Saturday, November 27

演劇入門@こまばアゴラ劇場

 今月は、演劇月間。珍しく3本もです。

 何だかお芝居のタイトルではないのかと思いますが、平田オリザ原作のまさに演劇”鑑賞”入門。新書を脚本に仕上げるというのはなかなか大変なことだと思いますが、どこからお芝居なのか、劇中劇も多く、とても不思議な作品でした。

 アゴラ劇場も初めて。久しぶりに、自由席の小劇場での鑑賞でした。整理番号順にはいってお好きなところにどうぞ、とうのも新鮮。小さな小屋なので、とにかく、ステージと近いこと。客席とステージは一体化いている感じ。「芝居」をしている、という感じの独特でわざとらしい、特徴的な抑揚をつけた台詞の言い回しから、現代の口語の演劇へ。歌舞伎のような型や見えの世界から、テレビドラマや映画と近くなってきた舞台、という感じ。個性ある俳優の演技はおもしろく、結構笑えます。ストーリーもあるようなないような。演劇の魅力と楽しみ方とは何か。同じ場面を別の役者が演じてみたり、何度も同じ台詞を繰り返す練習シーンがあったり。ドラマや映画に近くなってきたけれど、でも、やっぱり違うステージの魅力というのを感じることができた気がします。

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