Wednesday, September 28

秋から夏へ

週末の駆け足一時帰国から戻った昨夜、空港に降り立ったらいつもどおりのムワーッとした空気。
秋の風を感じる日本から一気に季節が戻ってしまいました。
この温度差はやはりこたえます。

日本との時差はわずか1時間。これは、本当に楽です。世界地図で見れば、赤道に向かって斜めに降りていくわけです。そして、ここからさらに南下していけば、季節は逆ではあるものの、再び四季のある世界へ。地図という平面を眺めていると忘れてしまいますが、地球は丸いということをふと思い出す瞬間です。

日本では当然のことながら、秋物商戦真っ盛り。なぜか、この国では、Grand Saleなるものが最近始まったようです。季節感がないということは、季節商品もないということで、バーゲン時期もいってみればいつでもよいわけです。今までも、一応、セールの時期というものはあったのですが、今回のGrand Saleは、政府主導のようです。シンガポールなど周囲の季節のない国々でも、バーゲン時期はだいたい決まっていますし、マレーシアやタイなどが観光振興の一環でセールのプロモーションにかなり力を入れていることに触発されたのでしょうか。つい最近始まって、ラマダン明けぐらいまで1ヶ月も続くそうです。新聞によれば、このプログラムに参加するデパートやお店は、商品在庫の何%を何%オフにしなければならない、などと決まっているようなのですが、普通は需給バランスで価格は決まるもの。何とも不思議な感覚ですが、この訳のわからなさ加減は何ともこの国らしいです。ラマダン中の国民の購買意欲を盛り立てて空腹を忘れさせるためなのか、観光客がますます少なくなるラマダン中に少しでも訪問客を確保しようとする策なのか。いずれにせよ、効果はそう期待できませんが、とりあえず一消費者としてはモノが安いことはいいことです。ただ、やはり、値段で勝負というよりも、本当は、モノの種類を増やして、品質をあげるということを考えた方がいい気はします。

それでも、今週末は、ショッピングモールをのぞきに行こうかと思います。
来週からの一時帰国のお土産に、相変わらずのお菓子だけではなく、何か掘り出し物があればよいのですが。

2 comments:

Anonymous said...

官主導のセールですか。そんなシステムがあるのですね、
シンガポールは乾季と雨季があって、気温はともかく一応の季節感はございます。実は1月2月といった季節の方が湿度が高くて過ごしにくいと聞きます。
そちらでも乾季雨季の区別はあるのでしょうね。

chestnuts said...

脳天気さん
まぁ、この国では何事も官(国王)主導なのですが。
一応、雨季と乾季もあるのですが、区別ははっきりしません。乾期のはずなのに、結構スコールが降ることもあります。ちなみに、どちらであるかはともかく、雨が降ったあとの方が気温が下がって涼しい感じです。