今年はモーツアルト生誕250周年でモーツアルト・イヤー。
12月5日はモーツアルトの命日ということで、レクイエムを中心としたコンサートのお誘いをいただき行ってきました。場所も渋く、代々木公園の白寿ホールというところ。こじんまりしたホールですが、音響もよく、インテリアや照明もなかなか素敵。アヴェ・ヴェルム・コルプスで始まり、珍しいバセットクラリネットのソロありのクラリネット協奏曲、そしてレクイエム。古楽器というのは手入れも演奏も大変そう。バセットホルンという古楽器もあり、全体的にアコースティックな暖かな音色でした。チェンバーオーケストラで少人数ですが、ボーカルともよく調和して心地よい音楽を楽しめました。指揮者の方によるプレトークでは、楽器の説明、曲の解説があり、より親しみやすさも増してよかったです。レクイエムは間にグレゴリオ聖歌を挟むというオリジナルな構成。モーツアルトの最後の、そして未完の作品であり、弟子や後世に補筆された部分も少なくない作品。このレクイエムは実用のため作曲されたことから、実際のカトリックのミサの形式にのっとって、あえてグレゴリオ聖歌を加えて演奏するということでした。
単に聞き流すのではなく、背景などを勉強すると、よりおもしろくなってきます。
素敵なコンサートで癒されました。そして、やっぱり音楽ができるというのはいいなぁと思うと同時に、こんなに気軽によい音楽に触れられる環境に戻ってきたことに、改めてうれしくなっています。
1 comment:
thonちゃん
この時期、クラシックがやっぱりいいですよね。楽しんできてね。
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