Wednesday, February 15

Anti-valentine party

 昨夜は、フランス語レッスンで見たビデオがまったく聞き取れず、疲れ切っていたし、お腹も空いていたのですが、一応顔だけだそうと思って、Anti-valentine partyへ。

 奇跡的に迷子にならず友人のアパートがある敷地までたどり着いたのですが、肝腎のお部屋がわからなくなってしまい結局、電話。expat用に作られたアパート群&一軒家の集合しているところなのですが、同じ建物がいくつも並んでいて、夜は暗くて目的地を探すのが大変なのです。ちなみに、このexpat居住区の開発は当地で悪名高い国王の弟の経営する会社。今は、そこが破綻して管理は他の会社に移行したはずですが、いずれにせよ、ちょっといわくつき物件。見た目はきれいなのですが。国王の弟が公金を使い込んだ、この物件を含め数々の開発に手を広げすぎ失敗したということで、裁判沙汰。国王・投資庁vs国王の弟という構図です。つい最近、ロンドンでもこの公判に関して報道されていました。国王の弟は、今もロンドンあたりに逃避中。国王と和解したとか、いろいろ噂はありますが、真偽のほどはいまだ不明。友人はインターナショナル・スクールの先生をしていて、その学校も王室経営ということで、インターナショナル・スクールの先生たちの多くは、王室経営つながりで特別価格オファーのあるこのアパートに住んでいるそうです。

 友人のお部屋はペントハウス。以前来たときは合同バースデーパーティーだったので、ものすごい人でごった返していました。昨夜はとても少人数。全員が同じ学校の英国人先生仲間。照明を落としたお部屋には、キャンドルがいくつもともされていて、素敵な雰囲気でした。ペントハウスなのでリビング部分はとても天井が高く吹き抜けになっています。Antiというよりも、むしろロマンティックなValentine dinnerにぴったりです。マニキュアやフェース・パックなども一応置いてはありましたが、結局は、普通に気楽なおしゃべりをしていたようでした。アルコールという雰囲気でもなく、コーラやジュースを飲みつつでした。予想通り、チョコレートだけはたっぷり。いくら甘い物好きといっても、夕食抜きでチョコレートケーキとアイスクリーム、というのはさすがに閉口しましたが。

 Guysの話は禁止、といっていましたが、学校のboysは含まれないらしく、子どもたち(主に男の子が女の子に)がバラやチョコレートをプレゼントしあっていて、「先生にも」といってカードやバラの花をもらったと話していました。「makan, makan」に加えて「gift giving culture」とでもいえる社会なので、子どもたちにも浸透しているのでしょう。特にお金持ちの男の子は、ものすごい数のバラの花を配っていたとか・・・。何か日本の義理チョコに近いものも感じます。友情の表現のようですが、昨日はバラが普段の倍から3倍に値上がっていたらしいので、このバラマキというのもどうかと。

 平日だったせいもあり、美容に悪いから早めに切り上げる、という予告どおり、早々に初めてのAnti-valentine partyは終わりました。しばらくチョコレートはいらない、と思いながらも、また甘いものに手を出してしまう自分が怖いです。

2 comments:

Anonymous said...

逃避資金は溜め込んだ公金なんでしょうか?まあ、誰かに送金してもらっているんでしょうけど、メイフェア辺りに潜伏しているなら、いくらあっても足りませんね。

chestnuts said...

牧歌さん
日本と違って、王室予算というのがきちんと計上、公表されることはなく、もちろん英国のように課税されることもありません。王室の財源となっている隠し油田があるとかいろいろいわれています。いずれにせよ、ダークな世界ですね。