今は直接関係がないのですが、仕事の関係で、多摩美術大学にバナナの繊維から作ったテキスタイルの関係の報告会&懇親会に。
京王線の橋本からさらにバス。かなり遠かったです。さすがに空気がきれいで、キャンパスは広々。緑が多くて、あちこちで不思議なオブジェの制作中だったり、いかにも美大という感じです。報告会からは参加できませんでしたが、作品の展示、また、テキスタイル棟の見学もさせていただきました。バナナ・ペーパーというと、バナナの皮から?と思う方も多いようですが、茎のような部分の繊維をつむいで作るので、別にバナナ臭くはありません。麻などに近い感じで、ちょっとごつごつした素朴な布やボードでした。綿を半分くらい混紡にすると、布らしい感じで、より使いやすそうでした。バナナ・テキスタイルはなるべく天然染料を使用しているということで、やさしい色合いが素敵。お洋服としてはちょっと難しくても、ボードを使った小物や、ラグのような形であれば十分商品化も可能なレベルだと思います。結局は、デザインとセンスの問題、そしてビジネスベースにするのであれば、何よりもコストの問題なのでしょう。エコという時代の風潮にはぴったりあって、これまで何となくアイディアとしてはあったものが、ここまで成長しているというのはちょっと感慨深いものがありました。
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