Sunday, September 27

オリーブオイル・テイスティング

 ワイン・テイスティングはよくありますが、オリーブオイル。普段から、オイルはほとんどオリーブオイルしか使っていませんが、そういえば、オリーブオイルについてちゃんと勉強する機会はありませんでした。

 オリーブオイルをテイスティングして学ぶというレッスン@銀座Karacu(菓楽)に。神楽坂にあるフレンチ・ラリアンスとのコラボでできたスイーツのお店で、レンタル・スペースではこうしたセミナーやお菓子教室などが行えるようになっています。スペースを借りると、お店から、お茶&スイーツも付いてくる、というのもおもしろいです。

 イタリアのリグーリア州、トスカーナ州、プーリア州のもの、スペインのアンダルシア地方のもの2種、全部で5種類のオイルをテイスティング。今まで、オリーブオイルの味を比較できる機会は、イタリアンのレストランで2、3種類の異なるオイルが出されたときぐらいだったと思います。今回は、オリーブの種類から、オリーブオイルの作り方、テイスティングの仕方など、いろいろと詳細なお話を聞きながらじっくりと。

 実はオリーブオイルの生産第1位はスペインで、70%、その後、イタリア、ギリシャだそうです。イタリアのイメージが強かったのでびっくり。でも、スペイン産オイルは、イタリアに多くが輸出され、ブランドとしてはイタリアから出ているものが多いそう。タジャスカ、ピクアル、アルベキーナといったオリーブの種類によって、オイルのフレーバーは相当異なるものになることなど、新たな発見がたくさん、でした。フルーティーさ、苦味、辛味が評価のポイント。比較すると、それぞれの違いや個性がはっきりありました。また、普段使いしているオリーブオイルと違って、テイスティングしたオイルはボトルもどれも個性があって素敵。一瞬、中身はオイルとは思えないような雰囲気です。でも、高価なオイルになるので、これぐらいボトルが凝っていても当然なのかも。


 小さなグラスで、オイルだけのテイスティングをしつつ、テイスティング・ノートをつけたあとは、パンや豆、チーズとあわせて。オイルと食べ物のマリアージュ。個人的にはあまりフレッシュで青々しすぎたものよりは、マイルドでデリケートなものが、いろいろなものにはあわせやすいのでよいかしら、とは思いました。ただ、あまりにマイルド過ぎるとインパクトには欠けるので、ある程度の苦味や辛味があるものがおいしかったです。


 セミナーが終わったあと、これから計画されている、オリーブオイルを使ったお菓子教室のトライアルにも参加させていただきました。シフォンケーキなどはオイルを使いますが、さすがに、パウンドケーキにオリーブオイルを使うのはどんな感じなのかしら、と興味津津。焼きあがったバナナブレッド風のケーキは、オリーブオイルのお味をしっかり感じます。オリーブオイルが苦手な人にはさすがに厳しいかもしれませんが。さらに、ケーク・サレ(塩ケーキ)という甘くない塩味のお食事風キッシュのようなケーキも作りましたが、こちらは、チーズなどをいれたせいもあって、違和感はまったくありませんでした。Karacuのパウンドケーキもいただき、相当おなかいっぱいな感じ、でした。とても充実したレッスンでした。

 これから、少しオリーブオイルも意識して、いつもよりランクアップしたものにもチャレンジしてみようかしら、と思います。よいオイルを仕上げに使ったら、お料理もちょっとおいしくなりそうです。

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