今日は2月14日。昨日あたりからの新聞はバレンタイン一色。
フリーペーパーか、コミュニティー紙に見間違うほどのレストランやジュエリーショップの広告で埋まっている紙面。広告記事という感じのものも多く、とにかくカップル用セット・ディナー、女性にはバラのお花プレゼント付、といったものばかり。日本食のレストランですら、Valentine's specialというのを出しています。
日本の記事も大きく出ていて、ダイヤモンド入りの超高級チョコレートの写真など。最近は、女性が有名chocolatierの宝石のような高級チョコを自分用に購入するという説明も。さすがに、この本物のダイヤモンド入りを自分のご褒美、といって買う人はいないでしょうけれど。日本では、「1年で唯一、女の子が男の子にチョコレートをあげて告白する日」というキャッチフレーズとともに広まったバレンタイン。不思議な習慣です。今どきの日本では女性パワーのほうがすごいですから、もうこのチョコレート会社の陰謀(戦略?)も変換を迫られている時期でしょう。
昨夜、Chiorにいったら、「前に聞いたけど明日の夜はまだ空いてる? 予定通りやるから!」と英国人の友人に誘われました。何をやるかというと、Anti-valentines party。「guys」に関する話題は一切抜き、アイスクリームやチョコレートやメークアップを楽しむgirlies nightとのこと。今日はフランス語のレッスンがあるので、そのあと元気があれば、そして迷子にならず彼女のおうちにたどり着ければ、ちょっと顔を出してみようかと思います。いったい、どんなパーティーになることやら。
こちらではヨーロッパ・スタイルのバレンタインなので、特にチョコレートが売れるわけではありません。でも、ギフトのひとつとしては、当然チョコレートもあります。一昔前の日本のように、ハート形のチョコレートにデコレーションされたものが広告されていたりします。ちなみに、ここで唯一の高級チョコレートは中東のレバノンからはいっているチョコレート。もちろん、ハラルです。お味もよく、なかなかきれいにラッピングされています。日本ではひとつぶ1000円といったものもあるので、それに比べればずっとお手頃ですが、お値段の方もそれなりです。日本でブームのchocolatierどころか、ゴディバですら手に入らないので、貴重な存在であることは間違いありません。
チョコレート好きなのは、やはりヨーロッパ系の友人たち。彼女たちは、こちらでのチョコレート事情に満足できず、お気に入りブランドを大量買いして帰ってくることもあるようです。今夜のAnti-valentines partyにも、おそらく、チョコレートは大量に持ち寄られることになるのでは。
私としては、チョコレートをあげるよりは、もちろん、自分で食べる方が、でもそれよりは赤いバラをプレゼントされるほうがやっぱりロマンティックでいいなぁ、と思いますが、今夜はこの話題はタブー。ex guys、potential guys、scummy guys・・・とにかく、口にしたらアイスクリーム抜き!というメールが送られてきました。
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