文楽のお話を。
先日、和のコンサートにはいきましたが、いわゆる古典芸能からはちょっとご無沙汰。文楽も最近ずいぶん観にいっていませんでした。逆に中・高校ぐらいの頃のほうが人形浄瑠璃や糸あやつりのお芝居に頻繁に行っていたのですが。ぜひまた行きたいと思い、まずは講演会に参加。
文楽の発祥、歴史は大阪から。世界の中でも大人が楽しめる高度な人形劇。3人で1体の人形を演じるというのも非常に珍しいそう。首(かしら)に、胴体のもととなる枠、それに着物を着付けて人形が完成。どのように表情をつけていくか、3人の人形遣いがどのように動いていくかなど、わかりやすく説明していただいたあと、実際の人形を触らせていただく機会も。貴重な体験でした。人形は思った以上に重たくて、指で、「うなづき」の動作をさせるのも、目玉や眉を動かすのも相当大変。重労働です。
この厚底の草履付きの下駄を主遣いの方は履くそうです。
触らせていただいた女形の人形。
ちょうど翌日明治神宮での公演があるというので、偶然、休暇をとっていていける!ということで、早速チケットをお願いしました。内容もよく知らず、明治神宮というのも珍しいし、先日結婚式でも行ったところだし、と勢いだったのですが・・・。演目も知らずとりあえず現地へ。明治神宮御社殿復興50年記念、杜の中の文化祭の一環の国際交流の夕べの催しのひとつということでした。さらに、日仏交流150周年記念イベント、ボルドーワインのPRも兼ねたもの。演目は、パリでの公演も好評だったという二人三番叟と奥庭狐火の段。ボルドーワインの宣伝もはいりつつ、文楽の説明もあり、最後はバリューボルドーの試飲つき、という盛りだくさんのイベントでした。さらに、10月31日、11月1日に一般公開が予定されている特別ライトアップ「アカリウム」も参拝がてら楽しめるというおまけつき。
日本酒の樽のお向かいがなぜかワインの樽。ちょっとミスマッチ、ですが。。。
原宿駅前の正門近く。コンピュータ制御で色がかわる提灯。
公演中にものすごいスコールのような大雨になり、外はかなり寒くなっていましたが、ちょっといつもとは違った明治神宮でのイベントを満喫しました。
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