Tuesday, November 23

3分間の女の一生@座 高円寺

 招待状をいただいていた燐光群のお芝居に。竹下景子主演。

 全てのシーンが3分間で描かれる、という珍しいお芝居。かなりせわしいのかしら、と思いきや、意外に3分というのが長いと感じました。確かに、公衆電話、カップラーメン、ウルトラマンなど、「3分間」というのはなぜか多くて、高度経済成長時代の象徴といわれればそのとおりかも。3分ごとに変わるシーンはタイトルの「女の一生」に結びつき、少子化、シングルマザー、仕事と出産、代理出産、性転換など、現代社会のかかえる問題や課題もつきつけます。

 あまりに、「3分間」という言葉が繰り返され、特に最初のほうは耳についてちょっと嫌になるほど。シンプルなセットで、ジェットコースターを表現したり、沖縄の海の中になったり。飽きさせないシーン展開にはなっていますが、3分間の集積全体としては、ちょっと長いかしら・・・という印象も。

 3分間、という単位を、改めて何か意味があるのかしら、と問い直させられるお芝居でした。

No comments: