Tuesday, March 11

イタリアのチーズ

 久々のチーズ教室。すごいビンテージ・チーズがでるというでどうしても参加したくて、何とか都合をつけて参加しました。特別とか、珍しいとか、弱い言葉です・・・。

 目玉は、100グラムで4000円もするという10年もの。


 アズィアーゴ・プレッサート、アズィアーゴ・ストラヴェッキオ、ビット、カサティーカ、ラ・ロッサの5種類のチーズ。ヴェネト州Asiagoという村の牛乳製チーズ2種は、同じものとはまったく思えない感じ。かたや20-40日熟成でバターのような香りと味で白っぽくやわらか。そして、12ヶ月以上熟成のほうは、固くてシャリシャリ感あり。そもそも、同じAsiagoでも、最初から脂肪分が異なって熟成期間が違い、名前も異なるそうです。ハイライトのBittoはロンバルディア州のもので、こくがあり、余韻も長いもの。10年熟成というのは中でも珍しいそう。Casaticaもまたロンバルディア州でも珍しい水牛乳製なのに白カビ。ちょっとグレーも混ざっています。後味はこくがあり、塩味がきいています。さいごのLa Rossaはフェルミエのオリジナル、コラボレーションチーズ。桜というチーズが北海道で作られていたと思いますが、これは日本の桜の葉の塩漬けをイタリアに送って、ピエモンテで作られたフランス風のチーズ。



 最初のAsiago2種を使った鶏レバーを使った珍しいスープ。レバーはあまり得意ではありませんが、クセを感じず、ボリュームもあり、ワインにもぴったりの一品。


 デザート代わりのリコッタには、モスカートワインクリームと蜂蜜コンフィチュール「桜」を添えて春の気分。いただいたリコッタはそのままでも十分おいしかったです!そこらのチーズケーキよりよっぽど素敵なデザートでした。

 Monzoni Bianco コッィTrevigiani IGT 2006、Wildbacher Colli Trevigiani IGT 2004、Moscato d'Asti DOCG 2005をあわせていただきました。白もよかったですが、赤は適度なボディでお料理にとてもあう感じ。甘いのはそれほど、でしたが、最後はデザートワイン代わりの甘口弱発泡のもの。食前ではなく、デザートとしていただいたのがよかったのかもしれません。

 Bittoの余韻を最後まで楽しみつつ、いろいろなチーズを楽しみました。

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