没後50年、日ポルトガル修好150周年を記念した魯山人展@日本橋高島屋。
本当はその前に東京ドームでやっているふるさと祭り東京というイベントとはしごの予定が、のんびりスタートで待ち合わせをしたら、なぜかこのイベント、すごい人気なのか長蛇の列。中に入るまでに2時間待ちといわれて、さっさとあきらめて日本橋に移動。それにしても、東京ドームって相当広いはずなのに入場制限するほどの人が集まっているとは本当にびっくりでした。
気を取り直して向かった日本橋はもちろんそんな混雑ではなくてほっとしました。陶芸と美食の大家として広く知られている北大路魯山人。 器、書、画など多岐にわたる作品が展示されていて、その目玉は57年ぶりにポルトガルから里帰りしたという船室内に飾るために制作された壁画「富士」と「桜」。富士は日本的なとても美しい作品で、桜のほうは、貝などをはめ込んで立体感があり、ユニークなもの。それに、顧問兼料理長を務めた会員制の料亭「星岡茶寮」で使用された食器も。おおもしろかったのは、星岡茶寮の料理人やお運びなどの女性給仕の応募要項。料理人は、世間から変わり者といわれるほど食や芸術に関心があることだったり、給仕は今だったらダメでしょう、というような容姿、年齢制限などがはっきり書かれているのに思わず笑ってしまいました。ご本人も5回も結婚していたり、まさに芸術家というタイプの方だったのがよくわかりますが。。。
かなりの作品数で見ごたえがある展覧会でした。
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