出張で秋田と青森に。ちょっと春を感じたあとだったので、雪にびっくり。寒いです。そういえば、例年3月の連休に安比にスキーに行っていたことを考えれば、雪があって当然なのですが。
言葉が結構聞き取れず大変だったり・・・。南より北のほうが聞き取りが難しく感じます。
秋田といえば、あきたこまち。ライスターミナルというところを視察させていただきましたが、ものすごい巨大倉庫になっていました。品質管理やトレーサビリティの意識の高さはさすが。青森では、りんご。ビタミンCなど酸化防止のための添加物一切なしの100%青森産リンゴのジュースを試飲させていただき、まさにすりつぶしたリンゴをいただいている濃厚さ、自然だけれどものすごく甘いのに驚きました。
普段、お米をあまりいただかないので、コメ消費が戦後直後の一人あたり年間120Kgから今は半減しているというのにまさに貢献してしまっている状況。最近は米粉などもブームになりつつありますが、なかなか、お米を食べている、という感じはないことにちょっと反省。今回は雪の下だったので何も見えませんでしたが、やはり水稲の田園風景はまさに美しい日本の姿。守るべき文化であり伝統であるのは間違いないと思います。
リンゴのほうは、聞いたこともないいような新種もパンフレットにはたくさん記載されていましたが、やはり青森といえば、フジ。それにしても、日本のリンゴはきれいで立派。ちょっと傷ついたものなどは、全部加工用としてジュースなどに回されてしまいます。これ、途上国でなくても、ヨーロッパでも普通にスーパーに並んでしまうレベルでは、というものさえも。日本人のこだわりはやはり特別なのでしょう。ただ、最近は、訳あり野菜なども認知されて結構人気が出始めています。農家としては、より品質の高いものを生産して高く売りたい、でも、この景気低迷では、消費者は安いものを求めて、多少形が悪くても気にしなくなっています。生産者の苦労を考えると申し訳ないと思いますが、やはり消費者としては安全でおいしければ見た目よりも安いほうがよいと思ってしまいます。リンゴは比較的いいといっても、果物消費量が若い世代を中心に減っているのは、食べるのが面倒というのもあると思いますが、やはり価格の問題も大きいと思います。最近、リンゴは台湾にかなり輸出されているそう。中国、ベトナムなど、新規開拓にも力をいれているということで、そのうち、良いものは輸出に回して、という日もやってくるのかも・・・。
流通の仕組み、食の安全、貿易など、いろいろと勉強させていただきました。
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