Friday, April 27

戸栗美術館 柿右衛門展

戸栗美術館の柿右衛門展の内覧会にお誘いいただきました。

 ここのところ、いろいろなカルチャーやアートに触れる機会が増えていてうれしいです。戸栗美術館ははじめて。Bunakamuraまでは結構来ていてもそのさらに奥まで行くことがなかったです。閑静な住宅街の中の美術館。陶磁器のコレクションがここまで揃っているところは少ないそう。

 今回の展示は、今年で開館25周年を迎えるのを記念したもの。「色絵磁器」の技術で重要無形文化財保持者(人間国宝)・14代酒井田柿右衛門氏の作品とともに、伊万里焼の中から柿右衛門様式の色絵磁器が展示されています。順番としては、むしろ、時代の古い古伊万里のほうからみるのをお勧めいただき、本来の順序と逆に回りました。個人的には藍の染付と、金もはいった華やかな色絵もどちらも好きですが、どちらかというと、白の分量が比較的少ない具合しっかりと模様や色がはいっているものが好み。輸出用が多かったということで、日本ではむしろ見かけないようなデザインのものも多く、おもしろかったです。

 
 柿右衛門の朱は特徴がありますが、庭先の夕日に映える柿の実を眺め、その色を焼き物にとり入れたいと、いう発想から生まれたそう。いわれてみて納得の鮮やかで美しい、「赤」。

 
 素晴らしい作品で、目の保養になりました。それにしても、焼き物について不勉強だということをつくづく感じ、日本の美しい工芸、芸術品をきちんと学んで、いいものをたくさんみるようにしなけば・・・と思いました。

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