先週観にいったのに、書くのを忘れていました。
白井晃の一人芝居。映像の魔術師ロベール・ルパージュの作品で前半日程はルパージュが出演でした。ルパージュの英語版は都合がつかなかったので、日本語版だけ観にいきました。舞台はパリ。仕事も家庭環境も異なるカナダ人、フランス人、モロッコ人の3役を一人でこなします。相当な長台詞もあり重労働という感じでした。服装や声色、歩き方などだけで次々に3つの役の演じわけ。気分もそのたびに変えなければならず、大変だと思いました。
観にいく前に作品についてあまり知らずにいったので、思った以上に社会派の重たいテーマなのに驚きました。パリのオペラ座が舞台。でも、まったく華やかではないその裏の世界。パリの(悪名高い)美しいとはいえないメトロやアパートがある建物の1階ののぞき部屋。
アンデルセンの童話ではたくさん動物がでてきますが、この作品でも犬が重要な役割を果たしています。といっても、舞台上にでてくるのは、犬のリードのみ。この動きがすばらしくて(!)まるで本当の犬がいるようです。映像とのコラボレーションもとてもおもしろく、シンプルな舞台が、映像の力を借りてうまく変化していくのが斬新でした。
フランスが舞台。ちょっと日本語だと違和感があるシーン、フランス人だったらちょっと違う感じでは、と思うシーンもありました。これが英語版だとどうだったのでしょうか。フランス語版だったらもちろん違和感なし、なのでしょうが。英語版と見比べられなかったのはちょっと残念でした。
1 comment:
thonちゃん
次回はお誘いします!!!
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