Monday, April 23

“William Shakespeare: Not of an Age, but for all time?”

4月23日はシェイクスピアの誕生日。知っていたわけではなかったのですが、これを記念して、英国大使公邸で行われた講演とレセプションに。今年は、UK Year。そういえば、地下鉄でも、GREAT! Britainというのを見かけたのを思い出しましたが、ロンドン・オリンピックあり、女王陛下のジュビリーありと、お祝いムードで世界各地でも文化行事など、いろいろなイベントを行っているそうです。

 ”シェイクスピアの戯曲- 不朽の名作”と題した講演では、デ・モントフォート大学長と大英図書館の英文学・演劇部門長とともに大使自らもスピーチ。 まるで役者ばりの台詞の読み上げの披露もあり、英国人のシェイクスピアへの思い入れと同時に、シェイクスピアの普遍性、日本人のシェイクスピア好きを感じました。英文学の専門家の方も多くいらっしゃっていましたが、専門家でなくても楽しめる有意義な講演でした。もう一度、シェイクスピアをもうちょっと読み返して勉強しなければ(本当は行く前にそうすべきだったのですが)と思いました。

 レセプション開始後、大英図書館所蔵のシェイクスピア戯曲集初版とシャーロック・ホームズシリーズのコナン・ドイル直筆オリジナル原稿も特別公開。いずれもとても貴重な資料です。1623年に出版されたシェイクスピアのファースト・フォリオは、英国文学史上最も重要な書物だそう。もちろん、厳重にガラスケースに入れられていて、手を触れることはできず、ちょっと薄暗めな照明のもとで見せていただいたのですが、保存状態もとてもよいものでした。コナン・ドイルのほうは、几帳面で読みやすいきれいな字であるのが印象的でした。

 英国つながりの懐かしい方、新しく知り合う方、意外な接点がある方など、いろいろな方とお会いすることもでき、貴重な機会でした。

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