アパート内でアマによる盗難事件が起きたという噂があり、去年からガードを24時間、外部のセキュリティー会社に委託するようになりました。これが第1フェーズだったらしく、第2フェーズとして、「アパートの鍵変えます」のお知らせが。1月に入ってから、合い鍵を作れないものに総取り替え。簡単に合い鍵を作れるタイプでは、留守中に出入りできるようにアマに鍵を預ける住人が多いので、いくつでも合い鍵を作れてしまって不用心ということなのでしょう。
私自身はアマを雇っていないので、盗難の被害にはあっていません。そもそも、このアパートに決めたのも、常にスタッフがいて、建物の入り口もオートロックになっているなど、セキュリティ上安心だからというのが大きな理由でした。やはり、一軒家は空き巣被害を結構耳にします。Full furnishedで盗られるものもほとんどない、とはいえ、一人暮らしには、まずはセキュリティがしっかりしているというのは第一条件でした。
もともと、治安のよい国。皆が顔見知りの村社会では、悪いことはできません。凶悪事件は極めて少なく、盗難などを含めた犯罪も少ないほうだと思います。ロンドンでは、車の座席にもの(お買い物したもの、ガイドブックなど)を放置してはいけない、トランクに荷物を入れるときも周囲にあまり見られないように、などといわれてきましたが、その必要もありません。アフリカに至っては、車に乗った瞬間に必ずロックを、窓は決して開けてはいけない、女性は扉側のほうにハンドバッグなどを置かないように、そして武装強盗の多い危険地域では決して止まらないなどとまでいわれました。この国では、武装強盗はもちろんありませんが、車及びそのパーツを盗まれたり、車内に置いてあるものを盗るために窓ガラスを割られたり、ということすら、めったにありません。これが、2,3時間も走った隣国に行くと、こちらの高級車は狙われますが。
ただ、それでも、出稼ぎに来ている低所得の外国人労働者による不法滞在、盗難、空き巣、そうした外国人労働者の雇用主側のWork permit未取得や給料未払い、また、アルコールの不法持ち込み・販売、若者のドラッグ使用といった問題は増えているようです。
日本でも最近、安心はお金で買う時代。CCTVの設置数がものすごいロンドンでは、普通に生活していればプライバシーはないというぐらい1日に何十回も撮影されているといわれています。気を抜いてはいけませんが、この国ののんびりムードにはほっとさせられます。
新しい鍵は3つで1セット。これ以上、合い鍵は作れないシステム。3つのうち1つを預けておかない限り、大家さんですら入れないようになっています。かなりの高級鍵らしく、なくしたときの負担は大きいです。前のものよりずっしり重たい鍵は、何か安心の印のようにも思えますが、なくしてしまって、うちから閉め出し、という事態だけは避けなければ・・・と別の意味でちょっと心配です。
1 comment:
thonちゃん
駐在員の方のところでは、倉庫などから平気でものを持ち出して平然と働き続けていたアマがいた(もちろん、見つかって解雇したそうです)そうです。人を信頼できないというのは、イヤですよね。
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