Tuesday, March 18

女性と仕事と家庭

 オーストラリア大使館で行われたイベントに参加。

 民主党の高井美穂先生が、ご自分のキャリアをベースにしたお話を。なぜ、いわゆる普通のOLから、留学を経て、政界入りを目指されたのか、今の日本の社会で何が問題なのかなど、各国大使館等からの参加者の質問やコメントとともに、参考になるよい企画でした。比較的こじんまりで、堅苦しくない雰囲気がまたよかったです。

 お二人のお子さんを育てながら、しかも一度は落選を味わいながらも政治家として活躍され、なおかつ、家庭と仕事の両立を実現されているそのパワー、しかも若々しく美しくされていることには脱帽します。確かに日本は働きすぎ。特に男性がかわいそうという指摘は正しいのかも。子育てに関われない男性こそ悲劇というのはそのとおりです。女性は結局その男性と同じものを求められ、それができなければ仕事で認められない社会。少子高齢化社会といわれて久しく、それが改善の方向にはなかなか向かわない現状。高齢者政策にかかる予算の四分の一以下しか子どものための政策に予算が割かれていないというお話は、結構ショックでした。確かに子どもは票にはつながらないので・・・。国会にもっと女性を、政治に女性が関与すべき、というのは、票にならない子どもたちの代弁者としての意味も強いように感じました。

 オーストラリア大使館は非常に女性外交官が多い印象ですが、それでも、トップ3はすべて男性なので、まだまだとのこと。

 先日、国連大学でも女性をテーマにしたシンポジウムがあったのですが参加できなかったこともあり、また、いろいろと考えるよい機会になりました。

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