いろいろ検索してみましたが、モザンビークのお料理というのは相当珍しそうなので、ちょっといただくチャンスがあったものについて。写真がないのが残念なのですが・・・。
まずは、アペタイザーやスナックとしては、特産のエビやチキンを混ぜたミニ・ボール型コロッケや、お餅のようなちょっと弾力のある生地に(たぶん)ツナのようなものをはさんで半月型に折ってあげたもの。あとは、サモサ。サモサ以外はちょっと見慣れなかったですが、お味は日本人好み。これはやはり、前述したbacalhau(干しタラ)を使ったものと同様にポルトガル系のものなのでしょうか。ブラジル料理でも同じようなものがあった気がします。サモサはインド、アラブ系でしょうが。
これは珍しい、と思ったのは、主食。普通はお米を結構食べるそうです。それから、シマ(xima)というトウモロコシでできた真っ白くて軽いお餅のようなもの。アフリカはだいたいトウモロコシやヤムイモなどをつぶした同様のお餅状のものが主食のことが多いですが、こんなに真っ白なものは初めてでした。とても、軽くてあっさり(味はそもそもないですが・・・)しています。普通は、これに様々なカレーを添えて食べるそうです。何よりもインパクトがあったのは、チホーヴィ(tihove)。これは、とうもろこしとピーナツを煮たもの。水分のあまりないおかゆのような見た目ですが、これも軽くてあっさり。ものすごくやわらかくなったピーナツがパラパラっと入っており、白ベースに薄い茶が彩りを添えています。これは何と準備するのに7時間ぐらいかかるそう。特別なときにしか食べないものだそうです。日本でいえば、昔はお正月にしか食べなかったお餅のような感覚なのでしょうか。
東南部アフリカ地域に共通で似ているなと思ったのは、ケールのピーナツ・ココナッツ煮。よく日本ではホウレンソウで作られていますが、本来は、ケールか独特の緑の野菜を使っているようです。全般にそれほど辛くはありませんでした。それは日本で出されたからなのかもしれません。結構スパイシーなほうが好みなのか、生のグリーン・チリをその場で刻んでお皿のソースに混ぜていた人もいたので、本場ではもっと辛いものが多いのかもしれません。
今までいただいたタンザニア、カメルーン、ケニア、ボツワナなどのお料理とはまた違ったもので、ちょっと珍しいお料理体験でした。
1 comment:
thonちゃん
意外と食べやすくておいしかったです。
ケールは確かにくせがあるけれど、煮込んでしまうとおいしかったです。
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