Sunday, May 2

暗がりのコンサート @ La Folle Journee au Japon

 毎年、ゴールデンウィークの恒例になっているラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン。去年は確か前夜祭のコンサートに誘っていただいて行っただけでしたが、今年は生誕200周年のショパンがテーマで、「暗がりのコンサート」というのいお誘いいただきました。

 ショパンやリストの時代、パリのサロンで行われていた、クレール・オプスキュールという形でのコンサート。ショパンの曲をリストが弾いたり、その逆があったり、演奏者がわからない状態での演奏で、その演奏者を想像するという趣向だそう。

 小さなホールでしたが、ステージにはキャンドル風の照明が飾られ、衝立が。衝立の向こうにはピアノが置いてある感じがわかるのみ。公演のプログラムとして曲目は発表されていますが、4名のピアニストが入れ替わり暗い中で演奏。1人目は、シューマンの献呈、メンデルスゾーンの歌の翼に、その後3人はショパンで、ポロネーズ変イ長調、バラード第4番へ短調、子守唄変ニ長調と舟歌嬰へ長調。どれも美しい旋律で心地よいのですが、その前にラ・フォル・ジュルネ期間に特設されている屋台でお食事とワインをいただいていたこともあり、実は、コンサートの開始時間は22:15で、すっかり眠りを誘われてしまう感じ。暗がりで、ピアニストもぼんやりと人影しか見えない状況で、この音楽はつらく、最後のほうは相当うとうとしていまいました。。。

 最後には、演奏者の紹介があり、これは本来のサロンとはちょっと違うのでしょうが、とてもおもしろい趣向のコンサートでした。でも、やはりコンサートの前にはあまり飲まないでいかないと・・・。

No comments: