Wednesday, October 10

南インド料理 @ Wakka Kitchen

 今回は南インド料理。


 南インドというとなじみがないような気もしましたが、最近はヘルシー志向にもあって増えているそう。正確には東西南北それぞれ特徴はあるそうですが、南北に大きく分けた場合の特徴は、北は小麦文化、油を多く使って長く調理すること、南は米文化、素材を生かして油も少なめ、調理時間も短め、というところだそう。カレーといっても、汁気が多くてスープのような感じ。毎日朝から食べるので、むしろ、お味噌汁に近い感覚、だとか。庶民の食卓にはお肉やお魚は週1回程度ということで、ほとんど、お野菜とお豆。それも中身はわずかでスープたっぷりというのが普通だそうです。ココナッツオイルを使ったり、スパイス、ハーブの種類が少なめというのも南の特徴だそう。ココナッツオイルは熱すると甘くよい香り。ナン好きなので、北のほうが・・・とついつい思ってしまっていたのですが、南、ヘルシーでなかなかよかったです。まぁ、インドでいただいたらここまでヘルシーではないでしょうけれども。油少な目、お野菜たっぷり、日本の季節を盛り込んだ、本場仕込みだけれどアレンジのきいたオリジナル・レシピはどれもとってもおいしかったです。


 パパドは最近簡単に手に入って、レンジでチンでできてしまうそう。南の島時代に超メジャーだったら、エビセン系と同じです。揚げないという発想はインドも南の島もないでしょうけれど。


 炒め物3品。キャベツとココナッツ、オクラ、ジャガイモ。どれもタマネギをたっぷり、ニンニク、ショウガも使います。必須スパイスはマスタードシードやターメリック。おもしろいのは、ジャガイモの炒め物などに豆を少し加えること。これがまた味をだすようです。
 
 ミールス(定食)といって、大皿(本当はバナナの葉)に真ん中にご飯、上に炒め物、ご飯にサラサラしたカレーを添えてといういただき方だそう。正式にはカレーをいれてしまうと前のお料理には戻れないとか。この日は、香り高いバスマティ・ライスとそれをアレンジしたレモン・ライスでいただきました。
 
 実は辛すぎるのは苦手なので、少し辛さ控えめにしていただきました。お野菜たっぷりのサンバル。マレー料理のサンバルと一緒かと思ったのですが、こちらはお料理の種類でした。タマリンドジュースで酸味をつけるのが特徴。炒め物同様、マスタードシード、ターメリックはかかせず、カレーリーフや珍しいアサフェティダというクセのある臭いのスパイスも。




 ケララ州名物の白身魚のココナッツカレー。ぴりっとした辛味がココナッツの甘みととけあいます。

 この日のワインは、以前インドをテーマにしたワイン会でいただいたSulaのSauvignon BlancとShiraz。この間いただいたときよりもクセを感じず、スパイシーなお料理をすっきりいただける感じでした。

 インド料理は結構好きなもののインドはまだ未開の地。子どもの頃の空港での記憶が強烈で、行きたいという気持ちがなかなか起こらないのですが、そのうちいつか行ってみたいと思えるときがきそうな気がしてきました。

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