Thursday, August 10

Darwin's Nightmare

 ダーウィンの悪夢。

 なんだかホラー映画のタイトルのようですが、実は、ドキュメンタリー。ホラーは思いっきり苦手でそもそも見ませんが、あまりドキュメンタリーというのも観たことがありませんでした。

 来年のお正月映画として公開予定の作品。もちろん、ロードショーというタイプのものではないので、単館上映です。世界第二の湖、タンザニアのヴィクトリア湖に人為的に入ってきた外来種ナイルパーチ。日本でも冷凍で入ってきて、お弁当や外食の白身魚のフライの中身だったりする、意外に身近なお魚。魚をめぐるビジネス、一見、雇用など現地経済に貢献しているかに見えるのですが、肉食のナイルパーチは本来の生態系を破壊し、環境の悪化を引き起こすとともに、売春、エイズ、ストリートチルドレン、ドラッグ、集まってきた人たちの貧困はやはり変わらず・・・。見え隠れする武器の密輸。

 最後のシーンが終わり、何のサウンドもないまま、出演者などのテロップが流れだしました。何か救いようのない弱肉強食、貧富の差は克服できないという現実を見せ付けられたのを感じました。観終わって、しーんとした会場内には言葉もなく、重い雰囲気。

 決して楽しい作品ではありません。でも、これがまだまだアフリカの現実なのかも。政府作成のプロモーション・ビデオの対極。こうしたドキュメンタリーにありがちな、反政府、政府批判の要素は色濃くでています。もちろん、このドキュメンタリーだって、意図があって作られた作品であるのでそれに注意すべきでしょうが、やらせでないとしたら「衝撃のドキュメンタリー」であることは間違いありません。いろいろな賞を受賞しているだけあって、見ごたえはある作品でした。

1 comment:

chestnuts said...

thonちゃん
ホテル・ルワンダも、ナイロビの蜂も、行かなきゃと思いつつそのままになってしまいました。さすがthonちゃん。楽しい映画じゃないですが、ぜひ行ってみてください。