軽井沢から3駅。なんと、駅の中に世界一小さなテレビ局!
アンリ・ル・シダネル、実はまったく知らないアーティストで、最初はそれほど興味もなかったのですが、印象派らしい作品は割と好みかも、と思った程度。
美術館内にはウイスキーのディティラリーもあり、最初にこの醸造工場を見学。ただ、ディスティラリーといっても、3年前ぐらいに製造を中止してしまったということで一部しか視察はできず、天井まで積み上がった樽の山などはすごかったですが、ちょっと期待はずれ。
その後、ブランチを敷地内にあるピッツェエリア、ラ・ロカンダ・デル・ピットーレにて。売りの窯焼きピザもバフンウニを使った冷製カッペリーニも美味しかったです。岩原が本店という老舗のピッツェエリアだそうです。
ブランチを終えてメインの美術館に。アンリ・ル・シダネル展、とてもよかったです。日本ではほとんど知られていないシダネルの作品がかなり集められていました。個人蔵の作品も多かったので、本当に貴重な機会だったと思います。作品はどれも心地よくて、いつまで眺めていても飽きないものばかり。特に気に入ったのは、運河という作品。家の窓からこぼれる光と、その光がぼんやりと運河に映った美しい景色。「「光とバラの画家」だそうですが、光は、明るいだけでなく、どこか哀愁を感じさせるようなうっすらとしたもので、夕暮れや月明かりを描いた作品が多かったです。心が和み、何となく暖かく幸せになる雰囲気。シダネルの人柄が現れているのだと思いました。美しいバラや作られすぎていない庭園、家族や友人と過ごす楽しい時間が確かに存在していたことなど、まさに「小さな幸せ」を感じさせられます。
これまでまったく知らなかった画家ですが、今回の軽井沢で出会えたよかった、と思います。
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