熱海へ。夜から行って、翌日の午後には出るという短い滞在でしたが、近いから楽です。去年、MOAの薪能に行って以来。
今回は、熱海市長選に向けた「宿泊所」として借りたアパートのようなところの下見にご一緒させていただく、というのがメイン。でも、せっかくの熱海なので、先日、お知り合いの方にお勧めされた澤田政廣記念美術館に行ってみたくて、そちらに。梅園内にある中山晋平記念館もあわせて行ってみました。こちらは、中山晋平記念館の2階。とても、ゆったりした時が流れる感じで、癒されます。空いていることもあり、まるで別荘か何かのようにのんびりと休める雰囲気。
緑がとてもきれい。梅の季節ではなくても、グリーンはきれいだし、紅葉の時期も素晴らしいそうです。中山晋平・・・と聞いてぴんとこなかったのですが、有名な作曲家。東京音頭、雨降りお月さんなど。「しょ、しょ、しょじょじ♪」「かあさん、お肩をたたきましょ♪」・・・と、あー、懐かしい!と思う童謡の数々。
澤田美術館はちょうどこの記念館のお向かい。こちらも、とても見ごたえのある作品ばかりでした。あまり、彫刻や書を観ることはなかったのですが、とても人間味のあふれる現代の仏像や、カラフルな書。作品の横に添えられた、講演会などでの言葉も非常に興味深かったです。特に、印象的だったのは、東洋の美というのが「生きている」という感覚。確かに、素材が木であったり、動きのある墨絵であったり、東洋の芸術のほうが動きがあって、変化している感じがあります。
前回の熱海では、旧日向別邸というブルーノ・タウトが日本に残した唯一の作品といわれる重要文化財指定の建築物を観ましたが、美術館もなかなかよくて、短い熱海滞在を満喫しました。
ブランチになってしまったのですが、スーパーで購入した、「熱海ほていや」の「蒸しパン」も、ちょっと普通の蒸しパンとは違う、歴史あり、個性ありの蒸しパンで美味しかったです。ネットでお取り寄せもできるようですが、熱海お土産としてもなかなかよさそうです。
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