ダンス仲間の中国系友人の友人がブティックをオープンした、ということで夜遅めに連れて行ってもらいました。
「ブティック」という言葉から、ちょっとこぎれいな、ガラス張りのショップを想像していたのですが、だいぶ違いました。コンプレックス内のビルの2階の1室。手書きのサインに、お店に入るにはベルを鳴らして、鍵を開けてもらいます。よくいえば、隠れ家的? でも、日本のイメージでいけば、ごったなものがディスプレイされている小さなアウトレットショップという感じ。何度かダンスパーティーでも見かけたことがある彼女の娘らしい、アフロヘアでぱっちりおメメの小さな女の子がお菓子をほおばりながら、うろうろ。時に商品で遊んでしかられるという何ともアットホームな雰囲気。こんな店構えで、基本は口コミのよう。ダンスをする中国系の人たちをターゲットにしているらしい品揃えは、セクシーなものが多く、確かに普通のショップとは違いました。比較的シンプルな黒いフレアタイプのストレッチスカートなどは、「シンプルすぎる」からダンスのパフォーマンスに使うような場合は、無料でスパンコールなどをつけてあげる、といわれました。お客さんはみんなお友達なので、サービスはいいようです。仕入れは、シンガポールあたりからだと思いますが、やはり縫製は雑。せっかく連れてきてもらったからと迷いながらも、激安トップスを購入。といっても、デザインはまぁ気に入ったのですが、ノリではりつけてある模様のラメは、裏側に折り込んだ部分にまでついていて、ざらざらして着心地が非常に悪いのです。それを言ったら、切って、縫い込んでくれるとのこと。結局、後日取りに行くことにしました。果たしてどのようなできあがりになっているのでしょうか。
実は、ここにきて、日用品以外のショッピングは全くといっていいほど、していませんでした。必要なものはたいていあるのですが、欲しいものがないのです。こんなにお金持ちの国のくせに、まともなブランドショップはおろか、デューティーフリーショップもありません。税金がないので、デューティーフリーの意味がないのと、お金持ちは、海外でショッピングしてしまうからなのでしょうか。ベトナムのようなフレンチテイストのセンスのよさもなく、インドネシアなどのような安さや民芸品的なものもなく、シンガポールのデパートのような品揃えもないという、なんとも中途半端なのです。気に入ったものを見つけるのは、相当の時間と根気が必要です。
日本はもう秋物。次に帰国したときは、ショッピング欲が高まっているに違いないのですが、買って帰っても着られないお洋服ばかりになっているのが寂しいです。
4 comments:
Chestnutsさん
税金がないからDuty Freeもないというところで妙に感心しました。確かにそうなりますよね。
脳天気さん
たぶん、そういうこと、だと思います。
でも観光立国を目指すのであれば、巨大DFSは独自のものがないところでは特に欠かせないと思うのですが。
Chestnutsさん
こんばんわ。日本は、盛夏に比べると夕方以降はだいぶ涼しい感じになってきて、一息つけるようになっていますよ。
Duty Freeって標榜をしようとしたら、やっぱりDutyのあるところでないと看板に偽りあり、みたいな印象になるのでしょうね。ドバイ(バーレーン)なんかはエアライン(エミレーツ)まで作って盛んに観光客を呼び込もうとしているわけですが、Duty Freeはどうなっているのでしょうね。
関税なしなら、単に巨大モールを作るってことですね。
ヴィトンだとか、エルメスだとかブランドものが安くで買えて、飛行機代もドバイよりは安い、日本人向けにブランドショップを並べたモールを作ればビジネスチャンスがありませんでしょうか?
脳天気さん
ドバイは、本当にショッピング天国です!
金も安いですし。前に遊びに行ったときは、ブランドショッピングは全くしなかったのですが、目がちかちかしそうなぐらいまぶしいゴールドスークにははまってしまいました・・・。
まさにおっしゃるとおり、今あるモールのショップを充実させるだけでも、ビジネスチャンスはあると思います。こちらは、一見立派なショッピングモールでも、箱だけなので。ただ、その箱ものもなかなか工事が遅くてできあがらないのですが。
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