Sunday, February 19

Hawaiian

 金曜日の夜は、ダンス・スタジオのLatin Hawaiian Dance Party。
 ドレスコードはもちろん、Hawaiian。

 実は、ハワイに行ったことがないのです。日本ではフラがおばさま&シニア層を中心に流行っていますし、アロハとか、ココナッツの殻のトップに腰ミノ(まさか着られない・・・と思いましたが)とか、何となくハワイらしいイメージはあります。ネットでフラダンスの衣装を検索すると、ハワイ風ワンピースやフレアスカート、ムームーなどいろいろでてきました。今ひとつ、素敵、これ着たい、というものもなく、あったとしてもここでは買えないのでどうしようか悩んでいました。結局、手持ちのホルターネックの花柄、ロングのサマードレスに。一応、ハイビスカスなどもはいっているので、英国ブランドのものですが、まぁ、ハワイチックといえそうです。これに、そのあたりで摘んできたお花を髪に挿し、さらに、ブーゲンビリアでレイもどきも作ってみました。

 会場に到着すると、生花のレイをかけていただき、自作のレイは不要に。生花が高価なこの国で、参加者全員に準備したとなるとすごい、と思ったら、案の定、いくつかだけで、残りは黄色のビニールでできたレイでした。早めに着いてラッキーでした。ただ、このレイ、Hawaiian?と一瞬思わざるを得なかったのは、お花が何と菊。ボリュームのある黄色をベースに、小降りの濃いピンクの八重、薄いピンクやオレンジ系の一重を散らし、さらにアクセントにカーネーションを使っていました。一緒に行った友人のものはデンファレに菊が少々。デンファレはいいのですが、菊はどう見てもトロピカルではなく、しかも、日本人にとっては皇室の御紋にお彼岸などのイメージ。先入観がないので、こういうものが作れるのでしょうけれど。あるいは、単に、今日は菊がたくさんお花屋さんに入荷していて、手頃だったのかもしれません。確かに華やかではあったのですが。

 ホテルのプールサイドと聞いていたので、コットン素材のドレスにして、大正解。雨が降っていたせいもあり、相当蒸していました。ディナーが終わり、ダンス・ミュージックがかかり始め、インストラクターたちがダンスに誘いに来る頃には、座っているだけでも汗。手近にあるものでパタパタ。踊れば汗だく。ダンスのショーは篝火を使ったものなどなかなかワイルドでよかったのですが、とにかく暑く、翌日仕事の人も多かったせいか、早めに退けてきました。

 この日は、このスタジオのパーティーにしては常連が少なめ、普段来ていないヨーロッパ系のご夫婦同士のグループが多くて驚きました。最近、ダンス・スタジオが増えて、最初にオープンしたこのスタジオも、新規の生徒やお客さんを集めるための営業に力を入れないと厳しくなってきたのでしょう。それはともかく、あまりお上手でなくても(失礼!)、カップルでダンスを楽しんでいるのを見ると、インストラクターが誘いに来てくれなければ踊れない身としてはうらやましかったです。ちなみに、ダンス人口の圧倒的多数を占める中国系女性たちも、ほとんどは既婚者。でも、そのパートナーがパーティーに現れることは滅多にありません。毎日のようにスタジオ通い、パーティーの日は夜中までという感じで、あまりにもダンスに入れ込んでいる人たちを見ると、彼女たちの家庭は大丈夫だろうか・・・と他人事ながら心配になります。

 同じ南の島でも、ハワイとはだいぶ雰囲気の異なるところでの、ハワイアンもどきパーティーでしたが、それなりに趣向も凝らされていて、トロピカルな気分になれました。

 いただいたレイは、帰ってから、バラバラにしてガラスのお皿などいくつかに浮かべてみました。かなりの量なのですが、ばらしてしまうと、ますますハワイの雰囲気からは遠のいてしまいましたが。

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