Wednesday, September 7

Sit-down comedy

何?という感じですが、英語のStand-up comedyの日本語版。
座っておもしろおかしな話をする、つまり、落語なのです。

昨日は、「英語落語 Rakugo in English」の公演がありました。実はこれまで日本語でも落語をきちんと見たことがありませんでした。テレビでちらっと見たこと、大学時代に落研(おちけん)に入っていた人がいたなーとぼんやり思い出す程度。「ジュゲムジュゲム」など、ストーリーとしては知っていますが、今ひとつピンとこない感じ。伝統芸能にも興味があるので、文楽、歌舞伎などはたまにいっていたのですが、落語はちょっと遠い存在でした。お友達に結構声をかけてしまったのですが、楽しんでもらえるかどうか・・・とちょっと不安なところもありました。

そんな不安は杞憂。古典落語をベースに現代風、英語版にアレンジ、小話風にまとめたジョーク、途中にマジックもはさみ、最後には南京玉スダレ(これも初めて見ました!)と、よくできていました。正直なところ、マジックなしで、落語だけで十分という気がしました。三味線、太鼓、笛などお囃子、伴奏も生で、歌舞伎のような大がかりな舞台装置、道具、衣装はないけれど、十分楽しませてもらいました。落語は、表情、仕草などとともに、言葉のおもしろさがメイン。だからこそ、なかなか海外での公演は難しいのでしょう。それでも、「座ったままで演じる」ことや小道具の説明からはいり、日本人の英語下手を逆手にとったり、日本語の単語を英語の中でうまく使ったり、よく笑わせてもらいました。

笑いのツボ、というのは国、人種、文化などにより少し異なると思います。
例えば、Mr Beanの映画を見たとき、英語の理解という以前に、日本人の私たちにはあまりおかしいと思われないシーンで、英国人たちは大笑い。なぜこのシーンで笑うのだろうと首をかしげたことがあります。日本でも話題になった男性だけのバレエ。これをロンドンで観たとき、フットボールスタジアムと間違えているのではと思ってしまうマッチョなお兄様方、ぴったりの黒の革パンツをはきこなすなどおしゃれな男性たちは、ごく普通のおばさまたちや私たちとは明らかに違うところで妙に受けていました。ジョークには多分にブラックな部分があり、辛辣すぎたり、背景事情や基礎的な知識を知らず、笑えない時もあります。もちろん、バナナの皮ですってんころり、というのを見れば、痛そうと思いながらも思わず笑ってしまう、そんな共通な笑いもあります。

一緒になっておなかを抱えて笑えるというのは気持ちのよいものです。
日本人のイメージは、マジメで働き蜂、ユーモアのセンスには欠けるというものが一般的ではないかと思いますが、こんなコミカルな文化もあるのだということを知ってもらえたこと、そして何よりも私自身再認識できたことは大きな収穫でした。

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