Wednesday, January 31

Tsotsi

 ツォツィ。

 英国・南アフリカ共同作成の映画。2006年アカデミー賞外国語映画賞受賞で4月から公開予定です。

 「不良(Tsotsi)(南アのスラング)」という名前で呼ばれる南アフリカのスラムの若者の話で、90分という長さに凝縮されたシンプルなストーリ展開でした。アフリカ関連といっても、先日観た、実はテーマも国もどこでもよくてセンセーションに描いたドキュメンタリーで、批判と物議も醸している「ダーウィンの悪夢」とはかなりタイプが違います。貧民窟、貧富の差、暴力、エイズといった問題が浮き彫りになりつつも、人間の成長のドラマでもあり、改めて家族というものの大切さを感じさせる作品でした。

 原作はアパルトヘイト時代の南アフリカだったそうですが、映画は現在が舞台。「贖罪と寛容」というテーマが描かれています。基本的には静かな映画ですが、その中で現在流行っているアフリカの音楽が効果的に使われているのが、またリズム感をだしています。

 もちろん、楽しい作品ではないですが、多くの賞を受賞しているのにうなずける作品でした。

2 comments:

Anonymous said...

見てみたいな〜この映画。
どこで公開されるんだろ?やっぱ単館?

chestnuts said...

ongeさん

TOHOシネマズ六本木ヒルズなど、全国ロードショーらしいの。

thonちゃん

バレンタインは映画デートなのね。
ルワンダの涙は実は観てないのだけれど。