正確なタイトルは違ったのですが、日本における女性研究者の働く環境に焦点をあてたお話を聞く機会がありました。研究職のほうが、むしろ時間が自由に使えるのかな・・・と思っていたのですが、そうでもなさそうです。理系というのはやはり女性が少ない分野。それに、確かに、突き詰めればいつまでも仕事になってしまいます。
最近はいろいろな家族の形態があり、生活スタイルも様々。それでも、やっぱり北欧などと比較すると長時間労働は家庭と職場の両立を難しくしていることは明らか。少子化傾向はちょっとよくなったとはいえ、このままだと2050年の日本の人口は1億人に減少するそう。国力と人口は確かに密接な関係。とはいえ、少し減ったぐらいでも、ゆとりがでて必ずしも人口減少そのものが悪いわけではない気もします。ただ、大問題なのは超高齢化。いびつな逆ピラミッドに近い形になっています。
スピーカーの方は、職場でのキャリアも素晴らしく、また出産、育児も立派に両立されてきているとのこと。でも、やはり相当大変であるのは間違いなく、こういうことに悩まずにすむ環境があればいいのに、と思ってしまいます。それは職場環境であり、周囲のサポートであり、結局は社会全体の理解と協力なのだと思います。付き合い残業があったり、仕事優先という考え方がまだまだ多い日本。ヨーロッパスタイルで、仕事は勤務時間に集中して、という割り切りができないと、なかなか難しいのでしょう。
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