週末の夜に何の予定も入っていないと不安になってしまいます。
来たばかりの頃は大変でした。今日は誰ともまだ話していない!と、迷惑かなと思いつつ、職場の同僚に夕食につきあってもらったり。行ける場所も限られていました。何とか運転できるのはアパートと職場の往復。かといって、やはり暑いので歩くことはできません。しかも、ほとんどの道路は歩行者の存在を無視しているので、車道しかない上に、道路の脇には溝があったり、かなり危険です。しかたがないので、職場からの帰り道にあるショッピング・コンプレックスを日傘片手にフラフラと歩き回っていました。その頃に比べれば、今では、スーパーやショッピングモールに行けば、たいていひとりぐらいは知り合いにあいますし、週末にダンスのレッスンをいれるようにして、せめて、「Hello」程度の会話を誰かとすることができるようにしています。それでも、週末が近づいて、夜にまだ何も用事がないと慌てます。
昨夜は、英語教師派遣団体の内輪のパーティー。とりあえず、昨日はダンスのレッスン以外何もなかったので、友人にお願いして連れて行ってもらいました。ゲストもチケットさえ買えばよいと聞いたのですが、基本は先生たちが集まって、学校や派遣元、生徒の愚痴、情報交換などをしつつ、食べて飲んで(もちろん、BYOのアルコールを)という会。所属の先生たちはフリーということで、かなりの人数が来ていました。パラパラと顔見知りがいて、あれ、なんで来ているの?という反応も。おそらく、家族以外で、まったく関係のないゲストとして来ていたのは私だけだったのだと思います。今ひとつのアマチュア・バンドのライブ・ミュージックでしたが、それなりには楽しませてもらえました。
パブもバーもディスコやクラブもなく、ナイト・ライフを楽しむには、こうしたパーティーなどに参加するしかありません。コンサート、演劇など、文化的な行事もほとんどありません。限られたものしかない場所では、あるものを楽しもう、楽しめるものを探そうという意識が強くなる気がします。質にこだわりすぎず。むしろ、そうやって楽しんだ者勝ちといえるかもしれません。最初の頃、ダンスのパーティーでディスコになったときの盛り上がり方、ハイ・テンションには、かなりびっくりしましたが、すぐになじみ、見ているよりも一緒に楽しんでしまっています。「踊らにゃ、損、損」という雰囲気です。
アンテナを張って情報収集、友人を増やしていろいろなものに声をかけてもらう、誘われたものは基本的に断らない、そして、何よりも参加したものに対して楽しむ気持ちを持つこと。「お一人様」は苦手、ダイアリーの空白は埋めなければ気が済まない、という私のようにやることがないと耐えられないタイプにとっては、これがEntertainmentが少ないといわれるこの国でsurviveしていく秘訣、だと思います。
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