留学時代のお友達から、日本の大学同窓組織で講演をしてとのお話をいただき、和歌山へ。私でよいのでしょう?と何度も伺っても大丈夫だから、といわれて、緊張しながら・・・。
少し早めについたので、せっかくだから、と、準備いただいていた、和歌山市内プチ視察。
廃線になりそうになったあと、「たま」駅長で存続をはかった貴志川線。「たま」は確かテレビで観ていたので、何となく記憶にはありましたが、和歌山だとは気付いていませんでした。2両しかない電車ですが、歴史は古いそう。そもそもはもちろん地元の方の足ですが、人口減少に伴い、乗客数が減少し、維持が困難となる、という地方のあちこちで起きている現象がここでも。そこで、新たな会社が事業譲受し、話題になった駅長ネコ「たま」をイメージし、内装・外装をリニューアル。外観はもちろん、車内もまるで「猫カフェ」風というか遊び心満載の子ども部屋、遊園地の乗り物のような、これが電車とは思えない、というインテリアです。吊革もイスもまったく普通とは違って、さらには、「たま」駅長席もあり、おもしろかったです。この「たま電車」のおかげで、沿線の住民と観光客が半々ぐらいになってきているそう。ただ、採算をとるには、まだ乗客数は不足しているそうです。終点の貴志駅の駅舎は改築中。話題の駅長ネコの「たま」は駅の向かいの売店で飼われているネコ。駅の周りには本当に何もないので、みなの目的はもちろん、この「たま」のみ。写真を撮って、帰りは、おもちゃ電車に。車内にガラガラの自販機があったり、飾り棚にいろいろなおもちゃがディスプレーされていたり。さらに、沿線でイチゴ狩りができるということで、イチゴ電車もあるのだそう。まだまだ、再生をはかるためには、改築中の駅舎のみならず、地元の理解と協力が必要ということで、試行錯誤されつつ取り組まれているということでした。
和歌山はたぶん今回が初めて。何となくご縁があるようでもあり、熊野古道とか行ってみたいところもありながらも、行く機会がなかったところです。会合は和歌山駅前のホテルでそちらに宿泊もしたので、貴志川線に乗った以外は、本当に和歌山駅周辺のみ。会合は、それほど大人数ではなかったこともあり、緊張したものの無事講演も終了、その後は、懇親会。中華風の丸テーブルだったので、何が出てくるのかしらと思っていたら、着席で次々フレンチ風なコースがでてきてサーブされる形式でした。テーブルで大皿から取り分けてサーブされるのですが、かなりの種類と量。しかも、参加者の方が入れ替わりいらっしゃって名刺交換などさせていただくことになり、なかなか食べられず、目の前には小皿の山に。それでも、結構最後はしっかりいただきました。お酒が、基本はビール、それに日本酒のみ、というのが、お料理はフレンチ風なのに・・・と不思議でしが、これが地方らしいところかも。
その後、場所を移して2次会。いわゆるスナックなのかもしれませんが、ちょっとおしゃれな雰囲気のお店の個室。さらに、「じゃばら」という珍しい飲み物をだしているスナックでの3次会、そしてビートルズのライブ演奏をやるバーで4次会(!)まで。シニアな方が圧倒的に多い集まりでしたが、アットホームな雰囲気で、すっかりとけこんでしまいました。よくいわれるとおり、やはり同窓意識の強いところなので、後輩といだけで可愛がっていただけていたのかも。
和歌山城も観にいけなかったのが残念でしたが、また、ぜひ和歌山に、といっていただき、また近いつに機会があれば遊びに行ってみたいと思います。
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