恵比寿から離れたものの連日のようにやはりこの周辺。
いつもお邪魔するワインカフェの特別ワイン会。ソムリエの高橋時丸さんの講義を伺って、ボルドーワインを楽しむ会に参加。いつものワイン会とは違うスタイルで思わずマジメにメモをとったのですが、立て板に水のごとく、幅広く深いワインやフランスの歴史、文化、地理等の説明に、メモのほうがついていけず・・・。フランスはブドウ栽培北限で寒暖の差があり、厳しい、栽培が難しい土地であるからこそ、おいしく、おもしろみのあるワインができること、ボルドーとブルゴーニュの違い、ワインを知るには、気候、土壌といった自然条件に加えて、歴史と文化、特にフランスの他民族性とキリスト教を理解することも重要、などなど、とにかく勉強になりました。世界史をもう1回勉強しなおさないとちゃんと理解はできそうにもありませんでしたが。とても参考になったのは、ワインはいただく場所も重要だということ。一流レストランでコースをいただくときにはそれなりの華やかなワインをあわせる必要があり、とてもよいワインでも小さな我が家でいただくとそのよさを十分に引き出せない、というお話は、何事にも通じるTPO。単なるアルコール、飲み物ではなく、ワインは文化だと感じます。
Ch Camus 2005 AC グラーブ、Ch La Clare 2004 AC メドック、Ch Tour Seran Joel Robushon 2003 メドックをいただきました。さらに、デザートワインとして、貴腐ワインのAC Ch Cantegril 2003 AC ソーテルヌ。白は、酸味があってさわやかでした。赤の1本目は、エレガント、2本目のほうが最近の流行のボルドー、という感じだと表現されていました。最近は樽香を強めにつけて、「お化粧した」「ファンデーション厚め」のワインが人気なのだそうです。2本目のほうがおいしいと思いましたが、1本目もよかったです。
ワインとお食事のマリアージュは、当然のことながら、地元のものがベスト。メインはボルドーの典型的お料理、カモのコンフィ。
遅くまでお邪魔していたら、常連の方が多くなったタイミングで、さらに、筑波からの差し入れということでいただいたチーズやベーコンがまたおいしく、今日は控えめにと思っていたにもかかわらず、やっぱりワインが進んでしまいました。
No comments:
Post a Comment