Tuesday, August 29

Principality of Sealand

 ちょっとおもしろい話。

 南の国は人口30万、今関わっているアフリカ大陸近くの小さな国は人口8万人ちょっと。小さな国はたくさんあるなぁと思っていたらそれどころではありませんでした。

 人口4人、常駐していた住民「兵士」は1人(ただし今はたぶんゼロ)。しかも、英国のすぐ側。東岸から約10キロ。そんな国聞いたことない!と大騒ぎで調べてみると、シーランド公国という国際法上の独立国ではないものの、英国から独立を宣言した「国」がありました。島なのかと思いきや、島ですらなく、ヘリコプター発着の基地ようなところ。第二次大戦中の海上要塞。しかも今年6月の火災で燃えてしまって今は廃墟になっているらしいです。市民権を持っている人は100人を超えるらしく、ただし、そのパスポートが悪用、犯罪に関与したということで、今は1997年以前の発行のものは無効とされているとか。もちろん、国旗もあり、切手も発行されてます。おもしろいのは、そもそも、勝手に「公」と爵位を自分につけて公国にしたぐらいなので、爵位販売ビジネス。すごい格安(4000円ぐらい)でLord やBaronになれるらしいです。ちょっとしたジョークのプレゼントとしてはお手軽だしおもしろいかも。

 それにしても国家承認されていないという同じくくりとはいえ、ソマリランドやアチェといった歴史的、民族的な問題を抱えて独立を目指しているところや高度な自治権を付与されているところと並べられてしまうと、違うのでは・・・という感じです。シーランド公国と同じようなところでは、もう少し大きな規模(といっても25人ぐらい)でオーストラリアにも」「ハット・リバー王国」として独立を宣言したところがあるようです。

 世の中、いろいろなところがあり、いろいろなことを考える人がいるのだなぁと、ちょっと笑ってしまいました。

 

3 comments:

Anonymous said...

国のウェブにショップがあるのが微笑ましいですね。いずれ、拙ブログでも紹介したい、と。Ipswichけっこう近いですね。でも、行かないと思います。

Anonymous said...

ここは第2次大戦中の防空用の砲台跡。
ヒッピー華やかなりし頃、領海外にあると言うことで電波を出す認可をとらないままのラジオ放送を行って「海賊放送」と言われていたところですね。
今は爵位を売っているとは面白いですね。

chestnuts said...

牧歌さん
行くときはやっぱりパスポートがいるんでしょうか(笑)。ぜひご紹介ください。なかなかおもしろいですよね。

脳天気さん
さすが!ご存知だったのですか。
ネット時代の現在は、制限なしのネットを売り込んでいるようです。