滅多にない国内出張。農業地帯の視察ということで、貴重な体験をさせていただきました。鹿児島では、黒毛和牛の子牛のせり、肥育農家、繁殖農家を視察。会社経営でちょっとある意味工場的な肥育農家と、まるで産婦人科のような繁殖農家。一口に畜産農家といってもこんなに違うというのにもびっくり。
種子島では、サトウキビ畑と製糖工場。初種子島でした。あまり観光では行かないところだと思いますが、結構サーファーが多いのと、Iターンで全国から定住する方も結構多いのだそう。鉄砲もロケットも観る機会はなくて残念でしたが、美しい風景でした。何よりも感銘を受けたのは、エコ・モデルともいえる、サトウキビ栽培。台風の多いこの地域で「防災作物」であるサトウキビは、ちょっとした台風には斜めになっても折れてしまうことはなく、農家にとって恐ろしい天災による作物全滅という危機を避けることができるそうです。トップの部分は牛の飼料、その他の部分も飼料や堆肥となり、砂糖を作っていく段階ででてくるものもすべて捨てるところなし。さらに、工場では機械を作動させる熱もすべてサトウキビから。自然から得られたものがすべて自然に返っていく、決して恵まれているとはいえない土地に根付いた、文化ともいえるような産業でした。
美味しいものもいろいろあるエリア。残念ながらあまり美味しいものを楽しめることもなかったのですが、おもしろかったのは、鹿児島の空港ホテル近くのチェコ村。空港ホテルに泊まって、ホテル内の夕食ではあまりに寂しい・・・ということで、行ってみたのですが、なぜ鹿児島とチェコ?という感じでした。麹を扱っている会社が醸造つながりでチェコのビール造りに感銘を受けたそう。チェコ・ビールにチェコ(風)料理を楽しむことができました。ビールは苦手なので、2口だけでしたが。
びっしりの日程に追われた2日間でしたが、次回はやはりプライベートで来て、本来の、時間を気にせず過ごせるのんびりした雰囲気を味わいたいと思いました。
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