Wednesday, June 20

トスカーナのチーズ

 イタリアのトスカーナ州のチーズ教室。

 トスカーナより南が羊の文化ということで、チーズはすべて羊。自己消費用にヤギのチーズも見かけるそうですが、基本的には羊ばかりだそう。羊は脂肪分が高すぎて飲料には適さないということで、チーズにするそうです。確かに戦時中にヤギのミルクしかなくて飲んだという話は聞いたことがありますが、羊のミルクというのは聞いたことがないかも。そのままではとても飲めないのでしょう



 まずはフィノッキオーナ・トスカーナというフェンネルシード入りのサラミともう1種シンプルなサラミをさわやかな甘さのプロセッコとともに。
 そのあと、早速チーズです! Pecorino Toscano Fresco、Pecorino Pratomagno、Precorino Fiore di Marenma、Precorino Taltufoの4種類をいただきました。フレスコはフレッシュなもの。フィオーレ・ディ・マレンマは外側が黒っぽくなっている2,3ヶ月熟成。プラートマーニョは6ヶ月熟成でちょっと乾いた感じ。これはものすごく赤にあって、いくらでもいただけてしまいそうな感じでした! 最後のタルトゥーフォはトリュフ入り。香りがとてもよくておいしかったです。

 

 ぜひ今度作ってみたいと思ったのは固くなったパンにトマト、きゅうり、バジルなどを加えてオリーブオイルとバルサミコであえたパンファネッラ。あっさりとしていて、でも、パンのうまみもでてとてもいい感じ。今まで固くなったらパングラタンにしてみたことはありましたが、これは試してみる価値あり、の一皿でした。



 
 


 写真は2種類ですが、3種類ジャムもいただきました。どれも珍しくて、グリーン・トマト、苦いオレンジ、ベルガモット。ベルガモットはアロマではよく使いますが、食用としていただいたのは初めてでした。 



 牛フィレ肉のシンプルなタリアータ。


 最後は、パンパペートとパンフォルテというトスカーナ、シエナ地方の古いお菓子。スパイスやナッツがたっぷりはいってハチミツで固めたもの。保存食だというのに納得。ちょっとクリスマス・プディングなどに系統は似ているかも。ターキッシュ・デライトほど甘くないです。ブラックのコーヒーとともにやっぱり甘いもの好きの私にはデザートははずせないので満足でした。好みだったのはパンパペート。

 チーズはどれも本当においしくて、これからペコリーノがあればついつい食べたくなってしまうと思います。

2 comments:

Anonymous said...

トスカーナより南が羊の文化なのね〜。それにしてもなんというか、珍しいチーズ教室だね〜!!固くなったパンの料理は興味深いわ〜!!

chestnuts said...

ongeさん
パンのサラダ、ぜひ作ってみてよ。