Wednesday, May 30

Malawi

 マラウィに青年海外協力隊員としていく予定の親戚を招いてアフリカ話。正直なところ、マラウィのイメージすら全然よくわかりません。アフリカの中でもおとなしくて地味な印象。でも、実は青年海外協力隊員の派遣数は一番多いのです。それは、活動しやすい環境なのか、活動すべき環境なのか・・・。やはり後者の比重が当然高いのでしょう。

 これ、といった特産品もなく、資源に恵まれているわけでもなく、観光として売りになるものも聞かず、内陸国なので(そして英国が旧宗主国だったこともあり)お食事のレパートリーも少なそうです。主食はトウモロコシでつくったシマ。タンザニアなどで食べられているウガリと同じようなもの。モザンビークもシマでした。普通の海外駐在と違って、協力隊員としての生活は、ずっと大変。現地の人に混じって、その信頼を勝ち得なけければなりません。突出した生活レベルを見せてしまってはいけないわけです。お湯がでるか、という以前に、お水がちゃんとでるのか、電気はあるのか、という感じになるのでしょう。

 日本にいると、この恵まれた環境を当たり前のように享受してしまい、インフラが整備されていない状況というのが想像できなくなってしまいます。旅行や出張でいくのと異なる「生活」の大変さ。そうした中で、何か自分にできることを、役に立ちたい、という気持ちで世界のあちこちに向かっていく協力隊員の方たちの前向きな姿勢には本当に頭が下がります。

 これから、マラウィについてももう少し気にかけて勉強していこうかな、と思います。

 

トルコ料理レッスン@Wakka Kitchen

各国のエスニック料理のレッスン。一緒に作って、セレクトされたワインとともに楽しむ紹介制のサロンのようなお料理教室の第1回。

メニューは、トルコの定番サラダ「羊飼いのサラダ」、「レンズ豆のスープ」と「羊団子のグリル ヨーグルトソースかけ」。


 最初にレシピの説明。身近で手に入る材料で代用できるかどうかなど、細やかな配慮があり、さらに、これはかかせないという、スマックという中東・北アフリカではよく使われるスパイスの説明があったのがとてもよかったです。ゆかりに似た感じのスパイス。なかなか日本では入手できないそうです。それなのにも、レバノン、アラブ、イラン、トルコなどそれぞれの産地のティスティングもありました。レバノンのものが高価で繊細だそう。ほのかな酸味があって、赤の色もきれい。レンズ豆はオレンジ色のものを使用。黄色のものよりおいしいそう。オリーブオイル、バター、サラダオイルの使い分けなど、学ぶことが多かったです。

 お味のほうももちろん、とてもおいしかったです。どのお料理もタマネギ、ニンニクがたっぷり使われるのですが(本当はあまり得意な食材ではないのですが・・・)、スマック、ドライミント、チリペッパーといったスパイスが効いていて、おいしかったです。タマネギをついつい避けたくなるのですが、結構いただけました。レンズ豆はニンジンとタマネギがたっぷりはいっているせいか、想像以上に甘いけれど素朴なお味。ちょっとカボチャのスープに似た雰囲気でした。メインのキョフテは赤身を使っているのにパンを入れているため、とても柔らかくてジューシー。ヨーグルトとトマトの2種類のソースがとてもきれいでした。



 これに、ラクを食前酒に、ソムリエの方が選んだスペインのカバ(Montesquis Brut Reserve)、白(Venta dAubert Blanco 2005)、赤(Isadi Crianza 2003)とともにいただきました。ラクは以前飲んだときよりも甘くて飲みやすく、中東系のお料理にはぴったり。ワインもどれもおいしかったです。トルコに行ったとき、トルコ・ワインも結構おいしかった記憶がありますが、日本では見かけないのであまり手に入らないのでしょうか。


 おいしくて楽しい会に大満足、でした。

Monday, May 28

Africa Day Reception

 アフリカ53カ国が加盟するアフリカ連合(AU)の前身であるアフリカ統一機構(OAU)の創立を記念する日。

 アフリカ内外各地で行事が開催され、日本でも最近はだいたいこの時期にシンポジウムとレセプションなどが開催されています。

 年々アフリカの経済力、存在感が大きくなってきているからか、イベントの規模も大きくなってきている気がします。昨年は森美術館での展示もあったのでさらに華やかでしたが。

 レセプションでは、アフリカ大使館の多くが自国の自慢のお料理を準備。かなりの人であっという間に中身がなくなっているところもありましたが、ざっと見た感じ、今年はカレー系が多かったようです。フィッシュ・カレー、ラム・シチュー、ホウレンソウとエビのカレー、チキンの煮たもの、サモサ、クスクスなどがでていました。とにかく混雑しているので、ゆっくりいただくという感じでないのが残念ですが、これだけいろいろなアフリカの国のお料理を試せる機会というのはないのでおもしろいです。

 いくつかいただきましたが、どれもおそらく日本人向けに食べやすくなっているとは思いますが、割と無難に受け入れられそうなものが多かったです。

Sunday, May 27

モナコ・グランプリ

 モナコ・グランプリの会。

 モナコに旅行にいったのはずいぶん前のことで、そのとき、この道路はF1でとても有名だから歩こうといわれて、特に感慨もなく歩いたことを思い出しました。

 前回参加したバーレーンよりも街中なので景色があり、コースも難しく、おもしろかったです。サーキットと違って、追越が非常に難しいそう。スタートの頃の順位がかなり重要なようです。確かに、レースはスタートからほぼそのままで決まってしまいました。そうはいっても、最後の最後で大どんでん返し、というレースもあるそうです。画面で見ているとよくわからないのですが、トンネル、スピンカーブなどあるため、スピードの調節が相当激しく行わなければならず大変なのだそう。すごいスピードなのでちょっとしたミスや機械の不調に泣くことも多いそうです。

 モナコ、ということで、南仏を意識したお食事をいただきつつの観戦。巨大スクリーン、順位などの詳細が映し出されているモニターに、さらに解説付きなので飽きずに最後まで楽しめます。たぶん、うちでひとりで見ていたら間違いなく寝てしまうか、終わる時間ごろに結果だけ見てしまいそうです。

 まだまだ、お帽子をかぶっておしゃれしていくのが楽しそうだから競馬に行ってみた、というのとレベルは変わりませんが、F1も実際に見て迫力を感じてみたいな、と思います。

Saturday, May 26

Tokyo Wine Tasting 2007


 Paris Tastingなど、過去に行われた米仏ワイン対決を東京で!という素敵な企画。

 カベルネとメルロー主体の米仏の選りすぐり赤ワイン3本ずつ、計6種類をブラインドでテースティングして参加者全員が順位をつけて集計。米仏3本ずつ4万円という予算なので、平均1万円程度のもの。それぞれ、米、仏ワインの専門家が負けじ、と思って選んでいらっしゃるので、おいしくないはずがありません。超素人の私もいれば、ソムリエの資格がある方もいらっしゃる中での結果発表。

 なんと、この日最もお高いChateau Mouton Rothshichild 2002(23,000円)が最下位に。1位はタイで米のCadence 2003と仏のClos du Marquis 1998。いずれも5,000-7,000円代のもの。ちなみに、米でもっとも高価だったものも高い順位ではありませんでした。私自身の順位は、ほぼ集計されたものと同じ。素人として純粋に好き嫌い、おいしいと思うという順番でつけたのですが、意外に標準的な感覚だったようです。それにしても、高価なほうから3本を下位につけているので、やはり普段飲みなれたものがよいというか、高価なものの価値がわかっていないというか・・・。ただ、自己弁護ではないですが、最下位だったロートシールドはワインの知識が豊富な方たちを含めた参加者のほとんどから明らかに評価が低く、これは飲み頃ではなかったからということだそう。これは3,000円とおっしゃる方も。とげとげした感じでした。あと10年ぐらい経ったらものすごくおいしくなっているのかもしれません。飲みなれているといっても、普段から5,000円以上のものなどそれほどいただいていないので、いずれにせよどれも相当なレベル、おいしい中での順位付けでした。抜栓は早めにしていただいていたのですが、それでも、グラスの中でどんどん香り、お味が変わっていくのに驚きました。最初はこれがおいしい!と思ったのが、そのうち、こっちのほうが・・・と迷い始めてしまいます。最初はなるべく飲まないようにしていたのが、そのうち飲み始めてしまうと酔っ払ってきて、ますますわからなくなるというのもありましたが。

 順位付けが終わってからは、チーズやおいしいお食事とともにテースティングで残ったもの+αのワインをいただきました。マリアージュでまたお味が変わります。確実においしくなって、ワインはどんどん進んでしまいます。テースティングしている間はかなり残っていた6つのグラスがどんどん空になっていってしまいました。

 米仏対決、というよりも、お値段や国などに左右されずにワインをいただき、自分の好みと舌の能力を知る機会という感じで、とてもよかったです。

 とにかくボキャブラリーが少なく、もう少し勉強して香、色などの表現ができるとかっこいいのに・・・と思いつつ、おいしくいただいてしまいました。

Thursday, May 24

もつ福

 大学時代の友人たちの集まりで、丸ビルのもつ福へ。

 ひとりは海外から帰国、ひとりは国内の転勤。集まるお店の名前を聞いたとき、レバーが苦手なため、「もつ」尽くしだったらどうしよう・・・と思ったのですが、ほかのメニューもありました。

 フォアグラもハギスも食べられるし、むしろ結構好きなわけで、しかもブラックプディングだって食べたことがあります。だから、もつだけダメというのは確かにおかしくて、食わず嫌いもありました。生っぽいレバーは見た目からして苦手なのは間違いないのですが。

 最初はもつ以外のメニューばかりいただいていましたが、少しチャレンジ。見た目から手をだせないものももちろんありましたが、とりあえずちょっといただいてみたものは意外と大丈夫でした。ただ、飲み込めないものもありましたが・・・。でも、好きかどうかといわれるとやっぱり大好きとはいえません。もつはヘルシーだともいわれますが、お値段もリーズナブル、カロリーも低め、ちょっと珍しい見た目と食感というのがよいのでしょうか。

 もつ料理、わいわいとしながら楽しかったです。といっても、自分から好んで食べに行くという感じにはなれそうもありませんが。

インドのワイン


 初のインド・ワイン体験。

 最近、インドはすごいらしいです。IT分野でのすごさというのは感じていましたが、例えばダイヤモンドの研磨でも、今はアントワープは4位に落ちていて、実は1位はインドだそう。インド・ワインというのもアジアの中では有望カブだそう。期待の新人、というところなのでしょうか。

 スラ・ヴィンヤードのソヴィニオンブラン、ジンファンデル、シラーの3本。結構話題になっているところらしのですが、そもそもインドでワインをつくっているのはここぐらい、という話も。スパークリングは出来が悪かったということで、代替品。お味のほうは、シラーをのぞくとちょっとクセを感じました。特に一口目。ちょっと・・・などとといいつつも、それでも、スパイシーなインド風のお食事と一緒だと、結構のども渇くせいか、結局かなりしっかりといただいてしまいました。

 もの珍しさという意味ではよかったですが、自分で購入するかといわれると、やはり今後に期待しますという感じでしょうか。

Sunday, May 20

母の日

 1週間遅れで母の日集まり。

 外にしようかと迷いつつ、結局うちでランチ。週末はアフリカン・フェスタが日比谷公園であったので、一応行かなければ・・・と思いつつ、最後は妹と女3人おしゃべりは止まらず気づいたら夕方になっていました。本当はこのブログで、アフリカン・フェスタ報告をするつもりではいたのですが。

 日曜日はとにかくいいお天気。日比谷公園も相当盛り上がったそうです。野外が気持ちのよい時期。ピクニックやBBQなどいいなぁと思います。

 

Thursday, May 17

名古屋

 仕事で名古屋に。

 新幹線に乗ってもいつも通り過ぎてしまう街。急に名古屋駅や中部国際空港などにわか勉強。駅は直結で高島屋とマリオットホテルがあり、セントレアもまだぴかぴかの空港できれいでした。愛知万博にはいけなかったのですが、やはりあの頃にいろいろと新しくなったのでしょう。

 トヨタやノリタケといった世界的に有名な企業がある割りに、名古屋、愛知という地名は知られていないのが悩みだとか。確かにそうかもしれません。観光という面でも、名古屋城の金のしゃちほこ以外熱田神宮、鵜飼、明治村、ないことはないのですが、これというほどのものは・・・。

 今回も1泊2日で、いろいろ見る時間ももちろんなかったのですが、もう1回プライベートに来る?と聞かれたら、万博やっている間だったら来たかったかも、という感じです。

 大阪や京都に比べると新幹線もあっという間。便利なのですが。

Wednesday, May 16

流行りもの

 流行りものいっても病気。麻疹です。流行り物好きといっても、病気なんか試したくないですが・・・。

 子どもの病気だと思っていたら、実はすごく流行っているということを知らず、どうも感染していたようでした。

 かなり仕事が忙しくストレスをためて不健康な生活をしているところで、アトピーがでていてかゆいので薬をもらおうと思ったら、いきなり、麻疹の可能性がありますという診断。そんなはずは・・・と思ったのですが、薬もいただけず、血液検査。早く帰ってくださいといわれてしまう始末。

 結局、検査の結果は陽性。でも、よく考えたら、いつかかったのかはわからないともいえるのでは。まぁ、いずれにせよ、かかっていたとしてもとても軽い状態だったようです。予防接種も子どものときにしていたので。高熱も全身に湿疹が広がることもありませんでした。軽い風邪の症状とかゆみがでた程度で、いまだに麻疹だったのかどうかは疑問です。でも、ちょうど大学が学校閉鎖になった時期だったので、そうだったのかもしれません。

 疲れがたまっているときは、免疫力が落ちているとき。いろいろと調子は悪くなるようです。とにかく、たいしたことはなかったのでよかったのですが。

Monday, May 7

そういえば1年

 南の小さな国から戻ったのは、まさに昨年のGW後半。帰国後、気づいたら1年経っていました。
 
 やはり時計の動きが違うというか、東京での生活はあっという間。どんどん時間が過ぎているのにちょっと怖くなります。

 ブログのタイトルを変えて再スタートしたのはしばらく経ってからなのですが、これもずいぶんちゃんと続いている日記になっているのを自分で感心しています。内容は、思ったことを気軽に書き綴っているだけですが・・・。

 ブログのタイトル、そろそろ変え時かな、とも思います。

 

Saturday, May 5

石積みのある町 ~ 坂本

 また、関西といっても、渋く滋賀県。琵琶湖のすぐ横です。


 普通はお城の壁ですが、石積みが街中に見られるのが特徴の比叡山延暦寺のお膝元の城下町、坂本。

 日本史で必ず習う天台宗、最澄、比叡山という有名どころの割には、延暦寺が京都からこんな離れたところにあったのにびっくり。坂本の町から坂本ケーブルというケーブルカーにごとごと揺られて到着します。そもそもが、京都から鬼門の位置にあるため延暦寺が建てられたそうで、都から離れた険しい場所であるからこそ、悟りが開ける修行もできたのでしょう。延暦寺は、人材育成に力をいれていたということで、仏教の有名な開祖はほとんど延暦寺に入門していることを知って驚きました(単に不勉強ともいいますが・・・)。というわけで、延暦寺ももちろん立派なのですが、結構気に入ったのがこの坂本の町。



 水琴窟というそうで、耳をすますとかすかにお琴のような音色。初めて見ましたが、日本庭園の装飾の一つで水滴により琴のような音を発生する仕掛けなのだそうです。なんとも侘び寂びの情緒があります。



 あまり観光地化されたところではないため、たくさんお店はないのですが、行列ができていたおそば屋さん。建物は文化財指定されているようで、とても立派。時間がなくて回れなかったのですが、寺社がたくさんあって、1日のんびり散策するのにもよさそうです。

Friday, May 4

和歌山城

 和歌山のイメージといえば、みかん、ぐらい。

 本当は、熊野古道に行ってみたいのですが、和歌山城というまたマイナーなところに。



 観光客もまばらですいているところがある意味、のんびりできてよかったです。敷地はかなり広く、お散歩気分で歩くにはよいところです。



 和歌山城は虎に喩えられるとかで、結構虎をモチーフにした像がありました。

 

Thursday, May 3

Deepな関西 ~ 中崎町


 関西特集第一弾。しかも、ちょっと普通に関西ではないところを。

 梅田から徒歩圏内。地下鉄でも短い一駅の距離。大阪のど真ん中に近いところにあるのに、とても不思議な雰囲気の町。

 古い木造家屋が並び、庶民的な下町。すぐ近くにテレビ局やロフトがあるとは思えません。ここでいちばんおもしろいのは、カフェ巡り。古い廃屋などを美術や建築をやっている学生が改築してカフェとして再生しているところが多いよう。それぞれが相当個性的でかなりおもしろいです。間口はたいていとても狭くて、入ってみるとところ狭しとアンティークのものが並べられていたり、写真が展示されていたり。手作りのケーキなど楽しみつつ、のんびり過ごせるところが多いです。写真のお店も看板がなければまったくの古い民家。入ってみると実は2階にまで席があります。客層もそれぞれで、アート系が多いところあり、学生から地元のおばさままで幅広いところあり。

 いずれにせよ、カフェに入ってしまうと、時間の動きが違う気がします。

 カフェ以外も何?と思うようなショップがちらほら。お天気がよい昼下がり、なぜかたくさんいるネコたちをからかいつつ、ふらふらっと歩くと、いろんな発見があるところです。



 こういうところ、東京にはない気がします。しいて言えば、中の雰囲気は、中目黒あたりのカフェに雰囲気は似ているところもあるかも。

Tuesday, May 1

Peninsula

 最近、恵比寿三越にできました。

 ペニンシュラといえば、いわずと知れた香港の高級ホテル。そのブティックです。

 突然のゴールインで周囲をびっくりさせたお友達のプチお祝い会を自宅で。お友達が持ってきてくれたスイーツがペニンシュラのもの。マンゴープリン、黒ゴマのムース、チーズケーキをシェアしましたが、どれも上品な甘さで見た目も美しくおいしかったです。入れ物は再利用できる陶器。さすがという感じです。

 お誕生日ではないのですが、キャンドルまで立ててお祝い。そういえば、また写真を撮るのを忘れてしまいました。