Saturday, December 3

Capital FM

一昨日から、いきなりCapital FMが入らなくなりました。

なぜここで英国のラジオ放送が聴けるのかはよくわからないのですが、車を運転し始めてからしばらくして教わり、ずっと流しっぱなしにしていました。車を購入したときには、カーオーディオまで全く頭が回りませんでしたが、標準装備ではラジオとテープしかついていなかったのです。いずれにせよ、運転を開始してしばらくは、「余計な音」など邪魔なぐらい(キーを回してエンジンがかかった瞬間から緊張していて、アクセルを踏んで発進してしまったあとに、エアコンのスイッチすら入れる余裕がなかったので)でした。運転にだいぶ慣れた頃、ふと気がつくと、車の中が静か。そこで、助手席に乗ってくれていた同僚がラジオをセットしてくれ、それ以来、ほぼエンジンスタートと同時に流れる状況になっていました。

聴くともなく音があるという感じだったのですが、一昨日、いつものようにエンジンをかけたら、耳慣れないクラシック調のアラブ的な音楽が。こんな番組あったのかしら、と思っていたら、このチャンネルはdisconnectedだというようなアナウンスが間に入ります。衛星放送も電話も、ときどき切れるので、そのたぐいかと思っていたのですが、今日になっても復活しません。どうも、何かもっと根本的な問題のようです。これも検閲の結果・・・なのかどうかは、不明です。

そういえば、一昨日、今週末に開催予定だったインドネシアかどこかのポップスのコンサートも中止になったと報道されていました。報道には、内務省がsecurity reasonsで取りやめにしたとなっていたのですが、これとも関係があるのかどうか。

昨日、他に何か聴ける番組はないかと探してみたのですが、見つからず。今どき、テープなんて、1本も持っていません。早くもう一度Capital FMが聴けるようになればよいのですが。

3 comments:

Anonymous said...

興味の尽きない国ですねえ。外国で羽目を外しているスルタンの姿を国民に見せたら、国体にも影響するんでは、と思いましたけど、国民はけっこう大人だったりして。直ぐに「フェアネス」を叫ぶ民度の低い国柄ではないのか、そういう面も統制されているのか。宗教観や倫理観を国体維持に徹底的に利用している国王の上手さが見えます。穿ちすぎですかね。

Anonymous said...

聴き入っているわけではないにしても、音楽が流れているかどうかは気分が違うよね。早く直るといいね。
しかし、検閲かも知れないとは。。。中国のようにインターネットの発達で情報統制ももう出来なくなっていると思うのだけど、やはり公共メディアは扱いが違うのかしら。

chestnuts said...

牧歌さん
確かに国王は結構上手だと思います。というか、やはりお金がものをいうのでしょうか。税金もなく、恵まれた生活水準。保証されたぬるま湯生活。これを捨ててまで反対したり、声を上げようという人はいないのだと思います。大人というよりも、やはり人間楽なほうに流れるのではないでしょうか。

初コメントありがとう。
中国もいまだいろいろ規制はあるらしく、北京にいる友人は、このブログにアクセスできないといっていました。