsi

 ツォツィ。

 英国・南アフリカ共同作成の映画。2006年アカデミー賞外国語映画賞受賞で4月から公開予定です。

 「不良(Tsotsi)(南アのスラング)」という名前で呼ばれる南アフリカのスラムの若者の話で、90分という長さに凝縮されたシンプルなストーリ展開でした。アフリカ関連といっても、先日観た、実はテーマも国もどこでもよくてセンセーションに描いたドキュメンタリーで、批判と物議も醸している「ダーウィンの悪夢」とはかなりタイプが違います。貧民窟、貧富の差、暴力、エイズといった問題が浮き彫りになりつつも、人間の成長のドラマでもあり、改めて家族というものの大切さを感じさせる作品でした。

 原作はアパルトヘイト時代の南アフリカだったそうですが、映画は現在が舞台。「贖罪と寛容」というテーマが描かれています。基本的には静かな映画ですが、その中で現在流行っているアフリカの音楽が効果的に使われているのが、またリズム感をだしています。

 もちろん、楽しい作品ではないですが、多くの賞を受賞しているのにうなずける作品でした。

Tuesday, January 30

溶岩ヨガ

 割合最近できたスタジオで気になっていたところのトライアルに。

 ホットヨガは何度も体験済みですが、これはまったく初めて。岩盤浴でやるヨガとたぶん同じような感じかしら、とは思いつつ、そもそも岩盤ヨガにもいったことがなかったので。

 「溶岩有酸素マシンをはじめ各種マシンを備えたジムや、ヨガやフィットネスに対応したスタジオ、溶岩浴・ボディトリートメントが体験できる「溶岩スパ」などで構成された複合フィットネスジム。注目は、床一面に溶岩を敷き詰めた「溶岩スタジオ」で行うヨガ。溶岩から放出されるマイナスイオン・遠赤外線効果によって、腰痛や肩こりの軽減はもちろん、温めた溶岩の上で発汗を促す溶岩浴と同様のデトックス効果も得られる。」ようなのですが、早く来てくださいといわれた割に、施設の説明もなし。予約時の応対も含めて、もうオープンからそこそこ経っている割には、お会計もスムーズではなく、かなり待たされました。せっかくトライアルできているのですから、ちょっとそういうことに気を遣えれば、会員を獲得できるのでは・・・と思ってしまいました。

 レセプションの対応はともかく、ヨガスタジオそのものやインテリア、アメニティーはなかなかよかったです。岩盤浴は横になっているだけで汗がでるわけで、溶岩浴も基本は同じ。そこでビギナー用クラスだったこともあり、比較的ゆっくり目の動きのヨガ。手足が汗でしっとりしてきます。終了後はしばらくそのまま横になっていることも可。岩盤浴や溶岩浴での汗は本当は流さないほうがよいのだと思いますが、さすがにその後は軽くシャワーを浴びたかったため、シャワールームが空きそうなタイミングまでフロアでのんびり。ホットヨガにはないこののんびり感にはかなり癒されます。

 今度は、岩盤ヨガも試してみたいです。

Monday, January 29

Sideways鑑賞会

 以前のワイン会のテーマとなった映画。

 ようやく、鑑賞会が実現。表参道からすぐだけれど、とても静かなエリア。素敵なおうちの巨大液晶テレビのスクリーンで楽しませていただきました。映画の地域の白ワインを片手に、チーズなどをつまみつつ、優雅な鑑賞会。パーティー続きであまりワインをいただけなかったので、映画の中心となっているピノ・ノワールに行き着かきませんでしたが、気分は味わえました。本当は、ピノ好きではあるのですが。

 フランスで購入されたというチーズを載せるガラスのプレートや、オリーブなどおつまみを載せるお皿は、別々に見つけられたそうなのですが、どれもブドウをモチーフにしていてとても素敵でした。

 それにしても、映画のほうは、え、これで終わり・・・というエンディング。人生まだまだ続いていく、ということなのでしょうか。エンディングはともかく、ワインにたとえた相手への気持ちや自分の好みの伝え方はとてもおもしろかったです。ピノは皮も薄く気候にも左右されやすくて栽培が難しい品種。手がかかるけれどだからこそ気になる、とか。ワインの魅力はいろいろなタイミングそれぞれにあり、ピークを越してしまったあともそれはそれで、というコメントなど。メルローを散々にけなしていますが、これもまさに好みの問題、なのでしょう。

 飲みながら、おしゃべりしながらの鑑賞会だったので、ストーリーより、からっと晴れた青空の下のブドウ畑が印象的でした。いつかワイナリー・ツアーにも行ってみたいです。

Sunday, January 28

シャンパンと日本酒

 ご近所にお住まいの方から、シャンパンと日本酒を楽しむ会を開くので、とのお誘い。

 1本目は、スペインのカバ。フレシネ(freixent)というシャンパーニュと同じ製造法で作られているスパークリングで、しかも、その最高峰といわれるレゼルバ・レアルをいただきました。以前、シャンパーニュのレクチャー&テースティングの会に参加して、ブラインドで10種類近く試したときにも、スペインのカバはかなりおいしくて、コストパフォーマンスではNo.1だと思いました。もちろん、今回のものはそもそもがランクの高いものでしたが、おいしかったです! 泡は意外に少なかったですが、ドライでとてもしっかりしたお味でした。その後、他のシャンパンと、ご自分のお名前でそろえた日本酒をお料理とともに。日本酒もあるということで、お料理も和洋折衷。いろいろと楽しめました。

 お部屋のインテリアで素敵だなと思ったのは、おばあさまのおうちから持っていらっしゃたというアンティークな日本家具。本当に使い込まれて、大切に直して使っていらっしゃったという味と思い出がいっぱいな感じでした。

 歩いて帰れる近さがまたうれしく、遅くまでお邪魔してしまいました。

 

Friday, January 26

Chianti

 飯倉の老舗イタリアン、キャンティ。一度は行ってみたいと思っていたところ、キャンティ企画が実現。

 何かのテレビ番組で、アーティストや女優など有名人が昔から足しげく通う名店で、できた当時は、本場と同じイタリア料理を出す唯一のレストランということで評判、というのを見ました。老舗の風格でいまだその名声と人気は衰えない・・・というようなイメージ。

 実は、キャンティは一軒ではない、というのを知ってびっくり。もちろん、キャンティ企画は本店でなければ意味がないので、飯倉に。一瞬通り過ぎてしまいそうな感じの入り口でした。手前が喫茶風になっているので、ちょっとイメージしていた一流店、というのとは違いました。ネットでも、これだけよいレストランが増えた今、「キャンティ」だから行く、という人でなければ、コストパフォーマンスやサービスには不満かも、というコメントを読んでいたので、ちょっと納得。予約をしていなかったので地下には入れず、カフェ部分の奥の個室風の一角に何とか入れることに。2グループでいっぱいの狭いスペース。すでに一グループが入っていて、その横の空いたテーブルをつなげてなんとかはいれました。バックヤードか何かだった部分に増築して屋根をつけたみたいな部分で、雰囲気があるという感じではありませんでしたが、とりあえず予約なしではいれたことに感謝。お互い予約をいれた、と思っていたら入っていなかったという状態だったのです。地下のメイン・フロアを見るチャンスがなかったのは残念でした。

 コースでは多すぎるということで、アラカルトに。アンティパストはサンプルを持ってきてくれて、そこからいくつか選びました。イタリアに行ったとき、いつも、この最初のアンティパストを欲張っていただきすぎてプリミが来る前にでもういっぱい、になってしまっていたことを思い出しました。そういいながらも、結局、定番のナスのオリーブ焼きから珍しいソフトシェルクラブなど4つも選んでしまってパンとともにいただいたら相当おなかがいっぱいに。このあと、定番のバジリコ・スパゲッティとお勧めのカラスミ・スパゲッティをみなでシェアして、チーズとデザートに。こういう融通のきくところは、やっぱり日本。コースにしなくてよかった、と改めて思いました。デザートも銀のトレイいっぱいのサンプルから。目移りして欲張って3種類も選んでしまい、お店を出るころは大変でした。

 お料理はどれもおいしかったです。テーブルクロスやインテリアなど、確かに今はもっとおしゃれなところがたくさんありますが、ここはここの味があるといえるのでしょう。デザートに入る前ぐらいに個室の逆の一角に新しいお客さんが。男性二人。そのうち一人は、あれっと思ったら超有名メジャーリーガーでした(私でさえ顔も名前もわかるという)。

 なかなか思い出に残る夜でした。

 

Thursday, January 25

モザンビーク料理

 いろいろ検索してみましたが、モザンビークのお料理というのは相当珍しそうなので、ちょっといただくチャンスがあったものについて。写真がないのが残念なのですが・・・。

 まずは、アペタイザーやスナックとしては、特産のエビやチキンを混ぜたミニ・ボール型コロッケや、お餅のようなちょっと弾力のある生地に(たぶん)ツナのようなものをはさんで半月型に折ってあげたもの。あとは、サモサ。サモサ以外はちょっと見慣れなかったですが、お味は日本人好み。これはやはり、前述したbacalhau(干しタラ)を使ったものと同様にポルトガル系のものなのでしょうか。ブラジル料理でも同じようなものがあった気がします。サモサはインド、アラブ系でしょうが。

 これは珍しい、と思ったのは、主食。普通はお米を結構食べるそうです。それから、シマ(xima)というトウモロコシでできた真っ白くて軽いお餅のようなもの。アフリカはだいたいトウモロコシやヤムイモなどをつぶした同様のお餅状のものが主食のことが多いですが、こんなに真っ白なものは初めてでした。とても、軽くてあっさり(味はそもそもないですが・・・)しています。普通は、これに様々なカレーを添えて食べるそうです。何よりもインパクトがあったのは、チホーヴィ(tihove)。これは、とうもろこしとピーナツを煮たもの。水分のあまりないおかゆのような見た目ですが、これも軽くてあっさり。ものすごくやわらかくなったピーナツがパラパラっと入っており、白ベースに薄い茶が彩りを添えています。これは何と準備するのに7時間ぐらいかかるそう。特別なときにしか食べないものだそうです。日本でいえば、昔はお正月にしか食べなかったお餅のような感覚なのでしょうか。

 東南部アフリカ地域に共通で似ているなと思ったのは、ケールのピーナツ・ココナッツ煮。よく日本ではホウレンソウで作られていますが、本来は、ケールか独特の緑の野菜を使っているようです。全般にそれほど辛くはありませんでした。それは日本で出されたからなのかもしれません。結構スパイシーなほうが好みなのか、生のグリーン・チリをその場で刻んでお皿のソースに混ぜていた人もいたので、本場ではもっと辛いものが多いのかもしれません。 

 今までいただいたタンザニア、カメルーン、ケニア、ボツワナなどのお料理とはまた違ったもので、ちょっと珍しいお料理体験でした。

Wednesday, January 24

モザンビーク

 この国は、少なくとも名前は日本でも意外と知られているアフリカの国、なのかもしれません。

 ボランティア活動やPKO派遣などで話題になっているからでしょう。ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんの訪問でも有名です。それでも、やっぱり遠い国。アフリカはほとんどが英語圏と仏語圏ですが、数少ないポルトガル語ということもあって、馴染み深いとはいいがたいと思います。穏やかな国民性。エイズや教育など様々の問題を抱え、まだまだ支援を必要としている国。

 今年は日本との外交関係樹立30周年とのこと。レセプションには、黒柳さんも。大統領の訪日もあり、今までよりは身近になりました。本当にアフリカ大陸の広さと国の多さを実感します。

 ポルトガルの影響を受けているので、お料理もバカリャオ(塩だら)を使ったものも一般的で、食べ物としては周囲の英国圏の国よりはよさそうな感じです。海に面した国なので漁業も盛ん。日本にはえびが結構輸出されています。とてもきれいなビーチがあって、動植物の宝庫なのだそうです。ただ、最近は野生動物保護が行き過ぎて、周囲の国同様にゾウの数が増えすぎて、人間(農民)との共存が難しくなるなど、問題も抱えているそうです。サファリに遊びに行ったのはずいぶん前のことですが、また、いつかチャンスがあればサファリに行ってみたいと思います。モザンビークにはなかなか行けないと思いますが。

Monday, January 22

浅草寺

 仕事の関係で、浅草寺に。

 この機会に今までいつも曖昧にごまかしてしまっていて疑問だった、神社とお寺の違いを少しだけ事前勉強。神社は神主さんがいて神道の神様がお祀りされているところ、お寺は仏教、仏陀という非常に大雑把な理解しかできていませんでした。

 浅草寺にも浅草神社というのが同じ敷地内という感じに隣接して存在していて、なぜ?と思っていたのですが、歴史的に神社とお寺の区別があえてあいまいにされてきたということがわかりました。結局、ちょっと調べただけなので、知識も理解も甚だ不十分ですが、日本人は「神様、仏様」とついつい唱えてしまうという理由もそこからなのでしょう。そもそも、日本は一神教ではなく八百万の神の国。何でも感謝できる、尊びるというのはいいことだと思います。むしろ、何でも願掛けして、お願い事をしてしまう・・・ということのほうが実際多そうですが。これが、日本人特有の宗教観(のなさ)にも影響しているのでしょうか。

 南の島では、初のイスラム教国生活でイスラム教を少しだけ実際に体験しましたが、今度は余裕があるときに、きちんと仏教と神道についてまとまっているものを読んでみたいと思います。ただ、ネットで見た限りでは、どちらかに詳しい専門家はいても、両方を十分に把握している専門家は少ないため、よい比較参考資料がないというようなことが書いてありましたが。

 浅草寺に話は戻りますが、浅草に行けば、普通雷門から入って仲見世を通り、本堂に外からお参りして、境内に焚かれているお香を頭や体にかけておしまい。今回は、本堂の中でご住職のご説明を受け、「焼香」というのはよい香りのものをささげて参拝するという意味があるなどを知り勉強になりました。さらに、実は五重塔(があったのも、今まで認識していませんでした・・・)付近に古い立派な絵馬が展示されている建物や、伝法院の裏には回遊式日本庭園があることなどを知って驚きました。特に、庭園のあたりは、仲見世の賑わいが嘘のような落ち着きと静寂。

 仲見世と雷門で出来上がったイメージの浅草に、新たな発見がありました。

 

Wednesday, January 17

今年は・・・

 もう1月も半ば過ぎて、いまさら新年の抱負、ではありませんが、デジカメをきちんと使うことも一つ、ついつい逃げてしまっていた苦手分野を少しずつ克服していきたい、と思っています。

 やり方がよくわからない・・・とほったらかしになっていた、お友達のブログへのリンクもようやく設定。だいたい、このブログにリンクしていただいていた方のものですが、アドレスがすぐに見つからなかった分もあり、よかったらお知らせください!

 「取説」が読めない、というコラムをどこかで読みましたが、まさにその状態。だいたいあんな分厚いマニュアルを読める人がいるのだろうかと思ってしまいます。だいたい、キカイが苦手ではない、という人は、マニュアルなんか読まないで使ってしまうのでしょう。生来の方向音痴と同じで、機械音痴も仕方がないと思っていたのですが、少しは努力してマニュアルを読んだり、ヘルプ機能を使ったりしようと心を改めました。

 最低限の機能が使えるようになれば満足、それ以上、もう一歩を踏み出すのは億劫、でしたが、今年こそは苦手なものも少しずつ取り組んでいきたいな・・・と。

Tuesday, January 16

さかな

ちょっと気持ち悪い!と思ってしまうけれど、上海にいた金魚。上海では水族館も行きましたが、水族館にいたのではありません。ちなみに、水族館で写真を撮ろうと思うと、ガラスが反射してなかなかきれいに撮れませんが、コツがあるのでしょうか。

 世の中、犬派と猫派がいるように、水族館派と動物園派に分けられると思います。女性は水族館派が多くて、男性は動物園に行きたがる傾向が強い気がします。上の金魚もそうですが、お魚は見慣れないせいもあって、きれい、と思うこともありますが、結構グロテスクに感じるものも。動物のほうが、同じ哺乳類だし、親しみは抱きやすいのでは。それでも、水族館の人気というのは、動物園ほど臭くなくてきれい、室内だから気候やお天気の心配はいらず、水中の浮遊感、独特の静けさ(叫んだり鳴いたりするお魚はあまりいないですよね)と幻想的な雰囲気、あたりなのでしょうか。

 中国では、金魚や鯉は昔から人気。ちょっと調べてみたところ、2000年以上前から観賞用としての金魚や鯉の飼育が始まったらしいです。そして、大衆化したのは、1981年のロンドン万博でのガラスの水槽にいれた魚の展示。これを機会に英国でも魚の飼育が趣味のひとつとして盛んになったとか。

 南の島では、とても高価なアロワナをこれ見よがしに飾っているおうちも少なくなかったです。最近の日本のペットブームは家族の一員、という感じですが、南の島では、インテリアかブランドを身に着けるのと同じ感覚でした(成金趣味・・・といいたくなる場合も・・・)。日本で飼っている知り合いやお友達を見ると、インテリアとしてという意味合いはあるのでしょうが、やはり癒し効果がメインのようです。

 前に、「うなぎ」という映画がありましたが、うなぎにしか心を開けないというのはおそろしいですが、何もいわないお魚の癒し効果というのは確かにあるのかな、という気がします。

Monday, January 15

地中海の香り


エスニック・フードのプロであるお友達ご夫妻のおうちにお招きいただき、おいしい手料理を。

 ひよこ豆のフムスなどアラブ風前菜に、ピタパンまで手作り! ブルガリアのフェタチーズにパレスチナのオリーブオイルなど食材にもこだわりが。次は、タコ、トマト、アボカドなどさまざまな素材のはいったレイヤード・サラダ。メインはベトナム風揚げ春巻きに、羊のミンチのキョフテ。どれも運んできていただいた瞬間に歓声をあげてしまうほどの美しさ。その辺のレストランよりずっと素敵なプレゼンテーションです。美しくおいしいだけでなく、栄養のバランスもしっかり考慮されているのもよくわかります。ベランダから摘みたてのハーブなども彩りと味わいを深めて、ワインとともによくこんなにいただける、というほどいただいてしまいました。おもてなし上手のお二人とおいしいお食事と会話を楽しんでいるうちにあっという間に時間が。気づいたら終電でした。



 素敵な工夫をこらしたインテリアやよくこんなに揃えてと驚くインターナショナルなキッチン用品にも感動してしまうのですが、やはりなかなかマネは難しいかも・・・。背伸びしない範囲で、見習っていきたいな、と思います。

 地中海近辺のお料理は基本的に大好きなのですが、外は寒いのに、温暖な地中海でおいしいものをいただいている気分を満喫させていただきました。

Saturday, January 13

ヨモギ蒸し

 久々に再訪しました。

 初回と同じく、ゲルマとヨモギ蒸し、ローションパック付きのセットコース。前回は暑い時期だったので着く前から当然汗をかいていましたが、今回は冷え切った手足。それが体がホカホカに温まり、お肌もすべすべに。終わったあともなかなか冷めず、寒い外にでて、ようやく汗が引いていく感じでした。

 デトックスしたい、汗をかきたいという方にはとにかくお勧めです。顔がでているので、サウナが苦手でも大丈夫だとは思います。ただ、冷えのぼせの私は、顔は外にでているにもかかわらず、顔から汗が噴き出して髪もぬれてしまって、帰りがけはさすがに湯冷めしてしまいそうでしたが。

 ひとつだけ難点は、お部屋が暗めなので、40分のヨモギ蒸しの間、雑誌など読めるのですが、暗くて読みにくく目が悪くなりそうなこと。ゲルマは腕をつけてしまっているし、20分なのであっという間ですが、40分のヨモギ蒸しは結構長いです。岩盤浴と違って座った姿勢なので、ちょっと何か読み物があるといい感じです。次回は、マイライト持参(なんてないのでしょうか)、というのもいいかもしれません。

Friday, January 12

上海蟹



 上海といえば、上海蟹。といっても、1月は実はシーズン終わった直後。それでも、おいしいカニ料理をいただけるお店は結構ありました。在住のお友達お勧めの租界時代の洋館を改装したモダンでおシャレな「小南国」と上海蟹専門店「蟹王府成隆行」の2軒。特に成隆行では蟹づくしを堪能しました。絶品は蟹味噌の炒め物(右の写真)。そのままでも、ご飯にかけてもおいしいです。

 写真を撮りそびれたのですが、小南国では、同じ炒め物がちょっとグロテスクな感じの蟹の形をした器に入っていました。一瞬人の手みたいに見える器です。あと、珍しかったのは蟹脚とアスパラの炒め物。上海蟹は小さいので、シーズン中にいただけるそのままゆでたものでは、脚をいただくのはとても大変。そんな脚の身ばかりをよくもこれだけ集めた、というものです。

 蟹以外も中華なのでオイリーさは否めませんが、朝から街の小さなお店や屋台で肉まんや小饅包、お好み焼き風のようなパンケーキをいただき、麺、チキンまるごとのスープ(不思議な繊維の野菜らしきもの、竹?などがはいっていました、下の写真)など中華を満喫しました。おいしかったですが、しばらく中華はもういいかも・・・。それでも、蟹だったら食べてしまいそうです。



 写真のアップの仕方もようやくわかってきたので、今年のブログはビジュアルもいれて、もう少し充実させていきたいと思います。

Thursday, January 11

Aurore

 オーロラはオーロラでも、今度は映画。しかも、フランス映画なので、スペルも違います。

 リトル・ダンサーやエトワールのような感じのバレエ映画ということで観たいと思っていたのですが、結論からいくと、踊りはよかったけど、ストーリーは・・・という感じ。映像もきれいではあるのですが、ちょっとメルヘンチックすぎる気が。ハリーポッターやネバーエンディングストーリーまでいってしまえばそれはそれでいいのですが、何となくちょっと中途半端。ただ、踊りに加えて圧倒的に美しかったのは、王妃様。ボンド・ガールでも出演したというのは納得の美貌。

 ストーリはおとぎ話風。踊りを禁じられた王国の踊りの大好きな王女様の悲恋の物語。王女様は国の財政建て直しのため政略結婚をさせられるため舞踏会が開かれて、そこにお金持ちの国から王子たちがやってきます。ダンサーには日本人もいました。日本をもじったらしい王国からやってきたいやーな感じの王子様が連れてきたダンサーの踊りは、日舞か歌舞伎風と思いきや、なんと現代舞踊! ロンドンで観た山海塾を思い出しました。おどろおどろしい感じで、これが最近の日本の踊りのイメージなのかしら、と若干ショック。アラブらしい王国からやってきた王子様の連れてきたダンサーたちの女性と思えない筋肉隆々の体でのセクシーというかエロチックなベリー風ダンスも、素敵!というほどではありませんでしたが・・・。

 リトル・ダンサーのほうが好きですし、先日飛行機でだいたい観たフラガールのほうがよかったかも、という気もしますが、踊りを観るという意味では悪くないのかもしれません。そうはいっても、映画が終わったあとの「こんな映画だったのねー」という雰囲気は周囲からも感じられましたが。

 

Wednesday, January 10

初笑い&困ったこと

 上海旅行中、大笑いした出来事から。

 外灘から川を渡るには地下鉄もありますが、観光隊道(観光トンネル)があるということでそこを通ることに。浦東と浦西をつなぐトンネルで最近できたらしいです。観光地にありがちなかなりのお値段。地下鉄に乗るより10倍も高いのですが、せっかくだからと乗ってみることに。入り口を入っていくと、天井にニセモノのツタを絡めたエスカレーターで地下へ。ちょっとさびれた地方の遊園地みたいな雰囲気。でも、最新施設のはずなので、あちらの感覚としては最先端でディズニーランド並? エスカレーターでたどり着いたところにカプセルのような乗り物が。これがトロッコのような感じでレールでトンネル内を動いていきます。テーマパークのアトラクション風。

 乗り込むとトンネルはさまざまなネオンに。一応、それぞれテーマがあるようです。ちょっと日本では見かけない電飾の派手さ加減に受けまくりました。約5分ほどなのですが、トンネルの終点に近づいたあたりはheaven & hellとのアナウンス。何がhell?と思っていたら、巨大風船人形のようなピエロなどがユラユラ。大爆笑。おなかを抱えて笑ってしまい、「初笑い」という感じでした。

 ちなみに、私たちグループ以外、一人別のお客さんも同じカプセルに。彼は地元っぽい感じで、受けまくってはしゃいでいる私たちをしらーっと見ていたようです。トンネル近辺の施設の従業員で通勤用?と思ってしまいました。

 そして、その後、テレビ塔、水族館を見た後、今度は地下鉄に。ここでトラブルが。たった二駅なのに妹がお財布をすられてしまったのです。幸い被害額もカードの数も少なかったのですが、とりあえずホテルに戻り、あちこち電話。国際電話料金のほうが被害額よりよっぽど高かったのではと思いますが、いろいろとお助けをいただき、無事カードはすべてストップ。あとで、上海に住んでいるフランス人の友人にも、仕事柄ほとんど毎日こうしたトラブルに対応していると聞きました。ちょっとした気の緩み、油断大敵です。ロンドン時代は結構気をつけていたのに、日本より安全な南の島生活で私自身もかなりぼーっとしていたと思います。新年早々よい教訓にもなりました。

Monday, January 8

続・上海




 クルーズと豫園の写真をアップしてみました。

 左がクルーズから撮った夜景。中央のテレビ塔は夜と昼では全然雰囲気が違います。夜のほうが、圧倒的にきれい。350mの視界はもやがかかっていてあまり遠くまで見えなかったこともあり、上がるよりも川から見るのがベストです。ちなみに、とにかく建築ラッシュはすごくて、香港より上海のほうが経済に勢いがあるというのをひしひしと実感します。

 右が豫園ですが、想像以上に広くて、出口に行き着くころにはすっかり凍っていました。やはり季節のいい時期にいったほうが楽しめます。変わった形の岩がたくさんあっておもしろいのですが、日本人の好みではないのかも。石庭のほうが美しさを感じます。

Sunday, January 7

Happy New Year & Shanghai 

 あけましておめでとうございます。
 
 今年は日本なので、久々にお年賀状もちょっとちゃんと出してみたり、日本的なお正月を、と思いながらも年始は上海家族旅行の予定です。そのため何となくお正月もはしょられた感じ。初詣などは辛うじてしたのですが、お正月の気分を十分味わう前に、上海へ。

 上海は、やはり寒かったです。夏は暑く、冬は日本より少し寒い感じ。大陸の底冷えする寒さなのでしょうか。到着時は意外と暖かいと思ったのですが、残念ながらお天気に恵まれず、滞在中ほとんど雨かどよんと曇った空で、お日様をちらっと見たのは帰る日のみ。それでも、多少の観光に、マッサージ、お食事と楽しみました。以前夏に行ったことがあり、そのときにもあちこち観たはずなのですが、なぜかあまり記憶が・・・。何を買ったか、何を食べたか、どこに泊まったか、はよく覚えているのですが。結局、街をぶらぶらしていた時間が長かったのかもしれません。今回は、寒くてあまりぶらぶらする感じではありませんでした。それでも、一番の観光地である豫園、租界時代の雰囲気を残す新天地、滞在していたホテルのあるバンド(外灘)あたりでのクルーズ、350mのところに展望台のある東方明珠塔(テレビ塔)、時速430Kmのリニアモーターカー、アジア最大の水族館などに、雑技団、マッサージや上海蟹や飲茶のお食事と盛りだくさんでした。

 特に印象に残ったのは、やはりマッサージ!

 2ヶ所試したのですが、最初のところは便利なところにある大規模な人気店でした。流れ作業的にかなりの人数をこなしているところでした。日本語でも宣伝しているので、日本人客も多く、好みの中国茶をいただきつつ順番を待って、ラベンダー、ローズなどハーブをいれた足湯、足裏マッサージ、全身マッサージにお土産つきと悪くはありませんでした。そのあと、クルーズが控えていて慌ててしまい短縮してもらったのがもったいなかったです。でも、その後行ったSPAはお値段も安いのにもっと丁寧でよかったのです。ホットストーンも使った足裏マッサージと念入りな全身マッサージ。特に肩こりと冷え性がひどいせいか、ものすごくしっかり上半身の指圧をしてもらって、マッサージが終わったときにはフラフラしてしまうほどでした。あぁ、こんなマッサージが近くにあったら絶対通ってしまう!という感じでした。SPAなのでフェイシャルやネイルもあって、時間があれば試したかったです。

 今回は珍しくデジカメで写真も撮ったので、うまくアップできれば写真付きでお食事について別途報告したいと思います。